歯車と眠れ   作:MSX

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戦闘描写を書きたいどすえ・・・

今回も説明回です。



第10話 魔法と言う名の超展開

「つまり、俺達が別次元の平行世界同士をぶつけて時空震とやらをおこしていると言うことか?」

 

「端的に言えばそういうことです」

 

「・・・・・・」

 

「だが、見に覚えがない。だいたい」

 

「解っています。あなた方は、魔法の存在も今知ったばかり。そんな人が人為的に時空震を起こせるはずがありません」

 

「・・・・・・・」

 

「しかし、君の上司にあたる『時空管理局』は、そうは思っていないと」

 

「ええ。お恥ずかしい話ですが、この世界で起こせられるような人物はあなた方ぐらいだと」

 

「・・・・・・・」

 

「つまり、俺達は『誰か』に罪を擦り付けられた挙げ句、犯人に仕立て挙げられたという訳か」

 

「恐らくは」

 

「・・・・・・・・」

 

「さらにその『誰か』は、理由は解らないが彼女、クロトを狙っている」

 

「そう考えるのが妥当でしょう」

 

「・・・・・・・」

 

「つまり、クロトを守りながら自身の身の潔白を示さなければならないということか」

 

「話が早くて助かります、スネークさん」

 

「スネークでいい、クロノ」

 

「では、スネーク、あなた方にご提案があります」

 

「提案?」

 

「ええ、身の潔白を証明するために充分なものです」

 

「それは」

 

「あなた方がー」

 

「ちょっと待った、二人とも!」

 

「どうした、エルズス?」

 

「どうかしましたか、エルズスさん?」

 

「エルズスでいいよ、クロノ。じゃなくて!」

 

大きく息を吐き、一言。

 

「どういうことだよ!!俺にもわかるように説明してよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分前、スネークと俺、エルズスは地下鉄でスーツの連中に追われていた少女、クロト・ゼッシュを助けた。

 

そのまま、逃走したものの、追っ手に先回りされており、やむ無く交戦。

 

辛くも勝利したものの、今度はクロトの地雷にスネークが当たり、気づけば・・・・・

 

列車の床に現れた虹色の谷の上に立っていた。

 

あまりに現実離れした光景に途方にくれる俺と未体験の事実に嬉々として電車を揺らしまくるスネーク。

 

落ちたら(絶対に)死ぬ。とはいえ、脱出方法も解らず、絶望的な状況のなか、

 

更に事態をややこしくするファンタジーボーイ登場。

 

その名はクロノ・ハラオウン。彼は、なんというかその・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

魔法使い、らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だいたいなんだよ!その『じくーかんりきょく』って!魔法?、そんなもん、あるわけねーだろ!!」

 

「え、えっと・・・・」

 

「極めつけは、時空震とやらだ!!なんなんだよそれ!」

 

捲し立てるエルズスにクロノは、無情にも一言。

 

「これが現実です。現実を見ましょう、エルズス」

 

「お前に一番言われたくねぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

冷静なクロノに急展開すぎる事態についていけないエルズス。さらに、

 

「落ち着け、エルズス」

 

「スネークは、なんでそんなに冷静でいられるんスか!?」

 

「?」

 

「いつもは『魔法なんて存在しない(キリッ)』って感じだったくせに!」

 

「そんなことは言っていないぞ、エルズス。第一、」

 

「第一?」

 

「現実を見ろ」

 

「キイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」

 

本日二度目の『現実を見ろ』の言葉にさしも、エルズスもキレた。

 

というか、なんでこの人はあっさり魔法について順応しているのだろうか?

 

何か秘密が・・・・・

 

「っ、さてはスネーク、魔法少女ッスね!?」

 

「頭を冷やせ」

 

「ギャフ」

 

スネークの怒りの一撃にエルズスはダウン。勝者スネークは、理由を説明し始めた。

 

「クロノも聞いてくれ、この世界は何かがおかしい」

 

「おかしい・・・・・?」

 

「ああ、特に『埋葬少女』とかがな」

 

「ま、埋葬少女・・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺が地下鉄で彼女を探す前に、殺された依頼人についてオタコンに調べてもらっていた。するとどうだ、情報は全てダミーだった」

 

「やっぱ、ダミーッスか」

 

「ダミー?」

 

不思議そうなクロノに苦笑しながらもエルズスが説明する。

 

「俺達の仕事柄、大金が出るミッションは大抵『人には言えないような仕事』なんスよ」

 

