ボイロ探偵W   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。Vシネマエターナルのとどめのシーンかっこいいよね。楽しんでいただけると幸いです。


第六十九話:AtoZフォーエバー/永遠の鎮魂歌

「さあ、地獄を楽しみな」

 

「ぐああああ!?」

 

 

 手にしたナイフを振り下ろした、ただの一撃で工場の外まで吹き飛ばされるダブル ファングジョーカー。ファングジョーカーの反射神経を逆に利用してフェイントを織り交ぜた攻撃で叩きのめされたきりたんの身体はもう限界を迎えていて、変身が強制解除されて地面に転がる。

 

 

「棚から牡丹餅ですわ!」

 

「「させるか!」」

 

 

 それを見たナインテイルフォックス・ドーパントがCOEFONTを相手しながら九尾のうち一本できりたんを回収しようとするが、持ち前の頑強さである程度回復していたついなさんとリリィがエンジンブレードと蹴りで弾き返す。

 

 

「COEFONTだけで十分なのにミュージアムの幹部も首魁も勢揃いとか悪夢かこれは」

 

「生憎と現実だ。おいきりたん、起きれるか?」

 

「な、なんとか…」

 

「きりたん!こうなったらエクストリームです!」

 

 

 工場の中で意識を飛ばしていた私もそこに合流。前門にCOEFONTのCLEARが変身したドーパント三体と、それと敵対しているがきりたんがいる以上完全にこちらの味方ではないミュージアムの幹部三人と首魁、後門にエターナル。私とついなさん、きりたんとリリィで背中合わせにメモリを構える。

 

 

「COEFONTはミュージアムの幹部に任せましょう。ついなさんとリリィはナインテイルフォックスの相手を」

 

《サイクロン!》

 

《ジョーカー!》

 

《アクセル!アップグレード!》

 

《ゴールド!》《ルーラー!》

 

「「「「変(…)身!」」」」

 

 

 そしてドライバーに装填。きりたんは飛来したエクストリームメモリに吸い込まれ、ついなさんはグリップを回し、私とリリィはドライバーを展開する。

 

 

《サイクロン!ジョーカー!》《エクストリーム!》

 

《ブースター!》

 

《ゴールデンルーラー!》

 

 

 そして私ときりたんはダブル サイクロンジョーカーエクストリームに、ついなさんはアクセルブースターに、リリィはエルドラゴ ゴールデンルーラーに、それぞれの最強形態へと変身を果たした。

 

 

「「「「さあ」」」」

 

「「お前たちの罪を数えろ!」

 

「振り切るで!」

 

「派手に行こうか!」

 

 

 それぞれの決め台詞を放って私達はエターナルに、エルドラゴはナインテイルフォックス・ドーパントに突撃、アクセルは空に舞い上がる。

 

 

「「検索完了、貴方の戦い方はロシアの格闘術「システマ」がベース、動きはある程度決まっています!」」

 

「そいつが地球の記憶の力か…!」

 

 

 振るわれるナイフをビッカーシールドで受け止め、プリズムソードで斬り返す。いける、エクストリームなら…!

 

 

「九本の尻尾が強みなんだろ?縛られたらどうしようもないだろ…!」

 

「それがあの女が対わたくし用に作った仮面ライダーですわね…!」

 

 

 ルーラチェインで九本の尻尾を縛り上げて空中に固定し、ルーラテインで殴りつけるのを手の甲で受け止めるナインテイルフォックス・ドーパント。確かにエルドラゴはナインテイルフォックスと相性がいいかもしれない。月読アイはそのためにエルドラゴを作ったのか…。しかし八尾を斬り離して分身に変化、残りの一尾を無理やり拘束から引っこ抜いたナインテイルならぬフォックス・ドーパント九体の攻撃を受けてしまっている。やはりナインテイルフォックスは一筋縄じゃいかないようだ。

 

 

「厄介な奴やな!」

 

 

 超音速で飛んでエルドラゴを援護するアクセル。しかし数の差は埋めきれず、逆に圧倒されている。やはりナインテイルフォックス・ドーパントは強すぎる。

 

 

「よそ見をしている暇があるのかい?」

 

《オーシャン!マキシマムドライブ!》

 

《アイスエイジ!マキシマムドライブ!》

 

「「ぐっ…!?」」

 

 

 するとオーシャンメモリを腰のマキシマムスロットに装填したエターナルの水を纏った回し蹴りで水流を浴びせられ、そこにすかさずアイスエイジメモリをマキシマムスロットに装填し冷気を纏ったナイフを振り上げて、地面を沿うように冷気を放ってプリズムソードとビッカーシールドを持った手ごと四肢を凍らされて身動きが取れなくなる。しまった、そんなことまで…!?

