歯車と眠れ   作:MSX

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連載が遅いですが理由があります。

今回から色々と路線変更しようと思います。

今回の話も短いですが、ご容赦下さい。


第9話 埋葬少女

「・・・・・・・・・・」

 

・・・・・・・・・・。

 

「・・・・意外と魔法少女の女装も似合うね」

 

・・・・・・。

 

「い、いや、すっごく可愛いよ!ぱっと見た感じ、女の子だもん!」

 

・・・・・・・・。

 

「今日から魔法少女だね、頑張って!」

 

・・・・・。

 

「お、おーい」

 

・・・・・なんだろう

 

「へ?」

 

死にたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

敵か、味方か。

 

スネークの言葉の意味は文字通り、目の前の少女の運命を決定する。

 

間違いなく、だ。

 

問いの理由としては

 

・・・・・確証か。

 

彼も人が悪い。答えなど解っているはずだ。

 

「て、敵?わ、私は彼らに追われていて」

 

「理由は?」

 

「解かるはずないじゃないですか!!」

 

「だろうな」

 

「は?」

 

「いや、すまない。先ほど、オタコ・・・仲間が情報を入手してな」

 

「待ってスネーク。俺は聞いてないッスよ」

 

初耳だ。エルズスは言葉を挟んだ。

 

「オタコンに連絡してみろ」

 

そして超展開。

 

さも当然と言わんばかりのスネークの言葉にエルズスは慌ててオタコンに無線を取る。

 

«ん、どうしたんだい、エルズ»

 

「スネークに連絡していて、俺にはなしッスか!?」

 

悲痛な声のエルズスにオタコンは冷静に語る。

 

«開口一番、いきなり無理なことを言わないでくれ。大体、君はずっとフルスロットルで会話する暇なかったじゃないか»

 

「・・・・・」

 

そう言えばそうだった。

 

«それに僕には二つ正統な理由がある»

 

オタコンが真剣な口調で喋る。

 

「理由・・・?」

 

«一つは話の内容が中学生以上のレベルだと言うこと»

 

仕方がない。

 

「って、おいちょっと待て、それは俺の知能レベルが中学生以下って言いたいのか?」

 

素の喋り方でオタコンに言う。

 

«二つ目の理由としては»

 

「としては?」

 

«面倒くさかった»

 

というか、100%これが理由だろう。

 

「よし、テメー戻ったら一発覚悟しとけよ」

 

ギャアギャア言い合うエルズスとオタコンを無視してスネークは少女に言う。

 

「後ろについてはBGMと思って無視していてくれ」

 

「BGM・・・・・・」

 

呆れたような表情の少女にスネークも苦笑するしかない。

 

「とりあえず、君の名前は」

 

スネークが言う前に少女が言う。

 

「く、クロト」

 

一息。

 

「クロト・ゼッシュです」

 

丁度、エルズスとオタコンの会話がスネークと少女、クロトとの会話を遮る。

 

「だから、大切なことは先に言ったりして」

 

↑はエルズスの会話だ。

 

「クロト、君は」

 

↑はスネークのセリフ。

 

「え、聞いていない君が悪い?聞いてるよ!」

 

「家出してい」

 

「通販が忙しいなんて知らねぇよ!?」

 

「るから連れ戻して欲しいと依頼人が言っ」

 

「ネトゲが忙しくて寝不足とか死ぬほどどうでもいいわ!!」

 

「五月蝿いぞ、エルズス」

 

麻酔拳銃をエルズスに向かって躊躇なく発砲。

 

「ちょ、あぶっ、ひぇ!」

 

殺す気か。

 

「麻酔弾だ」

 

「だから心を読むなぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十五分後。

 

「じゃあ、どうしてスネークには優遇されて俺は無しなんスか!?」

 

エルズスの鬱陶しい声は無視だ。

 

「君は彼らを知らない。間違いないね」

 

「はい」

 

スネークがクロトに言う。

 

「彼らが君を狙っていた理由は一つだ」

 

「知っているのですか!?」

 

「そして確認したいことがある」

 

スネークが言った一言は、エルズスやオタコン、クロトを無言にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「君は『埋葬少女』と呼ばれる存在なのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「埋葬少女・・・・・・・・?」

 

エルズスは聞き慣れない単語に耳を傾げた。

 

しかし、その一言はクロトを凍らせるのに効果抜群だった。

 

「い、や・・・・・」

 

一瞬で彼女の色が変わった。

 

恐怖の色に。

 

「・・・・・おい・・・・嬢さん?」

 

スネークが怪訝に思い、クロトに近づいた。

 

「いや、もう、いや」

 

「・・・・・様子がおかしくないッスか、スネーク」

 

クロトの様子が変わり、エルズスも真剣な表情に変わる。

 

だが、

 

「いやゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃ!!!」

 

「「「「!?」」」」

 

次の瞬間、文字通り、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界が変わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・俺は誰だ?

 

「エルズス・スネーク」

 

ここはどこだ?

 

「地下鉄」

 

仲間は?

 

「スネークとオタコン」

 

・・・よし、記憶は大丈夫そうだ。

 

起き上がって回りを見ると同じようにスネークが起き上がっていた。

 

「・・・・・エルズス、一体なにが」

 

「動かないほうがいいッスよ」

 

「!?」

 

驚いた表情でスネークは周りを見渡した。

 

そこには、

 

「・・・・・なんだこれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

虹色の谷が広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「最近の地下鉄はプラネタリウムも出来るのか!?」

 

「どう見てもちがうだろ!?」

 

エルズスの突っ込みはスネークの興奮によってかき消される。

 

「しかも見てみろエルズス!下にはとてもリアルな谷があるぞ!」

 

「解ったから動くな!」

 

スネークが興奮し、動くたびに揺れる。

 

と、電車が揺れ、物が落ちた。そのまま、谷に吸い込まれて消えた。

 

「「・・・・・・・・」」

 

解ったことが一つある。

 

 

 

 

 

 

動いたら落ちて死ぬな。確実に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とにかく動けねぇな、こりゃ」

 

エルズス達は丁度、谷の上に座っているが真下は底が見えない。

 

どうしたものか。動くか?

 

「オタコン、何があったんスか?この谷みたいなのはなんなんスか?」

 

スネーク達が気絶している間、何があったのかオタコンに質問する。

 

だが、オタコンが出ない。

 

「・・・・・・オタコン?」

 

無線が使えなくなっている。さっきまでは使えたのに。

 

極めつけは、

 

「クロノがいなくなっている・・・か」

 

「彼女の名前はクロトだぞ、エルズス」

 

「あっ、間違えた」

 

そう言えばそんな名前だった。

 

「呼びましたか?」

 

「うん?」

 

二人以外の声が聞こえ、その方向に顔を向けた。そこには、

 

「初めまして、時空管理局から来ました、クロノ・ハラオウンです」

 

少年が空中に浮かんでいた。

 

「・・・・・WHAT’S?」

 

「この場合はWHOだと思いますよ」

 

クロノと名乗った少年はそのままエルズスにこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

「早速で悪いですが、あなた達を逮捕させてもらいます」

 

 

 

 

 

 

 

 

思えば、物語はここから始まったのかもしれない。

 

 




埋葬少女とはなんなのか?

時空管理局から来た少年、クロノ君とは?

そして、エルズス達は犯罪者になってしまうのだろうか?

交互期待!





説明がなさすぎる?


考えていませんからね・・・・・。



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