逆襲のクロト   作:皐月莢

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偽りの世界 誰が為に君は歌う

 〈29〉

 

『皆さ~ん! ラクス・クラインで~す! こうして皆様とお会い出来て本当に嬉しいですわぁ~!』

 

 少女の甘ったるい声が拡声器を通して野外コンサート会場に鳴り響き、それを聞いたザフト兵やディオキア市民が大きな歓声を上げる。

 

『勇敢なるザフト軍兵士の皆さ~ん! 平和のために本当にありがとう! そして、ディオキアの街の皆さ~ん! 一日も早く戦争が終わるよう、私も切に願って止みません! その日の為に、皆でこれからも頑張っていきましょう!』

 

 軽快な音楽が流れ出し、少女は情熱的な歌を熱唱し始める。

 およそ2年前、互いに戦略兵器を撃ち合う前代未聞の世界大戦を終わらせた“プラントの歌姫”の慰問ライブ──この場で自分ほど内心冷めた者はいないだろうと思いながら、クロトは目の前で繰り広げられている光景を見ていた。

 平和を訴えながら、現実に世界各地を侵攻しているザフトに肩入れする矛盾。そしてその矛盾を誤魔化すために、他者の威光を借りるという欺瞞。

 クロトには少女の歌の巧拙は分からなかったが、まるで本物に似せるつもりのないアップテンポの曲調と、性的な魅力を押し出した下品な格好、本物が有している知性の欠片すら感じさせない言動は不愉快だった。

 プラントでは基本的に医療技術は発達していないが、他国と比較して容姿の美醜に拘る者が多いため、整形関係の技術は高度な発展を遂げているらしい。

 せいぜい声が似ている程度で、実際には何処の誰とも分からない馬の骨だろう少女の正体にクロトはあまり興味はなかった。

 クロトにとって本命は、偽者を裏で操るデュランダルの真意と、ザフトがラクスの真偽に気付いているかどうかだった。後々ラクスが正体を現した時にザフト兵がどちらのラクスを支持する可能性が高いのか、自分の目で確認する必要があったのだ。

 

「なんか変わったよね-。ラクスさん」

「路線変更ってことでしょ。ちょっとショックかも」

「男の子はああいうのが好きなんだろうけどね。レイも、アーモリーワンで女の子にちょっかいを掛けて殴られたって聞いたし」

「レイが? アカデミーでは女の子にキャーキャー言われても素っ気なかったくせに」

「シンも綺麗な人だったって言ってたしねー。お姉ちゃんも油断していると、危ないんじゃないの?」

「何を言ってんの! ……あんなシスコン、関係ないでしょ」

 

 どうやら姉妹らしい、赤い髪のザフト兵がクロトの隣でひそひそと話をしていた。容姿や声は瓜二つとはいえ、違和感を抱いている者は少なからずいるらしい。

 とはいえ、実に約2年間に及んだラクスの隠遁生活は彼等にその違和感を納得させる理由としては十分だったのである。

 戦後の無用な混乱を避けるため、ラクスは婚約者であるアスランと共に事実上追放されており、自分達の目の前で堂々と熱唱している人物はデュランダル議長が自分の正当性を高める為に用意した偽者に過ぎないなど、何も知らない第三者からすれば性質の悪い陰謀論に過ぎないのだから。

 

「お兄さんも、そう思いません?」

「……僕が?」

「お兄さんも同じことを考えてるような気がしたんですけど、気のせいですか?」

 

 赤い髪を長く伸ばした少女がクロトに声を掛けて来た。クロトは内心動揺しながらも、ラクスの慰問ライブを見物に来たディオキア市民という仮面を被る。

 

「まーねぇ。僕の推しは“静かな夜に”だから」

「そうなんですか? 私は“fields of hope”です!」

 

 シャニが度々言っていた蘊蓄を頼りに、クロトは赤い髪を伸ばしたメイリンと名乗る少女と他愛のない会話を続けていると、やがてライブが佳境に進むと上空から桃色に塗装された奇妙なモビルスーツが舞い降りてきた。

 

