主はやて如何お過ごしでしょうか?リインは今ご主人様の夢の中で修行しております。
夢の中・・・・本当に、ここは夢の中なのだろうか?
いや、夢であって欲しい!こんなのが現実であってたまるものか!
「おじゃる丸様!今日こそはこのオカメ姫と一緒に寝るのです」
「い、嫌じゃ!我のことはほっといて欲しいのじゃ!この化け者め!」
「おじゃる丸様!何度言えば分かるのですか?このオカメは女性でございます!!」
「お、女!!!お前のような女がいるか!!!北斗神拳伝承者として退治してやるのじゃ」
「平安京のおなごを甘く見てはいけませぬ」
「「北斗神拳奥義北斗百裂拳」」
「あーたたたたたたたたたたたたたたた、ほわっちゃあー」
「消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろーーー」
二頭身位の二人の小さな子供が戦い始めると一瞬で筋肉ムキムキの某世紀末救世主に変化した
悪夢だ、悪夢が私の目の前にやって来たのだ
「おーい、リインフォース!南斗水鳥ラジオ体操の時間だぞ」
後ろでは角の生えたヒヨコとご主人様が無心に手を交互に振っている。
「リインフォース酷いっぴー!おいらはヒヨコじゃない!サザエでございまーす!」
「ぶはは顔と声がそっくりだww」
「私の心を読むな!!」
「ぴぇぇ」
ご主人様が笑顔なのはうれしいが、乙女の心を読むなど言語道断!怒りそのままにディバインバスターをヒヨコにぶっぱなした私は悪くない
「き、きすけーーー」
ご主人様が叫ぶが時既に遅し、地面に横たわりこんがり焼けたヒヨコのサブレが出来上がっていた
「・・・ビーム突っ込みなんてアニメの世界だけだと思ってたけど現実に出来るやつもいるんだな」
「次郎君、意外と世間って広いようで狭いからメルヘンの国でも使えるやつは居るんじゃない?ほら、あそこの二人だって天破活殺撃ってるし」
ご主人様が指差す方向は勿論おじゃる丸とオカメ姫である
「あんなのがメルヘンの住人な訳ないだろ!」
全くである。
だが、何故飛べない・泳げない半魚鳥の訳のわからん中途半端な生物がご主人様に突っ込みを入れているのだろう?とりあえず撃っておこう
「ディバインバスター」
「甘いわ!南斗水鳥拳奥義飛翔白麗」
くっ!?飛べないはずの次郎が跳んだだと!
だが、魔導師相手に空中戦を挑むとは身の程を教えてやる
ご主人様の見ている前で無様を晒すがいい
どんなに高く跳んでも、重力に縛られたものはいずれ落ちてくるのが道理である
「響け終焉の笛!ラグナロク」
哀しみをしり、愛をその胸に刻んだ者のみが会得することが出来る北斗神拳究極奥義無想転生ならば避ける事が出来ただろうが、何者にも成れない所詮次郎君では焼き鳥?
焼き魚?いや、焼き次郎はリインフォースの嫉妬の炎に焼かれたのであった。
「・・・ひっでぇーや」
その光景に銀次も思わず声をもらしてしまったのは仕方がなかった