連載が遅いですが理由があります。
今回から色々と路線変更しようと思います。
今回の話も短いですが、ご容赦下さい。
「・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・。
「・・・・意外と魔法少女の女装も似合うね」
・・・・・・。
「い、いや、すっごく可愛いよ!ぱっと見た感じ、女の子だもん!」
・・・・・・・・。
「今日から魔法少女だね、頑張って!」
・・・・・。
「お、おーい」
・・・・・なんだろう
「へ?」
死にたい。
敵か、味方か。
スネークの言葉の意味は文字通り、目の前の少女の運命を決定する。
間違いなく、だ。
問いの理由としては
・・・・・確証か。
彼も人が悪い。答えなど解っているはずだ。
「て、敵?わ、私は彼らに追われていて」
「理由は?」
「解かるはずないじゃないですか!!」
「だろうな」
「は?」
「いや、すまない。先ほど、オタコ・・・仲間が情報を入手してな」
「待ってスネーク。俺は聞いてないッスよ」
初耳だ。エルズスは言葉を挟んだ。
「オタコンに連絡してみろ」
そして超展開。
さも当然と言わんばかりのスネークの言葉にエルズスは慌ててオタコンに無線を取る。
«ん、どうしたんだい、エルズ»
「スネークに連絡していて、俺にはなしッスか!?」
悲痛な声のエルズスにオタコンは冷静に語る。
«開口一番、いきなり無理なことを言わないでくれ。大体、君はずっとフルスロットルで会話する暇なかったじゃないか»
「・・・・・」
そう言えばそうだった。
«それに僕には二つ正統な理由がある»
オタコンが真剣な口調で喋る。
「理由・・・?」
«一つは話の内容が中学生以上のレベルだと言うこと»
仕方がない。
「って、おいちょっと待て、それは俺の知能レベルが中学生以下って言いたいのか?」
素の喋り方でオタコンに言う。
«二つ目の理由としては»
「としては?」
«面倒くさかった»
というか、100%これが理由だろう。
「よし、テメー戻ったら一発覚悟しとけよ」
ギャアギャア言い合うエルズスとオタコンを無視してスネークは少女に言う。
「後ろについてはBGMと思って無視していてくれ」
「BGM・・・・・・」
呆れたような表情の少女にスネークも苦笑するしかない。
「とりあえず、君の名前は」
スネークが言う前に少女が言う。
「く、クロト」
一息。
「クロト・ゼッシュです」
丁度、エルズスとオタコンの会話がスネークと少女、クロトとの会話を遮る。
「だから、大切なことは先に言ったりして」
↑はエルズスの会話だ。
「クロト、君は」
↑はスネークのセリフ。
「え、聞いていない君が悪い?聞いてるよ!」
「家出してい」
「通販が忙しいなんて知らねぇよ!?」
「るから連れ戻して欲しいと依頼人が言っ」
「ネトゲが忙しくて寝不足とか死ぬほどどうでもいいわ!!」
「五月蝿いぞ、エルズス」
麻酔拳銃をエルズスに向かって躊躇なく発砲。
「ちょ、あぶっ、ひぇ!」
殺す気か。
「麻酔弾だ」
「だから心を読むなぁぁぁぁ!!」
十五分後。
「じゃあ、どうしてスネークには優遇されて俺は無しなんスか!?」
エルズスの鬱陶しい声は無視だ。
「君は彼らを知らない。間違いないね」
「はい」
スネークがクロトに言う。
「彼らが君を狙っていた理由は一つだ」
「知っているのですか!?」
「そして確認したいことがある」
スネークが言った一言は、エルズスやオタコン、クロトを無言にした。
「君は『埋葬少女』と呼ばれる存在なのか?」
「埋葬少女・・・・・・・・?」
エルズスは聞き慣れない単語に耳を傾げた。
しかし、その一言はクロトを凍らせるのに効果抜群だった。
「い、や・・・・・」
一瞬で彼女の色が変わった。
恐怖の色に。
「・・・・・おい・・・・嬢さん?」
スネークが怪訝に思い、クロトに近づいた。
「いや、もう、いや」
「・・・・・様子がおかしくないッスか、スネーク」
クロトの様子が変わり、エルズスも真剣な表情に変わる。
だが、
「いやゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃ!!!」
「「「「!?」」」」
次の瞬間、文字通り、
世界が変わった。
・・・・・俺は誰だ?
「エルズス・スネーク」
ここはどこだ?
「地下鉄」
仲間は?
「スネークとオタコン」
・・・よし、記憶は大丈夫そうだ。
起き上がって回りを見ると同じようにスネークが起き上がっていた。
「・・・・・エルズス、一体なにが」
「動かないほうがいいッスよ」
「!?」
驚いた表情でスネークは周りを見渡した。
そこには、
「・・・・・なんだこれ」
虹色の谷が広がっていた。
「最近の地下鉄はプラネタリウムも出来るのか!?」
「どう見てもちがうだろ!?」
エルズスの突っ込みはスネークの興奮によってかき消される。
「しかも見てみろエルズス!下にはとてもリアルな谷があるぞ!」
「解ったから動くな!」
スネークが興奮し、動くたびに揺れる。
と、電車が揺れ、物が落ちた。そのまま、谷に吸い込まれて消えた。
「「・・・・・・・・」」
解ったことが一つある。
動いたら落ちて死ぬな。確実に。
「とにかく動けねぇな、こりゃ」
エルズス達は丁度、谷の上に座っているが真下は底が見えない。
どうしたものか。動くか?
「オタコン、何があったんスか?この谷みたいなのはなんなんスか?」
スネーク達が気絶している間、何があったのかオタコンに質問する。
だが、オタコンが出ない。
「・・・・・・オタコン?」
無線が使えなくなっている。さっきまでは使えたのに。
極めつけは、
「クロノがいなくなっている・・・か」
「彼女の名前はクロトだぞ、エルズス」
「あっ、間違えた」
そう言えばそんな名前だった。
「呼びましたか?」
「うん?」
二人以外の声が聞こえ、その方向に顔を向けた。そこには、
「初めまして、時空管理局から来ました、クロノ・ハラオウンです」
少年が空中に浮かんでいた。
「・・・・・WHAT’S?」
「この場合はWHOだと思いますよ」
クロノと名乗った少年はそのままエルズスにこう言った。
「早速で悪いですが、あなた達を逮捕させてもらいます」
思えば、物語はここから始まったのかもしれない。
埋葬少女とはなんなのか?
時空管理局から来た少年、クロノ君とは?
そして、エルズス達は犯罪者になってしまうのだろうか?
交互期待!
説明がなさすぎる?
考えていませんからね・・・・・。