一撃必殺を夢に見て   作:だめねこ

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確かに差は縮まったよ・・・1mmくらいは

クロノから送られたビデオを確認してから一週間が経過した。

 

あれ以降、銀次の消息が掴めない為か、はやて達率いる機動六課(おもに隊長陣のみ)にイライラが溜まっていた。

 

そのストレスを発散するかの如く新人達に厳しいトレーニングを行う

そして、夜にはそれが罪悪感となり、自責の念に駆られる

 

まさに悪循環

 

負のスパイラル!!

 

苦悩は続く・・・・終わらない。

 

まるで覚めない悪夢である

 

 

だが、新人達はそんな隊長達の苛立ち・ストレス・苦悩など気づかず

今日も元気に仙豆を食べてトレーニングを行い、実力をメキメキと付けている。

 

そのおかげで機動六課の食事費用が大分抑えられており、これにはレジアスも思わずニッコリしていたとか・・・

 

 

会話休題

 

食事を終えて午後の事務作業に取り掛かろうとなのは、はやて、フェイトがデスクに座ると事務の人が電話口で怒っていた

 

「もういい加減にしてください!!」

 

「・・・切らないでぇぇ」

 

電話口からは少年のような声が切実に訴えているが

 

事務の人が大きな声を上げて電話を切った。

 

ガチャ切りである。

 

異様な事態に面喰らうも、何があったのか確認しないといけないのが役職持ちの辛い所

 

はやては意を決して事務の人に何があったのか確認する

 

「ど、どうしたんや?大きい声出して何か変な事言われたん?だったら私が電話主調べ上げてブレイカーぶち込んだるで!」

 

「はやてちゃんそれだったら私も手伝っても良いかな?」

 

「まってなのは私もライオットザンバーの試し撃ちしたいから付いてくよ」

 

ああ、なんてアットホームな職場なんだろう

 

事務員の方にも親身なれる

 

機動六課はまさにホワイトな職場である

 

なのは達の言葉に感動したのか、事務員の方はたどたどしくも電話であった事を伝える。

 

その電話は一週間前から決まってお昼の13時頃と15時頃に鳴る

 

どちらも年端も行かない少年の声である

 

内容はジャイロ・スパゲティなるやばい科学者に捕まったから思わずぶっ飛ばしてしまったんだがとのこと

 

「ジャイロ・スパゲティ?何のことだろ?」

 

「明らかに悪戯電話だよね」

 

「でも、一週間も前から決まって同じ時間に掛けてくるのは質が悪いやん」

 

うーんと考えつつも答えが出る事は無いのでとりあえず今度かかってきたらはやてに電話回すように伝えて、逆探知後にスターライトブレイカーをぶちかます事が決定した。

 

なお、上にははやてが演習の為と報告するとの事

 

 

 

そして、時刻は15:00になった

 

事務の人がはやてに電話を繋ぎ、悪戯小僧との真向勝負と相成った

 

「機動六課隊長の八神はやてです」

 

「うん?八神はやて?あーはやてかぁー俺だよ俺銀「隊長逆探知成功しました」

きて」

 

仕事の出来る女シャーリーの早業によりわずか1秒にも満たない時間で電話主の少年の居場所は特定されたのだった。

 

「私の知り合いにオレオレ言ってる奴はおらん今からぶっとばしてやるから覚悟しとき」

 

はやてはそれだけ言うと電話を切った。

 

切る直前に電話口からは「何故!?」という声がか細く聞こえたが些細な問題だろう

 

 

30分後

 

 

とある無人惑星に置いて超凶悪犯が居るという体で機動六課と陸の英雄ゼストと海の提督クロノと呼ばれていないのにどこからか湧いてきた岸本がとある施設の上空に居た。

 

皆がみな自身の最大の魔法を放とうと魔力を溜めていた。

 

そして、放たれる6名の混ざりあった極大の魔力が眼下の施設に向けて放たれた

 

建物が崩壊する

 

大地に大穴が出来る

 

SSオーバー級が何名も居るのだ

 

当然の結果である

 

後は業務妨害を行い事務員に精神的ダメージを与えたド畜生捕まえて終わり

 

皆が皆そう思っていた。

 

施設のある一部分だけが不自然に残っており、何名かは地面に伏せていたが一人の見覚えのある少年だけは何事も無く両の足で立っていた。

 

生き残りとみると否や、岸本はすぐさま突撃し、エクスカリバーを振り下ろす

 

機動六課には呼ばれなかったものの管理局最強の呼び声高く、原作知識を活用し陸の英雄ゼスト隊の窮地を救った彼は昔に比べて強くなった。

 

依然性格はあまり変わってはいないものの、常に危険な任務をこなしたことにより、実力も付いていた。

 

そんな岸本の直感が警報を鳴らす

 

アレはまさに強者である。

 

原作には存在しなかったイレギュラー

 

なのは達では絶対に勝てないチート転生者

 

ならば彼女達を守るために俺が戦う

 

「俺は負けない!約束された勝利の剣(エクスカリバー)

 

勝った。至近距離からの!約束された勝利の剣(エクスカリバー)に当って無事な訳が無い

 

岸本はそう確信するも、いやに聞き覚えのある声が聞こえた

 

「お前は全く学ばないなぁメガネ」

 

目の前の少年は迫りくる光の壁に大地を強く踏み背を向ける

 

「鉄山靠!」

 

魔力による爆発が起き、煙に辺りが包まれる

 

煙が晴れたそこには、白髪の風に靡かせた坂本銀次とやっぱり倒れている管理局最強の岸本がいた。

 

 

10年という永い月日が経つも両者の実力には未だに大きな差があった。

 

 

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