「じゃあこれから家族になる訳だから銀次君と呼ばせてもらうよ」
「なのはも銀次君って呼ぶね」
「苗字で呼ぼうが名前で呼ぼうがどっちでも構いませんが、俺はこの家に住む事を拒否します。というか引き取られるのを拒否します。」
俺の発言に今まで和んでいた空気がピシって音が入った気がした。
「えっと銀次君なんで拒否するんだい?理由を聞かせて貰えないかな?」
士郎さんの目がやたらと鋭くなった。なんでだと思い横を見るとなのはちゃんがこの世の終わりみたいな表情をしていた。
なるほど、この家のヒエラルキーはなのはちゃんが頂点か・・・まいったね。
ま、だからと言って譲る気はさらさら無いんだけどね。
「う~ん理由ですか。理由らしい理由はありませんが、あえて言うならば、例えこの星、この宇宙、生きとし生けるもの全てを支配する者が命令したとしても賽の目と俺の自由を覆したり、奪うことはけして許さない。と、言うわけ諦めて下さい。」
俺がそういうと桃子さんがニタァと笑い始めた。
「あらあら、それじゃあサイコロで決めましょうか。もちろん私が勝ったら銀次君は家族になって貰う事。銀次君が勝ったらこの話は今後一切しないということで良いかしら?」
「全然良くないです。俺にメリットが全然無いじゃないですかやだー」
「でも、銀次君が言ったのよ。賽の目を覆すのは許さないってね」
「ええ、言いましたがそれはあくまで勝負を受けたときの事です。なので俺は勝負をしません」
実際問題、桃子さんと勝負したら負ける気がする。
そしてこういうときの感はおおよそはずさない事を俺は理解している。
だから俺は桃子さんとは勝負しないで帰ることにした。
ちなみに美由紀さんの母性に後ろ髪を引かれる思いで抜け出したのは男なら仕方ないことだと思います。
そしてその様子を桃子さんがほっこりしながら見ていることに俺は気がつかなかった。
そして4年が経過した。
今現在俺は修行の成果により、自身の骨が震脚の威力に耐えられる身体を作ることが出来た。
その当時あまりにも嬉しくなった俺はその日から一日一万回の感謝の鉄山靠をやっていたが、途中から回数は取っ払って満足するまでやってる。
正直、感謝してやってるのに一万回だけっておかしいしな、あと無論ラジオ体操にパルクール(天狗下駄使用)も欠かさずやっています。
その所為か日々が充実している。
そんな俺だが現在悩みを抱えているのだ。
それは俺の見た目的に年齢九歳という点である。
本来であれば小学校に行かなくちゃ行けないのだが、はっきり行って前世中学生だった俺(成績はドベ)的にはいきたくないのである。
だって別段福沢先生ならいっぱい居るから将来金に困ることはほぼありえない。
誰にも迷惑掛けて無いんだから良いじゃねーかと思っていました。
そしたらどうだ
お巡りさんが追いかけてきたんだよ。
しかし、日常的にパルクールを行ってきた俺に追いつける訳無いじゃん。
余裕で逃げ切ったよ。
そしたら次の日は自転車に乗ったお巡りさんが10人来たね。
まあ、刺激的でなかなか面白かったけどな。
そんなことをして過ごしていたら今現在あいつら機動部隊とスワットとヘリコプター10機と自動車50台で海鳴を包囲し始めやがった。
気分は大江戸捜査網
というか俺は唯の9歳児で犯罪者でもなんでもないんだけどね。
なんでこんなことになったんだろう?
ああ~ママン僕はただ街中を健康のため走り周っている善良な9歳児なのに、警察が目の敵にするんだよ~。
そんな事を考えつつも走ることを止めずに、今日も今日とて走り続ける俺でした。