つまり、

 

「汚れ仕事って奴ッスよ」

 

「つまり、依頼人が偽装情報を渡そうとした、ということですか」

 

「あっちもあっちで、身元がバレたらヤバかったり、理由を聞かれたら面倒ッスからね。珍しくないッスよ」

 

最も、とスネークが続きを言う。

 

「オタコンに掛かれば無意味だがな」

 

「オタコン・・・・、確か、シャドーモセス島の」

 

オタコンという名前を思いだす。確か、

 

「生き残りの一人でしたね」

 

問われたスネークは頷きをもって答えとし、話を再開させる。

 

「調べによると、クロトは家出ではない。最も、最初からおかしいと思っていたが」

 

彼女は、

 

「彼女は、巨大企業、アブスターゴインダストリーの人体実験の被験者だ」

 

「アブスターゴ。・・・・・あいつら、まだそんな下らないことをしてやがったのか」

 

エルズスはその名前を憎悪とともに思い出す。忘れたくとも忘れられない負の記憶と共に。

 

それよりも強く反応したのは、クロノだった。

 

「人体実験!?そんなことをしているのですか!?」

 

「ああ、その他にも新型拡散式ガス弾頭とかな」

 

表向きは数年前の大規模地震の復興支援等を支援する会社。

 

しかし、裏では極秘に非人道的な兵器をなに食わぬ表情で平然と行う。

 

どれにしろ、表の歴史には出せない最悪のものばかりを研究、開発している。

 

それが、アブスターゴインダストリーという会社の実態だ。

 

スネーク達、『フィランソロピー』はメタルギア以外にも危険度の高い兵器も破壊してきており、それは、大企業であるアブスターゴ社も例外ではない。

 

結果、フィランソロピーはアブスターゴ社に憎まれており、彼らがスネーク達を殺そうとしたのも数えきれないほどである。

 

いわゆる『犬猿の中』という奴だ。

 

エルズスはアブスターゴ社の実態を知っているからこそ、その名がでた瞬間に眉を潜めていた、ということだ。

 

どれにしろ、

 

「ろくな会社じゃねーよ」

 

と、最後はエルズスが切り捨てた。

 

「そんな会社の人体実験だ。何をされてもおかしくはないと思い、オタコンに調べて貰った」

 

「出てきた単語が『埋葬少女』というわけですか」

 

手を口に当てて、真剣な表情で聞くクロノに対し、エルズスは質問をスネークにぶつける。

 

「しっかし、なんスか、その『埋葬少女』って・・・・・不気味にもほどがあるッスよ」

 

「それだ、そこが解らない。だから、」

 

「僕に聞こうと言うことですか」

 

「とはいえ、検討はついているがな」

 

十中八九、

 

「『魔法使い』と呼ばれる存在の研究だろう」

 

静寂が辺りを支配した。

 

「スネーク・・・・・それ本気で言ってるんスか?」

 

だとしたら相当に重症だ。今すぐ病院を

 

「正確には、ESP(超能力)人工研究の産物だろう」

 

良かった。病院はいらなさそうだ。だが、

 

「・・・・人工的に魔法使いを作る・・・・・?」

 

勿論、ESPもあるだろう。だが、恐らくは何かの比喩だろう。

 

そして、情報があまりにも足りない。

 

「・・・・なぁ、クロノ」

 

「はい、エルズス」

 

「認めたくねーけど、あんた魔法使いなんだろ」

 

「はい」

 

「その提案ってなんなんだ?」

 

「協力してくれるのですね」

 

「じゃねーと、ここから出れねーだろ」

 

というか、

 

「ここはなんなんだ?」

 

電車の中の虹の谷。一体これは・・・・・・

 

「・・・・恐らくは、空間と時間が固定されています」

 

「・・・・嘘だろ」

 

「本当です」

 

「何でもありだな・・・・・」

 

呆れた表情でエルズスが言うがことは一刻を争う。

 

「僕からの提案はこうです」

 

二人とも、

 

「無実の罪を証明するためにある都市に捕らわれた人々を救出してくれませんか」

 

もしくは、

 

「世界を『奴ら』から守るため、滅びかけた世界を救うため、一緒に戦ってくれませんか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・本当、超展開だな」

 

どういうことだよ

 

 

 

 

 




更新が遅れましたが、第10話です。

アブスターゴインダストリーとは何か・・・・

ヒントは暗殺者です。

*これで解ったあなたはアサシン教団に入れます!







勿論、冗談ですが。
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