陸の王者、戦車。
時代が変わっても彼らが陸戦における主力であることに変わりはない。
「全速前進!」
キャタピラが地面を切り裂いてゆく。
そうして地面に刻まれてゆく二条の筋はひとつではない。
二つ、三つと数えるのが億劫になるほどのとてつもない数のそれは同じ数だけそれを付けた者がいるということを表していた。
「停止!」
しばらく走って立ち止まったこの戦車はEDFの主力量産戦車のひとつであるE551ギガンテス。
その脇には同じくEDF車両のブラッカー、装甲車グレイプ、イプシロン装甲レールガンなどが肩を並べていた。
火力と装甲と機動力で戦う姿はEDF以前の旧世代兵器と同じ形相であるが、彼らの、地球の敵にはなお有効な戦力である。
その後方にはその火力で戦線を支える後方戦力のネグリング自走ロケット/ミサイル砲や見上げるほどに大きな原子光線砲EMCの姿もある。
EDF以外にもTRTのE-Tk01/02汎用戦車やベリィ系陸戦型R戦闘機や統合軍、連合軍の戦闘車両が軒を連ねている。
「進めーっ!」
EESFの61式戦車大隊がEDF後方支援戦力に合流する。
彼らもまた、その連装砲と高度なデータリンクをもって遠距離から戦線を支え、時には打破する強力な存在である。
その戦列にはガンタンクやジムキャノン、その量産型を始めとする砲戦型のモビルスーツも見られ、陸戦型にカスタマイズされた量産モビルスーツが接近戦の穴を埋めていた。
性能や汎用性から開発された当時は既存兵器をほとんど代用する存在になると言われていた人型兵器のひとつであるモビルスーツ。
しかし今やモビルスーツと既存兵器は立場を食い合う存在ではなくなり、お互いを補う戦術の一部となっている。
それは他の人形兵器でも同じことであり、その汎用性を特化兵器の苦手とする状況の打破へと役立てている。
ズシャッ!
企業連の主力兵器である
その背後には同じく企業連の有するMTや戦闘ヘリが続く。
間を縫って
統合軍のデストロイドやUNCFの機動甲冑も後に続く。
武器マウントに搭載して、またはモジュールとして、またはマニピュレータに掴んでと様々な方式で多種多様な兵装を引っ提げて敵へと対峙する彼らもまた、戦場の主役なのだ。
ザザザ…
その足元から、袂から、車両の後部から、ヘリの中から、空から、地下から、虚空から、あらゆる場所から流れ出す軍靴の音色。
さざめきのように不揃いなそれと同じくそれを立てる者たちも不揃いで同じところはなかった。
AF14アサルトライフルを装備したEDFレンジャー、コスモガンを携えたUNCF兵、対MS誘導弾を抱えたEFSF陸戦兵、または旧式のライフルを構えた旧国家の歩兵たち。
その総数は軽く億を超え、正確な数を知ることが困難なほどだ。
そんな彼らこそ陸戦の真の主役。
どの時代でも最も戦闘に貢献し、そして最も命を散らす者たち。
役者は出揃った。
「陸に死角はない」
歩兵の一人が遠くに見える海に目をやった。
「海は任せた」
企業連ー「レイヴン」
ACやMTを開発、運用する企業連合体。
世界統合によりなし崩し的に結成された組織ではあるが利害関係が一致した彼らの結束力は非常に高い。
陸戦ー「最後の手段」
前提として大気圏内に突入されること自体が異常事態であり、基本的には最後の手段である。
しかし陸戦は''何度も''地球を救ってきたものであるため重要視されている。
これの敗北は地球の敗北を意味する。
最初に侵攻してくるのは?
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フォーリナー(イージー)
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ガミラス帝国(ノーマル)
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バッフクラン(ハード)