ホロライブ・オルタナティブver.IF外伝 ~GM戦隊グレートメンバー~ 作:天野空
さくや達、グレートメンバーは急いでその場所に向かった。
向かった先では、博衣こよりと兎田ぺこらがいた。
兎田ぺこらは博衣こよりに追いかけられているようでその場から逃げた。
後を追おうとした博衣こよりはGMへの足止めとして、キルラビットと戦闘員のみなさんを召喚しその場を後にした。
GMは博衣こよりを追いかけるべく、キルラビットと戦闘員のみなさんとの戦闘を開始するのであった
「く、戦闘員の癖になかなか強い」
レーザーソードを召喚し戦うヒーロが戦闘員のみなさんの攻撃を受けながらぼやく。
戦闘員のみなさんは素手で「こよ、こよ」言いながらGMを襲ってくる。
そして、素手で攻撃力は弱いがかなり固かった。
「こう見えても、この戦闘員のみなさんはこよりちゃんの大召喚で呼ばれたプレイヤーだからな。
強いのは当たり前だ」
ブーストナックルを装備し戦闘員のみなさんを殴り飛ばしながらさくやが言った。
「やぁ~!」
ビッグシールドを使いリィスが戦闘員のみなさんを弾き飛ばす。
その横を背後からロケットミサイルが通りすぎ、追い討ちをかけた。
「ナイスです!」
リィスは背後のフジに声をかける。
フジは親指を立ててそれに答えた。
ダンダン!
レイムもフジの横から牽制のスナイパーライフルを撃った。
「ま、戦闘員のみなさんが強いと言っても、この状態は簡易大召喚みたいなものだ。
強さはだいぶ押さえられている。
だから、さっさと退場してもらうぞ!」
『了解!』
さくやの号令に4人は攻撃の勢いをました。
「さて、後はアレだな」
最後の戦闘員のみなさんを殴り飛ばした後、奥でこちらを見ているキルラビットを見ながらさくやが言う。
「おい、シリアスっぽくもっていこうとしてるのに壊すな」
後ろでやられた戦闘員のみなさんが手を振っており、それにリィスとレイムが手を振って答えていた。
「はは、すいません」
「やっぱり、プレイヤーさんだから」
さくやに謝るレイムとリィス。
「ま、仕方ないな」
フジは笑いながら言った。
「しかし、あいつはなんで攻撃してこなかったんですかね」
レーザーソードを構えながらキルラビットを見るヒーロ。
「あれだろ、アレが出てきたらたプレイヤーさんの出番が減るからじゃないか」
さくやも構えながら言った。
「よく分かっているじゃないか」
「え?」
「喋った?」
「バカにするな!
こより様に作られた僕だぞ、喋られないわけないだろう!」
キルラビットが喋った事に驚いたGM達に怒るキルラビット。
「へぇ。
それじゃ、お喋り以外もこよりちゃんに作られたキルラビットさんは出きるんだろうな?」
さくやはニヤリと笑い挑発する。
「ふん、GMと言えども負けはせん、それに」
ニヤリと笑い返すキルラビットの横に突然ワープホールが現れる、そしてそこから小さな影が1つ現れた。
それは可愛い狼のぬいぐるみ。
「まさか!」
そのぬいぐるみを見て驚くリィス。
「へへ、この姿で驚かれるのは初めてだな」
そう言って立ち上がる狼。
「見たことあるのか?」
ヒーロはリィスに聞いた。
「ううん、あの狼は見たことないけど、私似たぬいぐるみを見た事がある。
だから、あのぬいぐるみは…」
リィスの言葉が終わる前に狼のぬいぐるみが光始める。
「第X世代!」
そして言葉が終わると同時に光はなくなり、そこにはリィスの言うとおり第X世代のベルフェが立っていた。
「よく知ってるじゃないかよ。
自己紹介いらないみたいだが、一応しておくぜ。
第X世代双犬ベルフェだ。
こいつの助太刀に来た」
ベルフェは親指でキルラビットを指差しながら言った。
「く」
第X世代の登場にGMに緊張がはしる。
「キルラビットが実際どれだけ強いか分からない。
私とフジでベルフェを押さえる。
ヒーロとリィス、レイムでキルラビットの方は任せる」
『了解です』
「無理だけはするなよ」
フジがヒーロとリィスの頭に手を置きながら言う。
2人は力強く頷いた。
「そっちの作戦は決まったかぁ?
