気が付くとそこは見慣れた我が家の玄関
玄関先にはリスティ警部・・・?
何故彼女がここにいるんだ?
俺が思考を巡らすよりも速くとなりに居たリサとフェイトはこの場から居なくなっていた。
後ろを見るとフェイトがリサを抱えて空を飛んでいる。
なるほどこれが非行少女か・・・ってこれはちょっと古いな
そんなことを考えていたらいつの間にかリスティ警部が目と鼻の先に居た
「リスティ警部近いですよ。」
両手を前に出して距離を取ろうとしたら、ガチャリと音がした。
あ、これはアカンパターンや
「銀次君つかまえたー♪」
「あの~リスティ警部何で手錠掛けたの?礼状は?そして罪状何?」
冷や汗掻きつつ尋ねるとリスティ警部は洸惚な笑みを浮かべながら答えた。
「僕が君を捕まえるのに礼状なんか必要かい?ちなみに罪状は僕を一週間ほったらかしにしたことだよ。」
「めっちゃ私的な事ですやん。というか一週間も経ってるの!?今何日ですか?」
「5月10日だよ。じゃあ行くよ
「マジか・・・」
そうして俺はドナドナよろしくまたもや留置所に入れられた。
全く持って意味がわからなかった。
ちなみにその三日後に身元引受人に恭也さんとなのはちゃんが来てくれた。
俺が帰るところをハンカチを噛んで悔しそうにしているリスティ警部はそろそろ職権乱用は止めて欲しいと思う所存です。
「この後忍達とお茶会やるんだけど銀次も来ないか?」
「え!?めんどくさいから良いよ恭也さん」
「アリサちゃんにすずかちゃんも居るんだよ銀次君。後サプライズも用意しているから来て欲しいの!!!」
「なのはちゃん・・・驚かそうとしている人にそれ言っちゃだめだよ。逆に斬新過ぎてびっくりだよ」
「にゃ!!!!今言った事は忘れるの銀次君」
「忘れろって無茶振りにも程があるでしょ?って何しているんです恭也さん石なんか持ってどうする気ですか?」
「い、いや石で本気で殴れば銀次の記憶ぐらい消せるかなーっと」
「あんたどんだけシスコンなんだ!!!!御神の剣士にそんなことされたら、記憶が無くなるどころかさすがの俺でも死んじまうわ!!!」
月村家に着くまでの間そんな心温まる会話をしていれば、時間などもあっという間に飛び気が付けば月村家の玄関に着いていた。
ちなみになのはちゃんは歩きつかれて恭也さんにおんぶされていた。
その時俺はふと思った。
この運動音痴の娘っ子がどんな猛特訓すれば未来のなのはさん並みに動けるようになるのだろうか?というかそもそもあの世界は本当に未来だったのか?平行世界の未来って言われた方がまだ納得できる。
「・・・・を聞けえぇぇ」
熱気溢れる女の子の声が聞こえたから歌いだすのかと思ったら、目の前にアリサが居て殴りかかってきた。最近の女子はアグレッシブだなと思いながら、それを俺は・・・体操選手顔負けの空中三回転お捻りでアリサの頭上を越え、すずかの真後ろに着地を決めた。何故かって?安地だからに決まってんだろjk
「よう、すずか一週間と三日ぶり?身長伸びた?体重増えた?手ぶらで着たけどなんか文句ある?」
「うん、銀次君10日振りだね。あと女の子に身長と体重を聞くのはデリカシーが無いよ。誘ったのはこっちだから手ぶらで着ても文句は無いよ」
「俺の辞書にデリカシーは無いから、あとで広辞苑からコピペしとくよ。じゃあエスコートよろしく」
「普通は逆じゃないかな?」
「たまには逆も有りだろ?」
俺とすずかは話しながら家の中に入っていった。
後ろでは血走った目をしたアリサを必死に宥めているなのはちゃんと「なるほど」とつぶやいている恭也さんが居たが気にしちゃいけないよ。