「待て!」
現れたノイズを殲滅した響に、青髪の女性 風鳴翼が刀を向ける。
「…」
「あなたを二課に連行します…!」
「…」(どうする?アーク)
『決まっている、わからせろ』
(了解)
すると、響はアタッシュカリバーを作り出し構える。
その瞬間、翼と響が鍔迫り合いを始めた。
響は翼を弾き、殴りにかかる。翼はそれをギリギリで回避すると腹部を切ろうとするが、響は腕の装甲で受け止める。すると、翼は後ろに下がりアームドギアである刀を巨大化させると斬撃を放つ。
蒼ノ一閃
響はサウザンドジャッカーを作り出し、柄のレバーを引く。
『ジャックライズ!』
『ジャッキングブレイク!』
すると、響はバイティングシャークの力を使い無数の牙を鞭のように振るい、蒼ノ一閃を防ぎ高速道路ごと破壊する。
「なっ!?」
「噛み砕けろ」
そして辺りに煙が舞い、翼の視界が奪われると目の前からサメ…のライダモデルが現れ翼に噛み付くと勢いよく地面に激突した。
「ガハッ…!」
翼は血反吐を吐き、立ちあがろうとすると目の前に響が現れる。
「…あなたじゃ、私に勝てない」
「…ッ!なんなんだ、その力は…!」
「…悪意」
「えっ…?」
「悪意…それだけ。それ以上もそれ以下もない…」
響はそう言うとそのままその場を去ろうとする。その瞬間、
「待ってくれ」
赤い服を着たOTONAが現れた。
(…強い)
『あぁ、生身であそこまで強いとはな…』
響はそう思いつつ、OTONA…もとい、風鳴弦十郎の話を聞く。
「誰なんだい、君は…」
「…アークワン、悪意の仮面ライダー…邪魔するなら、殺す…邪魔しないなら、それでいい…」
響はそれだけ言うとその場から消え去った。
ー
「…眠い」
「お疲れ様というワケダ」
「あとはあーし達に任せといて」
「…うん」
響はシャワーを浴びて寝服に着替えるとベッドに倒れ込む。
(…風鳴翼…私がファンだった人であり、私を助けてくれた人…でも、邪魔する容赦はしない…それに…二課って組織は嫌い…だって、
『あぁ、そうだ…だが、恨むのも許すのもお前自身だ…響』
響はそう考えながら、眠りについた。
ー
「…翼君は…」
「大した傷ではないらしいです」
「そうか…」
弦十郎とNINJAの緒川慎次は話し合う。
「…悪意の仮面ライダーか…」
「アークワンのことですか?」
「あぁ…緒川君はアークワンを見てどう思った」
「…人が出していい殺気ではないですね。それに、アークワンが暴れると私や司令官でも無事じゃすみませんよ」
「あぁ…」
2人はそう話し合いながら翼と響の戦いの映像を見ていた。
ビッキーが稼働実験のことを知っているのはアークから聞いたからです。