ホロライブ・オルタナティブver.IF外伝 ~GM戦隊グレートメンバー~   作:天野空

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しばらく事件もなくつかの間の休息をとるGM達。
しかし、また新たな戦いが彼女達に近づいてきていた。


第21話 【学園】投球編 プロローグ

「ふぁ~」

「もう、あくびなんてやめてください」

今日の出勤者はヒーロとリィスともう1人。

そのヒーロは暇なのかあくびをした。

それを見たリィスが何かを打ち込みながら呆れながら言う。

「何をしてるんだ?」

ヒーロが覗くと画面には、これまでの第六世代組との遭遇動画が撮られていた。

「へぇ、いつの間に」

「一応、何かの参考になればと思って」

最近の動画がでは、闘技場でいろはが現れる姿が撮されていた。

題名は『美少女侍現わる』と書かれていた。

「えっと…」

「…」

題名を見られて黙るリィス。

「さ、さぁ、今日は何しようかな」

ヒーロは見なかった事にして、リィスから離れた。

そこへ「お、集まってるな」

席を外していたもう1人が現れた。

 

「さて、今回なんだが2人には【学園】に行ってもらいたい」

「【学園】ですか?」

ヒーロが椅子に座って聞く。

「ああ。

先程だが、【学園】に僅かだがワープの反応があった。

普通なら【学園】イベントのるしあちゃんなのだが、ワープ場所が【学園】内の為、るしあちゃんではないと判断。

そして、ホロメンの中で隠れるようにワープするのは、高い確率で第六世代組だ」

「それで、私達にその調査を?」

「そうだ。

本当は私達が1人入れての3人がいいのだが、フジ、レイム、私はちょうど大事な用事があってな。

だから2人には調査と、もし戦闘になるようであれば、現地のホロメンと協力して対処して欲しい」

さくやの言葉に2人は頷いた。

「では、任せたぞ」

『はい!』

2人はさくやに挨拶した後、部屋から出ていった。

「お、元気だな2人とも」

ちょうどそこに入れ替わるように、フジとレイムが部屋に入ってくる。

「おはよう2人とも。

先程【学園】に第六世代組が現れたかもしれないという情報があってな。

それで2人を向かわせた」

「大丈夫?」

さくやの言葉に心配そうにレイムが言った。

「現地には複数のホロメンもいるしな。

大丈夫だろう。

それに今回は私達も用事があるからな」

さくやはディスプレイを開き1枚の招待状を表示する。

「そうか、もうそんな時期か」

フジはディスプレイを見ながら指を鳴らす。

「でも、久しぶりの気もします」

レイムはそう言って微笑んだ。

「では、私達も向かうとするか」

さくやの言葉に2人は強く頷いた。

 

 

「ここが【学園】か」

ヒーロは上空からGMバイクに乗って見下ろしている。

「かなりの広さがありますね」

リィスも下を見ながら言った。

「さて、どうやって探すかだが」

ヒーロの言葉にリィスは、手元のディスプレイで索敵をかける。

「第六世代組の反応はありませんが、校庭でホロメン反応はありますね」

「ホロメン反応?」

「はい、この反応はスバルちゃんです」

「そこだ!」

リィスの言葉にヒーロは大きな声で言った。

 

ヒーロ達はスバルの反応があった場所に近づくと、そこで見覚えのある人物がいた。

「やっぱりここにいたか!」

ヒーロは大きな声をあげて、スバル達のところに降りた。

「ここで会ったが何年目だ!

今度こそ覚悟しろ」

ヒーロはラプラスを指差しながら言った。

「あ、すいません。

お取り込み中に」

そう言いながらリィスも降り、スバルとラプラスに謝る。

「おお、あれってGMじゃね?」

「お、今話題のGM戦隊?」

野次馬からそう声が聞こえる。

「へぇ、2人GM戦隊なんだ」

野次馬の言葉を聞いて2人に聞くスバル。

「はい、リィスと言います」

「ヒーロです。

助太刀します」

ヒーロはラプラスを指差したまま言った。

「別に助っ人するのは構わんが、吾輩に指を指すな」

「ぐわぁ」

突然ヒーロの足元から紫の手が飛び出て、ヒーロにアッバーカットを叩き込む。

たまらず背後に吹き飛び野次馬に突っ込むヒーロ。

「や、やったなぁ」

野次馬に助けられて立ち上がったヒーロはよろよろと戻ってきた。

「じゃ、仕切り直しですね」

ラプラスが構えるが「いや、戦うと言っても殴り合いとかじゃないから」とスバルが止める。

「勝負の方法はこれ」

スバルが1つのボールを取り出す。

「?」

不思議そうにボールを見るGM。

2人が何の話をしているのか分からない。

「勝負はドッチボールでつける」

スバルはそう宣言した。

 

では、ルール説明とうつろう。

ルールは3対3。

1度当てられると外に出て復活なし。

初めは3人コート内でコート外には3人一般参加のプレイヤーが手伝ってくれる。

一般プレイヤーからの攻撃はなしで、ボールを取ったら味方コートにパスをする。

当てられたコート内のホロメン、GMは外の一般プレイヤーと交代する。

一般プレイヤーはその時点でお疲れ様。

外に出たGM、ホロメンは攻撃OKとなる。

 

「で、こっちはスバルとGM2人だけど、そっちはどうする?」

スバルに聞かれてラプラスは微笑む。

「心配は無用です」

そう言ってラプラスの左右に地面から紫の手が生えてきた。

「な、なに、その某RPGに出てきそうな手だけの物は」

「ラプラスハンドです。

もちろん、これがアウトになれば外野に動かしますし、吾輩がアウトになった場合はその時点で負けで構いませんよ」

と胸をはるラプラス。

「ほう、ならこっちもスバルがアウトになったらスバルの負けで構わない」

ラプラスの言葉に感化されたのかスバルはそう宣言した。

「だ、大丈夫でしょうか?」

「わ、分からない。

展開が早すぎて」

スバルの後ろで小声で話すGM2人。

ホロメンの勢いに完全に飲み込まれている2人だった。

 

「では、ルールは大丈夫だよね?」

いつの間にか来た審判衣装バージョンのおかゆが、ボール片手にスバル達に聞いた。

「いや、いいけど。いつ来たんだよ」

そうおかゆに聞くスバル。

「え?

だって面白そうだったからさ」

と楽しそうに笑うおかゆ。

「あ、そうそう、ラプちゃん。

スバルが負けたらさ、僕の絆もあげるよ」

「え?まじですか?おかゆさん」

「おい、おかゆ」

「まじまじ、どんとプレゼント」

スバルの言葉を遮りおかゆはラプラスにそう答えた。

「まじかぁ」

「と言うわけで頑張ってね、スバルちゃん」

はぁとため息をつくスバルにおかゆは笑顔で言った。

両者の代表、スバルとラプラスがおかゆのところにくる。

おかゆはボールを下に。

「では、試合開始!」

その言葉と同時におかゆはボールを高く上へと放り投げた。




こちらでは始めての【学園】編となります。
ラプラスとスバルの投球バトルに果たして2人はついていけるのか?
そして、大事な用があると言った3人の行く先は?
では、また次回
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