悪魔、天使、堕天使の三大勢力がまだ戦争をしていたころ、一つの命が生まれた。天使と悪魔の間に生まれてしまった。さらに、悪魔の方は人間とのハーフで、そいつは神器を持って生まれてきた。
名は
夜神 レン
悪魔と天使の羽を持ち、神器を宿した異能。
レンの神器は「闇に沈める刃」、その力は規格外だった。
この神器は身体中から折れることのない刃を出すことのできる神器だが、この刃に斬られたものは様々なものを奪われる。魔力や神器の能力、酷ければ魂まで奪われる。
レンは天界からも冥界からも異能として忌み嫌われ、
追放された。堕天使からも避けられた。居場所がなくなった。一人になったレンは彷徨い続けた。そして、ある洞窟の奥で封印されている龍と出会った。黒と紫の鱗で覆われているが、所々青い炎が出ている。右目も炎で燃えていた。とても禍々しい龍だ。この龍との出会いが、レンの運命を変えた。レンはこの龍と契約し、その身に宿した。
レンの闇が気に入ったそうだ。それからレンは封印されていた龍、不死龍 レイドと共に過ごした。
時が過ぎて、レンは17歳になった。レンは駒王学園に転入することになった。理由は、レンは学校に行ったことがなかったからだ。今までレイドと修行ばかりしていたので、
興味を持ったのだ。しかし、それがレンを数多くの出来事に巻き込んで行くことになる……駒王学園2年の俺、夜神レンは今は普通の人間として生きている。俺の力は強大過ぎて目立ってしまうからだ。なので、普段は魔力の気配を消して生活している。
「おーーい、レーーーン」
俺を呼んで廊下を走ってきているのはクラスメイトで変態の兵藤一誠だ。同じクラスメイトの松田、元浜と共に学園の変態三人組として知られている。まあ、中身はいいやつだから、俺もよくつるんでいる。
「どうした?また大人のDVDでも見に行くのか?」
「ちげーよ!聞いて驚くなよ?俺にもついに彼女ができたんだーーーーー‼︎」
一瞬言葉を失った。まさかイッセーが彼女を作るとは思ってもいなかったな。確かに、イッセーはエロいことを除けば顔も悪くないし思いやりのあるいいやつだ。しかし、松田と元浜と一緒にいることが多いから周りから変な目で見られていた事がよくあった。そのイッセーが彼女持ちだ。
「頭でも打ったのか?いい病院を紹介してやろうか?」
「本当なんだって!夕麻ちゃんっていうとってもいい子なんだよ」
「わかったわかった、信じてやるよ。とりあえずちゃんと楽しませてやれよ、デート」
「なんで知ってるんだよ!まあ、ちゃんと楽しませてやるからみてなって!」
本当にいいやつだよ、おまえは。その夕麻って子は幸せ者だな。
「じゃあな、レン」
「おう、またな、イッセー」
んじゃ、晩飯の材料買って帰りますか。
「あーあ、すっかり暗くなっちまったな」
俺は夜の公園を歩いていた。手にビニール袋を持って。
「ん、あれイッセーじゃないか?」
噴水の近くにイッセーと一人の女子高生がいた。たぶん、あの子がイッセーの言っていた夕麻って子だろう。でもようすがへんだ。こんな夜遅くになにやってるんだ?そう思いながら俺は木の影に隠れながらその様子を見ていた。すると、突然夕麻って子から黒い翼が生えた。そして、イッセーを光の槍で貫いた。
「ゆ、夕麻ちゃん⁈」
「わるいけど、あなたには死んでもらうわ」
そう言い残した後、夕麻だと偽っていた堕天使は夜空を飛び去って行った。俺はイッセーに駆け寄ろうとしたが、イッセーの近くに魔法陣がうかびあがった。俺の記憶が正しければ、これはグレモリーの魔法陣だ。そして、魔法陣から紅い髪の女性が現れた。その女性はイッセーに近づいて、イッセーに駒のようなものを置いている。あれは悪魔の駒か。イッセーを眷属にするのか?
