ボイロ探偵W   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。ついに質問に答えないあのライダーが登場。そしてまさかの呉越同舟。

今回は強敵エルドラド・ドーパントとの決着。楽しんでいただけると幸いです。


第十二話:Eは極楽/水都を守る呉越同舟

「リリィ様の命令は……俺が遂行する」

 

 

 ダブルがギロチン・ドーパントと激突してる頃。接触してきたリリィ金堂から「仮面ライダー以外の邪魔者を寄せ付けるな」と命令を受けた西友ことアイスエイジ・ドーパントは表情には出さないが嬉々として働いていた。キクに与する構成員や近づいてしまった一般人を氷漬けにして砕いて行く。ダブルが戦っている今、誰も止められない…はずだった。

 

 

「なんや自分、通り魔かなんかか?ドーパント人間問わず殺して回ってからに」

 

「…?」

 

 

 先程まで誰もいなかった背後に、落ちてきた鬼の面を被った謎の少女。ドリルの様なツインテールにした赤みがかかった白い髪に鬼の面を外して出てきた金の瞳の端正な顔、セーラー服を身に纏っていることから高校生だろうか、ゴルフバッグを手にしている姿は通りすがりに立ち寄っただけにも見える。

 

 

「誰かは知らんが……凍らせてやる……!」

 

「おっと、頭上注意や」

 

「!?」

 

 

 右手を向けて冷気を放とうとしたところに、空から飛来した凄まじく重い剣がアイスエイジ・ドーパントの目の前のアスファルトに突き刺さってその衝撃で吹き飛ばす。少女はビクともせずにその剣…エンジンブレードまで歩み寄ると軽々と引き抜いて肩に置く。信じられない、という視線を向けるアイスエイジ・ドーパントに対して少女は笑う。

 

 

「ほんまはあんさんを潰すために投げといたんやけどな?運がいいなあ。いや、今のでのびてた方が幸運やったかもな?」

 

 

 そう言ってゴルフバッグから取り出したバイクのハンドルとタコメーターを合わせた様な物を腹部に宛がうとベルトになり、それ…アクセルドライバーがダブルのダブルドライバーを彷彿とさせることに警戒するアイスエイジ・ドーパントにスピードメーターでAと書かれた紅いメモリを突きつける少女。

 

 

《アクセル!》

 

「ところで凍らせるのが得意らしいなああんさん…Wのメモリの持ち主とか言わへんよなあ?もしうちの探してるメモリのドーパントだった場合…その命は諦めよな、な?」

 

 

 そう言ってメモリをアクセルドライバーの中心に装填、右のハンドル…パワースロットルを握って回してエンジン音を轟かせる。

 

 

「変…身!」

 

《アクセル!》

 

 

 そして少女は蒸気と熱気に包まれ成人男性並みの大きさとなり、無骨な深紅の戦士へと姿を変える。Aを模した青い複眼を輝かせ、先ほどまでよりも軽々とエンジンブレードを振り回して切っ先を向ける。

 

 

「さあ、振り切るでー!初乗りなんや、ひとっ走り付き合うてーな!」

 

「リリィ様の…邪魔はさせない…!」

 

 

 そして、剣と冷気がぶつかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 生きていたリリィ金堂が変身したエルドラド・ドーパント。社長席に手を置いて黄金化させると黄金の球体に変形させて槍状の触手を大量に伸ばしてきた。

 

 

《アームファング》

 

「くっ…!?」

 

 

 アームセイバーで斬り払うきりたん。するとエルドラド・ドーパントは触手を引っ込めて黄金の球体を自身の下半身と融合、ケンタウロスの様な姿となり椅子を手に取り黄金にすると変形させ馬上槍にして構えた。

 

 

「ハハハハッ!ハンティングだ!」

 

 

 社長室をパカラッパカラッと爆走し馬上槍を突き出してくる。アームセイバーで弾くも衝撃までは殺せず後退。振り返る間もなく背後から一撃をもらい膝をつくきりたん。ファングの反動もあるのに長期戦でマキシマムを連発してたところに大ダメージ。そろそろ限界だ。

 

 

『きりたん!もう体が限界です!』

 

「おいおい、まさかちょっと本気を出した程度で降参なんて言わないだろう?」

 

「…歌姫IAは水都の宝です。私だってラジオで聞くのが好きだ。貴方が独り占めしていいものじゃない…!」

 

 

 そうきりたんは踏ん張り、啖呵を切るとエルドラド・ドーパントは周囲を走りながら馬上槍を持ってない手で壁に触れて行く。

 

 

「美しい物は美しいオレの手中で輝き続ける事こそが幸せだ。何時か失われる美しさなど認めない。加減はなしだ、絶望を見せてやろう」

 

 

 すると黄金に染まった壁が変形し、ダブルを取り囲むようにして二十体のエルドラド・ドーパント(ケンタウロス態)が現れた。分身を作ったとは言ってましたが質量さえあればこんなこともできるんですか…!?

