一撃必殺を夢に見て   作:だめねこ

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夏の暑い時期いかがお過ごしでしょうか?

私はホラー映画を深夜に見て、眠れなくなり徹夜することが多くなりました。

なので今回はホラー要素をぶっこんで見ました。

ヒヤっとっしていただければ幸いです。


第11話

あれから何とか女刑事を振り切ることは出来た。

 

しかし

 

「やあああああああああああああ」

 

フェイトは泣きながらビームシザースを振り回したり、ビームっぽい何かを飛ばして来る。

 

それを俺はリサを抱っこしながらも何とか回避する。

 

どうやって見ないで回避しているかって?

 

かの有名なアムロは一年戦争時背後からの攻撃も避けたという、ならば俺にだって出来るハズ!!!!

 

って実は全部嘘です。全弾直撃・ビームシザースでもザックリ切られて案外痛いです。

 

今じゃあ上半身の服は背中だけ無くなっています。

 

全く大した嬢ちゃんだ。

 

「クッ振り切れねぇ一体どうなってんだ?アレか?リサが重いのか?」

 

「女の子に向かって重いとか失礼な事言わないでくれるかしら!!!それに振り切れないのはフェイトって子がすごい速さで飛んでいるからよ。まさか、銀次みたいなびっくり人間が居るとわ思わなかったわ。ってまた構えだしたわよ!!!!」

 

「アークセイバー」

 

『Arc Saber』

 

一体全体どういう原理なのか分らないが、フェイトがビームシザースを振ると光刃が三日月を描いて回転して飛んで来た。

 

しかし、甘いな俺にいや、俺たちにそれは当たらないぜ。

 

「銀次2秒後に一旦止まりなさい」

 

「あいーよっと!!!!」

 

光刃は俺をすり抜けて飛んでいった

 

想像するならワンピースのゾロが刀をブン投げて落下するところに腕を出したシーンを思い出して頂きたい。

 

「っ!?」

 

それを見て息を呑む声が聞こえた。

 

「まだ終ってない。フォトンランサー」

 

『Photon Lancer』

 

しかし、気を取り戻したのか弾幕を展開し始めた。

 

「ええい、弾幕多いよ。ふざけんなし・・・って今ビリッと来たよ!?何これ!?ガード不能の電刃波動拳かよ!!!!!」

 

「銀次・・・当たっても痛そうにしないけど、あなた痛覚ってあるの?」

 

「ちゃんとありま・・・・」

 

その時ふと横道を見て、見てはいけない物を見てしまった。

 

全身から汗が吹き出る。本能が告げる。

 

逃げろと

 

「どうしたの。銀次?」

 

「マジかよ!!!ふざけんなし、シャレにならないぜ。ひき子さんなんて・・・冗談じゃねーぞ!?」

 

「ひき子さん?何それ!?」

 

「都市伝説に出てくる幽霊で気に入った子供を引きずり回して殺す性質の悪い悪霊だ。ちなみに逃げ切った奴はいないらしいぜ。」

 

俺の説明を受けてリサの表情から血の気が引き青くなった。

 

その時だった。

 

横道からひき子さんが飛び出してきた。

 

その容姿はひどく、長い腰まで届く髪は手入れが入っていないためボサボサで、着ている白いワンピースは汚れており、裾はボロボロでそして右足を引きずっていた。

 

そして、何より酷いのはその醜悪な顔である。

 

生前男子生徒に引きづられたためか、顔中傷だらけである。

 

「間違いねぇあれは本物だ。」

 

丁度今現在の立ち位置は俺とフェイトの間にひき子さんがいる状態。

 

チラリとフェイトの方を見るとがたがた震えていた。

 

しかし、保護者のオレンジ髪はまるでひき子さんが見えていないのか俺の方に駆け寄ってきた。

 

フェイトが声を掛けるよりも速く、保護者はひき子さんを通り過ぎて俺に殴りかかってきた。

 

「さっきの借りだよ。くたばりな」

 

俺はひき子さんから目を離せない。離す訳には行かない。だからリサを脇に抱えなおして拳を額で受け止めた。

 

それと同時にひき子さんが動き出した。

 

それもフェイトの方に・・・・

 

「あっぁぁぁぁいやああああああアルフ助けてぇぇぇ」

 

