ボイロ探偵W   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。ここまで来たら進めるしかないよね。

今回は次々参戦。楽しんでいただけると幸いです。


第六十三話:AtoZフォーエバー/国際警察きりたん

 私とついなさんとリリィはきりたんとあかりの待つ事務所に帰還、それぞれ手にしたメモリを机の上に並べていた。

 

 

「おい、なんだあのドーパントは。メモリブレイクしてもメモリが壊れず排出されたぞ」

 

「そっちも同じか。うちのところもや、一応分析してもらおうと警察に提出せずに勝手に持って来たで」

 

「押収じゃないですか。いいんですか」

 

「最悪警視の階級返上したるわ」

 

 

 そこらの男より男前のついなさんが取り出したのはI、N、W、R、Xのメモリ。このXってエクストリームじゃないですか!?と思わず視線を向ける。

 

 

「そいつ特撮のヒーローみたいな見た目なやつだが見かけ倒しもいいところだったで。多分他のメモリと組み合わせる前提なんやろな」

 

「エクストリームはそう言うメモリですからね。恐らくこれらは、複数を合わせて使うのを想定しているはずです。Aのアクセル(加速)、Dのダミー(偽物)、Gのジーン(遺伝子)、Iのアイスエイジ(氷河期)、Kのキー()、Nのナスカ(ナスカ文明)、Oのオーシャン(大洋)、Qのクイーン(女王)、Rのロケット(ロケット)、Sのスカル(骸骨)、Uのユニコーン(一角獣)、Vのバイオレンス(暴力)、Wのウェザー(気象)、Xのエクストリーム(極限)、Yのイエスタデイ(昨日)……AtoZ全てある勢いですねこれ」

 

 

「アクセルもあるんはなんや複雑やな。どんなやった?」

 

「茜さんが変身していて、加速が強敵でしたがルナトリガーで」

 

「葵さんの変身したアイスエイジが足を引っ張ってましたね。いや、滑らせていた、でしょうか?」

 

 

 単体ならあの二人は多分強かったけどお互いをフォローしようとしてお互いの足を引っ張っていたから勝てたようなものだろう。

 

 

「だとすると足りないのはBとCとEとFとHとJとPとLとMとTとZか?どこにあるんだろうな」

 

 

 よくわかりましたねリリィ。…なんだろう、既視感(デジャヴ)を感じる。そのイニシャルの一部に覚えしかないのですが。そんな時だった、出入り口の扉がいきなり開いてその人物が現れたのは。

 

 

「どこにあるかは知らないけど、誰が持っているかはわかるわ」

 

「うわっ!?びっくり…した…」

 

 

 あかりが驚いて絶句するの無理もない。私も、きりたん、ついなさんも、リリィも全員絶句する。そこにいたのは、すらりとした長身で黒コートを着ていて茶色い髪をツインテールにした、切れ長の瞳の女性。年齢や包丁のアクセサリーをしてないなどの違いがあるが、きりたんが成長したような人物がそこにいた。

 

 

「私はキリエ・T・ノーマン。FBI…国際警察のエージェントよ。貴方達が仮面ライダーね」

 

「きりたんに、そっくり…」

 

 

 キリエと名乗ったその人物は固まってるきりたんを見て肩を竦めて見せる。

 

 

「それは私が東北家の親戚だからよ。フルネームはキリエ・東北・ノーマン。私は国際警察としてメモリ犯罪を追っているの。…東北記理子。存在は知っていたけど実在するとは思わなかったわ」

 

「うちはFBIが来るとは聞いてへんぞ。何者やお前」

 

「国際警察がメモリ犯罪を追っているのは知っている。オレも蹴散らしていたからな。だが身内のそっくりさんが目撃されている今だ、クローン疑惑も出ている。そんな時にそっくりさんが出てきて信用できると思うか?証拠を見せろ証拠を」

 

 

 リリィがそう警戒しながらメモリを構えると、キリエさんは溜め息を吐きながら身分証を見せた。たしかにFBIらしい。これはそうそう偽造できない筈だ。

 

 

「リリィ金堂。元国際手配されていたエル・ドラードのボスね。保釈金で釈放されたと聞いたけど、今ここで捕まえてもいいのよ?」

 

「できるものならな?」

 

「リリィ、落ち着いてください!用件を聞いてからでも遅くありません!」

 

 

 今にも変身しそうなリリィを押さえながらそう説得すると、しぶしぶと引っ込んでくれた。

 

 

