ホロライブ・オルタナティブver.IF外伝 ~GM戦隊グレートメンバー~ 作:天野空
自分の体は確認でないが、目が見えないわけではない。
手や足、体の感覚は確かにある。
「まさか、またこの場所にくるとはな」
しばらくすると懐かしい顔が姿を表した。
「やっぱり貴女だったんですね。
AZKi さん」
名前を呼ばれた彼女は優しそうに微笑んだ。
「お久しぶりだね、このは。
あ、今は違う名前だったかな?」
優しく微笑むAZkiは見えない誰かにそう語りかけた。
「知ってるでしょう?
今はさくやですよ」
見えない彼女は少し呆れたように答える。
「ごめん、ごめん」
「相変わらずですねAZkiさん。
初めてここであった時と変わらない」
「そう?
AIだからかな」
さくやの言葉にそうAZkiは答えた。
その答えにさくやは苦笑した。
「それより、どうして私がまたここに?
私が世界の答えとしての使命は果たしたはずですが?
それに、私の次の代が前回の戦いも終わらせたはずなのでは?」
「確かに貴女がプレイヤーとして、この世界に来た時の脅威は貴女と仲間達の手によって、消え去りました。
そして、次の脅威もカレとホロメン達の手で阻止されました。
しかし、また新たな脅威がこの世界に迫っています」
さくやの問いに、口調の変わったAZkiが答えた。
「その脅威が私と関係があるんですね?」
「ええ、貴女が今関わっている第六世代組の子達とも深く関わっています」
「彼女達も?」
「ええ、それと彼女達はもう絆を全て集めています」
その言葉をさくやは予測していた。
「それもその脅威に関係があるんですね?」
「ええ、元凶を炙り出すにはこの方法が一番だったので」
「それで今回は私はどうすれば?」
さくやの言葉にAZkiは一瞬黙る。
「そうですか、私は今回力にはなれないんですね」
「ごめんなさい」
さくやはその沈黙から何かを悟ったのかそうAZkiに言った。
「謝る必要はないです。
それはたぶんどうしようもないんでしょうから」
謝るAZkiにさくやはそう答えた。
「これは最終章への始まりの合図でもあります。
貴女が目覚めログインした時、最後の戦いが始まります。
今回、この世界【ホロライブワールド】は答えを出さなかった。
それはこの脅威が世界を脅かす程のものではないと思ったのか。
それとも何か別の意志が動いているのか?
そこまでは私でも分かりません。
ですので、今回始まりの合図は脅威に1番近い貴女にお願いします。
どうか無事にこの世界を守ってください」
いつの間にかロングヘアーへと変わっていたAZkiは祈るように目を閉じていた。
「分かりました。
知らせてくれてありがとうございます。
必ずこの世界を」
守るとはさくやには言えなかった。
自分は今回、力になれないと感じていたから。
「ええ、信じています」
でも、その言葉をAZkiは受け止め返した。
さくやは心に決める。
例え力になれなくても、道を繋ぐことは出きるはずだと。
自分はその道しるべになればいいと。
そして、さくやは目を覚ます。
最後の戦いはもうそこまで迫っていた。
今回はかなり短いお話になります。
実はさくやは、プレイヤー時代、先代の世界の答えで、世界を救っていたとか。
AZkiちゃんが、その時にさくやの道しるべをしていたとか。
そして、今回の本当の脅威に対して、世界は何も答えを出さなかったとか。
さて、次からは本当の脅威が世界に侵攻し始めます。
果たして、GM達は世界を守れるのか?
そして、第六世代組は世界征服の願いを叶える事が出きるのか?
次回をお楽しみに