〈13〉
その青年がデュランダルの前に現れたのは、臨時最高評議会議長アイリーン・カナーバがユニウス条約締結による国内の反発を受けて辞職に追い込まれた日の事だった。
鮮やかな金髪に精悍な顔立ち──第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で戦死した旧友の養子を思わせる美しい風貌に加えて、傲岸不遜を体現した異様な雰囲気。
青年は当時クライン派に所属する一政治家に過ぎず、議長選で対抗馬のユーリ・アマルフィに大敗するだろうと予想されていたデュランダルに多額の資金提供を行うと共に、大々的な広告戦略を行った。
最終的に選挙前の予想を大きく覆し、最高評議会議長に上り詰めたデュランダルの影の参謀として、その青年は今も裏でプラント国民の感情を巧みに操り、特定の政治基盤を持たないデュランダルを支援し続けている。
今や主従関係は完全に逆転しており、青年にとってギルバート・デュランダルという存在は自らの意のままに動く傀儡だった。
「──やはり失敗したようだな、デュランダル」
議長室の一角に用意された最新式の軍事訓練用シミュレーターに陣取り、次々に表示される的を神懸かり的な速度と精度で撃ち抜きながら、青年は先程部下から思わぬ報告を受けたデュランダルを嘲笑った。
「まさかあの機体が、密かに修復されていたとは……」
オーブ代表首長アスハ邸の地下シェルターに隠されていた、とあるモビルスーツ。
地球連合軍初のモビルスーツである初期GATシリーズに名を連ねながら、二度に渡る近代化改修を経てヘリオポリス襲撃事件から第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦まで最前線で戦い抜き、ザフトに地球連合軍の恐怖を示した傑作機である。
「言い訳を聞くつもりはない。……まぁ、元は一介の遺伝子学者に過ぎない貴様に、そこまで期待していないがな」
「……申し訳ありません」
量産性を度外視して地球連合とモルゲンレーテの最新技術が導入された機体とはいえ、あくまで二年前に製造された旧式の機体であり、純粋な機体性能はザフトの最新鋭機体であるセカンドステージと比較して一回り劣っている。
つまりデュランダルは、そのパイロットである少年の容体を見誤って決行してしまったのだ。
圧倒的優位な地球連合軍を打ち破るため、オペレーション・スピア・オブ・トワイライトの最終調整を行っていた青年が、意外にも難色を示したにも関わらず。
「貴様等の御大層な遺伝子操作など、真の天才の前では何の意味も無いということだ。失敗作とはいえ、曲がりなりにも“私”を倒した者をそう簡単に排除出来ると思ったか?」
「貴方が評価する者など、あの“ジョージ・グレン”くらいだと思っていましたが」
弱冠17歳にして大西洋連邦MIT博士課程を修了し、オリンピック十種競技で銀メダルを獲得。
アメリカンフットボールのスター選手として活躍する一方で、大西洋連邦軍のエースパイロットとして活躍。更に理工学の分野でも若くして多数の業績を上げた末に、自ら設計した木星探査船で木星探査に出発し、外宇宙の“宇宙鯨”の化石を持ち帰るという成果を残した“万能の天才”として称される人間と同等だというデュランダルの賛辞に対して、青年はさして興味はないとばかりに言った。
「あんな男と比較されるのは、正直心外だ。自らの才能に溺れた挙げ句、出来損ないの製造法をばら蒔いた愚か者とな」
「出来損ないですか。それは随分と、お厳しい」
ジョージ・グレンは木星探査に出発する際、自らを遺伝子操作で造られた人間だと告白すると共に、その製造方法を世界中に公開して自身を“コーディネイター”と称した。
木星探査に旅立った地球では、多大な混乱と論争が巻き起こる一方で自らの子に遺伝子操作で優秀な能力を獲得させるコーディネイターブームが沸き起こった。
