ホロライブ・オルタナティブver.IF外伝 ~GM戦隊グレートメンバー~   作:天野空

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【近未来都市】での新装備の受け取りと修行を終えた4人は、GM基地に出社していた。
各々が満足行く結果が出たのだろう、新装備受け取り後、連続して依頼があった亜種との戦いも、今まで以上の戦績をあげていた。
そんなある日、少し落ち着いた4人が部屋に集まる時間ができた。


第27話 現れる本当の驚異

「この前はみんなよく頑張ったな」

チームGMの部屋。

さくやが3人に向かって言った。

「いや、まさか新装備受け取りに行くだけかと思ってたら、ホロメンの方との修行だとは」

ヒーロがその時の事を思い出したように言う。

「それは私も予想してなかった。

どうやら、総隊長と総司令が手配したみたいだ」

さくやも失笑しながら言う。

「ま、久しぶりにいい体験ができた」

フジは腕組みをして頷いている。

「はい、すごく為になりました」

リィスも何かを得たようで頷く。

「これからコメント集との戦いが、より一層激しくなると見込んでの配慮だと思う」

「気合いいれないとっすね」

ヒーロはさくやの言葉に手と拳を合わせて気合いを入れる。

ビービービー!

突然GM本部全体にサイレンが鳴り響く。

「え?」

驚くリィス。

「まさか、また!」

ヒーロは前回と同じように鳴るサイレンに立ち上がる。

しかし、サイレンはしばらくすると鳴り止んだ。

「な、なんだったんだ?」

ヒーロが椅子に座った時、突然目の前にディスプレイが現れた。

「うわぁ~」

そのままひっくり返るヒーロ。

「あ、すいません」

ディスプレイの中の人物は、申し訳なさそうにヒーロに言った。

『Aちゃん総司令』

名前を呼ばれ、ディスプレイの中のAちゃんが苦笑いしていた。

「それで、総司令さっきのは?」

ヒーロが座り直したのを見て、さくやがAちゃんに聞く。

「その件でみなさんに連絡しました。

現在こちらでも確認中ですが、みなさんが思っている通り五帝の一体が現れました」

「まさか、黒帝獣に続いてですか?」

フジが驚きながら聞く。

「ええ、その通りです」

「しかし、五帝は数年前に撃退されている筈です。

それが、こんなに早く復活するとは」

「さくやさんの言う通りです。

五帝のうち桐生ココさんとホロカイザー以外の3体は、10年前(ゲーム時間)にホロメンと一部のプレイヤー達により撃退されています。

一度あのランクのモンスターが撃退されると、だいたい20年(ゲーム時間)は元の状態に戻るのに時間がかかります」

「元の状態ですか?」

Aちゃんの言葉にヒーロが聞いた。

「はい、倒された五帝はその強さからリスポーンが特殊で、倒されたしばらくすると、幼体で復活して時間をかけて元の状態に戻ります」

「では、今回はその幼体が?」

リィスの言葉にAちゃんは首を振る。

「いえ、あのアラームは幼体の五帝が現れても鳴りません。

驚異状態である成体の時になります」

「すいません、総司令お話し中に、これを」

「ありがとう」

のどかの声が聞こえ、Aちゃんに書類が渡される。

Aちゃんは書類に目を通し、ため息をつく。

「こちらの調べで出現した五帝が分かりました。

場所は【ファンタジー】の第二の町。

大海原の先に白鯨帝 ホエーライブが現れたそうです」

「白鯨帝…」

Aちゃんの言葉をさくやが繰り返す。

「強いんですか?」

ヒーロがフジに聞く。

「ああ、五帝だからな。

その上、海の上での戦いになる。

海中戦もする事になるから、他の五帝より戦いにくくて厄介なんだよ」

フジの言葉にさくやが呟くように言った意味がヒーロには分かった。

前回かなり苦戦したのだろう。

「それで、私達はどうすれば?」

「はい。

現在、白鯨帝の反応が消えており、こちらから調査隊が出ています。

チームGMには現場周囲の警戒をお願いします」

『了解しました』

チームGMは立ち上がり、Aちゃんに敬礼をして現場に向かった。

 

 

