青筋浮かべてる女性二人に大人フェイトさんが最初に言った言葉
「銀次ってめちゃめちゃ強いんだよはやて!!!!」
子狸・・・・もといはやてと呼ばれた女性は頭を抑えながら答える。
「あんなぁ~フェイトちゃん色々言いたいこと有るねんけどこれだけは言わしてくれへんか?後でなのはちゃんとOHANASHIしてもらうからな覚悟しとき!!!!」
「ええ!?」
はやての言葉にお先真っ暗になった大人フェイト
「(大人の威厳がまるっきり無いな)え~、俺が坂本銀次で見た目こんなんだけど年上だからよろしく。でこっちの大きい金髪はアリサ・ローウェル。で、ちっちゃい方がフェイトだ。」
「アリサ・ローウェルです。私も見た目こんなんだけど年上ですから」
「ふぇ、フェイト・テスタロッサ9歳です。ジュエルシードが欲しいです」
「わっちは天弧じゃ。年齢は・・・1000から先は覚えとらん。とりあえずお揚げを所望する!!!!!」
4人とも個性溢れる自己紹介に高町なのは19歳は混乱を隠せなかった。
「ふぇええどうしようはやてちゃん意味が分らないよ。」
「とりあえずなのはちゃん落ち着くんや。えーっと銀次君言うたな。とりあえず詳しい事は中でゆっくり聞かせてくれる?」
「俺は口下手だからリサに聞いてくれ」
「ほなリサちゃんお願いなぁ」
「ええ、分りました」
そして、管理局というか機動六課と書かれた隊舎を案内され、今現在俺は訓練室に放り込まれている。
「じゃあ銀次君私たちに君の強さを見せて欲しいんや、シャーリーとりあえずガジェット20体で模擬戦闘レベルマックスや」
「え!?マックスですか!?部隊長達もかなりきついですよ?それをあんな子供がクリアできるとは思えませんよ。」
「大丈夫や、フェイトちゃんが銀次はめちゃめちゃ強い言うてたから問題無しや!!!!」
「どうなっても知りませんからね。」
「という訳で銀次君準備はええか?」
「話の流れに着いていけません」
「トキが言ってたで激流に身を任せるんやという訳で始め」
はやてがそういうと目の前にガジェットと呼ばれた機械が20体現れた。
俺はガジェットが動き出す前に群れの中心に飛び込んだ。
「なんやあのスピードにジャンプ力はもはや人間やあらへん。チートやん!!!」という声が聞こえたが、お楽しみはこれからだぜ。
俺は着地し、その場で土俵入り(レゾナンスクエイク)を全力で行った。
俺が大地を踏みしめるたび、俺を中心に全てのガジェットが地面に埋まる。
それを唖然と見ていたなのはがリサに聞く
「リサちゃんあれって何かな?」
「本人曰く震脚らしいけど・・・今のは間違いなく63代目横綱の土俵入りの真似ね。」
「なんで土俵入りで地震が起きるんや!?おかしいやろ!!!!!」
「土俵入りとは武器を隠し持ったりしない、そのような卑劣な行為をしてはいないと誓う為に行ったもの。そして昔は神に祈る儀式でもあったのよ。地震を起こすことなどたやすいわ!!」
「その理屈はおかしいわ!!!!」
鼻息を荒げるリサにはやてのツッコミを入れるが、ところがどっこいこれが現実
銀次の土俵入りにより全てのガジェットが破壊された。
魔法ですら科学で解明されたこの世界に新たな謎が生まれた瞬間であった。
「アカン。アカンでこんなんおかしいやろ。」
目の前の光景を信じられないはやては頭を振って否定する。
「ならば主はやて私が入って確かめてきましょうか?」
そう言ったのはピンクの髪に人目を惹きつけるおっぱいの持ち主
「ほなシグナム頼んだで」
「承知」
しかし、その様子を黙って見ている事が出来ない人物がいた。
「ずるい、ずるいよ。はやて私だって銀次と戦いたい!!!!」
もはや大人の威厳が無くなったフェイトさんがシグナムを睨み付けながらはやてに言う
「・・・・じゃあシグナムの後でええか」
「やだ、先に戦う」
フェイトさんは涙目でそういうとはやてはやれやれという感じで・・・・
「・・・・と、言うわけで銀次君2対1やけどかまへんよな?男の子やし」
「どうせ俺が勝つんだから構わないよ」
「フェイトちゃんシグナムぜっっったいに勝つんやよ。」
「承知しました。主はやて」
「うん、やるからには勝たないとね」
はやての言葉を受けやる気満タンのシグナムとフェイトさん
「じゃあ試合始め」
はやての声が訓練室に響き渡り試合が始まった。
試合開始と同時にフェイトさんが牽制で魔力弾を放つ。
それをバックステップで避けると正面からシグナムが突っ込んで剣を振り下ろしてきた。
スピードはフェイトさんよりは遅いが、たぶん避けると思われている。なのであえて自分から前に出てシグナムの振り落とそうとしている剣の手元を掴んで、蹴る。
「な!?ガハァ」
蹴りの反動を利用してバク転すれば丁度俺が居た位置をフェイトさんが鎌でなぎ払っていた。
