歯車と眠れ   作:MSX

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あれれ?おかしいぞ?前回の投稿から3カ月もたってるやー






本当にスミマセン・・・・・・・


第31話 過去の彼らと今の自分

燃え盛る炎の中に一人の男が立っていた。

 

「・・・・・・・・・ふ」

 

爆発に耐えきれず音を立てて崩れる指令部を背景に辺りは凄惨極まる状況の中で男は笑っていた。

 

待ち遠しくて堪らない。男の顔にはそう書いている。

 

僅かなホバリング音を聞き逃さず、空に向けた視線の先にはヘリコプターが数機、凄まじい勢いで飛んで行った。

 

「ようやくご到着か」

 

待ちくたびれ、悪態を付くがやはり顔は笑っている。もちろん、笑顔とは縁遠い邪悪な笑みだ。

 

男は手にした日本刀を地に刺してその場から幽鬼のように去っていく。

 

「さあ、始めようか」

 

その呟きも周りの喧騒によって消えていくが、男の戦いはここから始まるのだった。

 

自らの運命を抗う戦いだ。

 

「俺を証明するために」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

宇都櫓基地に半ば強引に到着したエルズス達の前には言葉では表しきれない、体験した者しか分からない戦いが繰り広げられていた。

 

耳をつんざく轟音と身近な恐怖の音が不協和音として混じり会う。

 

その戦いの中にはエルズスを慕ってくれた隊員やスネークを気遣ってくれた隊員達の物言わぬ姿があった。

 

彼らも、彼らの仲間も、基地を守ると言うある種の歯車の役目を全うしたのだろう。ならば、彼らの犠牲は無駄にしてはならない。

 

そう考えるのはそう考えないとやりきれないからだ。それほどまでに酷い状況だった。

 

そして驚くことに襲撃者はピポサルではなかった。

 

なら何か?もちろんゾンビや宇宙人ではないし、そんなものが攻めて来たら対処のしようがない。と言っても対処出来たとしても相手のたちが悪かった。

 

仮に宇宙人に攻められたら協力しあうのが同族の義理ってもんだ。例え、それが頭のいい猿だとしても協力しあうのが筋ってもんだろうに。

 

早い話、攻めて来たのは人間だった。このクソ忙しい時に本当に救いようがない。

 

それとも、疲弊してる今がチャンス!と思って攻めて来たのだろうか。なんにしろ地獄に堕ちろ。

 

ヘリに備え付けられた機銃を基地にいる味方との識別システムを起動させて光学システムを立ち上げる。つまりHATに移る奴が味方で、それ以外が敵だ。

 

安全装置を外し、狙いをつけながらトリガーに指をかける。気分は祭りの射的屋だ。そして景品は敵を殺した証の勲章。全くもって笑えない。

 

«全員、聞いてくれ»

 

スネークの声だ。既にヘリコプターから降り、最前線で指揮を取っている。

 

«目標は未だに行方が掴めないスカリェッティと日野だ。それ以外の隊員達は»

 

「自力で合流したか死んでいる、でしょ?」

 

本当はそんなことになって欲しくない。欲を言えば五体満足で生きていて欲しいんだが。

 

«作戦時間は30分、それまでには帰ってこい»

 

自然と溜め息が漏れる。30分以内に帰ってこられなかった場合は言うまでもないだろう。

 

ヘリが急旋回し、眼前の炎地獄を映し出す。パイロットからの指示が飛び、交戦地帯ということにようやく気づく。

 

「よっこらせ」

 

ヘリから見た交戦の様子は劣勢で、このまま行けば間違いなく俺達が負ける。というか既に押されてる。

 

機銃を構えて、トリガーを引く。撃たれた敵は痛みを感じながら死んでいく。なんか、シューティングゲーム感覚だ。

 

«これより基地内部に先攻する。援護を頼む»

 

「予定時間の前倒し・・・・こりゃ、本格的にまずいな」

 

これは言うなればば敵の進行スピードとこちらの対策が予定よりも早いということであり、防戦一方の自衛隊にとっては面倒なことこの上ない。それに加えて日野とスカリェッティを捜さなければならないと言うのはハッキリ言って無理だ。

 

«味方空母からの支援を取り付けた!あと5分には航空支援が来る、それまで持ちこたえるんだ!»

