転生したらアーサー王だった男がモルガンに王位を譲る話   作:飴玉鉛

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ハンバーガー大好きです(半ギレ)


誘いに行ったら絡まれた話

 

 

 

 

 

 

 雑味の強い肉を、粗いパンで挟んだ物。申し訳程度のキャベツや、しつこさばかり際立つソース。おまけに噛んだ瞬間に溢れ出る濃厚過ぎる脂。率直に言おう、現代ハンバーガーはクソ不味い。

 ジャンクフードは、もはや記憶の隅っこに存在が残っていた程度の切れ端に過ぎないが、確かに美味だと感じていたはずのものだ。雑だ、確かに雑、だがそれがいいと思っていたのである。

 しかし、こうして再び行き着いた時の果てで、良い機会だからと思い出すら風化しきった物を購入して食べてみると、美味いとは欠片たりとも思うことができずにいる。やはり思い出とは美化されるものらしい。こんなのは豚の餌だと、ジャンクフード愛好家に刺されそうな悪態を吐きたくなるが、グッと堪えて完食する。自分も昔は確かにジャンクフードを愛していたはずだと思って。

 それに食べ物を粗末にするのは赦されない。どんなに不味くてもアレルギーなどがないなら残さず食べるべきだ。現役時代の辛苦から、そのような信条を懐くセイバーは紙屑を握り潰す。

 

「不味い」

 

 切嗣はなぜか好んでいるが、食の好みでは分かり合えないなと思う。恐らく向こうも分かり合うつもりはないのだろうが、食の楽しみを知らないようでは人生の四分の一は損しているなと思う。

 セイバーは握り潰した塵を掌の中で微粒子レベルで粉微塵にした。風王結界という、宝具の域にまで昇華された風の魔術を応用すれば、この程度は児戯に等しいものだ。

 バーガーをこうして一人で食していたのは単なる気紛れである。セイバーの騎乗スキルを聞いた切嗣が用意していた、違法改造されているバイクを乗り回していると、偶々バーガーショップを見掛けたから寄ってみたのだ。一度口にして不味いとは思っていたが、他の商品も試してみないことには正確な評価は下せないと判断したのである。最終評価はやはり覆らなかったが。

 

 嘆息して大型バイクに跨る。現代で実際に触れた物の中で一番素晴らしい物はこれだろう。

 

 セイバーが戦闘時に装備している甲冑は、彼自身の魔力で形成されている。その力の応用で車体各部に掛かる力へ補正を施し、バイクに甲冑を写像することで剛性を補強――さらに動力機構に魔力の影響が及ぶように、セイバー独自の改造を施している。風の魔術により空気抵抗を減じ加速性と機動性を桁外れに向上させれば、神獣クラスの速力を発揮することも充分に能う。

 これをセイバーは殊の外気に入り、アヴァロンに持って帰りたいと真剣に考えていた。モルガンに強請ればなんとかならないだろうか? 最近は魔術の研究に行き詰まり、アヴァロンにロンゴミニアドを模した砲台を十二基も設置し、キャメロットもどきの要塞や魔術神殿の建設に勤しんで、科学技術にすら知的好奇心を向け始めている彼女ならあるいは……このバイクも作れるかも。

 

(悪くない。悪くないな)

 

 セイバーは現在、公僕に見つかればお縄につくこと間違い無しのモンスターマシンで公道を走行している。ヘルメットは当然付けていた。これまた自らの甲冑と同じ要領で形成したものだ。

 彼がなにゆえに単独で行動しているのかというと、切嗣が一人になりたそうな雰囲気を醸し出していたからである。セイバーは空気の読める男だ、征服王や英雄王を誘いに行くのは任せろと言い、何かあれば令呪で呼べとだけ言って別行動を取っていた。

 

 ――切嗣は今、とある武家屋敷に潜む妻に会いに行っている。

 

 セイバーはそれを知らないものの、マスターの隠し事がどうにも善からぬものだとは感じていた。なんなら尾行して秘密を暴いてやろうかとも思ったが、人様の事情に深入りして首を突っ込む義理もないと割り切り捨て置いている。プライベートは大事なものだろう。

 ともあれ、セイバーは今後の動向を決定づけるための王の宴――さしずめ聖杯問答とでも言うべき茶番を開くために、最初は征服王のもとを訪れることにした。所在が割れているからだ。

 

 今頃アインツベルンの城では、久宇隊が歓待の準備をしていることだろう。それに間に合わせねばならない。アインツベルンの本拠から酒が届くのは明日の夕方だというから、予定をあらかじめ立てておく必要がある。円卓の潤滑油として働いたセイバーには慣れっこな仕事だ。

 やがて目的地につく。民家の前でバイクを停車し、インターホンを押した。

 

