ホロライブ・オルタナティブver.IF外伝 ~GM戦隊グレートメンバー~   作:天野空

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ホロメン4人同時に接触してきた第六世代組。
その1人白銀ノエルの元に向かう事になったヒーロは、白銀ノエルがいるホロライブ城の城下町に来ていた。
そして、そんなヒーロが始めに会う人物こそ、この事件に深く関わる人物だった。



第13話 ホロライブ城の攻防戦

「ここにホロライブ城が」

さくやに言われてヒーロは今【ファンタジー】の中心にあるホロライブ城の城下町に着ていた。

町の真ん中には巨大な西洋風の城。

それが目的のホロライブ城だ。

第六世代組がホロメンに接触しようとしているという反応があり、ヒーロはこの城を守護している白銀聖騎士団の団長であるノエルに会いにきたのだ。

(確かノエル団長の反応はあの城にあるって言ってたな)

城下町を城に向かって歩くヒーロ。

ふと、一軒の露店が目にとまった。

『ホロライブ城名物 人形焼き』

そう垂れ幕には書かれていた。

「そういえば、少しお腹減ったな」

ヒーロはそう思い露店に向かう。

『すいません』と誰かと同時に声をかけたヒーロ。

「え?」

横を見ると1人の亜人の女の子がこちらを見ていた。

「はい、ご注文をどうぞ」

露店のお姉さんが聞いてくる。

『カスタード入りを1つ』

またも亜人の女の子とハモる。

そして、お互いの顔を見る2人。

「はい、カスタード2つですね。

お待ちください」

そう言って露店のお姉さんが焼き始める。

「何をじっと見ている。

吾輩の顔に何かついてるのか?」

ヒーロがその亜人の女の子を見ていると、亜人の女の子は少し不機嫌な顔で言った。

全体的に紫の服を着て、薄紫の長い髪。

そして、最大の特徴はその頭に生えている大きな2本の角だ。

(やっぱり彼女だよな?)

ヒーロはその女の子には見覚えがあった。

「おい、何かついてるのか聞いてるんだが?」

「お待たせしました。

まず1つ目、どうぞ」

お姉さんが人形焼きを1つ渡してくる。

「お先にどうぞ」

ヒーロはそう女の子に言う。

「ん?いいのか?」

そう言って嬉しそうに人形焼きを受けとる。

「もしかして、君はラプラス・ダークネス?」

ホロライブ城の王様の人形焼きを頭からかじりつく亜人にそうヒーロが聞いた。

そう呼ばれた女の子は、ヒーロを見てにやりと笑う。

「そうだ、よく覚えていたな。

いや、資料とかで何回も見ているのか?

刮目せよ、吾輩の名は確かにラプラス・ダークネスだ」

「えっと山田って言えばよかったか?」

ヒーロの脳内に6期生推しの同僚が言っていた言葉が一瞬よぎった。

「違う、YesMyDark!」

「あ、ごめん」

(そういえば、山田は怒るって言ってた方か)

罰悪そうに謝るヒーロ。

「しっかりしろ、それでもGMか?

それよりお前はあの時いたGMの1人だろ?」

(魔界の槍事件の時の事を言っているのか?)

「名前も知ってるぞ。

確か…モブ?」

「違う、ヒーロだ!」

「お待たせしました、残りの1つです。

2つで300Gになります」

「え?」

ヒーロの声に店員が不思議そうな顔で見る。

隣のラプラスは明後日の方を見ながら人形焼きをパクつく。

(こいつ、払わない気だな)

「はぁ」とため息をついた後、ヒーロは店員にお金を払った。

「ありがとうございます」

店員の笑顔にヒーロは苦笑いをして答える。

ふと、隣にいたラプラスがどこかに向かって歩きだした。

「おい、待て」

ヒーロはそれを追うかたちで店から離れた。

「なんでついてくる」

城とは真逆な方向に歩くラプラス。

(どうしてだ?

第六世代組は、あの城にいるノエル団長に会いに来たんじゃないのか?)

