書くことが多いと大変で楽しいです。
足首を挫きました。
我ながらアホです。
結局、俺は何をすればいいんだ?
「あなたは自殺した、いわば現実から逃げた人です」
全く記憶にないんだがな
「何かに追い詰められやむおえずそうなったのかもしれません。しかし」
しかし?
「生きることを自分から放棄したあなたの罪は重い」
罪ねぇ・・・・・
「あなたには罪を償うということで転生してもらいます」
いやな転生だなオイ
「というわけで頑張って!」
・・・・・こいつ、意外と真剣だな。ってあれ?
ちょい待ち
「はい?」
大体自殺した理由も分からずにそれを償えなんて無理じゃね?
「あっ、そうでした。いい忘れていました」
忘れないでよ!俺の転生かかってんのよ!
「いや、もう面倒くさくなっちゃって」
最悪だなコイツ。今の一言で株価大暴落だよ
「あなたにはペナルティとして1つ条件をつけます」
条件とは?
「前世の記憶を思い出す」
「それが条件です」
地下鉄。全ての場所から隔絶された電車の中。
いつもなら人々でごった返す時間帯だ。
話し声や携帯を使う人、老若男女関係なく常に人がいる。
だが、人はいない。
いや、人はいた。
剣呑な雰囲気を醸しながらだが。
「で、何か用か?こっちは死ぬほど忙しいんだが」
声の飛ぶ先、男がいた。
お互いの距離は約3メートル。カジュアルな私服で手に持つは麻酔銃。
スネークだ。
「用か。見れば分かると思うのだが」
答えるはコートを羽織った男だ。
「勘違いをしているようだがそちらが手を出さなければこちらも危害を加えない」
「ハッ、どうだが」
笑うはエルズス。
「女一人をしつこく追いかけ回したストーカー集団の仲間が言うことか?」
苦笑しつつも相手は問う。
「失礼があったことは謝罪しよう。しかしここはお互いの有益の為に交渉しないか?」
「だってさお嬢さん。どうする?」
返答は早く迅速で簡潔な一言。
「私を守って下さい!!」
交渉決裂。
そしてその言葉に答えるようにしてコートの男の右手から白い光が走った。
その形状は鎖の一部を模していた。
直径30センチもある大きな光の楕円が行きなり突っ込んで来た。
行く先は少女の体。拘束する気だ。
そして細い頸部に向かって縛鎖が舞う。輪投げの様に。
対するエルズスが動いた。
手に持つ高周波ブレードが軋みをあげる。
響くのは金属音。跳ねるは相手の鎖。
「鎖・・・・・女性に向けてそんなものを振るうのはあまりいい趣味をしていないな」
それとも、
「そういう趣味をしているのか、あんたら?」
スネークの挑発に相手はのらない。
口元は笑みのまま、相手は言う。
「ともあれ確かなのは一つ。ーー馬鹿は言葉じゃ解らないな」
「そのセリフはどちらのことを言っているんだ?」
「勿論」
続く言葉とともに動きが生まれる。
「お互いのことだよ」
「「っ!」」
先に動いたのは気だるげな表情をした男だ。
手に持つ武器はエルズスと同じ高周波ブレード。
飛びかかって来たのをブレードでブロック。
強化外骨格の力を合わせ、強引に体を捻り、相手を吹っ飛ばす。
これでスネークとエルズス、お互いの状況は2対1になった。
もっとも、不利には変わりないが。
エルズスは敵の二人を見据えてこう思う。
・・・・こいつら、何を考えていやがるのか、解らねえ・・・・!
相手の次の行動を読み切れない。
気にする必要はないと思う反面、相手の思惑を理解する必要を感じている。
さて、どうしたものか。
思考をしながら高周波ブレードを受け止める。
今回のミッション、関係する者は誰も彼も、確実に真実を隠し、事実だけを前に出そうとしている。
彼らは少女とどう関係しているのか、何故、少女はここまで執拗に追われているのか。
疑問は尽きない。
無論、問うて答えはでないだろう。
ならば、
だから、
エルズスは問うために前に出る。
足音2つで間合いを詰める。
相手の懐に入った。
「ハァァァァァァァァァ!!」
まずは動きを止める。
狙うは相手の脚、軸を崩してもう一人の男に攻撃を仕掛ける。
短期決戦。それに尽きる。
踏み込んだ膝を前にすることでリーチを追加。ブレードの腹で相手の臑を右から穿つ。
瞬間。
「よっと」
と男が攻撃を避けようとした。
彼が逃れる方向はエルズスから見て左。
ステップを踏む足の行く先は電車の窓側だ。
だがエルズスの高周波ブレードは壁にまで届く長さを持つ。
壁際に避けたとしても避けられまい。
直後、男が一つの動きを見せた。窓のある壁に靴の足を着き、
「あぶね」
そのまま窓ガラスの上を歩き、天井へと回った。
「!?」
避けられた。
そのことよりも相手の動きにエルズスは身を起こした。
「嘘だろ」
驚いた。
その一言に尽きる。
そしてその事実は戦闘において危険を示す。
だからエルズスは反射的な動きで背後へ跳んだ。
飛んできた鎖をブレードで弾く。
ほぼ同時に相手のブレードがエルズスを斬らんとしていた。
天井に立った相手がこちらに一歩踏み出す。
スパイダーマンかよ。
電車という名の直線上で戦闘は激化する。
その始まりは男が天井を駆けたこと。
彼は右手に高周波ブレードを持ち、左手に拳銃を携える。
無論、ただの拳銃ではない。
「炸裂式爆圧弾かよっ!!」
当たればどうなるか。見たことのあるエルズスにとって恐怖が走る。
装備しておいた拳銃を相手に真似て左手に持つ。
そして同時に行われるのは弾丸の発射。
当たる。
相手が撃った炸裂式爆圧弾をこちらの拳銃の弾丸で相殺。
その直前、エルズスが身沈めた。
右手のブレードで床を薄く剥ぎ取り壁として展開。
火の花が両者の間の中間距離で咲いた。
直後、エルズスの右腕の先で炎が砕け爆ぜた。
飛び散るのは床を剥ぎ取って作った防御鉄板だ。
攻撃をなんとか受け切った。その事実はあれどエルズスの表情は依然として険しいままだ。
応えるようにして敵がきた。
エルズスの正面にコートを着た男が迫る。
天井の男と同様に高周波ブレードを装備している。
斬撃を受け止めず、ブレードの腹を利用して受け流す。
相手もそれを見越していたらしくこちらに対し、拳銃を向ける。
「クソッ」
絶対に当たる訳にはいかない。
それは即ちエルズスの敗北を意味する。
ならどうするか?