 

この戦場で5分は致命傷だな、なんて考えつつもRPGを持った兵士を優先的に狙い打つ。そのお陰でとんでもない物を見てしまった。思わず手を止めてしまうほどの物だ。

 

「・・・・・・なんだありゃ」

 

その兵士の後ろにスライムのような名状しがたい変なぶよぶよとした濁った緑色の『何か』がこれまた気味の悪い動きで這うようにして存在していた。うーん、明らかに生物じゃないよねあれ。

 

おかしなスライムはウニウニとしながら兵士がつけているRPGの予備弾頭に巻き付くように取りついたと思ったらカラーリングまで擬態しやがった。おーい、そこの敵兵士さん、色々突っ込みどころ満載のおかしな有星から物体Xにヤバいことされてますよ!って、気付いてないところを見ると無駄か。しっかし、あれは何だっけ、たしか見覚えがあるようで無いような。つーか、あのスライム、何で弾頭に寄生してんの?バカなの?打ち上げられたいの?うん?打ち上げ・・・・?

 

(落ち着け俺、今のミッションはヘリによる支援と捜索の手助け。そんで敵さんがRPGを持ってこっちを狙っている状況で・・・・・)

 

そうこうしている間に一発目がヘリを掠めて彼方へいく。当然、外したら予備弾頭に替えるがちょっと待って欲しい。それはスライムもプラスした特製弾頭で・・・・・・。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

既にRPGはこちらに狙いを定めている。この斜線なら綺麗に当たるだろう。そして撃とうとした機銃が弾詰まりを起こすってどういうことなの。

 

「よせ、やめろ、そんなことしちゃあいけない・・・・・・・・!!」

 

パシュン。

 

そんな命乞いは聞き入れられず、ヘリコプターに弾頭(スライム付き)が特攻。回避運動を取るが、それでも直撃コースと言うのは最悪だ。

 

「クソッ!!」

 

ヘリコプターに激震。弾頭が薄っぺらい腹にクリーンヒットしてしまったらしくアラームのボリュームも一気にMAX。クルクルと独楽のように回転するヘリコプターの中はさながら洗濯機のようにあっちこっちに振り回される。

 

「あばばばばばばばば!?」

 

満足に体勢も取れない状況でエルズスはヘリコプターのハッチに手を伸ばす。ハッチを掴むエルズスの腕。その結果、なんとか身体の回転は止まり、動けるようになった。そこまではいい。問題はエルズスが掴んだハッチが爆発の衝撃でロックがガバガバになっていたことである。

 

「ウェ?」

 

その言葉を最後にハッチ解放。色々な機材に混じって一人ダイナミックエントリー。助かるための最善策は手の込んだ自殺へと変化していた。どうしてこうなった。

 

重力に引かれて落ちたエルズスの数秒後にヘリコプターが爆散し、破片が降り注ぐがそれを見て頭にピンと来た。

 

「あっ思い出した」

 

数秒間の片道フライトの途中でスライムについて思い出す。だが待てよ、あれが出てくるのは確かもっと先の事で少なくとも空中戦艦が墜落した後のはずじゃ。

 

少なくともピポサル軍が台頭している今、イベント的にも現れる筈がない。まさか・・・・

 

(なのはの世界と同様にこのミリオンモンキーズの世界も変化してしまったんじゃ・・・・!?)

 

そうなればゲームで培ってきた予備知識なんてゴミになる。だが、仮にそうだとして一体どうしてこうなったのだろうか。ミリオンモンキーズでは人類はピポサルと終始全面戦争状態のはずだが。

 

(まあ原因はどう考えても俺達なんだけどね!)