【ファンタジー】付近の海岸線近く。

チームGMは周辺の警戒をしていた。

「さっきの話なんですが」

ヒーロは機関銃を装備し、辺りを警戒しながらさくやに言った。

「五帝が突然幼体から成体になる事ってあるんですか?」

ヒーロの問いかけにさくやは少し考えてから答える。

「普通ならあり得ない。

この世界は良くも悪くもゲームだ。

いくら規格外のモンスターでも、ゲーム内で決められた事を自らが書き換えるとは考えにくい」

「だったら、誰かが五帝のデータをいじったって事になりませんか?」

リィスも近くに来て会話に加わる。

「そうだろうな。

しかし、モンスターのデータを書き換えられるなんて事が出きるのはこの世界で運営以外には、1人しか存在しない」

「1人?」

「いや、1人と言うのは語弊があるか。

1ヶ所と言った方がいいな」

「それは?」

リィスがさくやに聞く。

「この【ファンタジー】にある潤羽るしあちゃんが管理する【大霊園】だ」

「【大霊園】」

「う、うわぁ~

助けてくれ~」

3人が話していると、突然、叫び声をあげながらプレイヤーがフジの方に走ってきた。

「どうした?」

フジが機関銃を構え、周囲を警戒しながら聞く。

「俺の仲間が変な物体に」

そう語るプレイヤーの後ろの方から、ゆっくりと他のプレイヤーが数人こちらに向かって歩いてきていた。

「なんだ」

さくやも異変に気づきフジの元に来る。

ヒーロとリィスも周囲の警戒をした。

「何があったんだ」

「さっき近くの街道で、見たこともないモンスターがいたからレアモンスターだと思って、俺らで狩ろうとしたんだ。

そしたら、そのモンスターがいきなり仲間に引っ付いて」

早口で言うプレイヤーはその時を思い出したのか頭を押さえうずくまる。

「あれがその仲間か」

さくやはソードを装備し、ゆっくりと歩いてくるプレイヤー達を見る。

遠くなのかそのプレイヤーの顔や装備が暗くて見えない。

「な、あれは」

その姿を見たリィスが驚く。

「まじかよ」

ヒーロはイーグルブラスターを装備しフジの横に。

「さくやあれは」

「ああ、全身がうす黒くなっているな」

暗くて顔が見えないと思ったプレイヤー達は、実際に黒い膜を被ったようになっていた。

「リィス、あのプレイヤーを調査、検索してくれ」

「分かりました」

さくやの言葉にリィスはすぐにキーボードを叩く。

そのプレイヤー達はゆっくりと覇気のない足取りでこちらに向かってくる。

「た、助けてくれ」

逃げてきたプレイヤーは怯えて座り込み頭をかかえる。

「フジ」

「分かった」

さくやの言葉にフジはそのプレイヤーを持ち上げ後ろに運ぶ。

「さくや隊長あれは」

ヒーロはさくやの隣で武器を構えながら言う。

「最悪の事態になってきている」

「さくや隊長。

やはり例の反応と同じです。

対象のパラメーターに黒い靄がかかっています」

「やはりか」

リィスの言葉にさくやが悔しそうな顔をする。

「相手はスターズ亜種と同様の現象が起きている。

すなわち、コメント集に取り込まれている。

各自対コメント集装備。

リィス、本部に連絡至急弾丸を対コメント集のものに切り替えて貰えるように連絡」

『了解です』

3人が返事をする。

フジもさくや達のところに戻ってきた。

「こんなところに普通に現れるのか」

「いや、やはり何かがこの周辺で起きているんだ」

フジの言葉にさくやは機関銃を構える。

「相手はコメント集だ。

接近戦武器は長い時間相手に当て続けるな、取り込まれるぞ」

「はい」

武器を構えるヒーロとフジ。

「弾丸切り替え完了したそうです」

「分かった。

撃て!」

さくやの言葉にさくや、ヒーロ、フジの武器が放たれる。

弾はゆっくりと歩いてくるプレイヤーに当たり、その場所の黒い膜が弾ける。

「そのまま撃ち続けろ」

3人の攻撃にプレイヤー達は撃たれるままだった。

そして、黒い膜が全て弾けとんだプレイヤー達がその場に倒れた。

「リィス、フジ」

「はい」

すぐにリィスは倒れたプレイヤーに向かう。

フジもその後に続いた。

「これで終わりとは思えない。

周囲を警戒するぞ」

