短い時間ではあったけど、リインの膝枕により余計に眠気が強くなってしまった。
やっぱり、正座ではなく長座してもらうか、この際抱き枕になってもらえば良かったと思わずにはいられない。
ヴィヴィオもストさんもキャーキャー言ってるが俺はそもそもフェイトの所為で、いや、管理局・・・違う!アホな犯罪者共の所為で一週間まともに寝れて無いんだ。
だからって訳じゃないが・・・
「おい、ノーヴェ共!犯罪者を見るような目で俺を見るな!」
「そうですぅ~これはご主人様がリインに望んだ事・・・つまり合意の上」
「顔を真っ赤にして、荒い息遣いをして着衣も乱れてる・・・坂本銀次逮捕よ」
何故ここにティアナさんが・・・?
というかまたしても好感度ダウンしている!
「ティア流石にそれは厳しすぎるよ」
「うん?スバルさんいつの間に?」
よくよく見てみればスカさんところの娘さんも何人も来ていて顔を赤くしていた。
う、う~ん納得いかないけど膝枕は一線超えた行為のようだ・・・
この世界の人たちは一体どうやって恋愛していくのだろうか?
「ご主人様、恐らく交換日記からスタートするのかと・・・」
「ピュアッピュアやな・・・」
ミッドチルダ恐るべし
「ま、兄貴の処遇はこの際置いといてヴィヴィオとアインハルトどっちから兄貴はやる?」
「そりゃもちろん先に約束したストさんからでしょう」
先に約束したのはストさんだからねぇー
「じゃあ、アインハルトと兄貴からスタート」
「あいよ」
「ハイ」
「で、スパーリングは4分1ラウンドで、ルールは射砲撃とバインドは無しの格闘オンリーだ」
ノーヴェは知っている前提で話をするけど俺魔法使えないからよくわからん
「射砲撃ってなんだ?ギャラクティカ・マグナムみたいなもんか?」
「ディバインバスターですよ。ほら、私が以前次郎を焼き落とした魔砲です。」
悲しい事件だった。
「・・・じゃあバインドは?」
「バインド・・・寝技、締め技、関節技かと」
ふむ、投げ技は有りみたいだけどその手の漫画は読んだ事が無い
YAWARAちゃん読んどけば良かった・・・
「マジの打撃オンリーか・・・基本技はパンチとキックで必殺技はローリングソバットで超必が鉄山靠の俺に死角はないな」
「あ、言い忘れたけど兄貴は鉄山靠は禁止だ。」
かつてない厳しい戦いになりそうだ
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ラウンド1
ファイ
ノーヴェがそういうと試合は始まる
ストさんはその場で構えてる
俺が出来るのはパンチ・キック・ローリングソバット
下駄履いてるから蹴り技は危ないので止めておくけど、結局のところ近くに行かなきゃ始まらない
カッカッカ
「え?」
「うわ~」
外野が驚いてるけどストさんはもっと驚いてる
「どうしたストさん?間合いに入ったけど何もしないの」
「ッ!?」
ストさんから繰り出されるは思いっきりの良い右ストレートがお腹に突き刺さる
「うそ」
「無防備で受けたのに・・・」
外野がやっぱり騒がしい
「ッ!?」
慌てて距離を取ろうとしたストさんの右手を潰さないように掴む
その瞬間、左のハイキックが頭に直撃したけど、右手は離さない
色々と焦って攻撃を繰りだしているから、一旦右手を離すとすごい勢いで距離を取って驚愕の表情を浮かべるストさん
周りもよく脱出したとか距離を取ってとかストさんをめちゃめちゃ応援している
「ストさん、今のって本気で殴った?」
「それなりに8割位でやってます。」
「じゃあ、本気で来なよ。防御も避けもしないで無防備で受けてやるからさ」
って言ったらストさんの目つきが変わった。
やべぇ、地雷踏んだかも・・・
「なら!覇王断空拳」
すごいスピードで突っ込んできて、あ、これスマッシュだ。
顔面に来たから思わず顎を引いたんだけど、それがよくなかった。
ボキボキボキって嫌な音が鳴り響く
俺は冷や汗が止まらない
ストさんが右手を抑えて涙を流している。
「ご、ごめんね。大丈夫!?」
その一言が原因でストさんは大声で泣きだしてしまった。
オロオロする俺の肩をティアナさんが怒りの表情で掴んでいた。
「坂本銀次・・・執務官の前で偽証罪とは良い度胸しているじゃない!現行犯で逮捕してあげるわ」
「さすがにそれはやりすぎだよティア!」
スバルさんがかばってくれたおかげで逮捕だけは免れたが、ヴィヴィオからすごい睨まれてしまったのだが、どうすればいいのだろう?