その一瞬の迷いが敗北へ繋がる。
それを理解していないエルズスではなかったが、後悔しても、もう遅い。
「ッ、しまっ」
相手に窓側に体を叩きつけられ、衝撃でガラスが割れる。
体が上半身、窓から外に飛び出し風圧が体を撫でては消える。
コートの男に容赦はない。
そのままエルズスを掴み体をそのまま固定。
銃を持ち替え、こちらにむける。
ダメだ、殺される。
エルズスは反射的に相手の頭に頭突きをし、銃弾の方向を逸らした。
頬に弾丸が掠め痛みが走るが気にする暇もない。
顔を横にむけ、そして見た。
駅のホームを。
脳裏に一発逆転の作戦が駆ける。
だが、成功するのか?
起死回生とはいえ他に方法があるかもしれない。
安全性をとるならば別のやり方がいいに決まっている。
しかし、今、少女を守っているのはスネーク1人だ。
伝説の英雄とはいえ、いつまで持つか解らない。
スネークの方も2対1で戦っている筈だ。
だったら。
答えはでた。
何を迷っているんだ?
俺は問うために前にでた筈だ。
ならば、やるしかない。成功させるしかない。
空いている左手で相手の拳銃を掴むと一気にこちらに銃を当てた。
「!?」
戦場で驚きは死を招く。
この男には見本になってもらおう。
押した拳銃を持つ相手の手を一瞬でグリップからずらす。
同時に自分の指を強引に絡ませ、一気に逆向きに動かした。
こちらの意図に気付き、止めようとするも、それはフェイント。
ブレードを持った右腕を動かし、相手の持つ鎖をフックに引っかける。
後はどうするか。
「吹き飛びやがれ!!!」
相手の顔が驚愕に染まるがもう遅い。
至近距離でエルズスが引き金を引き、顔面に当てた。
爆発が二人を襲った。
爆発の衝撃でエルズスは窓から吹き飛んだ。
宙に投げ飛ばされる。
エルズスは慌てず思考する。
今は仰向け、しかも身体の吹き飛びは結構強い。
だが、今回ばかりはそのほうが都合がいい。
と、
「いけるか!?」
地下鉄のホームの柱に先ほど引っかけておいた鎖が曲がった。
鎖は電車の中にいるコートの男と吹き飛び中のエルズスを繋いでいる。
その中間に地下鉄の柱。
鎖が柱に軋み、勢いよく曲がった。
このまま柱を利用して電車方向に鎖が曲がりきったら窓ガラスを突き破り、鎖を切断する。
エルズスが土壇場で考えた起死回生の作戦。
だが、現実は上手くいかない。
「なっ!?」
ホームに設置してあった看板に当たる。
角度が一気にずれる。
「だったら!!」
叫ぶと同時に鎖を切断。
そのまま次の駅のホームに横に回転しながら着地した。
その勢いを殺す前に一歩を踏み出し、加速する。
強化外骨格の脚力もフルで使う。出し惜しみを一切しない。
走る。駆ける。
地に足を押し付け身体を前に倒し前を見る。
身体を強引に傾けるも、速すぎて電車の方向へのカーブが間に合わない。
ホームももうすぐ途切れる。
ここで終わりなのか?
息を吸う。
駆けろ、走れ、今を行け。
今はそれ意外は些細な事だ考えるな。
走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ走れ走れ走れ!!!
走れ、間に合え!!!!!
その言葉に一つの結果が答える。
電車の窓ガラスを突き破り、
エルズスが飛び込んだ。
派手な音をたてて、エルズスは前を見る。
前に立つはコートの男。表情は驚愕の色。
それはエルズスも同じだったが、それよりも速く、エルズスは風の如く相手との距離を詰めた。
まずは1人。
「チェックメイトだ」
男の体にエルズスの高周波ブレードが相手の腹に突き刺さる。
そのままブレードを落とし、斬り殺す。
「クソ野郎」
血飛沫がエルズスに向かって散っていく。
それを見れば人は揃ってこう言うだろう。
深紅の羅刹と。
次回も地下鉄戦が続きます。
エルズスは答えを見つけられるのか?
スネークに出番はあるのか?
それは見てのお楽しみ。
一言ぶっちゃけます。
ど、どうしよう、次の内容、全く考えていない・・・・・・・・。
やべぇよ、やべぇ・・・・・。
次回の前書きに続け!