逆襲のクロト   作:皐月莢

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パナマ攻略戦

 〈84〉

 

 キラの介入もあり、全滅は免れたものの攻撃部隊の8割を喪失したザフトは生き残った2割のアラスカ攻撃部隊、及びアフリカ戦線を縮小し、ジブラルタル基地に集結させていた部隊を掻き集め、地球連合軍が保有する唯一のマスドライバー施設〈ボルタ・パナマ〉の破壊を目標とする作戦を発動させていた。

 対する地球連合軍も地球連合軍初の主力量産型MS〈ストライクダガー〉を擁する第13独立部隊及び〈ロングダガー〉を含む大部隊を集結させていた。

 その数は圧倒的であり、正攻法では〈ボルタ・パナマ〉の破壊は不可能だと判断したザフトは強力な電磁衝撃波(EMP)を発生させ、電子機器を破壊する兵器〈グングニール〉の投入を決断したのだった。

 事前に十分なEMP対策が必要であり、目標である〈ボルタ・パナマ〉を破壊する為、その効果圏内である目標地点を一定時間制圧し、外部から点火装置の組み立て・設置と暗証番号の入力を行う必要があるなど、地球連合軍に手の内が判明すれば二度と使用不可能になるだろう一発限りの切り札であったが、差し迫る地球連合軍の反攻を防ぐ為に必要な決断だった。

 

『ふん……』

 

 イザーク・ジュールは修理を終え、EMP対策を施した〈デュエル〉で〈バスター〉と共にパナマ基地への侵攻を始めていた。

 今のところは圧倒的な戦力差を覆し、戦況はザフト優位に進んでいる。

 モビルスーツの精鋭部隊で構成されたザフトに対し、戦車、自走砲といった旧来の兵器を中心に構成された地球連合軍が対抗するのは困難だったからである。

 

『アイツはいないのか……』

 

 謎の強力なモビルスーツに乗ってアラスカ基地に現れ、窮地に陥っていたアークエンジェルを援護すると共に、地球連合軍や自分達ザフトを含む全軍に〈サイクロプス〉の存在を呼び掛け、撤退を促した謎の少女。

 敵対する者に警告し、無力化し、それでも従わない者を排除するという理解不能な行動指針で動いている彼女ではあったが、彼女の言葉に嘘はなかった。

 彼女の呼び掛けがなければ、おそらく攻撃部隊の被害は8割では済まなかっただろうし、自分も生きてはいなかっただろう。

 

『アイツが気になるのか、イザーク?』

『……まさか。出て来たら厄介だと思っただけだ』

 

 これまで戦って来た〈レイダー〉〈ストライク〉を遥かに上回るパワーを持った機体に、高速で動く目標を同時に無力化する空間認識能力と、至近距離で〈イーゲルシュテルン〉を回避する反射神経。

 もしも再び対峙すれば、万が一にも自分には勝ち目がないだろうということはイザークも認識していたのである。とはいえ、同世代と思われる少女に自分は命を見逃されたのだという衝撃は、イザークの心境に深く影響を与えていたのだった。

 

『ま、誰だか知らないが地球連合軍の一員じゃねーだろ。わざわざ俺達にまで撤退を呼び掛ける奴がいると思うか?』

 

 そんなディアッカの軽い口調の言葉は紛れもない正論だった。

 アークエンジェルを含むアラスカ防衛部隊の撤退を援護するためとはいえ、敵であるザフトにわざわざ〈サイクロプス〉の存在を暴露して撤退を促すのは、地球連合軍の一員として考えられない行動である。

 事実、発動が差し迫る〈サイクロプス〉の効果圏内から脱出するため、アラスカ基地のメインゲートの防衛を放棄して撤退しようとしていたと思われるアークエンジェル達からは、同様の呼び掛けはなかったのだから。

 

『ふん! 叩き甲斐のない──うわぁ!?』

 

 必死に抵抗していた戦車部隊を撃破し、森林区域を突き抜けてパナマ基地の中枢部目掛けて先行していた一機の〈ジン〉が緑の閃光にコクピットを貫かれて爆散した。

 

『あれはっ!』

『ストライクとかいう地球軍のモビルスーツか?』

『いや、違う!』

 