「おい、なにしてる?」
俺は紅い髪の女性に背後から呼びかけた。
「あ、あら、あなたは2年の夜神レン君ね。どうしてこんなところにいるの?」
女性は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに立て直して俺に聞いてきた。
「俺のことをしってるんだな、リアス・グレモリー」
「当たり前じゃない。あなたは学園内で成績トップだし、
人気者じゃない。それに、顔も悪くないし」
「そんなことはどうでもいい。イッセー自分の眷属にしようとしているのか?その悪魔の駒で」
「あ、あなた、どこでそれを⁈」
「俺の問いにこたえろ」
俺はほんの少しだけ殺気を放つ。それをこいつは感じ取ったようだ。
「そうよ、イッセーを眷属にするの。」
「イッセーの神器が目当てか」
「……あなた、一体何者?どうして人間のあなたがそんなことまで知っているの?」
リアス・グレモリーは警戒した様子で俺に聞いてきた。まあ、警戒されるのは当然だろうな。
「そのうちはなすよ、リアス・グレモリー、魔王の妹さん、イッセーを頼むぜ」
そう言って俺は転移魔法で家に帰った。リアス・グレモリーがまた驚いた顔をしていたが、もうどうでもいいか。また悪魔や堕天使に会えたしな。さて、これからどうするかなー。
そして、次の日、俺はオカルト研究部に呼び出されていた。イッセーと一緒に。
「なんでおれまで……」
「あなたも関係者でしょ。それと、あなたに聞きたいこともたくさんあるしね」
「めんどくせえ…」
本当にめんどくさい。なんかイッセーが悪魔になったり、神器の話をしてたりしてるけど、俺には関係ない話なんだよなー。もう帰っていいかな?
「さて、次はあなたの番よ。夜神レン君」
そうもいかなかった。仕方ない、少しだけ俺のことをみせるか。嫌だけど。
「まず、俺はお前ら悪魔や堕天使、天使のことを知っている」
「それは昨日わかっているわ。何故そんなことを人間のあなたが知って「俺があくまだからだよ」⁉︎」
そう言って俺は悪魔の翼を広げる。もう隠していけないだろうからな。周りの奴らは驚いていた。
「あらあら、あなた、悪魔でしたの?」
「いや、悪魔だけじゃないぜ」
そういって、俺は悪魔の翼をしまって、天使の翼を広げた。そしたらイッセーを除いて全員警戒し始めた。やっぱりこうなったか。
「何故天使がこの学園にいるの⁉︎」
リアス・グレモリーはそう叫ぶが、そんなの簡単だ。
「俺が知られたくなかったからだよ。それで、おれをどうする?オカルト研究部部長さん」
そう問いかけると、部長さんは少し考えてから、返事を返した。
「………私の眷属にならないかしら?」
……は?なんでそうなるだよ!普通街から追い出すとか言うだろ!よりによって仲間にならないか?はないだろ!
「イッセーで十分でしょ。俺なんかひきいれなくても」
「そうです、部長。わざわざ敵である天使を眷属にすることもないでしょう?」
リアス・グレモリーの眷属で、騎士の木場裕斗も反対しているようだ。まあ、当然だろうな。だが、この王は……
「この子は悪魔でもあるのよ。それに、一度私に放った殺気はとてつもないものだったわ。それで確信したの。この子は強いって。だから眷属にしたかった。それに、イッセーの親友みたいだしね」
「あらあら、リアスはこう言ってるけど、どうしますの?」
女王である姫島朱乃がそう訪ねてくる。イッセーの親友ってのは否定しないけど、俺、天使でもあるんだけど…
「頼む!レン!俺と一緒に眷属になってくれ!」
はあ、しかたないなあ。
「イッセーの頼みだからな。断れねえよ。わかった。お前の眷属になってやる。けど、それはオカルト研究部部長のあんたに協力するってことだ。悪魔のリアス・グレモリーの眷属にはならねえよ」
「構わないわ。よろしくね、レン」
「ああ、こちらこそよろしく、部長」
「わたくしは女王の姫島朱乃ですわ」
「僕は騎士の木場裕斗だよ。よろしくね、レン君」
「…………塔城子猫です」
「朱乃先輩に裕斗に子猫ちゃんだな。よろしくな」
簡単に自己紹介を終わらせた。そして、俺はオカルト研究部に部員として正式に入部した。
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次話も頑張ります!