そのままオーバーヘッドキックを敢行するも、フェイトさんは一瞬でその場から消えてしまった。
「ハァァァ」
シグナムの声が聞こえたと思ったら背中に痛みが走る。
痛みに耐えつつも何とか着地し、顔を上げると黄色の魔法弾が目の前にあり、当然避ける事が出来ないので顔面に直撃し吹き飛んだ。
「ちぃ連携がこうも厄介だとは思わなかったぜ。」
思わず愚痴もこぼした俺を見て唖然とするフェイトさんとシグナム
「・・・手応えはあったのだがな」
「うん、私のフォトンランサーも顔面に直撃したのにまるで効いてないみたい」
「ならば、私が時間を稼ぐからフェイトはその間に大技の準備をして置け」
「分った任せて」
シグナムはそういうと全力で銀次に向かっていき、フェイトは大技に準備に入る。
銀次もやられてばかりではなくシグナムを迎え打とうとするも、思った以上にシグナムのスピード、技量が高く鉄山靠を放つ隙が全く無かった。
「どうした銀次避けてばかりでは私には勝てないぞ。」
シグナムの剣は銀次を追い詰める。
一刀だけと思ったら、鞘を使用の二刀流。そして時には蹴りも飛んでくる。
そして距離を離すと鞭のようにしなる蛇腹剣と相性が非常に悪かった。
それを地面に転がりながらも全て避けきる銀次。
だが、相手はシグナム一人ではない
後ろで観察していたフェイトが銀次が立ち上がった瞬間に拘束魔法が掛けられた。
「なんじゃこりゃ!!!!動けねぇ」
必死に逃げ出そうとするも身動き一つ取ることが出来ない。
そんな中銀次の耳にそれは聞こえた。
「…アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きの下撃ちかかれ…」
それは金色の死神の歌
バルエル・ザルエル・ブラウゼル…──フォトンランサー・ファランクスシフト。撃ち砕け! ファイア!!」
発せられた号令。
その刹那、彼女の周囲に浮かぶ魔力スフィアから斉射される、フォトンランサーの弾幕。
計三十八基の魔力スフィアから射出されるフォトンランサーは、毎秒七発。
持続時間4秒の間に斉射される魔弾の数は、合計一〇六四発にも達する。
それは、最早攻城兵器と言っても差し支えないレベルの代物。
間違っても個人に向ける威力ではない、明らかなオーバーキルだ。
降り注ぐ金色の魔弾が轟音が大気を震わせ、爆炎と煙が銀次を包み込む。
だが、それだけでは終らない。
フェイトさんが打ち終わると同時にシグナムが必殺の一撃を放つ
「行くぞ、紫電・・・一閃‼︎」
その一撃は銀次を後方に吹き飛ばし、壁にめり込む。
その光景は誰が見てもフェイトさん・シグナムペアの圧倒的勝利!!!
疑うことなど出来ないまさに完勝。
しかし、フェイトさんとシグナムは警戒を解くことができなかった。
銀次はめり込んだ壁から自分の力で出る。
二人の必殺の魔法を受けて上半身の服が燃えてなくなり、そこには無数の傷跡が見える。
フェイトの魔法でもシグナムの一撃で出来たものではない、それはまさしく自身で刻んだ修行の痕
「(やっべー自分の中を駆け巡る血液が沸騰するように熱く感じる。体中の細胞がざわめいて・・・・力がみなぎってキターーーーーー。声、出さずには入られない!!!!)」
「があああああああああああああああああああああ」
腹の底から声を上げる銀次は目の前の二人を見据える。
「さっきまでの俺とは違う。いくぜ”エアマスター”」
それに反応が出来たのはシグナムだった。
「ふっだが、まだ甘い!!!」
シグナムは銀次が間合いに入った瞬間に逆袈裟切りを仕掛けたが、それを銀次は剣を右足で踏んで防ぎローリングソバットを行うも、シグナムは上体を反らして避けるが・・・
「甘いのあんただ」
「ガハァ」
まさか2撃目の蹴りが来るとは思わず、顔面を思いっきり蹴られる。
だが、銀次のターンはまだ終らない。
「これでフェニッシュだ」
今度は左足でシグナムの頭を蹴り上げる。
さすがのシグナムも予測できなかった銀次の蹴りを二度も受けた為ダウンした。
それを見ていたフェイトさんにしてみたら銀次が空中でクルクル回ったらシグナムが仰向けでダウンした。
一体何が起こったのかさっぱりわからなかったが、一つだけ分かったことがあった。
今目の前で足を大きく振りかぶっている銀次が居ること
回避が間に合わないため、プロテクションを発動するものの、MAXスピード300キロオーバーの銀次の蹴りはいともたやすくプロテクションを破壊しその日初めてフェイトさんは魔法以外で空を飛んだ。
怪我が打撲程度で済んだのは奇跡ですよとは白衣を着た金髪の女性が言ったとか
こうして、模擬戦は銀次の勝利で終了したが、終ってみれば訓練室がえらい事になっておりシャーリーとはやての胃に多大なダメージを与えていることに銀次は気がつかなかった。