フェイトがそう叫んだ時ひき子さんは脅威的なスピードで移動しており、アルフが振り返った時フェイトはうつぶせに倒れていた。

 

「え!?フェイトどうしたのさ!?」

 

やっぱりアルフにはひき子さんの姿は見えていない。

 

だから次に何が起こるかわかっていない。

 

ひき子さんがフェイトの足を掴もうとして要るのをアルフは見ることが出来ない。

 

まずい、このままだとフェイトが引きずり殺される。

 

リサを抱えている手前鉄山靠を打つことは出来ない。

 

それ以前に奴に背中を向けたくない。

 

そのときリサが震えながらも俺に声をかける

 

「私の事なら大丈夫銀次あのフェイトって子を助けてあげて」

 

「スーパー任せろ!!!!!」

 

その言葉を聞いて俺はリサを地面に降ろし、俺は全力で駆ける。

 

ひき子さんがフェイトの足を掴み走りだす。

 

「え!?どうなってんだい!?」

 

アルフからしたら異様な光景だった。

 

何せフェイトがものすごい速さで地面を引きづられている。

 

異常な事態になっていてもアルフは動くことが出来ない。

 

「痛い、痛い、痛いあぁぁぁぁぁぁぁぁ誰かタス、たすけてぇーーーーーーアルフーーーーーー」

 

しかし、フェイトを掴んでいるため先ほどのような驚異的なスピードは出ていない。

 

だからこそ俺は一瞬で追いつき、ひき子さんの後頭部に全力のローリングソバットを叩き入れた。

 

俺の蹴りは初速300k/m。コンクリの壁をぶち抜くことすらたやすい。

 

そんな蹴りを受ければ常人なら一撃で殺せる。

 

結果ひき子さんはフェイトを掴んでいた足を離し、優に100mほど吹っ飛んだ。

 

「うっうぅ、ひっぐ、痛いよぅ」

 

短い距離だったとはいえ、フェイトはうつぶせに引きずられて為その顔は若干だが抉れていた。

 

「これを食べろ。痛みも傷もすぐに治るぞ。」

 

俺はフェイトに仙豆を渡した。

 

フェイトはそれを聞くと疑いも無く口に放り込み咀嚼し、飲み込んだ。

 

するとフェイトの顔は傷の無い元通りの美少女に戻った。

 

それと同時にひき子さんも立ち上がった。

 

ひき子さんは立ち上がると同時に俺に指を指した。

 

その表情は怒りに染まっていた。

 

「一丁前に切れてんじゃねーぞ悪霊風情が!!!!!ぶっ殺してやるからかかって来やがれ」

 

親指で首を掻っ切る動作をし、オーラを開放する。

 

その途端ひき子さんは俺の目の前から消えた。

 

しかし、俺は慌てることなく後ろを振り向く。

 

そこには腕を振りかぶるひき子さんがいた。

 

俺は振り下ろされた腕を防ぐ為に掴んだ。

 

「なめてんじゃねーぞ。その程度の力で俺をどうにか出来ると思うなよ」

 

メキメキ、ベキン

 

その細い腕を俺は骨ごと握り潰した。

 

「~~~~~!!?」

 

声にならない声を上げるひき子さん

 

しかし、たかが腕を握り潰した位じゃあひき子さん相手じゃあ安心することは出来ない。

 

「なぁ~この腕で一体何人引きずり殺したんだお前は?そんなオイタをする腕は必要か?いや要らないだろう?だから持っていくぜ。」

 

俺の言葉の意味が理解できたのかひき子さんは奇声を上げて、空いている方の腕を振り回すも俺はそれすらも捕まえる。

 

そして、その後俺は足でひき子さんの腹を抑えて、力任せに両腕を引っこ抜いた。

 

引き抜かれた腕からはひき子さんの血が噴出し、周りに飛び散る。

 

支えを失ったひき子さんは仰向けに地面に倒れる。

 

「さて、もう終わりにしよう最後に俺の震脚を冥土の土産にくれてやる。」

 

俺は右足でひき子さんの頭を踏みつけてオーラを足に溜めて一気に開放した。

 

その瞬間ひき子さんは消えてなくなり、代わりに青い菱形の石ジュエルシードと五つに割れたDVDが現れた。」

 