 行動を共にしていた僚機の〈ジン〉のパイロットと同時に、前面に展開された正体不明のモビルスーツ部隊を視界に捉えたイザークは叫んだ。

 型式番号〈GAT-01 ストライクダガー〉。

 地球連合軍初の量産型MS〈ダガー〉を更に簡易化させ、小型携帯ビーム兵器の装備とザフトの量産型MS〈ジン〉を凌駕する運動性を持った最新鋭の量産機である。

 キラがオーブで開発したナチュラル用OSを洗練させ、搭乗者の反射神経に操縦を依存せずMS自身に対応させるシステムを導入した最新OSは、初実戦となる第13独立部隊のパイロットでも十分な性能を発揮し、対モビルスーツ戦を想定した訓練が不十分だったザフトと互角以上の戦いを繰り広げ始めた。

 

『……こいつは〈デュエル〉!? 』

 

 思わぬ強敵に苦戦するパナマ攻略部隊だったが、今まで何度も対モビルスーツの実戦を重ねていたイザークとディアッカは巧みに攻撃を避け、次々に第13独立部隊を撃破していく。

 そんなイザーク達の侵攻を食い止める為、白い塗装を施したモビルスーツがビームライフルを乱射しながら猛烈な勢いで側面から突入してきた。

 地球連合軍に所属するコーディネイター専用機体として開発され、PS装甲こそ保有していないものの、原型機である〈デュエル〉と同等の性能を有する〈ロングダガー〉である。

 虎の子のモビルスーツ部隊を出撃させた地球連合軍と、そんな地球連合軍に苦戦を強いられるザフトとの激闘が続く中、多くの犠牲を払って制圧した目標地点に〈グングニール〉が投下されたのだった。

 

 〈85〉

 

 キラはアラスカ基地防衛任務を放棄し、地球連合軍及び、大西洋連邦軍からの脱走艦となった〈アークエンジェル〉を護衛しながら、オーブ連合首長国に入国していた。

 このアラスカ基地防衛任務は防衛部隊の主力を構成していたユーラシア連邦軍がザフトの作戦を察知し、地球連合軍上層部を逃がしてザフトの大軍を引き付け、自らの犠牲も顧みずに自爆装置として設置していた〈サイクロプス〉を起動させてザフトに大打撃を与えた“アラスカの奇跡”だと宣伝されていた。

 その生き残りであるアークエンジェルはパナマ基地に向かう事も決して不可能ではなかったのだが、命令なく戦列を離れた敵前逃亡艦として死刑が濃厚な軍法会議を恐れたことと、更に自分達を囮にしようとした地球連合軍に反発して、もっとも付近に存在していた中立国のオーブ連合首長国に逃亡を決めたのである。

 とはいえ一度アークエンジェルを離れたキラからすれば、地球連合軍の遣り方にマリューらが反発するのは理解出来る一方で、状況が異なるとはいえユーラシア連邦軍の軍事要塞アルテミス、一部撤退に成功したとはいえ第八艦隊を囮にして生き延びた彼等が、そんな言葉を平然と口にするのは内心複雑だったが。

 ラクスの情報では、付近の友軍に救助されたとされるクロトは今も地球連合軍の一員としてザフトと戦っているのだろう。

 せめてクロトに自分の無事だけでも伝えたいと考えたキラは、カガリからパナマで地球連合軍とザフトが大規模な戦闘を始めたという情報を受け、アークエンジェルから推進剤の補給を受けた〈フリーダム〉でオーブを後にしていた。

 核エンジンの搭載による無制限の電力供給によって、プラントからアラスカ基地、オーブまでの移動を無補給で達成した〈フリーダム〉が太平洋を縦断した先のパナマに辿り着くのは容易だったのだが、パナマ基地では凄惨な光景が広がっていた。

 

『……そんな……』

 

 起動した〈グングニール〉から発生した電磁衝撃波によって〈ボルタ・パナマ〉は内部の電子機器が完全に破損し、徐々に倒壊を始めていた。

 地球連合軍は中枢部に存在する司令部を含めて完全に沈黙しており、そんな突然のゴーストタウンと化したパナマ基地を、海岸付近に展開していたザフト艦が次々に放つミサイル攻撃が徹底的に破壊し尽くしている。

