「何が…」
少女はそう呟きながら、爆風に耐える。偶然公園を通ろうとして爆発を目撃した少女は危険と分かっていながらも何が起きているのか確かめるために一歩踏み出そうとした瞬間
「あぶないですよ」
その声とともに首に手刀を喰らい、意識を失った。
「…まさか、まだ民間人がいたとは」
みんな大好きNINJAこと緒川はそういうと、少女を抱えてその場から去っていった。
ー
「ウロチョロしやがって!」
(…もしかして遠距離しか攻撃手段がない?)
『間違いないだろうな。ならどうする?』
(…押しつぶす)
響はクリスの攻撃を躱しつつ、気づかれないように仕掛けを用意すると一瞬で近づき空中にむけて殴り飛ばす。殴り飛ばされたクリスは上空に現れた象のライダモデルに踏み潰される。
そして、シンフォギアがボロボロになりながらもクリスは立ち上がると首根っこを掴み上げる。
「アグッ…!」
「…一つ聞くよ。黒幕は誰」
「言う…かよ…!」
『響、どうやらあちらから来たみたいだぞ』
「…」
響はクリスを投げ捨てるとアークに指示された方向を見る。そこには吹き飛んだネフシュタンの鎧を回収した女性がいた。
「アレは、ネフシュタンの鎧か!」
「…あなたは誰」
「やっぱり、使い物にならないわね。クリス」
「えっ…?」
「あなたはもういらないわ…それとアークワンだったかしら?私の名前はフィーネ、覚えておきなさい」
フィーネと名乗った女性はそう言うと、その場を去った。
「待ってくれよ、フィーネ!」
クリスは涙を浮かべながらそう言うとフィーネを追いかける。
「…見捨てられたのか…」
『フィーネにとってはただの使い捨ての駒だったというわけだな…帰るぞ、響。調べたいことがある』
(うん…あの目、何かあったのかな。クリスって人は…)
響はそう言うとクリスのことを考えながら去っていった。
ー
「…フィーネって先史文明時代からいたんだ」
『何らかの理由で生きているのだろう…しかし、面白い構造をしているな』
アークはそう言いながら、二課の基地の構造を写した紙を見る。
「…大砲?」
『デュランダルという完全聖遺物の設置場所を考えても間違いないだろうな』
「…やっぱり、二課は…」
『フィーネの手に踊らされている…そう判断した方がいいだろう…しかし、これを作るのに何百年掛かるか…』
「こんなのを作って、フィーネは何を…」
『…この大きさなら果てしない出力を出せるだろう…それこそ、月を破壊できるほどにな』
「…月が嫌いなのかな…?」
『それはないだろうな…ただ、もしかすると月に何かがあるかもしれん』
響とアークワンはそう話し合いながら紙を見続けた。
393との再会はまだあとです。