「当たり前だろ、あんたは封印指定が出てる」

「ま、確かに」

ヒーロの言葉に頷くラプラス。

そのまま、ラプラスを追いかけてヒーロは城下町の門まで来た。

(かなり城から離れたが、第六世代組がここにいるんだ。

ノエル団長の絆を作れないはず)

そう考えラプラスを見失わないように見るヒーロ。

「おいおい、そんなに見つめるな」

ラプラスは門にもたれながら人形焼きをたいらげた。

「それより、こんなところで何をしている」

ヒーロがラプラスに聞く。

「ん?

そんな事は理解してここに来ているのではないのか?」

ラプラスがヒーロを見る。

「だったらなぜここに来た。

お前の狙いは城にいるノエル団長だろ」

「そうだ。

分かってるじゃないか。

吾輩達の狙いがホロメンだと言うことを」

「吾輩達?

しまった!」

ラプラスの言い回しにヒーロは何かに気付き城に向かって走り出す。

「そんなに急ぐと転ぶぞ~」

背後から呑気なラプラスの声。

しかし、今はそんな事を気にしている暇はなかった。

ヒーロの脳裏にはさくやが言っていた「4人?」という言葉が思い出されていた。

(くそ、第六世代組は全部で5人。

総帥自ら囮をするとは)

ヒーロは城の方を見る。

そこには白い煙がいくつかあがっていた。

 

「はぁはぁ」

ゲームの中だというの息があがるヒーロ。

門からこの城へと続く大橋までにはかなりの距離があった。

そして、今目の前で人の数倍あるだろう黒いゴーレムと数十人の騎士達が戦っていた。

騎士達の奥にはノエル団長が見える。

巨大な旗を片手に騎士達を見守っているようだ。

「ノエル団長の手を煩わせる事などない!」

「我ら白銀聖騎士団の底力を見せてやる!」

「突撃!!」

騎士達のその言葉と同時に数人の騎士が戦いに加わる。

しかし、その黒いゴーレムが腕を一振する度に数人の騎士達が吹っ飛んでいた。

「状況は最悪か」

ヒーロは大橋に近づく。

「これより先は危険です」

大橋の入り口に数人の白銀聖騎士団がいて、中に入れないようにしている。

(巻き込まれ防止か?)

ヒーロは偽装を解き、GMの制服姿に戻る。

「GMです。

通ります」

そう言ったヒーロを白銀聖騎士団は頷き、通してくれる。

そのまま、ヒーロはゴーレムの背後に向かって走る。

「GMチェンジ!」

胸元の前に持ってきた右腕についている変身ブレスレットが光る。

そして、ヒーロは緑色の変身スーツを装着した。

その頭部分は鳥のような形をしている。

「グリーンイーグル参上!」

ヒーロの大きな声を同時にド派手な音と共に背後に緑色の煙が上がった。

「な、なんだ?」

モォー!

戦っていた白銀聖騎士団と黒いゴーレムが振り返る。

「今です。

一時撤退を!」

ノエルの声が聞こえる。

戦っていた白銀聖騎士団がノエルの方に下がる。

そして、ヒーロはそのままゴーレムに突っ込み足元をすり抜けノエル側に行き、ゴーレムと対峙した。

「へぇ、案外早かったな」

ゴーレムの頭の後ろからそう声が聞こえた。

「誰だ!」

「吾輩だよ」

ヒーロの声にそう答え、声の主がゴーレムの頭の後ろから姿を現した。

「ラプラス・ダークネス!」

「そうだ、さっきぶりだな」

そう言ってラプラスはいたずらっ子のように、にやりと笑った。

「どうして…」

「GMの方が来てくれるとは助かります」

驚いているヒーロの横にノエルが来て声をかけた。

「え、あ、はい」

「どうかしましたか?」

ヒーロの返事に不思議そうにノエルが訊ねる。

「いえ、ラプラスがいたので」

「はい、先刻前に突然ゴーレムと一緒にこの城に攻撃してきたので、びっくりしました」

そうノエルが答える。

(数刻前?

なら、俺は誰といたんだ?)

「どうした、GM!

そんな顔でこのラプラススペシャルに勝てるのか!」

ラプラスの声と同時にマァー!と叫んだゴーレムが、ヒーロを攻撃する。

「く」

ヒーロとノエルはその場から飛び退く。

ドン!とゴーレムの拳が当たった場所が凹む。

(今はそんな事を考えてる時じゃない)

「ガトリング」

ヒーロの声と同時に装備されるガトリング砲。

ヒーロはそのままゴーレムに向かって速射した。

ガァー!