そんな人類の叡智を“出来損ないの製造法”だと一蹴する青年に、かつて遺伝子学者としてコロニー・メンデルで高性能なコーディネイターの製造に関わっていたデュランダルは苦笑した。
「ふん。世代が進めば数を維持出来なくなる存在など、出来損ない以外にどう表現する? 自らを女王蟻だと思い込む兵隊蟻など、無闇に社会の秩序を乱すだけだ」
一般的にナチュラルを遥かに凌駕する才能を有するコーディネイターの唯一の欠点は、世代を重ねる毎に生殖能力が減少してしまうことである。
第一世代ではそれほど影響はなかったが、第二世代、第三世代と代を重ねるごとに生殖能力は減少してしまい、個体数の維持は事実上不可能だとされている。
特に国民の大半がコーディネイターで構成されたプラントでは既に深刻な社会問題となっていて、遺伝子適合者以外の人間とは結婚出来ないという法律が作られて厳格な婚姻統制が行われた程である。
そんなコーディネイターを女王蟻だと思い込む兵隊蟻だと断言する青年に、自らも婚姻統制で一人の女性を諦めたデュランダルは僅かに不快感を露わにした。
「ならば、何故出来損ないの私に肩入れを?」
「貴様が昔発表した論文に、興味を惹かれてな。“人の遺伝子に沿った正しい道を歩む社会システムを構築することで、最大多数の最大幸福を実現する”。それは私の思う理想の社会に近いものだった。……もっとも私の理想は、未来永劫に存在する王たる私が、無知蒙昧な民を導くというものだがな」
「未来永劫に存在する、王……」
画面に表示されているシミュレーターの数値を見て、デュランダルは絶句した。
かつてザフトの前身“黄道同盟”の立役者だったパトリック・ザラが多額の資金を投入して造り上げた、遺伝子学的に見て最強の戦士“アスラン・ザラ”。
一部の試験では体調不良というハンデを抱えながら、それに次ぐ二番手のイザーク・ジュールを遥かに凌駕する数値を残し、ザフト士官アカデミーの中でも歴代最高の成績を挙げた少年を、目の前の青年の残した数字は全てにおいて上回っていた。
これがかつて旧友が“己の命すら金で買えると思い上がった愚か者”だと評し、自ら手に掛けて尚憎み続けた真の天才たる男の力なのだと理解した。
「私はこの世界でただ一人、全ての人類を支配する権利があるのだよ。放っておけば世界が滅ぶまで争い続ける、愚かな人類をな」
青年は心底可笑しそうに嗤いながら、呆然と立ち尽くしているデュランダルを差し置いて悠々と議長席に腰掛けた。
「同じ遺伝子とはいえ、紛い物の肉体ではこの程度が限界か。やはり完璧な私の肉体を産み出すためには、アレが必要という訳だな」
デュランダルにとって悲願の“運命計画”において、その唯一のイレギュラーにして要に位置する存在──“キラ・ヒビキ”。
かつて目の前の青年が壮年の姿をしていた頃、デュランダルの同僚だった天才遺伝子学者“ユーレン・ヒビキ”に巨額を投じて造らせようとした、全ての分野で世界最高の才能を持つと共に、自らの子にその才能を約束する夢の母胎である少女の写真を、青年は手に取った。
〈14〉
オーブ連合首長国に所在する国営軍需企業、モルゲンレーテ社。
複数の軍需企業が存在し、企業間競争によって正式採用の可否が決定する地球連合軍やザフトとは異なり、オーブ国防軍の軍艦やモビルスーツ、その他軍事兵器の開発・製造を独占的に担っている国営企業である。
その為にオーブ政府との関係性も強く、とりわけオーブ五大氏族の中でも軍事部門を担当しているサハク家との繋がりは際立っている。
先の大戦でモルゲンレーテ社はサハク家の独断で大西洋連邦軍に技術協力と開発場所の提供を行い、ヘリオポリスで初期GATーXシリーズの開発を行った他、その際に得た技術を盗用してアストレイシリーズを開発すると共に、その量産型である“M1アストレイ”、その上位機種に相当する“ムラサメ”を開発し、またGATシリーズの運用母艦であるアークエンジェルを開発・製造した。