 

原因その1は落下中、燃え上がる基地を横目に見つつ、あることが走馬灯。

 

『ーうーん、それでいいと思うなら生きてる意味って何?』

 

嫌な言葉だ。なんでこんなの思い出すんだ。どうせ思い出すんだったら煙草を新兵器として本気で使おうとしたスネークとか思い出したいね。というか、煙草を新兵器って、なんだそりゃ、意味が分からんがそこがスネーククオリティ。突っ込んだら負けである。でもってオタコンも真面目な顔して「いいねそれ!」と言い出すまでがワンセット。ホントなんなんだこの二人は。でもおかげさまで死のうにも死ねなくなりました。やんなっちゃうね本当。

 

(・・・・・・もちろん、こんなところで諦めるエルズスさんじゃないですよ)

 

ヘリコプターに搭乗する前にコッソリとくすねたビニールを落下傘に見立てて展開。これで多少は重力加速が落ちて減速して

 

「へっ?」

 

いつの間にか、落下地点はビル型の司令塔があり、どうやら風で流れて来てしまったようだ。もしかしなくてもそのまま行けば壁に激突してしまう。

 

「ちょちょちょ!?」

 

それならばと思い、あえて手を離す。またもや、重力に引かれるが充分に距離は稼いだ。あとはその壁下のガラス窓からミッションインポッシブルよろしくかっこよく突入すれば

 

「・・・・・・・・そういや防弾ガラスだったけ」

 

・・・・・・・・ま、まあ、でも諦めなかった姿勢にはスネーク達も感涙の涙を落としてくれるでしょう!たぶん!

 

『ー結果を出さなければ過程に意味はない。覚えておくんだエルズス』

 

・・・・・・・ホント、何でこんなことを思い出すんだよ。

 

眼前のガラスに突っ込みんで行き、そして味方が持つ、レーダーのエルズスの信号はそこでバッタリと消えた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

クソ暑い。それが俺の率直な感想だ。

 

だって聞いてくれよ、温度が29度だぜ、29度。オマケに温暖化とかやらで日差しは最悪。只でさえインドアでヒッキーな俺にとって拷問以外の何もんでもない。

 

アスファルトは熱でフライパンと同義語と化しているし、喉もカラカラ。ホント、やんなっちまうぜ。

 

しかも、体調があまりよくなくて気分は最不調。いやいつもの事だけどさ、こんな天気だとそれが当社日50倍だ。

 

アスファルトのある道を外れて歩きづらい畦道を行く先にはアホみたいに茂った木々がこれまた雰囲気悪くお出迎えしている。正直、気味の悪さでは妖精の森と同レベルじゃないかねぇ。

 

目当ての木にたどり着くとその根っこの辺りを5回つつく。返ってくる金属音が2回すると、いつもの様に一人でに扉が開き、そこから繋がる長い階段を降りていく。バイオか。

 

この辺りから嫌な空気が充満し始める。もちろん、比喩だが、自分の感というのは馬鹿に出来ない。それで何度も生き延びてきたからだ。ついでにどこからか怪しげな視線を感じるが気のせいだと思いたい。

 

地下、トラップの可能性を考慮して螺旋階段をぐるぐるとゆっくり降りていくとまた怪しげな扉があり、そこを開ける。

 

(さて、何が出てくる?)

 

開くとそこはただっぴろい暗い部屋だった。何も置いていない、寂しいほどに何もない部屋の下を見ると僅かに窪みが有るのが見える。そのボタンを一度押すとエルズスの真上から勢いよくパソコンのジャンクパーツが落ちてきた。 

 

はぁ、またこれか。

 

頭上に降り注ぐジャンクパーツは部品によれば充分な殺傷能力をもつ鉄塊そのもの。しかし、それに気をとられて鋭い金属片が迫ってくるのを見落としては失格だ。

 

ま、つまり全部どうにか避けきればいい。なに、ちょっと後ろに下がれば

 

「!?」

 

そこでエルズスはようやく気付いた。後ろに下がった先にいつもの感触がないかわりに階段を踏み外すような一瞬の浮遊感。

 

振り向く前にエルズスは重力によってその穴に落ちていた。そしてこんないやらしいトラップを考えるのは一人しか思い当たらない。

 

「あのクソ蛇ィィィィ!!!?」

 

落とし穴の中でエルズスの声が空しく反響し、ウォータースライダーよろしくツルツル滑り落ちていく。ヌルリとした感触からおそらくローションの類いであろうそれは、エルズスの摩擦係数をゼロにし、どんどんスピードを加速させていきー