無数の弾丸を浴びせられ下がるゴーレム。

そこに旗をメイスに持ち変えたノエルが攻撃する。

ドガァ!と凄まじい音と共に吹き飛ぶゴーレムの右腕。

『おおー!』

ノエル達の背後の白銀聖騎士団のみなさんの声が響く。

さすがはホロメンと言ったところか。

他のプレイヤーとの威力が違いすぎる。

そして、何よりノエルの翠玉の目が光っている。

【金剛眼】を使っていた。

「さすがノエルさん。

ゴーレムでは歯が立たないか」

片膝をつき、大橋で動きを止めたゴーレムからラプラスが橋の上へと飛び降りた。

腕組みをして立つラプラス。

ノエルとヒーロはそのラプラスと対峙する。

「あの一撃すごいっす」

ヒーロが横にいるノエルに言った。

ノエルはそれに笑顔で答える。

「でも、本番はこれからだよ」

ノエルはラプラスの方を見ながら言う。

ヒーロもその言葉にもう一度気合いを入れ直した。

「さて、どうするかな」

ラプラスがそう言って前に一歩出る。

今のラプラスは封印拘束具を着けていない。

ラプラスの魔と同じ名前。

その存在は否定されたが、彼女自身に果たしてどれだけの力があるかはGMも、上層部さえ分かっていないと言われている。

(どうでる)

「危ない!」

ドガァ。

ノエルの声と同時にヒーロは下から何かに攻撃されて浮き上がる。

「がは」

「はぁ!」

浮き上がっているヒーロは、自分に追い討ちをかけてくる紫の巨大な拳を打ち砕く、ノエルの姿が見えた。

そのまま地面に落ちるヒーロ。

「大丈夫?」

ノエルはラプラスを見ながらヒーロの側に駆け寄る。

「は、はい。

しかし、今のは」

ヒーロも一度見た技だが、あの時はラプラスの手から出ていた。

「ラプちゃんの力の一端でしょうね。

さっき地面から巨大な力を感じたから声をかけたんだけど遅かった、ごめんね」

さっき「危ない」とノエルが言ってたのはこの攻撃の事だった。

「いえ、俺の方こそ気づけなかった」

ヒーロはゆっくりと立ち上がる。

(しかし、このスーツのお陰でダメージは少ない。

ウェイに感謝だな)

「へぇ、追い討ちを受けなかったとはいえ、普通に立てるんだ」

ヒーロを見て笑うラプラス。

ヒーロはそんなラプラスに武器を構える。

装備したのは機関銃。

(どこまでやれるか分からないが、今はノエル団長のサポートにまわる)

ヒーロの意図が分かったのかノエルは一歩前に出た。

「ノエルさんとまじでやれるのは嬉しいですね」

ラプラスが腰を落とし両手を広げる。

「後輩だからっておいたするならお仕置きするよ」

ノエルもメイスを構えた。

にらみ合う2人。

先にラプラスが動いた。

ラプラスは間合いを詰めるべくノエルに向かって走る。

ノエルもそれに向かうべく前に出ようとした瞬間、前ではなく後ろに跳んだ。

その瞬間、ノエルのいた場所から紫の拳が突き上がる。

「さすが」

ゆっくりと間合いを詰めているラプラスが笑う。

「同じ手は通用しないよ!」

ノエルは着地と同時に前に出てメイスで紫の拳を打ち砕く。

そして、間合いが詰まった2人。

ノエルのメイスがラプラスの頭に振り下ろされる。

手加減なしの本気の一撃。

しかし、ラプラスはそれを紫のオーラで包まれた両手でガードした。

「本当に本気なんですね。

あんなの受けたらリスポーンしますよ」

「平然に受けといてそれを言う?」

「ま、これくらいはしないと総帥できないので」

「ぐ」

組み合ったノエルが後ろに吹き飛ばされる。

ラプラスは両手で頭をガードしながら、背中から紫の拳を出現させてノエルを攻撃していた。

地面に片膝をつけラプラスを見るノエル。

「どこからでも出せるんだね」

「ま、これは吾輩の力を具現化してるだけなので」

ダダダダダダ!