 そしてそれは、ただの序章に過ぎなかった。

 

『はっはっはっは。いい様だな、ナチュラルの玩具共!!』

 

 糸が切れた操り人形の様に立ち尽くす〈ストライクダガー〉のコクピット目掛けて、一機の〈ジン〉が念入りに〈76mm重突撃機銃〉を撃ち込んでいる。

 

『アラスカでやられた、ハンナの仇だ!』

 

 その近くでは、突き飛ばして倒れ込んだ〈ストライクダガー〉のコクピットに〈重斬刀〉が振り下ろされる。

 

『ナチュラルの捕虜なんか要るかよ!』

 

 投降した地球連合兵に〈76mm重突撃機銃〉を突き付け、嘲笑と共に発砲して赤い肉片に変えていく。

 

『貴様ら……! いったい何をやっている!!』

 

 同様に突如沈黙した白い〈ロングダガー〉とそのパイロットを置き去りにし、殺戮を楽しむ〈ジン〉をイザークは〈デュエル〉で取り押さえようとするが、そのすぐ傍で逃げ惑う地球連合兵が次々に撃ち殺されていく。

 

『ふざけるな……! もう戦闘は終わっただろう!!』

『中立国の民間人を虐殺したアンタに言われる筋合いはねぇよ! ……あぁ、アレは不幸な事故でしたっけ?』

『今やプラントのナンバーツーがママだもんなぁ? 親の威光で威張り散らしてるだけの奴が、格好付けてるんじゃねえよ!』

『俺は……俺はそんなつもりじゃ……!!』

 

 流石のイザークも多勢に無勢で、自分達の愉しみの邪魔をするなと複数の〈ジン〉で取り押さえられ、目の前で繰り広げられている虐殺を見ていることしか出来ない。

 

『おいおい、この基地にも〈サイクロプス〉が仕掛けられてるってよ!! 全く野蛮なナチュラル共だぜ!』

『1人も生かして帰すんじゃないぞ!!』

 

 アズラエルがパナマ防衛戦にクロト達を参戦させない代替案として、万が一の敗北に備えて設置していた〈サイクロプス〉は不発に終わっていた。

 厳密にはマイクロ波発生装置であり、その都合上極めて高い電磁波耐性を有する〈サイクロプス〉そのものは〈グングニール〉の電磁衝撃波に唯一耐えていたのだが、その遠隔起動装置が破損してしまったのである。

 そのため、ザフトの凶行を目の当たりにしたパナマ基地指令室は決死隊を結成し、自爆装置として設置していた〈サイクロプス〉を手動で起動しようとしたのだったが、間一髪のところで阻止されたのだった。

 これで大義名分を得たとばかりに、多くのザフト軍が連合軍兵士に対する組織的な虐殺を実行し始めたのだった。

 定義上ザフトは義勇軍であり、それ故に軍規に対する認識が極めて甘かったことと、パナマ攻略部隊の半数はアラスカ攻略部隊の生き残りで構成されていたため、地球連合軍に対する敵愾心が強かったのが原因だが、その場はまさに地獄だった。

 

『くそっ……! くそっ……!』

 

 イザークは中立国のコロニーを破壊し、地球連合軍が乗っていると誤認したとはいえ、故意に避難民を乗せた無抵抗のシャトルを虐殺した。

 中立国の民間人と、敵国の投降兵。

 どちらも戦闘意思のない者という意味では同じだったが、どちらがより悪質かといえばイザークに軍配が上がってしまうのは当然であり、目の前で虐殺を繰り広げているザフト兵達が嘲る様に、イザークの言葉に説得力など欠片も存在しなかったのである。

 今も自分がザフトの赤服としていられるのは、イザークの隊長であるクルーゼと母親であるエザリア・ジュールの権力のお陰であり、許された訳でもなんでもない。

 仮にプラントが地球連合に敗戦すれば軍事裁判に掛けられ、銃殺刑に処される可能性が高い極めて不安定な立場である。

 だから二度と同じ様な悲劇を繰り返さない様にしようと、ある意味でザフトに対する造反とも取られかねない行為を行ったというのに、この情けない有様である。

 イザークはコクピットの中で無力な自分に絶望していると、突如自分を取り押さえていた〈ジン〉の片腕が一斉に吹き飛び、拘束から解放された。

 