じゃぁ、お楽しみの戦闘開始だ!」
ベルフェの言葉でGMとベルフェ、キルラビットの戦闘が始まった。
フジがロケットミサイルを放つ。
狙いはベルフェとキルラビットの2体。
キルラビットはその攻撃をバックステップで避ける。
対照的にベルフェは動かず、迫りくるミサイルを手で弾き飛ばす。
「うぉりゃ~!」
「やぁ~!」
バックステップをしたキルラビットにヒーロとリィスが剣と拳で追い討ちをかけるように迫る。
ダン!
さくやも地面を蹴り、ミサイルを弾き飛ばし懐が空いたベルフェとの間合いを詰めた。
ヒーロとリィスの攻撃を両手で受けながら下がるキルラビット。
「へぇ、連携攻撃は様になってんだな」
ブーストナックルの攻撃を片手で受け止め、ベルフェはニヤリと笑う。
「ふ、小手調べだよ」
さくやもそう言って笑い返した。
「こちらは任せたわ」
レイムの言葉にフジは頷く。
レイムはそのままジャンプしてキルラビットとヒーロ達の奥へ移動した。
「おらおらおら~」
「やぁ~!」
ヒーロとリィスの同時の連続攻撃がキルラビットに向かって放たれる。
しかし、キルラビットはその攻撃を両手の中華包丁で軽くいなしていた。
「どうした?
その程度かGM!
おら!」
包丁で2人を弾き飛ばすキルラビット。
ダン!
「ひひ、危ない危ない」
弾き飛ばす時に両手を開いた瞬間を狙って、ヒーロ達の背後からレイムが狙撃した。
しかし、それさえもキルラビットは両手の包丁で防ぎきった。
「くそう」
「まだです」
悔しがるヒーロと追撃をかけるリィス。
ヒーロもその姿を見て頷きリィスに続いた。
「へぇ、GMにしてはやるじゃんか」
数回打ち合い離れた後、ベルフェがさくやに言う。
「これでも隊長なんてものしてるからね。
そう簡単にはやられはしない」
さくやは構えながら答える。
「なら、もっと楽しめそうだな!」
ベルフェは一気に間合いを詰める。
正面からの攻撃。
さくやは手をクロスさせてブロックする。
ドン!と音がなった瞬間。
「ち」
と背後で舌打ちが聞こえた。
前に跳び背後を見るさくや。
いつの間に背後に回ったのかそこにはベルフェがいた。
しかし、その後ろからフジがベルフェに拳を放っておりそれをベルフェは受け止めていた。
「よく分かったな」
「攻撃している時、何かお前の動きが揺らいだ気がしたのでな」
「へ、それで動けりゃ上等だ!」
「うぉ?!
ベルフェは掴んだ手でそのまま自分の倍ほどあるフジをさくやの方に投げる。
さくやはそのフジの下を通りベルフェにスライディングキックを放った。
跳んで避けるベルフェに対し空中でフジはベルフェに向けてロケット砲を撃つ。
そんなベルフェの背後からさくやが腰を掴もうと迫る。
それに対してベルフェは砲弾の爆発を利用して後方に回転、迫って来たさくやの頭を越え回転の勢いをつけたままさくやの背中に蹴りを入れた。
「く!」
蹴りを受けてフジの方に吹き飛ぶさくや。
そんなさくやをフジは受け止めた。
「なかなか楽しめる」
着地したベルフェはニヤリと笑う。
「それはどうも」
さくやはフジから礼を言った後、ベルフェの方に向き答える。
「だが、まだまだ楽しませてくれるんだろ?」
ベルフェは笑う。
「もちろん、そっちが止めろと言うまでな」
そう言ってさくやはベルフェとの間合いを詰めた。
リィスとヒーロの連続攻撃が続いている。
しかし、防戦一方と言えどキルラビットはその攻撃を軽くいなしていた。
(ヒーロの攻撃が荒くなってる)
レイムはスナイパーライフを構えながら2人の動きを見ていた。
リィスは慣れないなりに攻撃を続けている。
ヒーロは連続の攻撃は荒くはなっているが、敵の隙をついて攻撃しようとはしている。
(だったら)
レイムはスナイパーライフを右手に左手にマシンガンを装備する。
スナイパーアイを右目に装着した。
そして、レイムの神援護が始まった。
「な、なんと!」
驚くキルラビット。
先程まで簡単にいなしていた攻撃がだんだんといなせなくなってきている。
その原因はレイムだ。
リィスの足りない正確に隙をつく攻撃をスナイパーライフルで。
ヒーロの減ってきた手数をマシンガンでサポートしている。
それも驚く事に2人の背後から2人に攻撃が当たらないように撃ち込んでくるのだ。
「く、くそう」
次第に攻撃が当たり始めるキルラビット。
リィスとヒーロはそれに自信が出始めたのか、攻撃の勢いが上がる。
「くぅ!」
キルラビットの目が大きく開く。
「2人とも左右に!」
レイムの声にすぐに左右に散る2人。
その瞬間、2人の居た場所にキルラビットの目からビームが撃ち込まれた。
「やはり、ネックはお前か!」
キルラビットは勢いよくレイムに襲いかかる。
「それは悪手よ」
そんなキルラビットにレイムは笑顔でそう言った。
ドカ!