そしてアークエンジェルを開発する際に、その設計母体となったのがイズモ級宇宙戦艦であり、艦橋の形状や武装などアークエンジェルとは多数の共通点を持っている。
その一番艦が“イズモ”であり、普段はオーブ宇宙軍の一員としてサハク家が管理する宇宙軌道ステーション“アメノミハシラ”を拠点に置き、その警備を行っている。
ユニウスセブン落下事件において、オーブ本国に落下しつつあったユニウスセブンの破片に衝突して軌道を逸らすことに成功する一方で、その際に受けた損傷で大破し、最終的に喪失したとされる船である。
しかしオーブ国防軍最高司令官であるロンド・ミナ・サハクは直属の部下に命じて奇跡的に沈没を逃れていたイズモを回収し、密かにモルゲンレーテ本社工廠でその修理を行っていたのである。
最終的にデュエイン・ハルバートンの要望に応える形で返還することになったものの、先の大戦で大西洋連邦軍を脱走した“アークエンジェル”を回収し、密かにオーブ軍所属の特務艦として運用する計画が存在していたことを利用したミナの陰謀は、意外にも容易に成功したのだった。
またユニウス条約締結時に大西洋連邦の支配下にあった関係で保有戦力の制限が設けられたオーブ軍は旧主力量産機だった“M1アストレイ”の大半を破棄し、当時は技術力の関係で量産化出来なかった“ムラサメ”を主力量産機として採用していた。
大気圏内の単独飛行能力を保有するムラサメの普及とオーブ解放作戦における敗北から、オーブ軍は従来の本土籠城戦に徹する消極的防衛を捨て、敵軍を本土上陸前に攻撃する積極的防衛という防衛戦略の転換が起こった。
そして防衛戦略の転換によって重要性が増した水陸両用モビルスーツの開発に先駆けて、その運用母艦に選ばれた“イズモ”はモビルスーツの運用に最適化すると共に、高い自動操縦能力や潜水能力の獲得、水中戦を可能にする110cm単装リニアカノン・魚雷発射管の搭載など、大規模な近代化改修が行われたのである。
「つまり、クロト様はサハク家のクーデターに協力すると?」
情報漏洩の可能性を極力抑えるため、最低限の人員を除いてクルーは用意しないというミナの言葉通り、かつてのアークエンジェルと同様に空き部屋だらけの幽霊船を足早に歩きながら、ラクスは不安そうに言った。
「逆だよ。カガリが同盟を承認したことで大義名分を喪ったから、クーデターの為に準備していたこの船を“ターミナル”に提供したいそうだ」
オーブ連合代表首長にして、今も国民の熱狂的な支持を獲得しているカガリ・ユラ・アスハを敵に回してクーデターを実行するのは不可能である。
密かにクーデターの準備を整え、カガリを利用した傀儡政治を行っていたセイラン家を中心とする親連合派の排除を考えていたミナの企みは、中立派にとって最後の砦だったカガリが地球連合との同盟を承認したことで、完全に頓挫してしまっていたのだった。
「だったら、クロトはどうするつもりなの?」
「最初は“歌姫の騎士団”として停戦の呼び掛けを行いながら、第二の襲撃に備えようと思ってたけど、あんなのが出て来たらね」
「……そうだよね」
沈黙するキラの目に映っていたのは、CIC内部に取り付けられた巨大モニターに表示されている賑やかな映像だった。
それは電波の伝達を阻害するニュートロンジャマーの影響で若干のタイムラグは生じているものの、エイプリルフール・クライシス以来初となる全世界同時中継として行われた、悪逆非道の地球連合軍と戦うザフトの広報映像である。
『勇敢なるザフト軍の皆さーん! 平和の為、私達も頑張りまーす! 皆さんもお気を付けてー!』