「あの派手な色のモビルスーツは何なの?」

「あぁ、アレはライブ仕様のザクですよ。ラクスさんのマネージャー、キングA@RUD@って人が操縦してるそうです」

「ふーん……」

 

 まるで偽ラクスの踊りと連動しているかのような動きで、舞台を駆ける桃色のモビルスーツをクロトは見詰めた。一見すると滑稽な光景だが、右に左に踊る人間の動きをその数十倍の大きさのモビルスーツで正確に真似るのは生半可な技量ではない。

 そもそもザクウォーリアが2年前にクロトと死闘を繰り広げたプロヴィデンスの様にドラグーン・プラットフォームを搭載しているものも存在するという話は聞いたことがなかった。

 大気圏内では重力と拮抗するのが限界なため、ふわふわと漂う様な動きで周囲に鮮やかな低出力の光線を放つ無数のドラグーンをクロトは視界で捉えた。

 

『皆様、本当にありがとう! ラクス・クラインでした!!』

 

 熱狂の冷め切らないまま、アンコールの声がそこら中で鳴り響くが、何処か冷めた雰囲気でライブを眺めていたメイリンはその場で伸びをした。

 

「あ、終わったみたいですね。……なーんか、やっぱり変わったなぁラクスさん。クロトさんはどう思います?」

「そうだねぇ。……もしかして、君みたいに妹だったりして」

「ふふっ、そうかもしれませんね-。お姉ちゃんは?」

 

 ルナマリアはクロトの冗談めいた言葉に笑うメイリンに肩を竦めると、呆れたような視線を向けた。

 

「何を言ってるの。メイリンが私の名前であんな格好をしてたら、いくら温厚な私でも怒るわよ? クロトさんも、あまり変なことをメイリンに吹き込まないで」

「ははは、ごめんごめん。それじゃあ、平和の為に頑張ってね」

「はい! クロトさんもお元気で!」

 

 楽しそうに笑う二人の少女を見送り、その姿が視界から消えるとクロトは溜息を吐いた。

 デュランダルと関係深いグラディス隊と接点を持つという奇跡が起こったというのに、その機会を手放してしまったからだ。やはり自分には繊細かつ、時には大胆な行動が求められる諜報活動は向いていないとクロトは感じた。

 しかしグラディス隊のクルーさえ、偽者のラクスに違和感を抱いていると判明したことは大きな成果である。ザフトがこの事実を隠蔽したまま快進撃を続けるほど、後にこの真贋問題はザフトに対するカウンターに成り得るだろう。

 彼等が掲げる正義を揺るがせば、それだけでザフトは内部崩壊する可能性が高いからだ。

 先の大戦でザフトがパトリック・ザラに扇動され、この世界を滅ぼす寸前だった事実は深く刻み込まれている筈なのだから。

 ドラグーン・プラットフォームを背負う桃色のザクウォーリアから降りた金髪の青年の背中をクロトが遠巻きに睨むと、青年は第六感的な感覚で敵意を感じ取ったのか、クロトの方向を振り返った。しかし偽者の歌姫に熱狂している無数の群衆を冷ややかな視線で見遣ると、再び前方に向き直って奥に姿を消した。

 

 〈30〉

 

 モビルスーツに搭載されているバッテリーは、一般的なものでも大都市の電力を数日分賄えるほど強大なものである。そして修復の際にモルゲンレーテ製の最新型バッテリーと交換していたレイダーはそれを一回り上回っていた。

 つまり個人単位でその電力を利用しても、割合としては時間経過と共に行われる放電と大差ないのである。コンセントにプラグを差し込み、ポットで湯を沸かしながらノートパソコンを立ち上げたキラは、現在自分が抱えている2つの課題に取り組んでいた。

 1つは未だ解決した訳ではないクロトの健康問題である。

 薬物の過剰摂取と脳内に埋め込まれたマイクロインプラントの影響で喪失した脳細胞を再生するため、キラは人為的に神経細胞の分裂を活性化させることで昏睡していたクロトの意識を回復させることに成功した。しかしその副作用でクロトを構成する細胞は、その実年齢と比較すると格段にテロメアの減少が起こっていた。