「ぐぉぉ~!」
キルラビットの下から打ち上げるように蹴りを放つリィス。
蹴りあげられた先にはヒーロがレーザーソードを構えていた。
「おらぁ!」
ザン!
背中から胸を突き刺す一撃。
そして、ダダダダダダダダダダダダダチ!
ダン!
追い討ちをかけるが如く、レイムはマシンガンをキルラビットの体に撃ち込み、最後にそのこめかみをスナイパーライフルで撃ち抜いた。
「よしゃぁ」
キルラビットから離れ、レイム達の近くに降りるヒーロ。
キルラビットはそのまま地面に墜落した。
「ち、やられたか?」
さくやと打ち合っていたベルフェは、キルラビットの方をちらりと見て呟く。
「余裕だな!」
先程より確実に隙をつく攻撃を繰り出すさくやは、ベルフェに言った。
「へ、もう少し楽しみたがったがな。
仕方ねぇ」
ベルフェはさくやに蹴りを放ち間合いを取った。
「逃げるのか」
さくやはそんなベルフェに言う。
「マスターの指示でな。
これを使った後は撤退しろとよ」
ベルフェはライダースーツの胸元からカプセルを取り出す。
そして、そのカプセルをキルラビットに投げつけた。
「暴走モードだってよ。
じゃぁな」
ベルフェは腰から機械を取り出しワープホールを背後に開けるとそのままその中へと消えていった。
グギャァァァァ~!
突如、キルラビットは起き上がり、さっきまでの小さな口を大きく割けるくらい開き雄叫びをあげる。
目は赤く染まり、身体中から禍々しい気を放っていた。
「暴走モードか、レイム!」
さくやは直ぐにレイムに通信を送る。
「結果は出てる。
あれは例の力ではないわ」
直ぐ様キルラビットをサーチしていたレイムからそう返事が返ってきた。
(そうか、亜種化には第六世代組は関与してないんだな)
さくやは少し安心する。
「よし、ここが正念場だ。
やるぞ!」
『了解!』
グァァァァァ~
キルラビットは暴れまわり両手の包丁を振り回す。
その包丁の軌跡からは赤い光刃が放たれていた。
「見境なしですね」
ヒーロは光刃をレーザーソードで切り裂きながら言う。
「しかし、その性か先程までの考えた動きがないわ」
「なら、一気に畳み掛ける、フジ!」
「任せろ!」
レイムの言葉を聞き、さくやがフジに言う。
「フォローします」
リィスはビッグシールドを装備しフジの前に立つ。
「助かる」
フジは巨大なキャノン砲を召喚脇に抱えて持つ。
エネルギー充電を開始。
砲口の先に光が集まってくる。
そして「リィスいいぞ」
フジの言葉にさっと横に移動するリィス。
その瞬間、フジのキャノン砲が放たれた。
先程のキルラビットなら避けただろうが、暴走した状態ならそれもなく、キルラビットにキャノン砲の弾が当たる。
グギャァァァァ!
キルラビットが痺れながら少し浮き上がり拘束された。
「よし、GMバズーカを使う!」
さくやの言葉にフジが黄色いバズーカ砲を召喚担ぎ、片ひざを地面につける。
その横でレイムがブルーの杖をそのバズーカに付けディプレイを開き、敵の解析情報を打ち込む。
そして、その後ろでバズーカにピンクとグリーンの銃を取り付け支えるリィスとヒーロ。
さくやが赤い弾丸をバズーカに込める。
そしてそれぞれの色のバーに光が灯った。
「充電完了!
いけるわ」
レイムの声にさくやは頷く。
「いくぞ!」
『GMバズーカ!
発射!』
5人の声が重なり、バズーカ砲から5つの光を尾にして砲弾がキルラビットに向かう。
そして、キルラビットは両手を上げて断末魔を上げながら消滅した。
続けての投稿となります。
調子がいい時にどんどんアップしていこうと思います。
さて、ホロメン達の戦いの裏でGM達に何が起きていたのかというのがこのお話GMルートです。
実はベルフェが出てきて戦っていたのはこちらしか分からない内容となっております。
さて、次はホロメンルートと重なるお話。
GM側ではどんなやり取りがあったのかお楽しみに