 

 

「さあ終わりだ、どう足掻いても終わりだ」

 

「「「「「「「「「「もうもうすぐすぐ終わりだ」」」」」」」」」」

 

「お前は串刺しにして速贄として黄金像にしてやろう。壮絶な最期だ。さぞ美しいだろう」

 

「「「「「「「「「「さぞさぞ最期は美しいだろう」」」」」」」」」」

 

 

 社長の机があったところに居座る本体に合わせてエコーをかけるかのように分身たちがその場で蹄を鳴らして続く。するときりたんはヒートメモリを取り出してマキシマムスロットに装填。さらにタクティカルホーンに触れようとしたので慌てて止める。

 

 

《ヒート!マキシマムドライブ!》

 

「一か八かです…!」

 

『まさかツインマキシマムを!?まだ試したこともないのに危険です!』

 

「なにもできないまま死ぬよりはマシですよ…!」

 

《ファング!マキシマムドライブ!》

 

 

 ツインマキシマム。ファング以外ならトリガー・メタルで可能だが肉体への負担があまりにも大きいためきりたんに使うなと止められていたそれを使うぐらいに追い詰められたきりたんはタクティカルホーンを三回叩き、全身に炎を纏って跳躍。その場で横に高速回転して自身を中心に炎の竜巻を発生させ、突撃してきていた分身たちとぶつかる。

 

 

「ツイン、マキシマム…!」

 

「これは…分身が熔解されるだと…!?」

 

 

 技名すら考えてないそれは分身を一掃し、さらに槍を盾に変形させたエルドラド・ドーパント本体にもダメージを与えるが、バチバチとファングメモリをがショートを起こして回転するきりたんの体勢が崩れ、まるで振り回されるようにしてガラス張の壁に激突、ぶち破って落下してしまう。

 

 

『きりたん、起きてくださいきりたん!』

 

「うう…」

 

『こうなれば…!』

 

 

 右半身のきりたんが意識が朦朧しているので、自由に動く左手でスタッグフォンを操作。結構な高さを頭から落ちて行く。そして地面に激突するかしないかのところで海近くの廃線を利用してきたリボルギャリーが到着、私達を回収してくれたので変身を解いた。リボルギャリーに入れられていた私の身体が目を覚ますと同時に倒れ伏すきりたんの小さな体。見れば内側まで燃えていたのだろう、体が煤だらけで火傷もできていた。慌てて持ち上げて横に抱えると外に出て風に当てる。

 

 

「きりたんは普通の人間じゃなくても私にとっては普通の女の子でたった一人の相棒なんです…起きてください…」

 

 

 涙ながらに抱えたきりたんに呼びかける。すると零れ落ちた私の涙で気付いたのか目を開けてくれるきりたん。

 

 

「なんつー顔をしてるんですか…いつものハードボイルドは何処に行ったんです?貴方の憧れる人はこんなことで涙を流すんですか?」

 

「大事な人が生きていて涙を流さない人間はいませんよ…もうツインマキシマムは禁止ですからね、きりたんの身体では!」

 

「ゆかりさんの身体で同じことになったら嫌なんですけど…まあいいや、それよりエルドラドは…」

 

「呼んだか?」

 

 

 空から、絶望が落ちてきた。あれだけの攻撃を受けても無傷でピンピンしているエルドラド・ドーパントが馬の四肢で目の前のアスファルトに着地する。

 

 

「変身してないのは残念だが…二人とも見目麗しい女子だ、コレクションに加えてもいいだろう…!タイトルは「悲観に暮れた英雄」とかどうだ?」

 

「っ…!?」

 

 

 きりたんを両手に抱えてるためリボルギャリーを操れない。きりたんを抱えたまま走って逃げようと試みるがエルドラド・ドーパントは早く……

 

 

アリーヴェデルチ(さよならだ)、仮面ライダー…!」

 

「っ…!?」

 

 

 しかしてその手は、横から割り込んできたノコギリの様な剣で斬り払われた。

 

 

「その人は同じ水都を愛する友人でして、手を出すのはやめていただきましょうスポンサー殿」

 

 

 そう言った人物…以前戦った騎士のドーパントが腰に付けられたベルトに手を伸ばすとそこからメモリが排出され、人間の姿に戻る…って、ええ!?