 このまま放置すれば近い将来に肉体の高齢化が進行して再び衰弱すると共に、全身に悪性腫瘍が発生する可能性が高かった。そもそも今人並みに動けているのが医学的に見て説明出来ない事象であり、何かの拍子に再び昏睡状態に陥ってもおかしくないのだ。

 残念ながら研究所はザフトの攻撃で崩壊してしまったが、既に現地に残ったメンバーを通じて再建の目処を立てている。今の自分に出来ることは予備のサーバーに保存していたデータを基に治療計画を立てることである。身も蓋もないことを言えば、自分は何処かの誰かと違ってパイロットだけをやっている訳にはいかないのだ。

 ふと思い付いたアイデアを量子コンピュータに入力してシュミレーションさせると、キラは更にもう1つのノートパソコンを立ち上げた。そしてラクスから託されたデータディスクを読み込ませ、プログラムの作成を行うために目的のファイルを開く。

 

「……」

 

 General Uniiatetal Neuro-link Dispersive Autonomic Maneuver。

 それは“単方向の分散型神経接続によって自立機動を行う汎用統合性システム”であり、このモビルスーツを動かすOSに用いられているプログラムである。

 ユニウス条約締結後に地球連合・プラント等の非戦派の有力者達が合同で結成し、ラクスも所属している非政府組織“ターミナル”。

 そのターミナルが開発を終え、現在その軍事工廠“ファクトリー”で製造中のクロト専用モビルスーツを完成に漕ぎ着けるために、キラの協力が求められていたのである。

 主にクライン派が開発を主導しているターミナルではナチュラル用OSのノウハウがない上に、SEED因子の発現によって一時的にキラ・ヤマトに匹敵する能力が確認された一方で平時はナチュラルに過ぎないクロト専用OSの作成は難航していた。そして最終的にラクスの発案によって、ナチュラル用OS作成の第一人者であるキラにOS作成を一任することが決まったのだった。

 まるで身売りされた様な気分だったが、自分が協力を拒否すればパイロットが誰に変更されるのかは明白だったため、キラもラクスに文句を言うつもりはなかった。

 何故なら地球連合とプラントの間で再び絶滅戦争が起こった際、独自の第三勢力を結成して両陣営に対抗するという目的で結成されたターミナルにおいては、個々のパイロットには一騎当千の活躍が求められる。

 現在ターミナルに所属しているニコルやムウ、トールも一般的には優秀なパイロットなのだが、地球連合軍が徐々に投入を始めている大型モビルアーマーの大部隊、あるいは現在ザフトが開発中らしいセカンドステージを超越したモビルスーツ群に対抗するためには、優秀程度の腕前では話にならないのは明白だったからだ。

 

「……〈ZGMF-X21A〉?」

 

 キラはそのモビルスーツを示す型式番号に首を傾げた。

 何故なら〈ZGMF-Xシリーズ〉は二年前にパトリック・ザラの主導で開発されたモビルスーツ群であり、その型番が用いられているのはおかしいからだ。

 しかしキラのOS作成のヒントにさせるためか、ラクスはデータディスクの先頭に存在するテキストファイルにその機体の開発経緯を記載していた。

 

 第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で友軍機をも取り込み、その無尽蔵のエネルギーで敵味方問わず甚大な被害をもたらした大型可変モビルスーツ〈ZGMF-X11A(リジェネレイト)〉。

 その兄弟機として、通常サイズのモビルスーツに核動力と可変機構の両立を目指したこの機体の開発は〈ZGMF-X11A(リジェネレイト)〉と同時期に行われていた。

 しかし搭載予定だった可変機構の開発が大幅に遅れたことで、機体の完成は第一次地球連合・プラント大戦の終結に間に合わず、その後ユニウス条約に違反していたこの機体は未完成のまま開発・設計データと共に封印され、後にターミナルはこの未完成の機体を鹵獲してザフト統合開発局のサーバーからデータを抜き取って削除した。

 またターミナルは第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で大破した〈GAT-X370B(レイダー)〉を入手しており、その現物・運用データをフィードバックすることで両陣営の叡智を融合させたモビルスーツとして再開発を行った。

