いやはや、最後に投稿してから既に2週間以上経過してしまうとは・・・・
でも自分が満足出来るように書いていくとこんなに時間がかかっちまうんですよ。どうしよ。
人は闇を恐れる。先を見透せない暗闇を。
それは人間の原始的本能なのか、それとも得体のしれないものに対する純粋な恐怖からのものだろうか。
どちらにしても潜入には都合がいい。特に夜襲には。
「こちらスネーク、目標ポイントに到着。待機する」
トラックとトラックの僅かな間の奥にスネークはいた。
服装は潜入に適したスニーキングスーツ、夜でも見えるように改造した望遠鏡、麻酔銃Mk.22ハッシュパピー、サプレッサーとレーザーサイト付きのMk.23、それに顔半分を覆う赤外線暗視装置を装備していた。
勿論、愛用しているモスレムの先折りタバコと年季のはいったライターも忘れない。
いつも通りと言えばそうだが、多すぎず、少なすぎず、あらゆる状況にも対応出来る、今までの経験上ベストの装備だ。
「ウキッ、ウキウキキキキ!」
ピポサルの声がした方向が近い。咄嗟に息を殺し気配を消すと潜んでいたスネークのすぐ横を武装したピポサル兵が二人(二匹)が通り過ぎていった。おそらく哨戒中なのだろう二人は、何やら話をするとその場を去り、暗闇に消えていった。
(予想以上に厳重だ。やはりここに人質がいるということか)
«こちらエルズス、予定時刻どうりッスね。こちらも準備完了。いつでもGOッス»
お馴染みのヘッドフォンから無線伝達、相手はエルズスだ。あちらも準備は出来たようだ。
「大丈夫か、エルズス」
今回の作戦は中々にハードで失敗は許されなく状況的にも一刻の猶予もない。だが、そんな状況でも仲間の心配が出来るというのはこの男がどれほどの数の修羅場を潜り抜けてきたかの想像に足るものだろう。
そしてそれをよく知っているのは今の無線相手の青年だ。
«今のスネークに一番言われたくない台詞ッス。そっちこそ1人で大丈夫なんスか»
彼もまた少なからず地獄を潜り抜けてきたらしいが、そんなものスネークに比べれば月とスッポンというものだ。いや、比べるものですらない。
「ふっ」
ゆえに愚問だ。
「エルズス、俺は元々、単独潜入を主任務としてこなしてきた。それこそ一番言われたくない台詞だ」
«・・・・・相変わらず自信の塊というか頼もしいというか。そんじゃ、こっちは好き放題にやらせてもらいまスよ»
対するエルズスは信頼しているのかはたまた付き合うのも馬鹿らしいと思ったのか意外と淡白だ。しかし、その言葉には不思議と温かみがあった。
「ああ、派手にやってくれ」
その温かみを胸に抱いてスネークは通信を終わらせた。
無線が途切れ、夜の静寂が辺りを包み、その時を待ち続ける。まるで獲物を待つ蛇のように。
そしてその静寂をとびきりの警報が破り、夜に似つかわしい喧騒が広がっていく。
あちらこちらをピポサルが行き、武装したピポサル兵が専用の重火器を持ちながら遠く離れた戦場へ赴く。
トラックが走り、がらんどうになった基地の中、暫くの後、喧騒は決定的な轟音へと変貌した。
「・・・・・・・・・始まったか」
戦闘の轟音だ。
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18時間前
「というわけじゃよ」
「へえ~スネークがサルゲッチュスか」
渋いスネークが元気よく「ゲッチュ!」とか言っていると思うと笑いがとまらねぇ。
あれから10分、エルズスはスネークとハカセの出会いの話を聞いていた。
ピポサル、オタコンとの共同開発、ロイ・キャンベルとのハイスクール時代の逸話・・・聞きたいことはまだあったが時間の都合上また今度だ。
「んまぁ、とりあえず二人は知り合いで面識があって俺だけぼっちつーのはよく分かったス」
腕組みしながら大げさに頷くが正直なところスカリエッティとハカセの出会いがよく分からない。
話によると昔、戦時中にいろいろあったらしいが、詳しく聞こうとするとはぐらかされてしまう。まぁ、仕方がないか。人間、触れられて欲しくないことの一つや二つはある。
「ほっほっほ。すまんのう、てっきりスネークはエルズス君に話したことがあると思ったんじゃが」
「・・・・・教える必要はない」
不満げにどことなく不機嫌なスネークはエルズスの顔を見ずに窓に億劫げにため息をつく。おおかた、サルゲッチュについて知られたくなかったのだろう。
「教える必要はなくても知る権利はあると思うッス。でハカセ、スネークの子供の頃って」
「うむ。よく笑っておってのう。わしに「おじいちゃん」と言ってよくなついたもんじゃよ」
ガタン。スネークがベッドから勢いよく飛び起き、ハカセに詰め寄る。エルズスの方向からは真っ赤になった横顔の一部しか見えないが、それを見たスカリエッティは吹いていた。
「その話は今しなくてもいいだろう!?」
スネーク、が、わ、笑う・・・・・・・!?
