今回はドーパント軍団VSゆかりたち。楽しんでいただけると幸いです。
ついなさんの連絡を受け、ハードボイルダーを駆ってドーパントが同時に出現したと言う場所の一つである水都総合病院にやってきた私が出くわしたのは、二体のドーパント。
「一番被害が大きいと思って水都総合病院に来ましたが…予想以上ですね、まさか一ヵ所でも二体とは」
右腕に角が生えた馬の頭部を装備した、金色のポニーテールを付けた白い剣士のドーパントと、まるで要塞の様な赤みのかかった桃色ドレスを身に付け黄金の王冠を付けた女王の様なドーパント。水都総合病院の庭で暴れていた。ダブルドライバーを腰に取りつけ、きりたんと情報を共有する。
【恐らくユニコーン・ドーパントとクイーン・ドーパントと思われます!どんな防御も貫く刺突と、要塞の様な鉄壁の防御力の持ち主です!】
「つまり相性がいいコンビってことですね!理性が無いように見えますが、同士討ちしないとは。行きますよきりたん」
《ジョーカー!》
【もちろんです!《サイクロン!》】
ジョーカーメモリを取り出してボタンを押してガイアウィスパーを鳴らし、ダブルドライバーにサイクロンメモリが転送されてきたのを確認して装填。ジョーカーメモリを装填し、展開する。
「【変身!】」
《サイクロン!ジョーカー!》
そして仮面ライダーダブル サイクロンジョーカーに変身、風を纏った拳でユニコーン・ドーパントに殴りかかる。するとユニコーン・ドーパントは蹄の様な脚でバックステップして刺突を繰り出し、咄嗟に裏拳で弾くとクイーン・ドーパントのドレスに取り付けられた複数の小型砲門から砲弾が乱射され、爆発を受けて吹き飛ばされる。
「ぐっ…強い!」
『爆風を利用しましょう!』
《サイクロン!マキシマムドライブ!》
サイクロンメモリを右腰のマキシマムスロットに装填。右腕の馬の頭部の角をレイピアかなにかのように構えて突進し突き出してきたユニコーン・ドーパントを、援護する様に弾幕を張るクイーン・ドーパントの砲弾の爆風を利用して風のエネルギーを溜め、右足で跳躍。弧を描いて急降下し疾風を纏った右足を回し蹴りでクイーン・ドーパントに叩き込む。
「『ジョーカートルネード!』」
「きゃあああああっ!?」
そして無防備な頭頂部に回し蹴りを受けたクイーン・ドーパントは爆散。そのままサイクロンメモリをマキシマムスロットから引き抜いてドライバーに装填、代わりにルナメモリを装填して大きく背後に跳躍しながらマキシマムスロットを叩く。
《ルナ!マキシマムドライブ!》
「『ジョーカーファンタジスタ!』」
そして金色の光を纏った両足を空中で斜めに高速回転して、三日月の様な形状の幻想的な金色の光の斬撃の雨を放ってユニコーン・ドーパントを切り刻み、爆散。着地すると、爆発跡から出てきた変身者に驚く。ダンデライオン・ドーパントの事件の際に知り合った
「芽衣子さん!?海斗さん!?どうしてドーパントに!?」
『この二人ならあの連携も納得ですが』
慌てて駆け寄る。特に芽衣子さんはオクトパス・ドーパントの事件の際にもお世話になった人だ。すると海斗さんは気絶したままだったが、芽衣子さんが目を覚まして頭を抱えながら立ち上がる。
「あいたたた……アタシだってなろうと思ってドーパントになったわけじゃないよ。海斗と散歩していたところにガイアメモリがいきなり空から落ちてきて、警察かアンタたちに渡そうと思って海斗と一緒に拾い上げたらメモリがいきなり浮かんで突き刺さって来て…」
「メモリが浮かんだなんてそんな馬鹿な…って、あれ?」
嘘としか思えない嘘みたいな言葉にどうしたものかと考えて辺りを見渡すと、ガイアメモリが二本転がっているのが見えて思わず驚く。メモリブレイクしたはずなのに壊れてないのもそうだが、ミュージアムのもののような化石の様なものではなく、ダブルのものとよく似たガイアメモリだったからだ。端子が青いのも異様な雰囲気を醸し出してる。描かれているのはUとQ…ユニコーンとクイーンだろうか。
『なんでしょうかこのガイアメモリは…興味深いですね』
「ってそれどころじゃありません!次の場所にいかないと…二人とも、水都警察署に向かって事情を話してください!いいですね!」
そう言ってハードボイルダーに跨り、次に近い琴葉神社に向かった。
☆
うちは通報に従い潮風高校に来ていた。ここで怪物が二体暴れているらしいのだが…駆けつけたうちの前で警察の部隊を蹴散らしているのは見覚えのある奴等だった。
「こいつは確かウェザーとナスカ…フェアリーテイルの事件の時に戦った奴等やな。なんやおとぎ話から飛び出してきたんか?」
そうエンジンブレードを片手に、侍か風神雷神を思わせる白いドーパントと、青い騎士の様なドーパント相手におどけてみせると赤い雷撃と飛ぶ斬撃を放って来たのでエンジンブレードで斬り弾く。いきなり危ないやっちゃな。キョロキョロ辺りを見渡してからアクセルドライバーを腰に取り付け、アクセルメモリを取り出してボタンを押す。
《アクセル!》
「ちょうどよく見とる奴もいないようやし……気兼ねなく、振り切るで!変……身!」
《アクセル!》
そしてドライバーに装填、ハンドルを回して仮面ライダーアクセルに変身。エンジンブレードを構えて飛びかかってきたナスカ・ドーパントの剣と鍔競り合う。
「不意打ちとは卑怯やないか?騎士みたいな見た目らしく正々堂々来い、やあ!」
ウェザー・ドーパントから放たれた鎌鼬に、ナスカ・ドーパントを押しやってぶつけて防御。そのままナスカ・ドーパントを蹴り飛ばし、ウェザー・ドーパントにブチ当ててエンジンメモリを取り出してエンジンブレードに装填、引き金を引く。
《エンジン!マキシマムドライブ!》
「ダイナミック、エース!」
そしてAの字に形に斬撃。ナスカ・ドーパントを爆散させるとウェザー・ドーパントが竜巻を発生させてきたのでエンジンメモリをエンジンブレードから抜いてアクセルドライバーに装填、アクセルドライバーを外して両手に持ちバイクフォームに変身して竜巻を突き破って突撃。
「アクセルグランツァーや!」
竜巻を突き破ると変形を解いて、アクセルメモリを再装填したドライバーのハンドルを回してマキシマムドライブを発動、横回し蹴りを叩き込んでウェザー・ドーパントを蹴り飛ばし爆散させた。
「ってこいつらは…」
爆発から出てきたのは
アクセルがウェザー・ドーパントとナスカ・ドーパントを倒すその様子を見ていた人物がいた。アベルーニと、ミリアルでもアリアルでもブロッサでもないスレンダーな帽子を被った少女だ。
「…メモリ自体が意思を持って通りがかった人間に突き刺さるとはね。おや、どうしたんだい?ウララ」
「…見つけた。これが私の運命のメモリ」
そうほくそ笑むウララと呼ばれた少女の手袋に覆われた手に握られているのは青い、Tと描かれたメモリだった。
知り合いたちが次々とドーパントになって行く地獄。その裏でCOEFONTのさらなるメンバー登場。その名もウララ。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。