『目標は達成したでしょう。……今すぐ撤退するか、それとも死ぬか、選んで下さい』

『この声は!?』

 

 その声にイザークが頭上を見上げると、背部に装備された左右5対の能動性空力弾性翼を広域展開した〈高機動空戦モード〉の〈フリーダム〉が宙に浮かんでいた。

 

『ちっ、ナチュラルの分際で──ぐわぁ!?』

 

 片腕を吹き飛ばされた〈ジン〉の一機が〈76mm重突撃機銃〉を放つが、空中を舞う様な軌道で〈フリーダム〉はあっさりと避け、反撃のビームライフルで頭部を吹き飛ばすと、続けて発砲しようとした〈ジン〉のコクピットを撃ち抜いた。

 

『邪魔なんだよ!!』

 

 同じく取り押さえられていた〈バスター〉もビームライフルの銃身を振り回して〈ジン〉を跳ね除け、上空で圧倒的な存在感を放っている〈フリーダム〉を見上げた。

 

『……こんな事に』

 

 自分が助けた人間が、再び銃を取って別の人間を傷付ける可能性があることは、キラも重々覚悟していた。

 今の世界情勢では地球連合軍はザフトと戦うのが使命であり、ザフトは地球連合軍と戦うのが使命なのだから。誰にでも、それぞれに守りたいものがあるのだから。

 ──それでも。

 キラは〈フリーダム〉を上昇させ、既に廃墟と化したパナマ基地指令部に向かって放たれたミサイルを〈マルチロックオンシステム〉で捉え、その全てを迎撃する。

 

『こんな事の為に!! 私は助けた訳じゃない!!』

 

 襲い来る〈ディン〉のスラスターを次々に破壊して地上に叩き落とし、四方八方から放たれる攻撃を避け、反撃で機体の頭部や腕部を吹き飛ばし、それでも反撃する機体に対して〈フリーダム〉は一切の容赦なくコクピットを撃ち抜いていく。

 

『ば、化物め!! 早く撃ち落とせ!!』

『それより撤退だ!! このままじゃ全滅する!!』

 

 元々パナマ攻略部隊は〈グングニール〉の使用が大前提であり、特にモビルスーツ部隊は突貫で専用のEMP対策を施した、少数で構成された精鋭部隊である。

 核エンジンの搭載によって無制限の稼働時間を有しているとはいえ、弾薬や推進剤には構造上の限界がある〈フリーダム〉だったが、初実戦である〈ストライクダガー〉の善戦によって消耗したパナマ攻略部隊は更なる戦力の消耗を避ける為に撤退を始めた。

 しかしザフトの行った連合軍兵士の投降兵に対する組織的な虐殺により、パナマ攻防戦における連合軍兵の生存者は “煌めく凶星「J」” ジャン・キャリーを含む、極少数のみという壊滅的な大打撃を受けた。

 更に地球連合軍は保有する全てのマスドライバーを喪失し、地球連合宇宙軍の本部である月面プトレマイオス基地に補給を行う事が不可能になったのである。

 

 〈86〉

 

「──おや? 中立だから、ですか? いけませんねぇそれは。皆命を懸けて戦っているというのに。人類の敵と」

「そういう言い方はやめてもらえんかね。我々はブルーコスモスではない」

「これは失礼致しました。しかしまた、何だって皆様この期におよんでそんな理屈を振り回しているような国を、優しく認めてやっているんです? もう中立だのなんだのと、言ってる場合じゃないでしょう。奴らは我々を皆殺しにするつもりですよ?」

 

 全てのマスドライバーを喪失したという状況を打開するため、地球連合軍はマスドライバーを保有するオーブ連合首長国に対して戦争協力の圧力を強めると同時に、ザフトの支配下にあるマスドライバー施設〈ハビリス〉を保有するビクトリア基地を奪還するため、地球連合首脳会議を行っていた。

 