「いつもニヒルで皮肉げで厭らしい笑いしかしないあのスネークが!?」
純真無垢なちびっこが(色んな意味で)汚ない男になっちまうとは・・・・・時の流れというやつはなんて残酷なんだ・・・!
「そんな酷い笑いはしてない!!」
さてどうやら。
「おーまいがー。・・・・・・・・あwんwびwwりwーwばwwwぼーwwwww」
あかん。普段、俺をからかい弄りまくるスネークがこうも動揺していて思わず草が。
腹筋崩壊をおこしたエルズス。失笑と吹き出し笑いを堪えきれずひーひー言うスカリエッティ。この二人を極寒零度の冷酷な表情でスネークは平睨する。
「エルズス・・・・いつぞやの仕返しのつもりか」
「なんのことやら」
するどい男だ。というか記憶力の無駄遣いじゃないのかね。
「覚えておけよ。いつか10000倍にして返すからな・・・・・・・!!」
おお、怖い怖い。
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9時間後 ミッションブリーフィングルーム
スネークとエルズス、スカリエッティとハカセは自衛隊の面々から事態の動きと簡単な説明を受け、それを元に作戦を練っていた。まずは件の人質をどうするかだ。
「さて、時間がないから手短に話そう、人質についてだ」
四人に説明するのは自衛隊第3部隊、樋野光隊長だ。
「既にこちらで情報の真偽は確認し、人質はも本物であると確定した。人質の人数は15人、内7人がSPで残りの8人が政府関係者だ」
「彼らはまとめて一ヶ所に閉じ込められているのか」
横でニヤニヤと笑うエルズスに裏拳を叩きつけながらスネークが樋野に問いかける。ちなみに自衛隊隊員も数名ほどアドバイザーとしてこのブリーフィングに参加している。政府高官を救出するとなると慎重な対応を迫られるが、人質のいる国会議事堂の地形、それと注意点は現場に聞いたほうが手っ取り早いからだ。
「いや、生き残っている衛星から地表の映像を調べたが、少なくとも8ヶ所に別れている。恐らくどれかがダミーと思われる」
手にした棒を作戦概要がびっしりと書き連ねた地図に指す。国会議事堂を中心として距離こそはバラバラなものの、ちょうど東西南北の位置だ。
「分散している人質を無事に救出するのはどうあっても不可能だ。ピポサルに見つかれば、兵装で劣る自衛隊はその時点でアウトだ」
樋野の言葉には焦りとどうあっても埋められない差というのを感じさせられるが、兵装だけが全てではない。戦略次第で戦闘は大きく変化する。知将が頭脳であるならば尚更だ。
相手がサルなら尚更頭脳戦で勝てるだろう。しかし、そのように油断した人間がサルに勝てる道理もない。
結局のところ、戦争とは数と質であり、その質で大きく劣る自衛隊はピポサル軍の科学技術に辛酸を舐めさせられているのが現状だ。
今回の救出作戦、自衛隊の援護は期待にこそすれ、あてにしないほうがいい。
「つまりピポサルにばれずに人質を救出すればいいという訳だな」
「言うは簡単だが成功はまず無理だろう。故に今回の救出作戦はー」
「いや、そうでもないさ」
樋野の言葉を遮り、スネークがその場の全員にいった。
「この作戦、やろうと思えばこの場の全員だけでもできるさ」
「ちょっ、スネーク!そんないい加減な事言って!第一、怪我の完治しきれていないアンタじゃ説得力もクソもねぇスよ」
救出作戦に日本の未来がかかっている隊員達からすれば今のスネークの一言はあまりにも無責任だと言わざるおえない。エルズスが慌てて口を押さえようとするが、もう遅い。
「何だと?本気か?」
「ああ。ただし、あんた達の協力があれば、だがな」