 

 

「メモリの組み合わせは無限大だ」

 

《バイオレンス!マキシマムドライブ!》

 

 

 そこにバイオレンスメモリを腰のマキシマムスロットに装填したエターナルがナイフを持ってない左腕で地面を殴りつけてそこから衝撃波が伝導して凍り付いた私達に襲いかかって氷が砕け散り、その衝撃で天高く打ち上げられ、そこに跳躍してきたエターナルに掴まれて頭上のクレーン車のアーム?部分に乗せられる。

 

 

「不安定な足場で十分なパフォーマンスができるかな?」

 

 

 そのままダメージの響く体でバランスを取ろうとしていたところにナイフで連続で斬り裂かれ、咄嗟にプリズムソードを振るうも黒いマントで防がれて弾かれ、首を掴まれクレーン車のアームの壁面に何度も叩きつけられ、放り投げられて空中に投げ出される。

 

 

「「うわああああ!?」」

 

「仮面ライダー!?」

 

「ゆかり!きりたん!」

 

「ちい!」

 

 

 ちょうどシャーク・ドーパントとアクセルの間のドラム缶の山に落ちた私達はドラム缶を散らばらせながら崩れ落ちる。舞い降りてきたエターナルを見て、エルドラゴを一蹴していたナインテイルフォックス・ドーパントが九尾を本体に戻して触手の様に九つを同時に伸ばして空中のエターナルを攻撃するも、エターナルはマントの裾を掴んで翻して全ての攻撃を防御。私達仮面ライダーとミュージアム、COEFONTの間にエターナルが着地、ナイフをクルクル回すとロストドライバーから外したエターナルメモリをナイフのマキシマムスロットに装填した。

 

 

「さあ、地獄を楽しみな」

 

《エターナル!マキシマムドライブ!》

 

 

 すると仮面ライダー三人とミュージアム全員の全身に青い稲妻が走り、身動きが取れなくなる私達。こ、これは一体…!?

 

 

「終わりだ、過去の組織と、仮面ライダー」

 

 

 エターナルのバッドサインと共にアクセル、ナインテイルフォックス・ドーパント、アルテミス・ドーパント、エルドラゴ、シャーク・ドーパント、エクスタシー・ドーパントと次々と変身が強制解除されてガイアメモリが転がり、崩れ落ちて行く。

 

 

「「負け…るかあ!」」

 

《エクストリーム!マキシマムドライブ!》

 

 

 動けない体に鞭打ってエクストリームメモリを開閉、マキシマムドライブのエネルギーでなんとか抗う私達を見て「ハッ」と鼻で笑ったエターナルは右足に蒼い炎を灯してその場で宙返り、蒼い炎が渦を巻いて跳び回し蹴りを叩き込んできた。

 

 

「駄目押しだ。エターナルレクイエム…!」

 

「「ぐあああああっ!?」」

 

 

 その直撃を受けた私たちは変身が強制解除され、きりたんと共にその場に崩れ落ちる。信じられない様にナインテイルフォックスのメモリのボタンを何度も押す東北至子の姿が崩れ落ちる瞬間に見えた。

 

 

「エターナルのマキシマムドライブは旧型のガイアメモリの機能を半永久的に完全に停止する。仮面ライダーだろうがミュージアムだろうとだ。もう二度とお前たちは変身できない。これで決まりだ」

 

「…やるじゃありませんの、死体と偽物の分際で…」

 

「その死体と偽物に負けたんだ、お前たちは。旧組織の首魁、東北至子。お前の力は確かに脅威だが、使えなければ何も怖くないさ」

 

 

 そう言いながら度重なるなダメージからか気絶したきりたんを担ぎ上げるエターナルの足を咄嗟に右手で掴む。行かせない、きりたんを連れて行かせたりしない…!

 

 

「しつこいぞ、お前たちは負けたんだ!結月ゆかり!」

 

「があ!?」

 

 

 トリガー・ドーパントの右腕の銃身で背中を殴打され、緩んだ手をエターナルに引き剥がされる。見ればエンジンブレードを手に斬りかかろうとしていたついなさんもメタル・ドーパントに薙ぎ払われ、リリィを炎を纏った脚で蹴り飛ばしたヒート・ドーパントがそのままアベルーニを担いでエターナルと共にどこかに行こうとしていた。

 

 

「ああそうだ、君達の新しい拠点は何処にあるのかな?」

 

「……」

 

「だんまりか。しょうがない、地道に探すとしよう。それなら東北記理子をいただけば君達に用はない。キリエも回収しろ。制圧を開始する」

 

「「「了解」」」

 

「待、てえ…!」

 

 

 去っていくCOEFONTに力なく手を伸ばす、が届かない。止んでいた雨がまた降り始める。力尽きた私とついなさんとリリィはダメージから倒れ、東北至子と星香さんは悔しそうに歯を噛みしめ、純子さんと蛇門は最愛の家族を目の前で奪われた故か絶望していた。私達は……水都は、外からの侵略者に完敗した。




水都の戦力VS外の戦力みたいな構図になってた、欲を出したナインテイルフォックス・ドーパントのせいで大乱戦となった戦いに終止符を打ったのはエターナルのマキシマムドライブ。エクストリームのマキシマムで一瞬耐えるも駄目押しを受けてダブルも敗北です。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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