「銀次さん・・・ひどいですよ」
ヴィヴィオの一言で俺に視線が集まる
ティアナさんなんか拳銃(クロスミラージュ)で俺の頭をガンガン殴っている。
拳銃は撃つものだと思っていたけど、どうやら違ったようだ。
「アインハルトさん泣いてるじゃないですか!?」
ストさんは右手を抑えて泣いている。
「まー右手の骨砕けちゃってるからね。あれは大分痛いと思うから仕方ないよ」
俺はもう慣れたけどね
「仕方なくないですよ!なんでそこまでしたんですか!?」
あ、ヴィヴィオちゃん怒っちゃった。
「結果的にやっちゃった事に関しては俺が悪いけど、あえて弁明するなら当然の結果だよね?」
「・・・どういうことですか?」
「頭蓋骨っていうか額の骨って人体最高硬度の部分だからねぇ~。プロの格闘家だって素人の頭蓋骨殴れば殴ったプロの手が折れる。ましてや俺の骨はびっくりするくらい硬いから折れるだけじゃすまないよ。だから当然の結果だって言ったの」
「銀次さんあなたは分かってて額で受けったってことですか!?」
「いや、まさか顔に向けて打ってくるとは思わなかったから、びっくりして顎を引いたらいい感じに頭突きしちゃったんだよね。ま、格闘技に怪我は付き物だししょうがない」
というかスパーとは言え顔を狙うはいかがなものかと俺は思うんだが、ましてやダンクーガの断空剣だっけ?フル改造したら断空光牙剣にでもなるのか?でも覇王って頭についてたような気がするけど・・・まぁ流派の違いかもしれないな例えるなら北斗神拳と西斗月拳ぐらいの違いか?・・・って違うな
「ま~泣いてるストさんには悪いけど、疑問も晴れたからよかったんじゃない?」
「疑問?」
「いやーストさん『私の拳とあなたの拳どちらが強いか勝負してください』って言ってたから、まー拳じゃなくて俺のは頭だったけどね」
その結果が右手は完治不可なのはとんでもない代償ではあったが、10年位経てば笑い話にでもなるよ
後は仙豆でも食べれば治るから問題ないよ。今持ってないけどね
ぼーっとしていたら何やらヴィヴィオちゃんがポケットから緑色の豆みたいなのを取り出した。
「アインハルトさんこれ食べてください。怪我が治ります。」
ヴィヴィオは涙を流しているアインハルトに豆を食べさせるとアインハルトの砕けた右手が治った
あれ、仙豆じゃね?
「ヴィヴィオさんこれは一体・・・」
「これはなのはママが持っていた仙豆っていうんだけど、どんな傷でも治しちゃうの」
なのはママ?ヴィヴィオの苗字が高町だから・・・高町なのは?あのなのはちゃんかぁ~。そりゃ年齢的には結婚位してもおかしくは無いのかな?
「もしやヴィヴィオのママって高町なのはで合ってる?」
俺がそういうと周りがえっ!?って顔しているけど何でだ?
「・・・そうです。私のママは高町なのはで合ってますよ」
そっか、仙豆がこっちで流通している訳じゃなくて、俺の家からパクって来たわけね。
これはなのはちゃんお尻ぺんぺんだな。
なお、実際にやったのはリサであることは銀次は知らないのであった。
「で、まー傷は治ったようだし、ヴィヴィオちゃんはどうする?俺はお開きでも良いんだけど?」
「アインハルトさんちょっと待っていてください。私が仇を取ってきます。」
「仇って、俺悪いことしてないよね?事故だよね?」
その問いには誰も答えを返してくれなかった事に涙が出そうになった。