明日のヒーローアカデミア/White Rabbit Compassion   作:软糖哭泣

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アニメで動くノヴァさんを見れるなんて…


【二節】 冷

フロストノヴァがこの世界に転移したと確定づけたのはこちらに来て1週間後だった。

 

まず言語の習得に始まり日常会話が可能な所までどうにかこじつけこの世界の常識を手に入れた。

 

戸籍が無いため孤児院で手伝いとして雇われながら住むところを確保した。

 

「鉱石との融合率は今の所一定で進行は比較的緩やかだな…」

ここに来て明確にわかったのはこの世界では鉱石病の進行はテラにいた頃に比べると1/3程緩やかになっている。ただこれはアーツを使わない時の進行度。アーツを使えば今まで通り症状は進む。

 

「エレーナちゃんこっちの手伝いも頼めるかしら?」

奥から保母の声が聞こえる。フロストノヴァは、それに答えるように呼ばれる方へ向かう。

 

(平和と言うには歪だが…こういうのも悪くは無い。)

フロストノヴァは、そんな自分が味わったことの無い死の恐怖が薄い日常を噛み締めていた。

 

 

「次は雄英高校前〜」

フロストノヴァは、保母のお使いの為に雄英高校の近くを通る。

そこには多くの学生が列を作りソワソワした顔持ちで待っている。

 

(今日は何かあるのか?)

フロストノヴァは、保母から頼まれた買い物を手早く済ませその雄英高校の様子を見る。

しばらくするとあの時ヘドロに巻き込まれた少年がその校門を通った。

 

(入試か…)

フロストノヴァは、ただの一介の学校の入試にここまでの人数が集まる事に驚きを隠せず。少し眺めた後にその場を後にした。

 

施設までの道。少し近道をしようと裏路地に入った時フロストノヴァは、1人の少女に出会う。

 

「あなた血の匂いがしますー。」

お団子ヘアーの気味の悪い女がフロストノヴァに話しかける。

 

「初対面に随分な口の聞き方だな。小娘。」

フロストノヴァは、少し後ろに下がり女との距離をとる。

 

「そんな事言わないでくださぁい。私とあなたどこか似ている気がするのです!」

興奮気味にフロストノヴァに詰寄る女。

 

「あなたも何かに押さえつけられて自分をさらけ出せてない気がするのです。生きにくいです。自分がやりたいことも出来ないのです。」

女はそう言いながらにじりよってくる。

 

「さらけ出す?お前がしているのは、ただの気持ちの悪いダル絡みだ。分かったらそこをどくんだ。」

フロストノヴァは、無視するようにその場所を去ろうとする。

 

「私は血が好きなんです。血だらけの人も好きです。」

女の暴露に若干引きつつ。

 

「殊勝な趣味だな。悪いが私は血は好きでは無い。同類にはなれそうにない。他を当たるんだな。」

フロストノヴァは、軽くあしらう様に女を無視する。

 

「チュウチュウしたいなぁー」

女はよろよろフロストノヴァに近づく。

 

そして刃物を出して襲ってくる。

 

「はぁ…」

フロストノヴァは、めんどくさい物に絡まれたと思い襲って来た女の腹に向かって蹴りを一撃入れる。

その蹴りは命中したが女はその蹴りに耐えて女は掴まる様に足を掴みフロストノヴァの肌に少し触れる。

 

「あえ?」

女は、自分の手に針の刺さったような痛みが走る。

 

「早く手を離せ。お前の手が崩れ落ちるぞ。」

フロストノヴァは、侮蔑を向けた顔で女を見る。

そして女も痛みのあまり反射的に手を離しそのまま腹に一撃重めの殴りを入れられて今度こそゴミ袋が散乱する場所まで吹っ飛ばされる。

 

「元の大通りに戻るか…余計な事はしたくないしな…」

そう言いながらフロストノヴァは、女に背を向けて路地を後にする。

 

「帰りました。」

フロストノヴァは、玄関で靴を脱ぐ。

(未だにこの靴を脱ぐと言うのは慣れないな…)

靴を揃えながら家の中に入っていく。

 

「おかえりなさいエレーナちゃん遅かったわね?」

保母は何かあった?と聞き

 

「いえ、少し道が混んでただけです。」

フロストノヴァは、そう言いそのまま庭の掃除をするといい箒とちりとりを取りに行った。

 

時が経ち

フロストノヴァは、孤児院の暮らしにも慣れ初め周りの子供から姐さんや、お姉ちゃんと呼ばれるまで慕われ始めた。

 

「ヒーロー殺し捕まったみたいよエレーナちゃん。」

保母は、テレビを見ながらフロストノヴァに言う。

 

「オールマイトが引退してからずっとニュースにあがっていたヴィランですからね。捕まって良かったですね。」

フロストノヴァは、そう言い。保母もそうねーと呑気にテレビを眺める。

 

(ヒーロー殺しか…)

フロストノヴァは、保母とはうってかわり何か思うところがあったのかテレビをじーっと見ていた。

 

場所が変わり

 

「おい。なんだイカレ女まだなにかあるのか?」

死柄木は、不機嫌そうに聞く。

 

「弔くん!私1人仲間が欲しい。」

トガは、興奮気味に死柄木に話す。

 

「白いうさぎさんみたいな耳の生えた女の子!私達と同じ匂いがするの!」

トガは、そう言いながら死柄木に自分のあった白い少女について語り始めた。




ウマ娘の方の小説に間違えて投稿していたので上げ直します。

レユニオンの登場はあった方がいいですか?

  • パトリオットのみでいい
  • ある程度は登場させる(主要メンバー)
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