『はい、どちらさまでしょう?』

 

 老婦人の声がインターホン越しにするのに、セイバーは華やかな微笑みを浮かべると、外交向けの美声を作りつつ爽やかに言った。

 

「――私は()()()()()()()()()()()リンクといいます。私の友人がご在宅と聞きお伺いしたのですが、こちらはマッケンジーさんのお宅で間違いないでしょうか?」

『あら! ()()()()()のお友達? いるわよ、呼んでくるから待っててちょうだい』

「はい、分かりました」

 

 ――ライダーのマスターの名前はウェイバー、と。あとで切嗣に調べてもらおう。

 

 さりげに個人情報を奪取しつつ、腹黒な気配を滲ませる。今やブリカスとの蔑称を頂戴している国の、初代副王に相応しかったかな? そんなユーモアを含ませた軽快なジャブを放ったのだ。

 アレキサンダーという名は、征服王イスカンダルの別名――というよりアレキサンダー大王の別名がイスカンダルというべきか。そこに加えてセイバーリンクと聞けば、訪ねてきたのがセイバーだと嫌でも分かるはずである。

 案の定、家の中でドタバタと騒音が起こった。凄まじく慌てている。慎重な敵マスターでも、この奇襲的な来訪には度肝を抜かれたに違いない。

 

 暫く待っていると、少年の声が聞こえた。何やらセイバーに挨拶したがっている老婦人に、大声で絶対に出て来ないでよと言い聞かせているらしい。ほう……と唸る。一般人を傀儡にしていると思っていたが、どうやら軽い暗示だけで縛り、外道働きはしていないらしい。

 

 ――()()()()()()()()()()()()()し、その親類縁者に累が及ぼうとも目を瞑る。かといって無関係で善良な市民を巻き込みたくはないと思っているセイバーからすると、この時点でライダーのマスターに対する心象はだいぶ好ましいものになっていた。

 

 現役時代。というより、人間としての生前。セイバーは副王として、多くの敵を殺した。

 その敵は当然誰かの子供であり、父親であり、祖父であっただろう者だ。残された遺族に対する慚愧はある、罪悪感だってある、だが味方と敵に分かれたなら手は抜かずに殺す。

 冷酷さも自然と具えた今のセイバーは、場合によってはマッケンジー宅ごと聖剣で吹き飛ばすことも視野に入れていたが――マッケンジーという人たちが無関係ならやめておこうと思う。

 

 生前なら躊躇はしても実行していた。しかし今は違う。現世だと今の自分は稀人であり、今を生きる無辜の民を巻き込むのは流石に違うだろうと弁えていた。

 

「――――」

 

 やがて、少年と大男が玄関から姿を現した。

 パンツと『大戦略』と記されたシャツを着たライダー、そしてウェイバーである。

 ウェイバーは、現代のスーツを纏っているセイバーを見て、絶句していた。まさか本当に自分が来ているとは信じたくなかったのかもしれない。

 未熟で、素朴だ。これがあのライダーのマスターか? 実際に見た感じ、こちらが懐いていた印象と違うが……外見で侮りはしない。セイバーはにこやかに手を差し出した。

 

「やあ、()()()()()くん。会えて光栄だ、握手してくれるかい?」

「なっ、な、僕の、名前を……!?」

 

 わざと名前を呼んでやると青褪めてしまった。おや、と思う。肝は小さいらしい。何か違うな。

 慎重だが大胆にも動ける、頭脳派なマスターだと思っていたのだが……これは……。

 

「おう、セイバー。昨夜ぶりだな? あんまり坊主を脅かさんでくれ、見ての通り小心者でなぁ、貴様と正面から対峙したとあっては、坊主の心の臓が止まりかねんのだ」

「ああ、昨夜ぶりだなライダー。元気そうで残念だよ、あのまま死んでたら良かったのに」

「抜かしよる。どうせ余やあの金ピカの戦を盗み見ておったくせにな」

 

 ずい、と前に出て、マスターを背中に庇ったライダーと対面する。セイバーは差し出していた手を引っ込めた。

 ライダーは外見上は無傷だ。しかし外見の傷を修復することなど霊体であるサーヴァントには容易いこと。実際には相応に消耗したままであるのは、セイバーの目にはハッキリと判じられた。

 面白くなさそうに鼻を鳴らし、幾分険しい顔でセイバーを睨むライダー。しかしすぐに気持ちを切り替えたのか、あのふてぶてしさに溢れる笑みを浮かべて口火を切った。

 