最高評議会議長ギルバート・デュランダルと肩を並べ、眼前のザフト兵に向かって明朗快活に手を振る少女の姿を見て、ラクスは僅かに引き攣った様な表情を浮かべた。
「……皆さん、元気で楽しそうですわ」
ご丁寧に顔まで巧妙に似せた正体不明の少女が、妙に露出度の高い服を纏って自分の名前を騙っているのだから、言葉とは裏腹に激怒するのも無理はなかった。
初めて見せるラクスの激情にキラは気圧される一方で、クロトは平然と受け流した。
「成る程ね。本物のラクスが暗殺されれば、一番都合が良いのはあの人って訳だ」
「でも、どうしてあの人は偽者を……?」
キラの問い掛けに、普段の派手なアロハシャツからオーブ軍服に着替えたバルトフェルドが現れ、同じく平然と答えた。
「おそらく人気取りの為だろう。奴の政治基盤は国民の支持に依存した、極めて脆弱なものだからな」
クロトはバルトフェルドの言葉に頷き、続けて補足する。
「これで僕達はラクスの名前を出せなくなった。プラント議長の支持を受けたラクスと、正体不明の船に乗ったラクス。世間がどちらを本物だと思うかなんて、簡単な話だ」
先の大戦を終わらせた英雄である一方で、紛れもなく重大な犯罪者であるラクス・クラインの扱いに困ったアイリーン・カナーバは、プラントの政治的混乱を回避するために、彼女を婚約者と共にオーブ連合首長国に追放していた。
しかしそれはクライン派の中でも、極一部しか知られていない極秘情報だった。
表向きラクスはプラントで隠遁生活を行っていることになっており、再び起こった大戦を終わらせるために議長の要請に応える形で立ち上がったとプラント国民が考えるのも、ある意味で当然だったのだ。
「まずはクライン派と繋がりの深いスカンジナビア王国に避難して、議長の狙いを探ってみるか? このままオーブにいても、身動きが取れなくなるぞ?」
「賛成です。地球連合軍にとって、オーブはカーペンタリア基地を牽制する要所です。同盟が成立すれば、この国は地球連合軍とザフトの戦場になるでしょう。だから動くなら、今しかありません」
「決まりだな。積み込みが完了次第、すぐに出航しよう」
物心付いた頃からロドニアの研究所で人体実験の被検体だったクロトと、プラント生まれのバルトフェルドにとって、オーブはそれほど愛着のある国ではなかった。だから国が自分達を許容しないのであれば、離れることに何の未練もなかったのだ。
もちろん程度の差こそあれども、その場に例外はいなかった。
──ただ一人を除いて。
「……待ってください。だったら、オーブとカガリはどうなるんですか?」
バルトフェルドは沈黙すると、クロトに視線を向けた。泣き出しそうなキラを見ながら、クロトはミナから聞き出した今後の展開を告げた。
「結婚式が終わればカガリは幽閉され、アスハ家という神輿を手に入れたセイラン家の専横政治が始まる。そしてユウナ・ロマ・セイランが国防軍最高司令官に就任し、プラントに戦争を仕掛けるというのがミナの読みだ」
「軍神を欠いた状態でプラントと戦争になれば、オーブは滅びるだろう。そうなれば名目上国のトップである彼女も、無関係という訳にはいくまい?」
最悪の場合、セイラン家がカガリに全ての責任を負わせて、プラントからの追及を逃れることも考えられた。実際に先の大戦ではオーブはこの手口で、大西洋連邦からの追及を免れることに成功していた。
それは対地球連合と対プラントという相違点はあれど、絶滅戦争と化していた先の大戦において、中立の理念を掲げて大国に楯突きながらも国民の被害を最小限に抑え、最終的に主権を回復することが出来た成功体験だったのである。
その恩恵を最も受けたセイラン家が同じ手口を使う可能性は、極めて高かった。
「カガリは誰も味方が居ない状況で、今まで頑張ってきたのに……」
「気持ちは分かるけど、地球連合との同盟を承認したのはカガリ本人だ。オーブ国防軍最高司令官が見放した状況で、僕達に打てる手はない」