 

 

「星香、さん…?」

 

「ゆかりさん。奇遇ですね、またここで会うとは」

 

 

 その人物は、東北星香さん。言われて気付く。ここは以前星香さんと出会った穴場の場所だ。追いかけるのに夢中で気付かなかった。

 

 

「おや、そのベルトに装甲車。まさか…」

 

「何故オレの邪魔をする、ミュージアム。それは仮面ライダーだ、むしろ排除してほしい人間のはずだろう」

 

「…やはりゆかりさんが仮面ライダーなのですか。残念ですねえ。せっかく同士に会えたと思ったのに敵同士とは」

 

 

 星香さんがミュージアムの幹部だったなんて。ショックで立ち尽くすがすぐ我に返る。不味い、仮面ライダーだとバレた。殺される…!?

 

 

「…スポンサー、リリィ金堂さん。貴方の後釜についていた呪怨キクさんから聞いたのですが…この街を黄金に染め上げてコレクションに入れようとしていたのは本当か?」

 

「む?…キクのやつ、余計なことを……事実だと言ったら?オレはお前たちミュージアムのスポンサーだ。その契約を切ろうってのか?」

 

「我々ミュージアムにとっても大事なこの街を私物にされるのはいただけないですねえ。それなしにしても、この街は誰のものでもない。美しい水都を独り占めする権利は誰にもない。そうですよね、ゆかりさん?」

 

 

 そう言って私に手を差し伸べる星香さん。…ああ、この人は本当に水都を愛しているんだな。そう確信してその手を取ると驚いた表情を浮かべるきりたん。

 

 

「ゆかりさん!?いいんですか…!?」

 

「エルドラドは強いです、正直ファングジョーカーでもきつい…同じ水都を愛する人間として星香さんは信用できる。きりたん、貴方が信じる私が信じる彼女を信じてください」

 

「…しょうがないですね」

 

 

 きりたんを下ろして、私を中心に三人で横に並んでメモリを構える。一陣の風が舞った。

 

 

「水都はやはりいい風が吹く…失われるわけにはいきません」

 

《シャーク!》

 

「呉越同舟。いきますよ、相棒」

 

《ジョーカー!》

 

「こんなこと、今回だけですからね」

 

《サイクロン!》

 

「「変身!」」

 

《サイクロン!ジョーカー!》

 

 

 そして星香さんはシャーク・ドーパントに、私達はサイクロンジョーカーへと変身を遂げた。

 

 

「『さあ、お前の罪を数えろ!』」

 

「私の剣の錆となれ!」

 

「纏めてオレのコレクションに加えてやるよ!」

 

 

 私達は突撃、エルドラド・ドーパントの下半身の馬部分から伸びてきた黄金の触手を私達は避け、シャーク・ドーパントは斬り払いながら共に突っ込む。

 

 

《メタル!》

 

《サイクロン!メタル!》

 

「ぐっ、ぬう…!?」

 

 

 懐に飛び込むと同時にサイクロンメタルに変身してシャフトを叩き込むと槍でそれを防御するエルドラド・ドーパントだったが反対側からの斬撃を受けてよろめき、たまらず下半身の馬から分離。分離した黄金を自身とそっくりに変形させると2VS2に持ち込んできた。

 

 

「ならばこうです!」

 

 

 するとシャーク・ドーパントは剣を両手で顔の前に構えると鎧が変形する様にして巨大なノコギリザメとシュモクザメとホオジロザメを合体させたような姿となると分身に噛み付いて海に飛び込み、一分もたつことなく水飛沫を上げて人型で戻ってきた。

 

 

「水圧で潰しました。これで自由に使える金は足場とその槍だけです!」

 

「オレは金さえあれば無敵だ!」

 

 

 そう言って左手を触れて黄金の巨木をその場に生やしていくエルドラド・ドーパント。槍を円形の双剣に変形させると木々を足場に跳躍して私達二人を斬りつけてくる他、樹木から枝を伸ばして四方八方から攻撃。私達は背中合わせに耐え凌ぐ。

 

 

『くっ…地上で戦う限り彼女の能力に際限はありません!』

 

「なんて力…こんなものを外部の人に渡すとか何考えてるんですかねえ!?」

 