ヒーロはさくやにそう言われ、辺りを警戒する。

「さくや隊長、プレイヤー3名ともステータスの異常ならびにコメント集の反応ありません」

「分かった。

強制ログアウトさせた後、キャラをもう一度運営に調べるように伝えてくれ。

それと、そこのプレイヤー」

「は、はぃ~」

頭を抱えていたプレイヤーが返事をする。

「すぐにログアウトしてくれ、その後運営にキャラに異常がないか確認してもらう」

「わ、分かりました」

そう言ってプレイヤーはログアウトする。

倒れて動かない3人のプレイヤーも、強制ログアウトされた。

キャラの操作が出来なくなったプレイヤーは、GMの方で強制ログアウトする事ができるのだった。

そして、その後すぐにそれは現れた。

地面からゆっくりと持ち上がるように黒い棒のようなものが現れる。

そして、それには2本の触手が。

すぐに後退してさくやに合流するリィスとフジ。

謎の黒い物体は次々に地面から湧き出してくる。

「あ、あれが…」

リィスはその黒い物体を見て気味悪そうに呟いた。

「そうだ。

あれがまだ何にも寄生していないコメント集だ」

目もなく口もない。

意志疎通ができないような黒い物体がさくや達へとゆっくりと向かってくる。

「これより、コメント集の殲滅作戦を開始する。

さっきも言ったが、こちらの武器が対コメント集用とは言え、長い時間接触し続ければ取り込まれる。

注意しろ」

『了解!』

「では、作戦開始!」

さくやの言葉にチームGM対コメント集の戦いが始まった。

 

「うぉら!」

ヒーロがイーグルブラスターとレーザーソードを装備して近くのコメント集に攻撃を仕掛ける。

ダンダンダン!

連続で弾を撃ち込み怯んだ相手をソードで斬りつける。

すぐさま近くの敵を確認、ブラスターを撃ち込み被弾したのを見てから、斬りつけた相手が消滅するのを見る。

消滅を確認したらすぐにブラスターを撃った相手に突撃しソードで斬りつけた。

それを繰り返しながら、ヒーロはコメント集を殲滅していた。

「ほう、動きがよくなったのではないか?」

フジがヒーロを見て言う。

「ああ、あの動きには覚えがある。

前回の五帝との決戦でロボ子さんが、眷属を殲滅していた時の動きだ」

さくやがフジと背中合わせの状態で言った。

「剣と銃、高速戦闘なら確かに彼女だな。

さて、わし達も負けてられん」

そう言って笑ったフジは敵陣に突っ込む。

「取り込まれるなよ!」

フジの背中にそう言ってさくやは眼前に無数にいるコメント集を見て笑う。

「はは、この状況で笑ってしまうか。

彼女の影響を受けすぎたかな?」

笑った自分がまた面白かったのか、ニヤリと笑うさくや。

その姿はまるで敵を前にした最凶の歌姫のようだった。

 

バシュン!

フジの拳でコメント集が一撃で霧散する。

その拳にはいつも使わないコングナックルが装備されていた。

腕全体を覆うその装備は、普段後衛を担当するフジは使っていない。

しかし、その専用武器は他の装備より遥かに強力だった。

コメント集から素早い触手の攻撃がフジを襲う。

だが、フジはその攻撃を軽く避けた。

「ふん、ぼたんさんの攻撃に比べればそんなもの遅すぎるわ」

フジはそう言いながら触手攻撃してきた敵と間合いを詰めキック。

バシュン!

これも一撃。

その足には新しい装備、コングフットが装備されていた。

後衛であるフジに接近戦の装備。

それは辞めたレイムの願いが込められていた。

GMに入った当時、フジは接近戦において無類の強さを叩き出していた。

しかし、さくや達と組むと、その役割をさくやに譲り自分は後衛へと回ったのだ。

さくやは始めそれを嫌がっていたが、フジは断固として譲らずサポートに回った。

今回の新装備の実地試験の中にぼたんに言われた。

「後衛や盾役だけがサポート役じゃないよ。

前で共に戦いながらだってサポート出来る事があるんじゃないのかな?

あたしはそう思う」

無数の弾丸が一方的に飛んでくる中、言われたその言葉にフジは考えを改めた。

かつてGMの羅刹と呼ばれた山のような男は、再び前に出たのだった。

 

ザン斬ザン斬!