 約二年の歳月を掛け、その最中にザフトで開発が始まったセカンドステージシリーズの技術をも取り入れたことで、この機体は旧レイダーの数倍に匹敵する高性能化を実現し、単独で敵部隊の遊撃を遂行する高機動強襲用モビルスーツとして完成した。

 またこの機体は当初驚異的な空間認識能力と情報処理能力を誇るキラの搭乗を前提にした設計が行われていたが、パイロットに意識が回復したクロトが選定されたことで再設計が行われ、キラの様に人類最高峰の能力を持たないパイロットでも十分な性能を引き出せる機体として誕生した。

 再設計の結果として、惑星間航行用推進システムを発展させた光パルス高推力スラスター“ヴォワチュール・リュミエールシステム”や、第二世代だが第一世代相当の空間認識能力が要求される“スーパードラグーン”といった特殊武装の搭載が見送られた。

 そして最終的な装備がセカンドシリーズ相当に留まったことから、本機体は当初核動力機として設計されたにも関わらず、バッテリーを動力源として採用したのである。

 

「ストライク……レイダー……」

 

 この機体は元々開発を主導していたパトリック・ザラに“愚かなナチュラルを奈落に幽閉する”という意味でギリシア神話における奈落の神であり、奈落そのものを示す“タルタロス”の名を授けられていた。

 しかしラクスはかつてキラとクロトが戦場を駆け抜けた機体の名を統合し、“ストライクレイダー”と命名したのだった。

 基本的な外観はフリーダムに酷似したシンプルかつ機能美を漂わせる形状だが、一部はレイダーのデータを反映した重厚なデザインに改良されていた。

 そしてレイダーの絶大な推力を支えていた大型ウイングスラスターに着眼を得た、フリーダムと比較して一回り大きな能動性空力弾性翼を採用し、航空機並みの旋回能力を確保している。

 また“黄昏”と同じく採用されたVPS装甲はエネルギー配分を調整・最適化することで従来のPS装甲と比較して大幅に電力消費を抑えることが可能な代物であり、こちらの電圧設定も重要である。

 アスランやバルトフェルドとは異なり、クロトはパーソナルカラーに拘りなどないだろうが、耐久性を犠牲に消費電力を抑える黒装甲を希望することは容易に想像できる。

 だからせめてコクピットを中心にバイタルエリアだけでも、比較的強度の高いトリコロールカラーを。そんな風に考えながら、キラは手元のキーボードを叩き始めた。

 

 〈31〉

 

「……」

 

 タリアから外出許可を得たレイはシンの誘いを断り、ラクスが慰安ライブを行う会場から少し離れた防波堤でひっそりと海岸線を眺めていた。

 偽りの歌姫。

 偽りの言葉。

 デュランダルから彼女の事を聞かされているレイにとって、全てが茶番にしか思えなかった。ふとした瞬間に自分が何を口走ってしまうか分からなかったため、とにかく1人になりたかったのだ。

 今頃慰安ライブを終えた会場の裏で、デュランダルはあの得体の知れない金髪の男と少女を連れて、ガルナハン解放の立役者であるシンと面会しているだろう。

 あの得体の知れない金髪の男が現れてから、デュランダルは変わってしまった。ラウに否定された筈の“運命計画”を実行するため、あの少女の様な怪しげな連中と関わりを持つようになり、反対に自分は距離を置かれるようになったのだ。

 遺伝子によって全てを決定付ける“運命計画”。

 自分がラウだと同じ存在だと言うのなら、受け入れることも出来た。

 肉体的には高齢のナチュラルというハンデを背負いながらも、ザフトで当時史上最年少の“白服”など燦然たる成果を残し、世界を呪いながらも運命に抗い続けた男。

 自分にとって育ての父である、不器用だったが心優しい男。

 

 ──だが、自分は断じてあの男と同じではない。

 

