「クックック、ようやく坂本のバカが原作から退場したか、しかし凍り漬けになった状態でというのが気に入らない。あわよくば死刑にされて死んでくれたらよかった、が・・・ま、管理局に其れを望むのが無理ってことか、なんやかんやで二次創作物だとドン引きするほどブラックなのにな」
「マスターこれで物語も原作通りに進むのでしょうか?私にはここまでイレギュラーな事が起こったのであれば正常になるとは思えませんが」
「奴がこれで原作に関わる事がなくなったんだぜ?問題なんてもう無いさ。ただ、リィンフォースを助けられなかったのは正直悲しいが原作でも助からなかったんだ。これに関してはしょうがないだろう」
「なら、アリシアとプレシアに関してはどう思いますか?あれは愚者が助けたそうですが?」
「その点だけは良くやったと褒めてやりたいところだが、英雄王ギルガメッシュの”王の財宝”を使って蘇生したんだろ?他人の物と自分の物の区別が着かないのがそもそも屑なんだ。勝手に使って良い代物じゃないのにそんなことも分からないからあいつはほんとに屑野郎なんだ!!」
岸本の価値観では原作に登場しない白髪の美形キャラは全員踏み台屑野郎という認識であった
そして踏み台転生者は全員”王の財宝”を持っていると思っているのだが、なんというはた迷惑な勘違いであろうか・・・実際には銀次はFateを知らないのだ。
岸元と銀次は同じ転生者では有るが、そもそも同じ世界ではないのである。
なお、銀次が転入仕立ての時は髪の毛が真っ赤だった事は岸本のログには残っていなかった。
「仮に刑が終わったとしても、10年以上も凍り漬けになっていたなら闘う事はおろか日常生活だってままならないはずだし、そうなればテスタロッサ家や八神家も愛想を尽かすのは当然の事だ。」
全身複雑骨折している状態でも痛みに眉一つ動かさずに普段通りに生活できる銀次が果たしてそんな状態になるかは疑問ではある。
「ならば、その時に坂本に言ってやる『お前みたいな体が不自由で元犯罪者が彼女達に付き纏うな消えろ!』ってな!そして、原作が終わったら俺がヒロインを総なめしてやるぜ!」
「マスターその発言は踏み台ですよ」
「!?」
自身のデバイスに鋭いツッコミを受ける岸本であった
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そして次の日
「プレシア・テスタロッサだよ~よろしくね♪」
「アリシア・テスタロッサです。ハア~ナンデワタシマデ」
「フェイト・テスタロッサです。趣味は拳闘で、目標は鴨川源二の鉄拳を越えること」
元気いっぱいなプレシア
最近退院したばかりの疲れきったアリシア
我が道を一歩一歩踏みしめて行くフェイト
「私は八神はやてやよろしくしてな~」
車イスではあるが今日から復学を果たしたはやて
クラスに美少女がそれも4人も入って来たことに男子から拍手喝采が巻き起こるが、その時岸本に電流走る
坂本銀次の席に目も眩む程の狐耳としっぽを生やした美少女が座っていたのだ。
本日クラスに新たな転入生としてテスタロッサ一家と八神はやてが来てクラス内がフィーバー状態にもかかわらず
岸本の耳に入らず、ただ狐耳の美少女”天狐”をずっと見ていた。
程なくしてクラス内も落ち着いたが、テスタロッサ一家とはやてがなのは達と合流できたのはお昼頃であった
「それにしてもフェイトちゃん達が転入してくるなんて驚いたの!」
「・・・むしろ何で今まで学校に通ってなかった事に疑問を持たなかったのよ私は・・・」
「でも、銀次君は居ないんだよね」
なのはは驚きつつもフェイト達が転入してきた事を喜び、アリサは自身の違和感に疑問を感じ、すずかの言葉で空気が重くなるも
「むふふ、そのためにわっちが銀次の代打で出席しているのじゃぞすずかよ!さあ、寂しいならわっちの胸に飛び込むが良いぞ」
両腕を広げ、小学3年生にしては豊たかな胸を弾ませて慈愛の表情を見せ「うぇるかむなのじゃ」とのたまう天狐
やはり同じ人外同士であるためか、はたまた天狐のカリスマ性に依るものかは不明だがすずかは天狐の胸にダイブする
そんな光景を見てはやては罪悪感の為か言葉がこぼした
「やっぱり私が悪いんやなぁ」
結果としてははやてを助ける為に銀次が犠牲になったのだだから、はやては心を痛めているのだ。
「あ、違うのはやてちゃんを責めている訳じゃないの」
「そうよアイツは何時だって自分の勝手気ままにやるんだからはやてが気にすることは無いわよ」
「ち、違うんや銀次君が氷漬けになる原因は私がリインフォースを助けてって銀次君にお願いしたからなんよ」
「「ど、どうゆうことなの(よ)」」
「私が以前銀次君からご飯のお礼にもらったお願いメモ用紙を見せてダメ元で頼んだら快く引き受けてくれたからちょちょいのチョイだと思ったら、まさか10年間のコールドスリープの刑になるやなんて思わんかったんや」
はやては懐から以前銀次が書いたメモ用紙を取り出しアリサとすずかに見せると二人はわなわなと身体を震わせる。はやては何かしら嫌な予感が働いたが、動く事が出来なかった。
「ごごご飯のお礼でこんな素敵な物を貰えたの!?」
銀次の事が大好きなすずかにとっては食事のお礼がこんな素敵な物だとは思わず動揺を隠せなかった。
「うぐぐ、そのメモ用紙があれば銀次を意のままに・・・はっ!もしかしてなのはも似たようなの貰ってるんじゃないでしょうね!?」
「どうなのなのはちゃん正直に答えて欲しいな?」
この中で一番銀次との付き合いが長いなのはにアリサ・すずかによる獣の眼光がなのはに突き刺さる。
「にゃっ!にゃのは諭吉しか貰った事ないの!だから無罪なの!そう言えばママは肩叩き券を貰ってたし、パパは指圧の券を貰ってたぐらいなの」
何故なのはがここまで動揺しているかは無論すずかとアリサの眼力・・・だけではなく、過去に銀次から巻き上げた大量の諭吉により贈与税が発生し、それが警察にばれて厄介になったことがあるからだ。
これには銀次も驚き、お詫びの記しとして後日高町夫妻に送ったのである。
ちなみに銀次に肩を叩かれた桃子は次の日絶好調だったと言う、しかし士郎は「指圧の心は母心・・・」とのたまう銀次に嫌な予感を感じつつも、任せた結果「やべぇ2.3ミリポイントが外れた!」の発言とともに指圧による失敗で15ポイントのダメージに力が3下がり、何故か満腹度が30%下がったのであった