第2話
目が覚めると真っ白い空間に居た。
なるほど、まるで二次小説のテンプレですね。わかります。
そんな事を考えていたら目の前に突如ランプの精みたいな服装で頭にターバンを巻いた肌が黒くて眼が見開いている人?が現れた。
「お前死んだ。納得しろ」
黒い人は端的にそれだけ告げた。
「え?死んだ?俺が?ふざけんな!!!!納得できるわけねぇだろ!!今すぐ生き返らせろよ!!!」
俺の怒鳴り声も黒い人には柳に風のようで淡々と受け答える
「そんなことは神様でも無理。だから転生で妥協しろ」
「転生だと!?まるで二次小説だな。おい、ところで特典はあるのか?」
「特典?ポポ良くわからない。とりあえず神龍呼ぶから3つ叶えて貰え」
そういうと黒い人ポポはオレンジのボールを七つ取り出して床に並べた。
「出でよ。神龍」
ポポがそういうとボールからなんかが飛び出して、緑の大きな龍が現れた。
それを見た俺は・・・・恥ずかしながら、えへへ腰抜かしちゃいました。
「さあ、願いを言え。どんな願いでも3っつだけ叶えてやろう。」
「ぎゃあああああああああああ龍がしゃべったーーーーーーーーーーーーママこわいよーーーーーーーーー」
「早くしろ、ポポ忙しい」
ポポはそれだけ言うと一瞬で俺の視界から消えた。
その後頭に鈍い痛みが走ったのでおそらく鈍器的な物で殴られたと見て間違い無いだろう。
ちなみにその一撃は強烈で動揺を消し飛ばし冷静さが戻ってきたのは良いが、一番大事な意識がどこか遠い世界に引越ししてしまった。
意識が旅行する前に見た光景は「ポポ手加減上手くない」と言って頭を掻いてる姿だった。
その姿に苛立ちを覚えつつ俺は意識を手放した。
目が覚めるとやっぱり俺は真っ白の空間に居て、目の前にはポポとテンションの下がった神龍が居た。
「お前目覚めるの遅い。」
「そもそもお前が殴らなければ良かったんだ。」
「お前じゃない、ミスターポポだ。そんなことより早く願い事を言え」
謝罪をしないポポをジト目で見つつも神龍を待たせるのは申し訳ないので俺は話しを切り上げた。
「納得いかないがわかったよ。じゃあ神龍さん一つ目の願いがありとあらゆる病気・アレルギーにかからない健康な体。2つ目はどんな傷でも一瞬で治せる薬的な物。3つ目は100兆円」
その言葉を聴いた神龍はようやく仕事が出来ると思い張り切って答えてくれた。
「ふむ、良かろう。ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅん。願いは叶えた。サラバダ」
「なんか変わったようには思えないだけど?」
「お前が要求したものは一個目以外全部物品だ。わからないのも仕方ない。あと傷を治せる物と100兆円は転生後のお前の家に送って置く」
「え!?今くれるんじゃないの?」
俺がそういうとポポは俺の後ろを指差した。
俺もポポの指の先を見て納得した。
大量の福沢さんと豆が山を築いている。
うん、無理だ。持ち運ぶ事が出来そうにねーな。
「わかったな。じゃあ転生してこい。」
「わ、わかった。」
その言葉を最後に俺の意識は消えた。
「ようやく転生した。あ、転生先伝えるの忘れてた。ポポ反省。サービスとして筋力のリミッターを取っ払おう」
ポポが転生先を教えたところで彼にとってはどうでも良い事だった。
何故なら彼はその物語を知らないのだがら、しかし、そんなことよりポポの粋な計らいの方が彼にとっては大変な誤算になるのであった。