 レイは少し離れた距離に彼女の存在を感じながら、拳銃の動作確認を行った。

 おそらくディオキアに駐留するザフト軍の偵察に現れたのだろうが、これ以上接近するなら自分はグラディス隊の一員として迎撃しなければならない。

 その直後、背後から自分に迫り来る人間の足音を捉えたレイは拳銃を抜きながら勢いよく振り返り──地面に拳銃を落とした。

 

「……貴方は……!」

 

 長く伸ばした金髪に、黒い不気味な仮面を被った壮年の男。その顔には痛々しい傷跡が残っていたが、レイがその男の正体を理解するのに時間は要さなかった。

 何故ならその男は、加齢の影響を除けばレイと全く同じ顔をしていたからだ。

 

「久しぶりだな、レイ」

 

 ラウ・ル・クルーゼ。

 第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でクロト・ブエルに敗北し、プロヴィデンスの起こした核爆発に巻き込まれて細胞1つ残さず消滅した後、パトリック・ザラと同じく重大な戦争犯罪者として死後も裁かれた男が悠然と立っていた。




ピンク色のプロヴィデンスザクを自由自在に操るキングA@RUD@……一体何者なんだ……?

メイリンちゃんは肉食系という風評被害。まぁ接点無しだと後々滅殺される可能性が高いしセーフです。

ちなみにレイくんがネオは気付いても、例の人の正体に気付かない理由は一応用意してます。

【機体設定】

・機体名:ストライクレイダー(タルタロス)
・型式番号:ZGMF-X21A
・装甲材質:VPS装甲
・動力源 :バッテリー(デュートリオンビーム対応)
・搭乗者 :クロト・ブエル

・武  装

①MGX-2235 複相ビーム砲“カリドゥス”
 頭部に搭載された大出力ビーム砲。ストライクレイダーの最大火力であり、連射能力は低いものの威力は戦艦の主砲に匹敵する。頭部に搭載されている関係で固定装備にも関わらず射角を調整出来るため、汎用性は高い。

②MMI-M16XE2 超高初速レール砲“デリュージー”×2
 両肩部に搭載したレールガン。広角に撃ち分けることが可能な実弾兵器で、どちらの形態でも使用出来る。

③MX2002 ビームキャリーシールド
 右腕に搭載された複合防盾兵器。ビームシールドジェネレーター、機関砲、対艦刀が搭載されている。

④MMI-GAU2 ピクウス76mm超高初速機関砲×2
 長めの砲身を確保したため同種の機関砲と比較して大幅に性能が向上しており、並のモビルスーツ相手なら十分な威力を誇る。ビームキャリーシールドに搭載されている。

⑤MMI-709 ビームソード“ ガラティーン”
 対MS戦に有用な片手仕様の対艦刀で、テンペストの改良型。
 実体剣とビームサーベルの性質を併せ持ち、実体部分が折れても高出力モードなら擬似的なビームサーベルとして使用可能。ビームキャリーシールドに搭載されている。

⑥MA-79V ビーム突撃砲“フェンリル”×2
 腰の大型クローの付け根に搭載されたエネルギー兵器。
 カオスに搭載されたものの旧型で、旧レイダーが装備していたアフラマズダと同じく出力を切り替えてビームクロー、ビームガンとして使用することが可能。

⑦極超破砕球“ハイパーミョルニル”
 モーニングスターに類似したスパイク付金属球。
 金属球本体にビームコーティングを施したことで、金属球本体も極めて高い耐ビーム性能を獲得した。
 これはクロト専用のオプション装備であり、本来はビームライフル、ビームサーベルを携行する。

・総括

 ファーストステージの集大成と言われる機体であり、可変機能によって対応力の向上を図るという設計思想は後のセカンドステージの開発にも大きな影響を与えた。

・裏話

 “当初核動力機として設計されたにも関わらずバッテリーを動力源として採用した”というデスティニーやレジェンドとは対称的な設定を組み込む為に、あえてバッテリー機にしました。

 破砕球の代わりにビームライフルとビームサーベルを持てば、割とオーソドックスな装備にしました。

 変形機構の搭載とサードステージに匹敵するパワーを両立させるためフレームの一部にVPS装甲を用いており、高負荷時は間接部から紫電の様な発光現象が起こる予定です。
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