無数のコメント集の間を電撃が走る。

それは横を通りすぎる度にコメント集を消滅させていた。

全部で10本の赤い爪ライオンクローを装備したさくやは、赤い電撃となっていた。

暴走モード。

キルラビットが最後に変身させられたモード。

レイムがさくやに考えた武器は1つのバッチだった。

さくやがすいせいに憧れているのを、レイムは知っていた。

そんなさくやの思いを叶える為に、レイムはすいせいの強さを調べどうにか再現できないか試行錯誤していた。

そして、行き着いたのがこのバッチ、ライオンブーストだった。

全てのステータスを100倍にするバッチ。

もちろん、恩恵には代償が付いてくる。

その代償は自らの動き。

普段の動きの100倍の動きをいきなりするのだから、その動きに処理が付いていかない。

それをさくやは、すいせいとの戦いの中で調整、習得した。

今や赤い稲妻となったさくやは笑顔のまま、コメント集を殲滅していく。

それを阻める者は今ここにはいない。

 

「やぁ!」

ドカァ!

ビッグシールドでコメント集を吹き飛ばすリィス。

そして、右手をヒーロに向ける。

するとヒーロの体が淡い光に包まれた。

その後すぐにフジ、さくやにも同じように手を向け、同じように淡い光が2人を包む。

それからまたリィスは他のコメント集へと向かった。

斬!

剣でコメント集を斬ったリィス。

しかし、その一撃では消滅せず、コメント集の触手がリィスに迫る。

だが、紙一重で避けたリィスは相手との間合いを詰め、いつの間にか装備したブーストナックルでコメント集を打ち上げた。

その奥にいるコメント集にリィスは左手に持つバズーカを撃つ。

そして、落下してきたコメント集をリィスは右手に持った槍で突き刺し消滅させた。

リィスの猛攻は続く。

コメント集に武器を切り替えながら殲滅させていく。

その武器の切り替えの早さはまるで、ときのそらのようだった。

リィスがときのそらから学んだのは、武器の切り替えの早さではなく、その場その場に対応した武器の使い方と、自ら持つ武器の良し悪し。

それを知れば自ずと次に使う武器が決まり、切り替えが早くなる。

フルスキャンで作られたリィスのキャラクターは、他のキャラよりリアルに近い。

その点で動きがなめらかになり切り替えが早くなっている要因でもあった。

 

各々の活躍によりコメント集は次々と殲滅されていく。

しかし、いくら殲滅してもその数が減る気配がなかった。

「はぁはぁ、さすがに疲れたったす」

一度集まるGM。

ヒーロは息があがってきている。

「確かにこのままではじり貧だ」

フジもいまだ無数にいるコメント集を見て言った。

「なぜここに沸いている」

ふとさくやが言った。

「ここに沸く?」

「そうだ。

確かにこの【ファンタジー】にまだ全盛期にならないはずの五帝が現れた。

しかし、ここからはだいぶ離れているし、コメント集がそれに関係していると確定したわけではない。

ではなぜ、今ここで私達を足止めするように沸き続ける?」

さくやの言葉にリィスが【ファンタジー】のマップを開きスキャンする。

「やっぱり、さくや隊長。

大霊園でコメント集の反応が多数あります」

「やはり、陽動か!」

「ご名答!」

ババババババ!

誰かの言葉と同時に無数の弾丸が放たれ、GMを囲んでいたコメント集が消滅する。

「誰だ?」

さくやがそちらを見ると、赤いセクシーな衣装にクラウンの高い帽子をかぶった女性が指揮棒を前に出してポーズをとっていた。

「マリン?