「地球の一国家であるのなら、オーブだって連合に協力すべきですよ。違いますか? もっともオーブは我々大西洋連邦軍の技術を盗用し、地球連合軍にマスドライバーを使わせるくらいなら自爆させようと企んでいるとんでもない国ですが。なんでしたら僕の方でオーブとの交渉を引き受けましょうか?」 

 

 その会議に軍事産業理事というオブザーバーで参加していたムルタ・アズラエルは大西洋連邦軍を二手に分ける二正面作戦を提案した。

 

「皆様にはビクトリアの作戦があるんだし、分担した方が効率いいでしょう。我々も本命はビクトリアですし、あれのテストも出来るかもしれませんから」

 

 そしてオルガとシャニを含む半数の部隊をビクトリア基地に向かわせると共に、アズラエルはもう片方の部隊を率いてオーブ連邦首長国に向かったのだった。

 アズラエルがオーブに行った通告は“オーブ連邦首長国はアークエンジェルと結託してG兵器のデータを盗用し、オーブ軍独自のモビルスーツを製造した疑惑があり、その疑惑を検証するためにオーブは48時間以内に大西洋連邦軍の査察を受け入れることと、先のパナマ防衛線で行われた様なザフトの凶行を食い止める為、オーブはマスドライバーを有償で地球連合軍に貸与することを要請し、これを拒否した場合はザフト支援国と断定して大西洋連邦からの武力攻撃を行う”という内容だった。

 それは本来の歴史で行われた“現政権の解散、国軍の解体を要求し、これを拒否した場合はザフト支援国と断定して大西洋連邦からの武力攻撃を行う”という通告とは異なり、あまりにも理性的な内容の要請だった。

 クロトの報告書によって、オーブは内容に関わらず要請を拒否すると判断したアズラエルは今後の批判を回避するため、あえて弱腰とも取れる要請を行ったのである。

 ここまで譲歩した内容でもオーブが協力しないのであれば、オーブがザフト支援国であるのは明白ではないかと主張するために。

 オーブのマスドライバーを入手できる見込みが極めて低い以上、このアズラエルの目的は赤道連合等の中立国に対する牽制と、自身が経営するデトロイトの軍事工廠で製造した最新鋭モビルスーツである〈ゲルプレイダー〉〈ストライクネロ〉の実戦テスト、そしてマスドライバーとモルゲンレーテの技術がザフトの手に渡ることがない様に破壊する事だったからである。

 

「──要求は不当なものであり従うことは出来ない。オーブ連合首長国は今後も中立を貫く意志に変わりはない。……いやぁ流石、アスハ代表。期待を裏切らない人ですねぇ。ほんとのところ、ここまで譲歩したらいくらなんでも要求を飲まれちゃうんじゃないのって思っていたんですよ」

「……それならそれで別にいいんですよ。マスドライバーを完全に押さえてから、改めてオーブを攻撃すればいいんですから」

「全くクロト君は怖いですねぇ。あれのテストとマスドライバー、モルゲンレーテの破壊……是非とも最後まで頑張り通していただきたいものですがね」

 

 そして最終回答期限となるC.E.71年6月15日、パナマ防衛戦後にオーブ首長代表に再就任していたウズミが地球連合軍の要求を拒絶すると共に、アズラエルが“オーブ解放作戦”と銘打った侵攻作戦が幕を開けたのだった。




二次創作では見ない、パナマ攻略戦に介入するキラちゃんでした。

そもそも原作のキラくんは何故パナマ攻略戦をスルーしたのか。オーブで1ヶ月間何をしてたんだ……(年表参照

メタ的にはパナマ攻略戦に介入すると、自分が助けたザフト兵達が地球連合兵を虐殺するという構図なので駄目なんだろうけど。

とはいえ戦争を止めるとか決意した割に、アズにゃんがオーブをスルーしてたら、キラくんはどうするつもりだったの? ラクス様がエターナルを奪取して合流するまで、ずっとムウさんを鍛えながらカガリちゃんとイチャイチャしてるつもりだったの?

……深く考えるのは止めよう。

キラちゃんのザフト赤服のボトムスは?

  • ズボンだよ(シホさん風)
  • スカートだよ(ミリアリアちゃん風)
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