 

「遅いぞエルズス」

 

到着。勢い余って部屋の一角に飛び出し、何とか受け身を取ろうとしたがローションで滑り、休日の親父がテレビの前でゴロゴロするポーズになってしまった。

 

「・・・・・・・スネークもどうッスか?即席スライダーは楽しいッスよ」

 

「遠慮しとく。訓練は終了だ」

 

そう言うと部屋が風景が殺風景な地下室から白いだだっ広い部屋に変わり、«VR訓練 40-6終了»と頭上に訓練結果がホログラムに投影された。つーか、どちらにしろ殺風景なのは一緒じゃねーか。強いて言うなら部屋が明るいか暗いかの差だ。

 

ここはVR訓練場。様々な状況を想定し、自身を鍛えるためにVRというほぼ現実に近い仮想現実の戦場であり、リアリティのために痛覚設定まで開発された総合強化訓練場だ。また、訓練教官の操作によって細かい訓練設定を組むことができ、今回の訓練は『40-6』という『地下に潜伏している凶悪犯を捕まえてね!』というものにスネークの大変(嫌らしく)厳しいトラップを組み合わせた訓練だ。

 

初めてこの訓練をした時、真っ白な部屋がいきなり砂漠になったあとにアマゾンの熱帯雨林に一瞬で変化したのには度肝を抜かれたのは記憶に新しい。

 

そんなことを考えていると痺れを切らしたスネークがエルズスに手を差しのべた。

 

「ほら、早く立てエルズス」

 

親父ポーズをとっているエルズスに手を差し伸べるがこれもスネーク流のトラップだ。差し伸べられた手をとれば、CQCと呼ばれる正確無比な体術で肺の酸素を吐き出されるはめになる。ゆえにここは自分で立ち上がるのが正解だ。

 

「全く、最後の最後であんな簡単なトラップに引っ掛かるとはな」

 

簡単という割にはめちゃくちゃ手の込んだ落とし穴だったんですけどそれは一体。

 

引っ掛かった苛立ち半分、既に半分正解がでているが一応聞いてみる。

 

「あんな性根の腐ったトラップを仕掛けたのはスネークッスか?」

 

まああんなのを仕掛けたのは訓練と称して数々の意地の悪いトラップを考案してきたスネーク以外にはいまい。

 

「腐ったとは心外だな。第一、あれがもし落とし穴ではなく、地雷だったらお前の両足は消えてたぞ」

 

最近では装甲車両の底部を破壊し、確実に足止めをするために一度通った後に作動する時差型の地雷があり、スネークのいう地雷はそれのことだ。対車両地雷の一種だが、その性質上、兵士に対しても非常に有効な兵器であるため、最近ではこの地雷を導入する軍隊も少なくはない。

 

「うぐ」

 

そしてそれを言われたら反論出来ず、決まってスネークの説教が飛ぶ。

 

「戦場には常に”もしも”と疑う用心深さと繊細さがいるとあれほど」

 

もしも後ろに落とし穴があったらとか考えるか。

 

「あー聞こえなーい」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

両手で耳を防ぎ、大げさに言うエルズスに対し、スネークは半眼で睨む。蛇に睨まれたカエルってこういう気分なんだ超怖い。

 

そんなエルズスの態度にため息をついていたスネークもとうとう折れた。

 

「はあ、今日はこのへんで終わりにして飯にするか」

 

「やた!」

 

ガッツポーズを取るエルズスを半ば脱力するもどこか優しい目で見るスネーク。その顔には『食欲だけは一人前だな』

と書いてあるが、気にせずスキップして食堂に向かった。

 

 

ーこれはいつの日の訓練。そしてかけがえのない経験の時間のことだ。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「―カハッ!?」

 

剥き出しとなった配線コードの塊、その一つ一つが人間の血管のように赤く、足に絡みついており、割れた窓ガラスは遥か上にあった。距離も相当なもので本当にあそこから落ちてきたなら、地面に叩きつけられてとっくにくたばっているはずだ。

 

(・・・しにぞこなったのか、あの高さから)

 