「まあよい。あれも戦の常、責めるのは筋違いよ。それよりセイバー、突然訪ねてくるとは貴様も大した肝っ玉だな。まさか余と真っ昼間から剣を交えるつもりか?」

「いいや、流石にこんな所に武器を持ち込むような真似はしない。心配しなくても今日は挨拶に来ただけだ。挨拶ついでに招待もしてやろうと思っている」

「ふむ? 招待か。なんとなく、戦を誘いに来たようには聞こえんが?」

 

 訝しむ征服王へ、そのまさかだとセイバーは笑みを深める。

 

「明日の夜九時に、私の城に来るといい。酒とその肴を用意して待っている」

「は……はぁ? そんなの行くわけない……です」

 

 あからさまに不審がり拒絶しようとするウェイバーを見ると、彼は露骨に怯んで語気を弱めた。

 弱い。こちらはなんの意図もなく視線を向けただけなのに……普段は気弱なタイプなのか? 戦場に立つと人が変わる人物を知る身としては、余りおかしくは感じない。しかし違和感はあった。

 まあいい。ひとまず用件だけは伝えよう。ライダーなら絶対に乗るが、マスターが反対して互いの関係にしこりが残り、反目し合うようになってくれるならそれでいいのだ。

 

 ライダーの陰に隠れる判断は正しい。本人が貧弱なら矢面に立たず、この場はライダーへ任せてしまうのは合理的だ。セイバーが去った後に、自らのサーヴァントと論議するつもりなのだろう。

 

「ほう、面白いな。酒宴でも開くつもりか?」

 

 予想通りライダーはニヤリと笑った。こちらの意図を全てとはいかずとも察したのだろう。

 その上で退けないと悟り、挑戦的に覇気を発する。何やらウェイバーが縮こまっているが……。

 とりあえず、ライダーの方に意識を傾けた。

 

「如何にも。何も武器を交えるばかりが戦ではない。聖杯に相応しい者を選ぶのが聖杯戦争なら、互いの格に納得がいけば引きさがれるだろう。私が設ける舞台は王の器を問う宴。さしずめ聖杯問答とでもいうもの。まさかライダー、この王の宴から逃げはすまいな?」

 

 クッ、とライダーは失笑した。

 しかしその呆れを上回る喜悦を抑えきれないのか、彼は大口を開いて大笑する。

 

「――ガッハハハ! なるほど、なるほど! 王の宴、聖杯問答か! 余に王の格を問うと! 互いの器を比べ合うと! その上で敗北を認めたら聖杯を譲れと抜かすか! ――面白いッ!」

「ら、らいだぁ……ぜんぜん面白くない……!」

 

 ウェイバー少年は必死に袖を引くも、ライダーは完全に無視している。憐れな……。

 

「その挑戦、受けて立とうではないか! 余は王として逃げも隠れもせん!」

「そうか。それはよかった」

「――だが!」

 

 まあ来るとは言うだろう。マスターが止めても。征服王は絶対に来る。

 ただし令呪を使われたらどうなるやら。ライダー達が来なければ令呪で止められたと判断できる。それなら彼らの関係に罅を入れ、なおかつ令呪を一画使わせられたことになり戦果になるだろう。

 どちらでもいい。ライダーの消耗具合はまだハッキリしないが、確認できたら御の字程度にしか考えていないのだから。

 しかしライダーは語気を強めてこちらを睨む。

 

「貴様は己の名を伏せておるままだ。招待した側が匿名では格好がつくまい。余を招くだけの宴であるのなら、今ここで己が真名を明かすがよい! あの金ピカはともかく、貴様は己の名を憚る気はないのだろう?」

「――道理だ。だが主催者として名乗ってやるとは言えないな。私はサーヴァントの倣いを忘れたわけではない。しかし貴公が我が宴に加わったなら、明日私の真名を明かしてやろう。貴公が我が真名を知り臆病風に吹かれては堪らないんだ。情報の持ち逃げは勘弁願おう」

「クッ。つくづく口の達者な奴よ。よかろう! では明日、改めて貴様に名を問う。この征服王に二言はない、必ず出向いてやる故に心して待っておれ!」

 

 結構。そう言い残して踵を返す。

 そして停車していたバイクに跨ると、ライダーは目を見開いた。

 このマシンの素晴らしさに気づくとは、流石はライダーのクラス。

 セイバーは子供のように興奮した征服王の声を、マシンの雄叫びで掻き消し走り去る。

 

 他人にお気に入りの玩具を見せびらかすこの感覚……癖になりそうだ。

 

 ともあれこれでライダー陣営の動向は二つに制限できた。

 来るならそれでいい。来ないなら令呪一画と関係の不和。どちらでもよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 バイクで走り、風を全身で感じる。

 