「私はCOEFONTを名乗る世界各国で破壊活動を行うテロリスト集団が、財団Xの新型ガイアメモリを狙っているという情報を得てこの水都までやってきた。私の目的は単純よ。力を貸してほしい」

 

 

 そう訴えるキリエさんが取り出したのは、アリアル・ミリアル・アベルーニの名前と顔写真が載った書類。さらに追加で二枚書類を置き、それを見た私達はまたもや驚愕する。ブロッサとウララと書かれたその顔は、あかりと、私の顔だった。

 

 

「あかりと、私…!?」

 

「こんなの、地球の本棚にも…」

 

「ゆかりやと!?弟や妹とも似とるが、こいつはゆかりそのものや…」

 

「あかりの顔をしている奴は例のブロッサか。こっちのあかりと違って好戦的な顔をしてやがるな?」

 

「地球の本棚でもわからないのは当然ね。名乗っている名前はブロッサとウララだけど苗字は不明よ。そもそもデータが存在していないわ。アリアル達含めて、ね」

 

「データが存在しない……キクと同じ…」

 

 

 そう名乗っているだけで名無しだから検索しようがないわけか。厄介な。

 

 

「私からの情報提供、必要なんじゃないかしら?」

 

「…COEFONTについて、教えてください」

 

 

 意を決してそう言ったのは所長のあかり。ブロッサの事も気になるのだろう、私達を纏める人間として決断したらしい。

 

 

「いいわ。まずCOEFONTというのは……」

 

「そいつはいただけないな。Missキリエ。私達の秘密を知らされたら困る」

 

 

 そんな声が響いて、事務所の壁が爆発。私達は吹き飛ばされる。何とか立ち上がり、半壊した壁に隠れて外を確認すると、赤と青、二体のドーパントを従えた白づくめの女が立っていた。

 

 

「アリアル…!そんな、ここまで…」」

 

「やあ仮面ライダー諸君。私はアリアル。君達にとって代わるためにやってきたCOEFONTのリーダーさ」

 

 

 そう言って、片足を斜め後ろの内側に引き、もう片方の足の膝を軽く曲げ、背筋は伸ばしたままメモリを手にした右手を前にした優雅なお辞儀…カーテシーを行い不敵に笑むアリアル。その右手がサムズダウンを作ると、赤のドーパントは左手に炎を灯し、青のドーパントは右手そのもののライフルを構える。

 

 

《アクセル!》

 

《ゴールド!》《パイレーツ!》

 

「変…身!」

 

「変身!」

 

《アクセル!》

 

《ゴールデンパイレーツ!》

 

 

 咄嗟に跳びだしたのはついなさんとリリィ。アクセルとエルドラゴに変身し、アクセルは青のドーパントに、エルドラゴは赤のドーパントと組み合い、その場を離れて行くのを笑いながら見送ったアリアルは私達に視線を向けると、Eと書かれた白いメモリを取り出した。

 

 

「あなたも、ドーパント…!」

 

《エターナル!》

 

「いいや?私は…仮面ライダーだ」

 

《エターナル!》

 

 

 そう言って左手を突っ込んだ懐から取り出したロストドライバーを腰に取り付け、ボタンを押してガイアウィスパーを鳴らしたガイアメモリを装填、撫でる様にして倒すと白い装甲に包まれていき、黄色い複眼と漆黒のマントとプロテクター以外すべてが純白の仮面ライダーへと姿を変えた。あの時の仮面ライダー…!思えば当然か、あの時アリアルがいたのだから。

 

 

「私は仮面ライダー、エターナル」

 

《ジョーカー!》

 

「きりたん!」

 

《サイクロン!》

 

「はい!あかりさん、私の身体をお願いします」

 

 

 仮面ライダーエターナルを名乗った敵に、私達は怒りのままにダブルドライバーを取り付けメモリを鳴らし、きりたんと共に腕でWを描く様に構え、叫ぶ。仮面ライダーは、悪党が名乗っていい名前じゃない。

 

 

「「変身!」」

 

《サイクロン!ジョーカー!》

 

 

 そして私達は仮面ライダーダブル サイクロンジョーカーに変身、跳躍してエターナルに殴りかかるも、その手に握られたナイフで斬り弾かれる。

 

 

「『さあ、お前の罪を数えろ!』」

 

「ここからは死神のパーティータイムだ。私と一緒に踊ってもらおうじゃないか!」




きりたんにそっくりなFBI、キリエ・T・ノーマンが登場。そこにアリアル達が襲撃、ついに登場仮面ライダーエターナル。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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