一撃必殺を夢に見て   作:だめねこ

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第20話

あの訳の分からない初任務から数日が経過した。

 

俺は相変わらずマイペースに行動している。

 

そうそう二つ変わった事があった。

 

なんとリサが喋る機械を作る資格をついこの間取ったんだ。

 

まぁそんな資格があっても俺らのグループで魔力持っている奴がちっちゃいのだけだから意味は無いんだけどね。

 

それとちっちゃいのはジュエルシードを探しに未来に来たはずなのに・・・そんなこと忘れて今じゃあはやての部屋で”リングにかけろ”を読んでるし・・・もしかしてマグナムとファントムを覚える気じゃないだろうな?

 

たしか剣崎順は高電圧ルームで死に掛けながら編み出したみたいな事が書いてあったが、ちっちゃいのは確か電撃タイプですばやい動きが得意だから・・・腕の筋力を鍛えればもしかすると

 

そんな事を考えながら俺は機動六課の建物屋上でお昼寝を貪っていた。

 

 

目が覚めると辺りはすでに暗く成っていた。

 

ミッドチルダの空を見上げればそこには無数の星が煌く夜空があり、地球から見る夜空よりもそれは遥かに美しかった。

 

「綺麗なものね。ミッドチルダから見る夜空は地球と違って汚れて無いから」

 

「あれリサ居たの?」

 

「全く夕食の時間になっても来ないから探しに来たのよ。そしたら自分一人でこんな良いもの見ているなんてズルイじゃない。それにちっちゃいのも居るわよ」

 

「そうだよ。銀次私の事忘れないでよ」

 

「ははっ悪いな。それにしてもこの綺麗な夜空を見た所為かなんだか少しだけ分かった気がするぜ」

 

「分かったって何が?」

 

「決まってんだろ。発頸だよ。」

 

俺はそういうと右手を上に伸ばし人差し指を上に向けてリサとちっちゃいのに向けてにやりと笑った。

 

「「???」」

 

「おっと急がないと夕食が無くなるぜ二人とも」

 

俺はそれだけ言うと駆け足で屋上を出て行った

 

「あ、待ちなさいよ銀次」

 

「置いてかないでよ~」

 

リサもちっちゃいのも銀次を追いかけて屋上から出て行った。

 

 

さて食堂に着いた。

 

俺がさっき考えた事が正しければ俺は発頸を使えるはず、それを試すために俺はコップに水を半分まで注ぎ、両手で掴む。

コップの水は微動だにしない。

そりゃそうだ。コップの水は今まさに力を受けていない無力な状態なのだから、ならば俺も全身から力を抜く、これが同調

そして大きく息を吸い、解放(吐き出した。)

 

「破ァァ」

 

そして見事俺の試みは成功し、コップの水は全て飛び出した。

 

ただ、誤算が有るとしたら初めての試みだったので錬度が低かったことと、たまたま真上を飛んでいたリインフォース・ツヴァイさん?にかかってしまった点は誠に申し訳ないと思う所存です。

 

だからと言って部隊長室に呼び出すのは職権乱用じゃないでしょうか?

 

「うぅぅひどい目にあったですぅ~。」

 

そこにはタオルでグルグル巻きのずぶぬれのリインさんとグラサンを掛けてシグナムのレヴァンティンを肩に担いでやくざみたいな感じの八神はやてが居た。

 

「銀次何やってんねん。リインが風邪引いたらどう責任とんねん!!!」

 

「いや、あの、ごめんなさい、でもそんな怒ること無いじゃん」

 

「誰が喋って良いゆうた?とりあえず銀次は次の任務強制参加やからな!!!覚悟しときい!!!!」

 

謝ったのに怒鳴られた。しかもレヴァンティンでほっぺぴちぴちされた。

 

「そうですぅ~覚悟するですぅ~」

 

リインさん・・・ぺちぺちおでこたたかないで

 

「・・・・・俺民間人なんだけど」

 

「なんか文句あるんか?」

 

「い、いえ無いです。」

 

俺はそれだけ言うと部隊長室から出て行った。

 

何故はやてさんがあんな口調だったのか俺には分からないが・・・机の上にはミナミの帝王が置かれていた事だけは事実であった。

 

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