Fate/lost mythology 作:トッポ(チョコ無し)
リーチェ「いい加減燃え尽きなさい!」
臓硯「ぐわぁぁぁぁ!!!」
桜「…誰?」
マスターを硬い地下室の床に放置は流石にこれからの関係に問題が出ると思った。
上がどんな状態かは変わらないけど、少なくともこの地下室よりはマシなはず。
そう考えマスターを背負い地下室を出ると自身の事態にはなかった木製の家屋が目の前にあった。
…ここまで世界は、平和になったのか
…神秘が…薄い?いや、隔離され始めている?
………まぁ考察は後で出来る。先にマスターを寝かせますか。
ーー
「ん、うぁ」
顔に当たった日光に急かされて泥のような眠りから覚醒すると、そこは自分の寝室だった。日光を浴びたのは久しぶりだった。
ふと、気づいた。ジジイが監視する蟲の嫌な視線が無くなっていた。
どうして無いのかと考えると昨日の出来事を思い出した。
確か…燃やされたんだったけ?
殆ど働いていない頭で考えた。
どうして?燃やされたんだったけ?
確か…召喚…召喚⁉︎
慌てて布団から飛び出し、寝室を出ると漂ってくる美味しそうないい匂い。
いい匂い?
混乱し、呆然と立ち尽くしていると、トットットッっと廊下を走る音が聞こえてきた。
「雁夜おじさん。朝ご飯できてるよ。早く行こ。」
桜ちゃんだった。
桜ちゃんに手を引かれながら
朝ご飯か…美味しそうだね。
そう言ってから気づいた。
桜ちゃんってご飯作れたっけ?
「桜ちゃん。ご飯作れたの?」
「違うよ?雁夜おじさんが昨日の夜連れて帰ってきた女の人が作ってくれたの!」
その桜ちゃんの言葉で自分が何故部屋を飛び出したかを思い出した。
そして、思い出したと同時に居間に着いた。
中に居たのは、臓硯を燃やし尽くしたと思われるバーサーカーだった。
バーサーカーは仮面を外し、母の形見である赤色のセーターとジーパンを着ていた。
長く艶のある紅色の髪と水色のセーター、とても整っている綺麗な顔。
それで見惚れてしまって動けなくなった。
「どうしてそこで立ち止まっているのですか?」
そう言われ、桜ちゃんやバーサーカーが食卓に座っている事に気づいた。
顔が厚くなっているのがわかったが、これ以上桜ちゃんを待たせるわけにはいかない為、そのままで席に座った。
朝食はとても美味しく一瞬で食べ終わってしまった。
「ご馳走様でした。」
「お粗末さまです。…さて、マスター、昨日は気絶されてできていませんでしたので、改めて」
そう言ってバーサーカーは席から立ち上がり真剣な顔で俺の顔を見始めた。
師に叩き込まれた英雄達の逸話。聞きさえーー
「サーバント、バーサーカー?。貴殿の呼びかけに応じ現界した。
真名をリーチェ。旧世界の人族の全権代理者であり、異邦の神に仕える灯工の1人。【巫女】のリーチェ。これから宜しくね。マスター」
ーー聞いた事が無かった。
リーチェ「(あれ?この子…私の炎と同じ…)」
桜「もう、雁夜おじさんに守られるだけの子供じゃ無い!」
リーチェ「じゃあ、私に弟子入りしてみない?」