【番外編】お労しい兄上になったんだが…ここどこ? 作:gnovel
今話から新規の内容となっております!
それではどうぞ
「え?!黒死牟と無惨が居なくなったって!?」
「そうなんだよ立香ちゃん!お陰様で縁壱くんが……」
「……」
縁壱さんから漂う殺意に満ちた気配に私は思わず後退りする。このままだと……不味いかも
ダヴィンチちゃんによると如何やらまたイベント案件らしい
「よ……縁壱さん……?」
「……あぁ……大丈夫だ……兄上をお助けしなくては……」
「うーん、多分無惨は殺されるんじゃないかな?首謀者であれそうでなくても」
「のんきなこと言わないで?!」
それからダヴィンチちゃんが言うには、如何やら小規模特異点が日本の浅草の付近に発生したらしい
「……浅草……か」
「縁壱さん?何か心当たりが?」
「……いや気のせいか」
「準備はできたかい?二人とも」
「いいよ!」「いつでも」
こうして私たちはいつものようにレイシフトした
◆◆◆
「……」「……無惨様」
「……なんだ」
「いい加減現実見ましょう」
大正時代の浅草に突然飛ばされた俺と無惨、だけど目の前の光景に俺たちは固まっていた。いや固まらざるを得ない程だった。
浅草の街に転送された俺たちはその街を闊歩していた鬼を目の当たりにした。
それだけならまだ良かった……いや良くないが、問題は街を覆いつくすほどの大きさの鬼が複数いることだった。
この時代に鬼がいるということは、この特異点が俺たちの関係者によるものなのは間違いない。だが俺たちを襲った鬼の一言を聞いて俺たちは戦慄した
「あ……
「……え?」「え」
「い……いや……違う?!誰だおm「……」ゴシャア!!」
無惨が無言で目の前の鬼を貫いてそいつの記憶を覗いた。俺にもその記憶が共有された。
『イイカ、私ト同ジ顔ノ者ヲ見タラスグニ報告シロ』
「……黒死牟。これはなんだ……?」
「……悪夢でしょうか」
「悪夢何かよりもよほど質が悪い……!!なんだこれはっ!!?なぜ!!貴様が鬼になってるんだ!!?」
「お前に限ってそんなことは無い筈だが……?!」
「「縁壱!!」」
記憶の中にいたのは、紛れもなく『鬼』となった縁壱であった。これは……なんだ?!どういうことだ!?
無惨に問い詰めても
「私が知る由も無いだろう!!この世界の私は何を考えてるんだ!?なぜあの化け物を鬼にしたんだ!!?」
「あの化け物が鬼になったのならば……あれはもはや鬼とは呼べん!!あれは……『神』だ!!」
無惨が取り乱している。そりゃそうだろう何たってこいつを死の寸前まで追い込み数千年もの間トラウマを植え付けた人物がまさか、鬼になっているとは思わないからだ
鬼になるということは、普段の状態から更に強化されており寿命すら完全に克服しているだろう。
「だが……どうなっている?!先程ここの時刻を確認したが……もうすぐ日の入りの時刻だぞ!?なぜ日が出てこない?!」
「……?あの月……!」
俺は取り乱している無惨を尻目に月らしきものをふと見上げていると何か……違和感を感じた
あの月……何かが可笑しい…………!!?まさか
「いや、違う!あれは月ではない!あれは……太陽だ!!黒く変色しているが、あれは紛れもなく太陽だ!!」
そして気づいた今まで月だと思っていたのが……太陽で、その反対の方向に月があったことを
「まさか……聖杯か!だから鬼がまだのさばっていられたのか!!」
「くそ……!何ということだ!!」
「ミツケタ」
突然耳元から聞こえた声に俺と無惨は即座に距離を取ろうとした
「なっ!?」「いつの間n」
日の呼吸 参ノ型 烈日紅鏡
背後を取られていたことに仰天しながらも俺は何とか神去で防御の姿勢をとり、無惨も何とか回避を試みたが……結果として俺の腕が神去もろとも切断され、無惨の胴が両断された。
身体の内から焼けるような、不快な痛みが支配する……!これは不味い!!
「くっ!?仕方ない!!!!」
無惨は斬られた瞬間すぐに鳴女の血鬼術で俺もろとも逃走を試みるが……
「兄上、オ待チヲ」
「何!?ぐあぁあああ!!!」
万力のような力で鬼であるはずの俺の体がまるで紙細工のように壊れていくような感覚がした。
おそらく実際に俺の体の骨が折れているのだろう。
「黒死牟!!」
「マスターへ……連絡を……」
ああ見えて割とマスターに絆されているから俺の事を報告してくれるだろう。……問題はこいつだ
「縁……壱、なぜだ!なぜお前が鬼に……?!」
「話ハ、拠点デシマショウ」
べべン!!
(馬鹿な!これは鳴女の術!?……くそっ!せめて何か残さなくては……!!)
俺は咄嗟に体から神去を射出して地面に突き刺さるように何本も射出した。俺が出来るのはこれまでだ……
「参リマショウ。兄上」
(……不覚)
俺の意識はここで途切れた
◆◆◆
「うわっ!?着いたと思ったら無惨さんの宝具の『無限城』!?って……どうしたんですか?!その傷は!?」
「……兄上はどうした」
「それも含めて話す!!」
大正時代にレイシフトした私と縁壱さんだったけど、すぐに無惨さんの『無限城』に連れられた。だけど凄い満身創痍で、再生能力があるはずの無惨さんが再生に手間取ってる。
そして縁壱さんの言う通りに黒死牟さんがいない!?
「……まて無惨。その傷は……まさか」
「あぁ……そうだ!日の呼吸と赫刀によるものだ!!」
「馬鹿な……それを扱えるとしたら炭治郎しかいない筈……!」
「お前は忘れている!!……この世で一番日の呼吸に詳しい存在を……!日の呼吸を扱えて赫刀を一番扱える存在を!!」
「……まさか、そんな、ことがあるわけ……」
「何を見たんですか!?無惨さん!!」
そうして重苦しい表情をしながら無惨さんはその最悪の事実を告げた。
「私と黒死牟が遭遇したのは……『鬼』となったお前だ!縁壱!!」
「な……なぜ、わたし……が……?」
「縁壱さん!しっかり!!」
縁壱さんの顔色がみるみるうちに悪くなっていく、普段の縁壱さんがあまり見せない動揺も見られた。
「と……すると……まさか……兄上は……」
「あぁ……そうだ!鬼のお前に連れ去られた!!」
「勝てるはずがない!あれはもはや『神』だ!!誰も殺せない!!」
無惨さんも縁壱さんもすっかり取り乱している。
「落ち着いてください!二人とも!!」
「……すまない立香……少々取り乱した……」
「……話を続けるぞ。この特異点の異常性を」
それから無惨さんはこの特異点の異常性と聖杯の場所が恐らく『鬼』の方の縁壱さんのところにある可能性が高いことを話した。
……『鬼』か、
「一先ず他の皆を呼ばなきゃ」
「……そうだな、そうするべきだ……」
「……なぜ私が……?兄上を……?」
私達は霊脈を無惨さんの宝具で探りながら確保することに成功した。……メンバーはどうしようかな……?
当人たちにとっての最悪の事態が発生した模様
因みにこの特異点の解決のカギを握るのは兄上です
……鬼と化した縁壱さんとかもう、どうしようもないのでは?
閲覧ありがとうございました!
みこちゃんをどうしたいか
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病ませる
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兄上諸共他の世界に転移させる
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上二つ全部