一分足らずの黙考が今は何よりも貴重であり、周順する時間ばかりがいたずらに過ぎていく。
「・・・・・その言葉、嘘じゃ無いだろうな?」
ようやく、考えをまとめたのか樋野がスネークに向ける眼差しはどこか懐疑的ではあったが、一応の同意と見ていいものだろう。
「ハッ、嘘だったら?」
そんな樋野を試すようにスネークは彼に問いかけた。
「ちょっとスネーク!いい加減に・・・!!」
「その時は」
樋野が宣告する。この作戦の重要性を。
「その時は日本が猿の国になるだけだ」
失敗すれば明日はない。
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9時間後 国会議事堂前
«こちらエルズス、改めて今回の作戦の説明をするッス»
現状説明とは言っても確認に過ぎず、班長の点呼と他愛ないと思ってもらったほうがいいだろう。
«既に先行したカケル君達、第一部隊は予定通りに戦力分断のために秋葉原展開中のピポサル部隊と交戦中ッス。というか、彼らが強すぎて国会議事堂のピポサル部隊の戦力の半分が増援として行ったッス»
そんな一騎当千な彼らとスネークは面識がない。エルズス達はあるらしいが生憎こちらは大怪我でそれどころではなかった。
だが、彼らがただ者ではないというのは、エルズスからしつこい位に聞かされた。あちらは心配しなくていいだろう。
«そして、俺が臨時で努める第二部隊はただいま絶賛接敵中につき、この無線もあと2分後には切れるんでソコんとこヨロシク»
「そちらの戦局は?」
«今んところは五分五分つー感じッスけど、長期化すればあちらさんに軍杯があがるのは判ってるッスよね»
「そうか。じゃあ長期戦にもつれ込む前に人質を解放するさ」
«出来る限り早めに。それと、スカリエッティがSATに連絡と協力を取りつけてくれたッス»
「SATと連絡が取れたのか」
SATとは、軍隊とは違う日本警察の特殊部隊だ。その練度、実力は世界各国の特殊部隊と遜色のないレベルであり、ある意味自衛隊よりも頼りになりそうだ。
«あちらさんも通信衛星が破壊されたからこっちが連絡してきてビビったと思うッスよ。あー、えっと、それでスネークの今回のミッションの概要と連携、協力をしてくれるそうッス»
「助かる」
«それとSATの隊長さんから伝言ッス»
「言ってくれ」
«『重荷ばかりを済まない。任務が終わったら一杯奢ろう』だそうッス»
「連絡がついたら言ってくれ『日本酒を楽しみにしている』と」
«ふふっ、アイアイサー。-エルズス、
「スネーク、アウト」
同時に無線がノイズ混じりになる。戦闘の影響か、はたまたジャミングによる影響か。
どちらにしてもスネークのやることは変わらない。いつも通り、見つからないようにやるだけだ。
「まずは東エリアからしらみ潰しに調べるか」
Mk.22のセーフティを解除。両腕で銃を固定し、前を見つめる。
「
蛇の本職の始まりだ。
最近、私の友人(仮にA君と呼称します)が「メタルギアっておもろい?」と聞いてきたんで、A君がドン引き(途中から聞いてないんじゃないかな)するほどに魅力を語り、MG(3の同梱版の奴)からMGS5まで貸したら、「ええっ、こんなにあるの」と言われました。
「絶対やれよ、感想文5枚で返せよ?」と言い、ホライゾンの本の角で頭を叩かれて(あれはラノベじゃねえ。ライトじゃなくてヘビーだ)から1週間後、
俺「どうだった!?」
A「眠かった!!」
俺は静かに終わクロを取り出しました。天に帰る時が来たのだ、A。
・・・・・・まぁ、確かにプレイ時間9時間として8時間はムービーみてえなもんだけどさ・・・。
次回に続きます・・・・・。