「全く種が分ればこんな物か、びびって損したぜ。」

 

後ろを振り返ると

 

いまだに事態を認識出来ないアルフと顔を真っ赤に染めてこっち見るフェイトと背中を向けて走り出しているリサがいた。

 

一体なんのこっちゃと考えていると俺の手からガチャって音が聞こえた。

 

後ろを振り返るとそこには満面の笑みの女刑事がそこ居にいた。

 

「坂本ようやく捕まえたよ。さぁ僕と一緒に署までデートだ♡」

 

顔を正面に戻すとフェイトとアルフは既にいなかった。

 

「・・・・泣けるぜ」

 

俺の声はこの憎たらしい澄み渡る青空に響くことは無かった。

 

 

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 

 

まさか、9歳児で牢屋にぶち込まれるとは思いもしなかった。

 

それも2週間だぜ。2週間!!!!!

 

信じられないぜ。

 

それも内容が槙原動物病院をぶっ壊したのは坂本君だね?

 

被害届出てるから、損害賠償もろもろうんぬんかんぬんって・・・・ひどくね!!!!!

 

確かにこの海鳴市でいろいろやんちゃはしてきたけど(主に廃ビルぶっ壊したり、道路破壊、挙句に倉庫破壊)

 

よくよく考えれば疑われても仕方ない事この上ないですね。本当にありがとうございました。

 

てな訳で牢屋に入っていました。

 

そして、今現在いつの間に俺の身元引受人になったのか高町家(なのはを除く)全員と月村家がやってきた。

 

まぁ、なんにせよここから出られると思い浮かれていたら女刑事・・・リスティって言うんだけど

 

「君は僕を置いて行くのかい?」

 

その瞬間すずかから睨まれてしまった。

 

「え、ああ、そうですね。ではさようなら」

 

「そっか。でも僕は警察だから、君の事をいつでも見てるからね。」

 

おい、マジふざけんなし、警察関係ねーじゃん!!!!

 

それただのストーカーじゃん!?

 

それを本人に言ったら名誉棄損で訴えられかねないので飲み込んだ俺はマジで偉いと思う。

 

そんなこんなで帰り道

 

ぷくぅと頬をリスみたいに膨らませるすずかがいた。

 

俺とリスティの会話がどうやら気に入らなかったらしい。

 

まぁ気に入られても困るけどな。

 

膨らませてる頬を面白がって突っついていたら、今度は美由紀さんが後ろから抱き着いてきた。

 

それを見たすずかが腰の入った腹パンをしてきた。それは全体重を乗せたと思われるアルフの顔面パンチより痛かったと記しておこう。

 

そして殴られた腹を美由紀さんがさすり始めたんだが、次第に手つきが怪しくなり気がついたら服の中に入って腹じゃないところまで色々してきた。

 

さすがに公共の場でそんなことされたらいくら俺でも恥ずかしい。

 

だから耳まで真っ赤にして美由紀さんに辞めるようにお願いしたら、顔面に思いっきり鼻血をかけられた。

 

しかも上を見ていたから目にも入った。あまりにも(目が)辛いので美由紀さんから脱出した。

 

さすがの桃子さんも「あらあら、まあまあ」ではなく「美由紀後でお話よ」と言っていた。

 

その表情を見た士郎さんががたがた震えているが、知り合いとはいえ余所の家の家庭環境に首を突っ込むのいけないのでスルーした。

 

その後は恭也さんに手を繋いでもらい家に帰ることが出来た。

 

なんだか最近全く良いことが無いが人生そんなもんだ。

 

速く目を洗いたいがために洗面所に言ったら、浴室からシャワーの音が聞こえた。

 

クッ見えぬこの銀次の目を持ってしても見えぬのか

 

そんなふざけたことを考えていたのが運のつき

 

浴室がガララと開いたと思ったらすずかに腹パンされたところに妙にでかい衝撃を受けた。

 

不意打ち+目が見えない事もあり、倒されてしまった。その拍子にドアの角に頭をゴンッとぶつけたようで意識が遠のいている。

 

薄れ行く意識の中思ったことは唯一つ俺は目を洗いたかっただけなのに・・・・・

 

 

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