「クロト様。それはあまりにも酷い言い方ですわ」
「だったらどうすればいいんだよ。もうカガリを説得出来たとしても手遅れだってことくらい、君なら分かるだろ?」
セイラン家がアスハ家の一員になる以上、今後セイラン家にとって都合の良い言葉は利用され、都合の悪い言葉は黙殺されるだろう。
今更カガリが親連合を撤回したとしても、アスハ家の一員であるセイラン家がカガリの本当の意思は親連合だと主張すれば、そちらがアスハ家の言葉として扱われるのだ。
国民人気はあれども政治を知らない“ウズミの遺児”より、国民人気はないが政治をよく知る“ウズミ公認の花婿”の方が、おそらく正しい筈なのだから。
「それは、そうですが……」
少なくともオーブでも屈指の有力者であるロンド・ミナ・サハクが軍事クーデターを断念する程度には、現状のオーブ連合首長国は政治的に詰んでいる状況だと暗に告げられ、ラクスは言葉を喪った。
二人の会話を聞きながら、一人参加出来ていなかったキラは手の施しようがない現状に溜息を吐いたクロトに、突如脳裏に浮かんだ正気とは思えない考えを口にした。
「……カガリを拐おう」
「あぁ?」「は?」
思いもよらない言葉に、クロトとラクスは思わず二人で顔を見合わせた。
「カガリを拐って、こっちのラクスが本物だと証言して貰う。……駄目かな?」
「……カガリに証言して貰うってのは面白い発想だと思うけど、セイラン家が認める訳ないだろ?」
クロトは反論するが、ラクスは感心したように頷いた。
「いえ。クロト様の予想が正しいなら、近い内にオーブはプラントの侵攻を受ける筈。そこでカガリ様が現れれば、セイラン家も本物だと認めるかもしれません」
「……」
沈黙するクロトを見て、キラは憂いを帯びた表情を浮かべた。
「カガリを置いて、私だけ逃げ出す訳にはいかないから。……あんな感じだけど、たった1人の血の繋がった姉妹だしね」
コロニー・メンデルで世界最高の母胎であるスーパーコーディネイターを造るため、受精卵の段階で取り分けられて人工子宮で遺伝子調整を受けたキラと、あくまで通常妊娠で生まれたカガリは、双子の姉妹といっても遺伝子構造が根本的に異なる筈だ。
もちろんそれを理解していない訳ではないだろうが、それでもキラにとってカガリは唯一の肉親と呼べる存在だったのだ。
ならば、クロトに選択肢は存在しない。
「……分かったよ。僕が拐ってくればいいんだろ?」
溜め息を吐いたクロトと顔を綻ばせたキラを見て、バルトフェルドは肩を竦めた。
元々キラを悲しませたくないというだけの理由で、一騎討ちの末に神業の如き技量と下手な三文芝居を打ってまで、バルトフェルドとアイシャを生かした人物である。
そんなクロトが、キラの我が儘に勝てる訳がなかったのだ。
「それなら、明日が狙い目だな。領海付近に展開している地球連合軍が明朝出航するミネルバを包囲するため、セイラン家に圧力を掛けてオーブ軍艦隊の一部を出動させるという情報がある。必然的に、あの子の警備も甘くなるだろう。……全く、いきなりオーブ軍を敵に回すとは先が思いやられるな。では艦長席は君に任せたぞ。えーと……」
「レドニル・キサカ一佐だ。……どうかカガリ様を宜しく頼む」
その褐色肌の精悍なオーブ軍人が、かつてカガリと共にアークエンジェルに乗り込んでいた奇妙な風体の男だとクロトが気付いたのは、それから数時間後の話だった。
デュランダル議長が真の黒幕じゃなかった……!?
誰? ねぇ……誰なの!? 怖いよぉ!
勘の良い兄貴姉貴なら分かるでしょうが、ある意味主人公以上に本作の流れを成立させたキーパーソンです。
そして阿井上夫先生から素敵なイラストを頂きました。
皆大好きミーア衣装のキラちゃんです。
【挿絵表示】
こんな破廉恥な格好をしてたら、逆襲のキラちゃん種運命編が始まってしまうんだよなぁ……。