なんかその格好だと、マリンに命令されて撃ったみたいになるからやめて欲しいんだけど」

その横で魔法銃を構えていたフレアが立ち上がる。

「そうぺこ、調子にのらない方がいいぺこ」

フレアとマリンを挟む形で立っていたぺこらが言う。

「ほら、2人ともあまり責めないで」

マリンの後ろであははと笑うノエル。

2人からの責めを受け、マリンの目に少し涙がにじんでいるような気がした。

「第三世代組!」

さくやの言葉に4人は軽く手を振ってから、合流する。

「どうしてここに?」

「ミオ先輩から連絡があったぺこ。

るーちゃんに危機が迫ってるって」

さくやの言葉に答えるぺこら。

「やっぱり、狙いは大霊園」

「だといいんだけど…」

リィスの言葉にフレアが口に手を持っていき考えるように答えた。

「ヒーロ。

今から大霊園に急いで向かえ。

ここがこの状況なら向こうもかなりの数が沸いているはずだ。

こちらもここを処理しだい向かう」

「了解です」

「待つぺこ。

ぺこら達も行くぺこ」

「ノエルとマリンはここでGMと戦ってあげて」

「わかった」

「任せなさい」

「では、向こうはお願いします」

さくやの言葉にヒーロとぺこら、フレアは頷いた。

「道を開ける!」

フジはドリルナックルを召喚、大霊園の方角に向かって拳を放った。

ドリルナックルはコメント集を貫きながら進む。

その後を3人は大霊園に行く為、走り出した。

「では、こちらもさっさと片付ける」

さくやの言葉に5人は頷きあいコメント集を殲滅するべく散らばった。

 

 

それから5人は自らの力を十分に発揮し、コメント集を殲滅していた。

しかし、コメント集は次から次へと沸いてくる。

その数は減るどころか増えていくようだった。

5人にも疲労が見えてきた頃。

それは突如現れた。

コメント集の沸くそのエリアの真ん中に、その人物はいつの間にか立っていた。

全身真っ白な鎧。

その手には鎧と同じく真っ白な剣。

GMや第六世代組が白騎士と呼称するその人物は、手に持つ白い剣をゆっくりと肩前に持っていくと、勢いよく横に振り抜いた。

その瞬間とてつもない光がエリアいっぱいに広がって、5人が眩しくて瞑った目を開けた時には、コメント集も白騎士もその場にはいなかった。

「な、なんだったんだ」

5人が集まった後、フジが呟く。

「わかりません。

ただ、コメント集の反応は完全に消えています」

「どうかしたマリン?」

1人だけ近くの岩山を睨んでいたマリンにノエルが声をかける。

「ん?

なんか船長達を見ている人がいた感じがしたんですけど」

マリンはそう答え視線を戻す。

「自信過剰?」

「あのねぇ、船長は視線に敏感なんです!」

ノエルの言葉にマリンはふてくされたように答えた。

「何はともあれ、コメント集の殲滅が終わったなら、今から大霊園に向かう」

さくやの言葉に4人は頷き、5人は大霊園へと向かった。

 

 

「おお~い」

マリンとノエルは大霊園の近くに立っている、ぺこら達を見つけて手を振る。

その後をさくや、フジ、リィスも付いてきていた。

再会を喜ぶ第三世代組。

るしあは4人に抱き締められ、ちょっと嫌がりながらも顔は嬉しそうだった。

「よくやったな」

リィスとフジがるしあの体に異常が残ってないか調べている最中に、さくやはヒーロに言った。

「いえ、俺は結局何もしてないです。

最後は白騎士が現れて全てを倒して行きました」

「そうか、こちらも同じだ。

白騎士が全てを倒していった」

ヒーロの言葉にさくやもポツリと呟いた。

「さくや隊長、るしあちゃんに異常ありません」

リィスはそうさくやに報告する。

「わかった。

それでは私達は基地に戻る。

今回の事を報告しないといけないからな」

「ありがとうね、助かった」

マリンがGMにそう言って手を差し出す。

「いえ、こちらこそ」

さくやはそう答え手をとった。

「駆けつけてくれてありがとう」

るしあにそう言われてヒーロは照れていた。

「では、失礼します」

GM4人は、その場にいる人達に挨拶した後、GMバイクに乗って空に上がる。

「リィス。

少しいいか」

4人で基地へとワープする時にさくやがリィスに言った。

「はい、何でしょう?」

「実はリィスには少しやってもらいたい事がある」

そう言ってさくやはリィスにある事を頼むのだった。




更新が遅くなってすいません。
11月はどうしても私事で鈍足になってしまいます。
気長にお待ちいただければと思います。
なお、別サイトで上げさせてもらっている、ラプラスの野望を徐々にこちらのサイトにも掲載していきます。
前書き後書きなしではありますが、良かったら読んでみてください。
では、また次回に
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