しかし現実にエルズスは生きている。コードの塊がクモの糸のように足にまとわりつき、重力の流れを阻害した。運よく助かったと喜ぶべきか、仲間がいないこの状況を嘆くべきか。

 

この場所が司令部ならば、ここが一番のキルゾーンに違いないし、敵の部隊が進行するに理由のいらない場所だ。もっとも、味方部隊は既に全滅したかもしれないが。

 

「とにかくここから一刻も速く離れないと」

 

足のつける距離までを目測で測り、行けると思えば実行あるのみ。

 

腰に懸架している高周波ブレードを片手でコード塊に構え、ブーメランの要領で手にひねりを加えながら、勢いよく飛ばすと寸分違わずきれいにコードは両断され、再び浮遊感に包み込まれるが、慣れたもので身体の姿勢を空中で整えながら足で着地。衝撃が全身を駆け巡るが気にしてられない。

 

「いってぇ・・・・ああ、くそ」

 

時間を確認。あれから10分はたっている。急いで二人を探さないと。

 

落ちてきた高周波ブレードをキャッチした後に腰をまさぐり、いつもの感触が無いことにようやく気づいた。

 

ない。武器が、銃が、無線機や包帯の類いもない。

 

(ここに落ちてきた時に飛ばしちまったか)

 

だがここは戦場、そういった兵装は腐るほどある。重火器の類は横で亡くなっていた兵士から拝借し(トラップの可能性も考慮してブレードでつつきながら取るというのはシュールだ)、ついでに無線機も頂戴する。周波率をスネークに合わせれば、この無線機はエルズスの物となる。

 

「スネーク、こちらエルズス、聞こえるッスか?」

 

10分もタイムロスしてしまったので無線機から怒りの声が飛ぶかと思いきや

 

«・・・ザー・・・・ガ"»

 

繋がらない。通信状態が悪いのか、やはりいったん外に出たほうがいい。

 

「まずは脱出。そして二人の発見。敵部隊は」

 

「ー動くな」

 

気づくのに遅れ、横には死体の代わりに誰かがいた。まあ、敵だろう。持っていた銃を静かに下ろし、後ろを振り向く。

 

背格好はエルズスと同じくらい、全身黒の装甲服を着て、腰には同じように近接兵器とおぼしき長細い物体が懸架されている。相手は防弾ヘルメットを被っており、顔は見えない。が、見た瞬間に確信に近いものが一つだけあった。

 

(こいつ、どこかで会ったことが・・・・・?)

 

ある。それは相手も同じらしく、しかし、少し違っていた。

 

「・・・こんなところで会うとはな、丁度いい機会だ、聞いておこう」

 

ヘルメットからくぐもった声が聞こえる。誰だ?知っている声だ。だが思いだせない。

 

「お前はいったい”誰”なんだ?いや、お前はそもそもなんなんだ?」

 

「・・・・・・・え?」

 

相手は至極真面目な口調で聞いてくる。ふざけている様子はなく、エルズスを見つめていた。顔こそはよく見えなかったが、その目はまるで何か、別の惑星から来た宇宙人を見るかのようなおかしなものを見るかのような冷たい目だった。

 

「え、えっとお・・・・・・」

 

生殺与奪はあちらが握っているとなるとふざけたことは言えない。しかし、質問の意味が分からない。

 

俺は俺であり、それ以外の何者でもない。それを問われる意味が分からない。が、

 

「・・・・・・・え」

 

エルズスと同型の高周波ブレードを持っていた。この世でただ一つしかないブレードを。

 

(・・・・そういえば、テレビに俺そっくりな人が映っていたような)

 

まさか、目の前にいるこいつは

 

 

 

 

 




つー訳で、非常に微妙なところで今回は終了です。

今さらですが、私の小説にメタルギア要素ってあってないようなもんですね。話とかも自分のやりたいようにやつてるから、更に拍車をかけることに。

でもやっぱり、書きたいことを書けるのは最高ですね。こればっかりはやめられません。

そして3カ月の間、小説のことをド忘れしててスミマセン。友人の言葉で思い出して、久しぶりに書きました。

次は早めに書きたいです。願望です。

そんな事を思いつつ、次回に続きます。
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