ラプラスに向かって突然放たれる機関銃。

しかし、それもその紫の手で防がれる。

「話してるだろ」

「隙がないんでな」

ラプラスに言われて言い返すヒーロ。

ヒーロは先程の攻防でも2人の隙を見つけられずサポートさえも出来なかった。

(GMスーツを装備したとしてもホロメンの戦いには入れないのか)

内心悔しがるヒーロ。

それを見透かしているようにラプラスはヒーロに向かって笑う。

「くそ!」

ヒーロはそう吐き捨てるとラプラスの間合いを詰めに行く。

「へぇ」

にやけたままのラプラス。

それを見てノエルもラプラスとの間合いを詰めに行った。

「いいですよ、2人がかりでも」

間合いを詰めたヒーロが装備しているレーザーブレードを振り下ろす。

それに合わせてノエルもメイスをラプラスの横腹に向かって攻撃する。

しかし。

「無駄とは言いませんが、吾輩には効かないですね」

両方の攻撃はラプラスの紫の手に掴まれ阻まれる。

「そうだろうと思ってたよ!」

ヒーロは左手に持つ鳥の装飾が付いた銃をラプラスに向ける。

「イーグルバースト!」

鳥の装飾が口を開き、そこから凄まじい炎がラプラスに向かって放たれた。

「ぐ」

突然で防ぎ切れなかったラプラスがたまらず間合いをとった。

「よし」

「やったね」

喜ぶヒーロにノエルも嬉しそうだ。

「まさか、そんなものを持ってたなんて、想定外でした」

自分を包む炎を片手で払い、ラプラスがヒーロを睨む。

「俺だってやれる!」

ヒーロは睨むラプラスに言った。

「ふぅ、たかがGMごときに一撃を入れられたとなってはラプラスの沽券に関わります」

先程と明らかに口調の変わるラプラス。

そして、膨れ上がるラプラスの存在感。

「な、なんだ」

ヒーロはそれを目の当たりにして一歩後ろに下がる。

「あなた誰?」

ノエルはそんなヒーロの前に立ちラプラス?を睨んだ。

「見た通りですよ、それよりもう用は終わりましたので、ここでラプラスの実力がどれ程か見せておきます」

そう言ったラプラス?は両手を前に構える。

そして紫の手も同じ構えをする。

その両手に集まっていく巨大な力。

「そんなもの撃ったら城にいる人がどうなるか分かってるの!」

ノエルはそのあまりにも強大な力を感じてラプラス?に叫ぶ。

「なめられては困りますので、holoXの総帥の実力をここで示しておきます」

「ノエル団長」

ヒーロがノエルの前に出ようとする。

ヒーロにもさすがに分かるこの攻撃は自分達の背後にいる白銀騎士団の人や城にいる人達を全て倒してしまう程の威力だ。

「使うしかない…か。

ごめん、もしもの為に今からでも後ろにいるみんなにログアウトするように伝えて」

ノエルはヒーロにそう伝える。

「で、でも」

「お願い」

真剣な顔のノエルにヒーロは頷く。

そして、背後に走った。

 

「今すぐログアウトしてください!

ノエル団長からの伝言です!」

ヒーロは背後にいた白銀聖騎士団の人達に伝える。

しかし、誰1人としてログアウトしようとしない。

「なんで」

「俺達はノエル団長が自慢できる白銀聖騎士団だ。

ここで逃げて、それに答えられるか!」

「全員盾を構えろ!」

「もしもの時は俺達で背後の人達を守る」

白銀聖騎士団の人達が次々と盾を構える。

白銀騎士団の人達が持つスキルにより1人1人がエネルギーの盾を出現させる。

その盾は1つとなり巨大な盾となって背後の城を守ろうとしていた。

 

「本当にバカだよ」

そんな白銀聖騎士団の姿を見て微笑むノエル。

そして、もう一度ラプラス?を見た。

「これはもう引けなくなった。

私も私を信じてくれる人達を裏切れない。

ラプちゃん行くよ!