「いやはや耳が痛い…我が組織も金が要りますからね。それに、ガイアドライバーを付けてないところを見るとそもそも強力なメモリの毒素で弱らせて金を搾り取る意図が組織の上部にあったと思われます。私は末端の構成員なのでそこまでは詳しく」

 

「…ということは、あの力を使うたび弱って行く?」

 

『そうなると不味いですね、メモリブレイクすると死にかねません』

 

 

 きりたんと二人で悩んでいると、疑問の声が横から投げられる。

 

 

「何故命を気にするのです?奴は水都を独り占めしようとする悪ですよ。なら死んでもいいじゃないですか。貴方達は優しすぎる』

 

「私達は探偵です。探偵は犯人を追いつめることはあっても死なせることはご法度なんです。悪人だろうがなんだろうが罪を暴いて償わせる…それが、探偵なんです」

 

『もちろん貴方もなので首を洗って待っとけこのやろー』

 

「これは手厳しい。…ならば能力を使わせない、が最優先ですね。そこは賛成です」

 

 

 しかしどうするか。地上である限りありとあらゆるものを金にして攻撃できる………地上なら?

 

 

「星香さん、私達が隙を作ります。さっきみたいに奴に噛み付いて海に引きずり込んでください!」

 

「なるほど?今は協力関係ですからね、やってみせましょうとも」

 

《スタッグ》

 

 

 スタッグフォンを取り出してメタルシャフトにくっ付けメタルメモリをスロットに装填。風でできた巨大クローを展開し黄金の樹木を斬り裂きながらエルドラド・ドーパントに突撃する。

 

 

《メタル!マキシマムドライブ!》

 

「『メタルスタッグブレイカー!』」

 

「させるか!」

 

 

 そのまま相手を挟み込む技なのだが、巨大クローを槍で相殺して防ぐエルドラド・ドーパント。しかしその際に隙ができて、横から突撃していた巨大鮫形態のシャーク・ドーパントに気付いていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あちらも佳境に入った様やな。性能テストはこれぐらいにしてそろそろ決めよか」

 

 

 一方、すぐ側の路地裏でアイスエイジ・ドーパントと対決…というよりは一方的に蹂躙していたもう一人の仮面ライダー…アクセル。見えないながらも戦闘音が聞こえてくる方に顔を向けながら、エンジンブレードを地面に突き刺してドライバーの左グリップ下にあるマキシマムクラッチレバーを引くアクセル。

 

 

「凍れぇええええ!」

 

「それは無理な相談やな」

 

《アクセル!マキシマムドライブ!》

 

 

 赤熱していくボディにアイスエイジ・ドーパントの冷気はやはり通じず、臨界点までパワーを上昇させると右グリップのパワースロットルを捻って跳躍。全身に高熱の炎を纏って突撃し、キックの軌跡にタイヤの跡が残る後ろ跳び回し蹴りを叩き込んだ。

 

 

「アイツらもなんか技に名前付けとったなあ。ならアクセルグランツァーなんて、どうや?」

 

「グッ…リリィ様…グアァアアアアッ!?」

 

「ま、もう聞こえてへんか。絶望がお前のゴールや」

 

 

 爆散し、倒れた西友から転がり出たメモリにIと描かれていたことを確認すると殺気を消して変身解除する少女。

 

 

「Wのメモリやなかったか。よかったな兄ちゃん、生かしといてやるわ。警察は呼ぶがな」

 

 

 そう言ってエンジンブレードとバックルをゴルフバッグに入れて去って行く少女はアスファルトにめり込むほど踏み込んで跳躍、その場を去る。それには目もくれず、西友は立ち上がって主の安否を確かめるためによろよろと歩きだすのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ、海だと…!?」

 

《ルナ!トリガー!》

 

「ここならば、金にするものはないでしょう!」

 

 

 シャーク・ドーパントが飛び込んだのを見るなり、ルナトリガーになりながらリボルギャリーに駆け寄ってハードスプラッシャーに搭乗。同じく水中に飛び込む私達、ダブル。巨大シャーク・ドーパントはシュモクザメの様な部分から弾丸をばら撒き、私達もトリガーマグナムから光弾を放つ。身動きが取れないエルドラド・ドーパントに炸裂。さらに海深くに沈めて行く。

 

 

「オレを、なめるなよ!」

 

 

 するとエルドラド・ドーパントは自ら沈むことでまだ比較的浅い海底に辿り着くと海底に手を付けて触手にして攻撃してきた。しかしそれは巨大シャーク・ドーパントのノコギリが斬り裂き、さらに私達が魚雷を撃ち込んで海底から打ち上げ水中に移動させた。

 

 

