試合は終わった。
結果だけを見るのであれば、銀次の勝利
悪魔的な強さ、誰もが認める美少女面(なお需要が局地的過ぎて無いと言っても過言ではない)そしてどう動いても裏目が出る。
「あ、なのはさん?今○○ジムで娘のヴィヴィオがいじめられたのですぐ来てください」
「ちょ、ちょっとティアそれはやり過ぎ」
スバル・ナカジマの声が空しく響く
かつて所属していた自身の隊ではもちろん管理局最強の一人。
白き魔王高町なのは
「・・・すぐに行くの」
ブチッツ-ツーツー
高町なのはを知る人は銀次に向けてあるものは合掌し、あるものは声を出し涙を流していた。
全くもって理解が追い付かない銀次は状況について行けずに困惑するばかりである。
「ね、ねぇリインこれってどういうことだ?俺はこれから殺されるのか?」
あまりの異様な空気を空気を読めない銀次が疑問に思いリインに向けて話すも、返事が返ってこず、リインの方に目を向けると穏やかな表情のまま目を閉じているリィンがいた。
鼻血が出ているのはご愛嬌とでも言えばいいのか甚だ疑問ではあるが・・・
そんな中ノーヴェのデバイスに連絡が入る
連絡相手の名前はもちろん
高町なのは
ノーヴェも娘のヴィヴィオを預かっている手前無視する選択などなく、力なく連絡を受ける
「もしもし、なのはさん・・・?」
「私なのは・・・今○○の交差点にいるの」
ブチッツーツーツー
恐る恐る声をかけるノーヴェとは別になのはは感情を感じさせない声で要件だけ伝えると連絡を切ってしまった。
「どうしたノーヴェ?」
「なのはさんから連絡があって今〇〇の交差点にいるって」
「ふーん、意外と早く到着「プルルル」ってまたなのはちゃんじゃね?」
困惑しながらノーヴェは自身のデバイスを見るとやっぱりなのは表示が出ていた。何やら不穏な空気を感じるも気のせいだと思って再度通話状態にする
「な、なのはさんどうしたんで「私なのは今○○ジムの入口にいるの」っえ!?」
なのはそれだけいうと再度通話切った。
あそこの交差点から僅か数秒でジムの入口まで来た?
ノーヴェの背筋に冷や汗が流れる
「おいおい大丈夫かノーヴェ顔が真っ青だぞ」
「もうなのはさんジムに到着したって」
「え、だってあそこの交差点からここまで歩いて10分くらい掛かるよ」
「歩いて10分なら魔法で飛んで来たらすぐじゃね?」
「それはあり得ないんだ兄貴、管理局員は私用で魔法を使ってはいけない決まりなんだ」
この時銀次が思った事は魔法の私用は禁止なら職権乱用も禁止にすべきじゃね?と考えたが口には出さなかったのは僅かながらにも成長はしているようだ。
そんな時だった。
再度ノーヴェのデバイスが鳴り響く
相手はもちろん高町なのは
ノーヴェはもう半泣きだった。
誰か私の身代わりになってほしいと思いながら周りを見渡すも皆が皆目を背けていた。
もはやノーヴェは完全に泣きそうだった。
「俺が出てやるよ。ほれ貸しな」
銀次からしてみるとなのはちゃん相手になんでこんなにビビッているのか理解が出来ないが、妹分が可哀そうだから軽い気持ちで代わってあげた。理由はそれだけだった
「私なのは今ドア「いるんだったら早く入って来いよ!」え!その声ってもしかして銀次君」
ガラガラ
「「よう、久しぶりなのはちゃん」」
高町なのはは声に為らない悲鳴を上げた