 歩道の通行人や、車道を走る車などから視線を感じるが気にもしない。

 あからさまに違法改造されているバイクだが、搭乗者はスピード違反も何もしていないのだ。興味津々で見てくるばかりである。通報されても逃げ切るのは容易だ。

 これから向かうのは教会だ。アーチャーに直接会って招待したら、何を言われて何をされるか読めないので、彼のマスターと繋がりのある教会を介して招待するつもりなのである。

 

 セイバーが単身で教会を訪れると、老神父が険しい顔で出迎えてくる。

 こんな騒音を撒き散らす鋼鉄の騎馬と、魔力の気配に気づかないわけがなかったか。

 

 セイバーは老神父が何かを言いかけるのを制し、一方的に告げた。

 

 ――貴様がアサシンのマスターを匿い、裏でトオサカと繋がっているのは分かっている。どうせアサシンも生き残っているのだろう。その不正行為に目を瞑ってやる故、弓兵に伝えるがいい。

 

 と、そんな感じで恫喝に等しい論を展開し、一切の弁明を聞かずに去ったのだ。

 

 我ながら野蛮だが、無法者に対する礼は裁きのみだ。野蛮なぐらいで丁度良いし、場合によっては魔術協会と聖堂教会の双方に告発するとまで脅せば、流石にアーチャーに話は通るだろう。

 通らなかったら? 普通に宣言通りにするだけだ。魔術協会の時計塔は嘴を突っ込む大義名分を得られてハッピー、聖堂教会は聖堂騎士だか代行者だかを動かす大義名分を得られてハッピー、皆が損をしない。その皆の区分に遠坂と監督役が入らないだけのことである。

 

 さて。バーガーはもうウンザリだ。今度は試しに焼肉店でも入ってみよう。流石に焼き肉ならそこそこ満足できるはず――そう期待して、冬木で一番大きな焼肉店に入って行った。

 

 そこで色々な肉や酒を注文し、商品が届くのを待っていると。ふと店員が訪れ、コトミネ様がセイバーリンク様とご同席したいと仰ってますが……と伝えられた。

 目を瞬く。コトミネ? なぜ彼が……不審に思いつつ、まあいいかと深くは考えずに了承する。食事の時は武器を握らない、我が家のルールだ。ルール違反を犯した者は飯抜きになるのである。

 

「やあ、招かれざるお客様だね、アサシンのマスター」

「………」

 

 やって来たのは長身の、目が死んでいる男だった。

 写真で顔は知っている。コトミネ・キレイだ。

 

 彼はセイバーの前まで来ると、立ったまま固まる。迷いやら、なにやらの心の動きが目に見えた。

 

「座りなさい。目の前に立っていられると気になって気が散る。私の肉を無駄にする気かい?」

「………………」

 

 長い沈黙。運ばれてきた無数の大皿が置かれ、焼かれている幾つかの肉を見て、明らかに戸惑いながらも呆れている様子の男は、長い沈黙の末に対面へ座った。

 

「……お前が、騎士王か」

 

 問われるも、セイバーは驚かない。

 やはりコンテナヤードでの戦いは見られていたか。アサシンから聖剣を見たと伝えられ、真名に気づかれている。だからどうしたという話ではあるが。

 

「そうだ。む……肉はあげないぞ?」

「要らん」

 

 切嗣の財布から出ている金だ、流石に他人に奢るわけにはいかない。

 そういう思いを込めて言うも、一蹴された。

 

 ――惚けた顔をしながらも、セイバーは裏で悩んでいた。

 

 このままアサシンのマスターを捨て置いていいものか……普通に始末しても良い気もする。

 見たところかなり鍛えているが、五秒……いやその半分もあれば斬り捨てるのは容易。

 とはいえ身の危険を顧みずにやって来た理由も気になる。

 裏取引でもしに来たのか? それなら話を聞いてから決めてもいいかとも思った。

 

 思ったのだが。

 

 どうやらそんなつもりはないらしいと、セイバーは言峰綺礼の発した問い掛けを聞いて悟る。

 

「騎士王アーサー。お前は……いや、()()()……我々教会の奉ずる主が、受肉した存在だとする説がある……それは、本当でしょうか」

 

 ああ、と内心呟いた。

 グレートブリテン建国神話を、聖書の亜種と捉え、解釈している輩もいるとは知っていた。

 つまりこの男は――()()()()()()()()()()()()()

 彼の様子からそう察して、セイバーは。

 

 極上の慈愛を浮かべ、微笑む。

 

()()()。それを知って、君は私に何を聞きたい?」

 

 目を見開き、生唾を呑み込む言峰綺礼に、セイバーは敢えて神性を全開にするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




迷える子羊に絡まれる聖四文字(誤解)(詐称)



Q.
――受肉した存在だとする説がある……それは、本当でしょうか

A.
(説があるのは)本当だ。

嘘は吐いてないな……ヨシッ!

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