「これで…!」」

 

《トリガー!マキシマムドライブ!》

 

「『トリガーフルバースト!』」

 

 

 トリガーメモリをトリガーマグナムに装填して必殺の誘導弾を放つ。がしかし、エルドラド・ドーパントは両手を振り回して水流を変化させ全弾撃墜してしまう。どんなポテンシャルだ、本当に。

 

 

「ならば直接攻撃です」

 

《サイクロン!ジョーカー!》

 

『合わせなさい、ミュージアム!』

 

《ジョーカー!マキシマムドライブ!》

 

「心得ました!」

 

 

 私達はサイクロンジョーカーに変身し、ハードスプラッシャーから跳躍。巨大シャーク・ドーパントに呼びかけ同時攻撃。マキシマムドライブで分離して三方向から攻める。

 

 

「『ジョーカーエクストリーム!』」

 

「ウオォオオオオオッ!」

 

 

 私が真ん中、きりたんが右側、星香さんが左側から攻撃。

 

 

「オレは負けない、黄金郷は永遠なり!」

 

 

 まず右手で巨大シャーク・ドーパントのノコギリを、左手できりたんを受け止めて瞬く間に黄金に変えるエルドラド・ドーパント。しかし同時に攻撃していた三人目…私の一撃が胸部に炸裂。

 

 

「今度こそ、完敗だ…お前たち、輝いているな!」

 

 

 黄金と化した二人を手放して沈んで行くエルドラド・ドーパントは爆散。同時に二人は元に戻り私ときりたんは一体化、ハードスプラッシャーに乗り込んでリリィ金堂を回収し、砕け散ったゴールドメモリが海底に沈んで行くのを横目に見つつ海上の光を目指すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【HOUKOKUSHO その後、気絶したリリィ金堂と何故かボロボロでやってきた西友は逮捕。星香さんはいつの間にか消えていた、今度会った時は捕まえる。エルドラド撃破と同時に黄金化から解除された呪怨キクとその手下であるエル・ドラードの生き残ってたものも全員お縄に付いた。IAさんも無事であり、黄金化から解除されるなり自分を騙していたキクに平手打ちしたらしい。水都の女は強い。その後依頼通り三日間護衛を行い報酬ももらった。これからもその歌声が水都を活気づけるのを見届けよう。ああそうそう、きりたんは無茶なツインマキシマムを使ったツケで火傷だけでなく足や腕が骨折もしてたらしくしばらくファングジョーカーは使えないとのことだ。当分は私がメインで頑張ることになるだろう】

 

 

「こんな感じですかね」

 

「私の事もしっかり書き残してくれましたね…あいたたた」

 

「こら、きりたん!ゲームしない!安静にしてなさい!」

 

 

 窓を修繕した事務所内でゲームをしようとしていた包帯まみれのきりたんがあかりに怒られる。本当に当分は安静にしてください。さもないときりたんを失うかもしれない恐怖で心臓がバクバクです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな事務所を外から見上げる小さい影。鳴花ーズから出てきたその子供はダボダボの白衣を引き摺りながら慈愛の笑みを浮かべる。

 

 

「…きりたん、げんきにしてるようでなによりだね」

 

「覗いて行かないのかい?」

 

「そうだよー、私達が紹介してあげるのにー」

 

 

 そう尋ねるのは鳴花ミコトと鳴花ヒメ。しかし幼女、月読アイは不敵に笑って踵を返す。

 

 

「ようやくじゅんびがととのったんだもの。ふできなあいぼうとのおままごとをいまのうちにたのしんでおけばいいよね」

 

 

 そう言って月読アイはぽてぽてと足音を立てながら水都の街へと消えていった。




仮面ライダーアクセル/ついな参戦!ツインマキシマム、シャーク・ドーパントとの共闘。正直詰め込み過ぎたかなとも思います。

エルドラド分身時の台詞は金繋がりで「映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」の敵アセ・ダク・ダークを参考。あの言い回しが好きなんだ。あの敵も強かったけどエルドラドも強くし過ぎた。アイスエイジの援護を止めたことでシャーク・ドーパントが参戦できて、海に沈めてようやく勝負になるとか…。

呉越同舟、シャーク・ドーパントとの共闘。今回のストーリーの最初で出会ってたのはこのためのフラグでした。

きりたん一時戦線離脱。しょうがないね。それを見つめる謎の幼女月読アイ。何者なんでしょうね、鳴花ーズも。

次回はこれまでのキャラ達やオリジナル技の設定を纏めようかと思います。次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。

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