【ホロライブソード】!」

ノエルの叫びに世界が揺れた感じがした。

 

「お、おい。

あれ見ろ!」

白銀聖騎士団の1人がある場所を見て叫ぶ。

「ノエル団長?」

白銀聖騎士団の人の声にヒーロもそちらを見た。

「な、なんだ、あれ」

それは巨大な人だった。

そのあまりにも大きな体の為に下半身しか分からないが、その人は世界の中心に刺さっていると言われる剣に手を掛ける。

そして、巨人は剣を引き抜き共に消えた。

 

ドォォ~っと凄まじい音の後、橋の上に立つノエルが1本の剣を掲げる。

それはまさしく今さっき世界の中心に刺さっていた剣が普通のサイズになった物だった。

「な、そんな隠し球を持っていたんですか!」

ラプラス?が叫ぶ。

「本来はそう簡単に使えないけど、今は緊急事態、みんなも分かってくれる」

ノエルはそう言って掲げた剣を肩に担ぐように構える。

ラプラス?に負けず劣らずその剣は強大すぎる力を発している。

「勝負です!世界の力!」

ラプラス?が集めた力を解き放つ。

力は巨大なレーザーになり、ノエルの方に放たれた。

「絶対にさせない!」

ノエルは肩に担いでいた剣を振り下ろす。

その剣の軌跡はエネルギー波に変わりラプラスの放ったレーザーにぶつかった。

どちらも一歩も引かない力の奔流がぶつかり合い激しい余波を周りに与える。

少し離れているというのにヒーロはその余波で身動きが取れない。

白銀聖騎士団の人達が張っているシールドのお陰で被害はあまり出ていないが、それもどこまでもつか。

「くぁぁ~!」

「負けない!」

両者はまだ力を放ち続ける。

(このままじゃ、エリア崩壊が起きる)

先程からあまりにも多くの力がこのエリアに集中している為に、エリア情報がパンクしそうになっており、ヒーロに警告音と避難指示が出ていた。

(どうにかして止めないと。

しかし、この2人の間に入るなんて今の俺には)

「そこまで~!」

そう考えていると頭上から誰かが叫びながら降りてくる。

「もうやめなさい!」

その人物は力の余波をものともせずに降りて来た。

「な、トワ様?!」

ラプラス?が驚くように言うと力が霧散する。

「ナイスタイミング」

ノエルもそういうと片膝をその場についた。

剣の力も霧散している。

ヒーロにきていた警告音も鳴り止んだ。

「なんで、ここにトワ様が」

ラプラス?の方に歩くトワに向かってラプラス?が戸惑うように下がる。

「ノエル団長大丈夫ですか?」

ヒーロは片膝をついているノエルに駆け寄る。

「ありがとう」

ノエルは何とか立ち上がりトワとラプラス?を見る。

何か話しているようだがあれなら大丈夫だろう。

ノエルはヒーロと共に白銀騎士団の方へと下がった。

それから、トワとラプラス?はこの場からどこかに移動した。

「ありがとう、助かりました」

白銀騎士団の前に立ち、ノエルはヒーロに俺を言った。

「いえ、完全な力不足です」

そう言うヒーロに白銀騎士団の人達も「頑張ってたぞ」「よくやった」と声をかけてくれる。

「まだまだ粗削りですが、きっと強くなれますよ」

ノエルはそう言ってヒーロに笑いかけた。

「はい、ありがとうございます」

ヒーロはノエルに頭を下げた。

そして、白銀騎士団の人達は城の方へと戻る。

その後にノエルも続く。

そんなノエルにヒーロはある事を尋ねた。

「分かりました、ありがとうございます」

「はい」

ノエルからの答えにヒーロはもう一度お礼を言って別れた。

ノエルの絆数はやはり1つ増えていた。




第六世代組の接触してきた4人のうち3人目、白銀ノエル団長登場です。
ノエルさんが使った【ホロライブソード】ですが、世界の中心に刺さる巨大な剣を使って戦うスキルでこれを使っている間は、なんと【ホロライブワールド】に入る事ができなくなります。
ま、この剣を通してプレイヤー達はゲームにログインしてくるので当然といえば当然ですが。
ですので普段はかなりの手続きを行ってしか使えないスキルですが、今回ノエル団長は緊急事態の為に半強制的に使っています。
ま、後でいろいろと怒られる覚悟で使ったという事で。
もちろんこれもオリジナル設定ですのでよろしくお願いします。
ては、次は最後の4人目。
海上にいるあの人の出番です。
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