一撃必殺を夢に見て   作:だめねこ

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スイッチが入ったら

「それで弟子にしてくれますか?」

 

白い幼女リンネがハイライトの無いレイプ目で俺に詰め寄ってくる

 

正直言うと技を教えるのは全然OK、むしろ手取り足取り腰取り尻取り・・・ぐへへ

 

ご主人様!!ご主人様にはリインがいるじゃないですか!ご主人様のご奉仕の為なら性欲処理でも何でもやります。何なら今この場でも構わないです!!」

 

何が構わないのかは置いといて、鼻息ふんふんしているリインは一体何故発情しているんだ?

 

前からおかしいと思っていたことがある。

 

俺がエッチな事を考えたら、まるで伝わっているかのような?

 

そんなことが果たして可能なのだろうか?

 

どこぞの頭に銃弾ぶち込まれたヤクザじゃあるまいし・・・

 

まあいい、ものは試しだ。

 

イメージするはクリスマスイブ・・・ベタだな

 

付き合うきっかけは・・・とりあえず、ベタだけど、悪漢に襲われてるリインを助ける・・・誰を?俺が?うーん無理だな。相手が思いつかない。リインとまともに戦えるのなんて俺か恭也さんぐらいだから無理だな。

 

あーっと、じゃあ病気って事にしよう。

 

不治の病に侵されたリインは医者からも余命を宣告されて、手の施しようが無かった設定

 

そこに現らわれたスーパー可愛い健康優良不良男の娘である俺が颯爽と現れて・・・何をすりゃいいんだろう?

 

確か俺は病気にかからない特典があるから・・・血でも飲ませる?ワイルドに右腕を八重歯でがりがりとやって、嫌がるリインに無理やり血を飲ませる?

 

「ひゃぁぁぁん」

 

「リインさん!?」

 

ねーな。初めて会う人間相手に問答無用で血を飲ませて惚れられる奴はいないだろう。

 

うーん。それともある程度会話した後に唾液を飲んでもらう?無理やりキスして?発想が強姦魔なんだけど・・・

 

「ご主人様♡ダメですぅぅぅ」

 

「銀次君ストップストップ」

 

気が付いたらリインが道端でビクンビクンして体を震わせていた。

 

こいつ・・・見えてやがる!

 

何時からだ?何時から俺の頭の中を覗いていたんだ?

 

つーか、だから俺はティアナさんに嫌われてたのか・・・

 

そうだよなぁ常識的に考えて、俺の事をご主人様って慕ってくれるリインが俺の横で悶えてるんだもんな。

 

そりゃ二人きりになったらどんなことをしているのか、知りたくはないけど勘ぐるわなぁ~

 

おまけにコミュニケーション能力は低いし・・・

 

「あの、銀次さん弟子の件ですが・・・」

 

「うん?ああ、良いよ。俺が誰にも負けない最強の幼女にしてやるよ」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「ちなみに何かコンセプトはある?例えば路上の喧嘩で負けない方法とかリングの上での戦い方とか・・・」

 

「そうですね。あらゆる武術に対応できる方法ってありますか?」

 

「一応あるっちゃあるし、無いっちゃない。」

 

「それって一体」

 

「相手が使う技を瞬時に覚えられたら対応出来るだろう?まーよく言えば直感と臨機応変に対応する・・・平たく言えば行き当たりばったりだけどな」

 

「銀次さんは出来るんですか?」

 

「俺は馬鹿だからそんなことは出来ない。酔拳だって何十年も型の練習して要約実践で使えるぐらいになったからなぁ~」

 

「そういえば銀次君酔拳はどうやって覚えたの?」

 

「映画で覚えた。いろいろ練習したけど腕立て伏せとクルミを指で割るのがマジできつかった。だけど俺が唯一使える必殺技は鉄山靠ただそれだけなんだよね。」

 

「それって当たらないんじゃ意味が無いんじゃ・・・」

 

「鉄山靠は当てる技じゃない撃ち落とす技だ。だから、相手が何をしようが関係ない!間合いに入れば撃ち落とす。ただ、それだけだ」

 

「でも、もしそれが外れたらスキをさらすことになりますよね」

 

「そうだよ、その結果外れたら俺は死ぬだろうしな、しかし当たれば相手が死ぬ。だから必殺技だ。相手の命を奪うんだ。ならこっちははなっから命を捨てなきゃ相手に失礼じゃん」

 

「狂ってますね」

 

「何の才能も無い奴がちょっと努力した位で強くなれるほど世界は甘くねぇし残酷だ。なにせセンスのあるやつはそのちょっと練習しただけで強くなる。」

 

どんなに言葉を弄そうが、所詮この世は弱肉強食。強くければ生きられて、弱ければ死ぬ。ただそれだけの事よ

 

「そうですね。そこは同意します。どんなに厳しいトレーニングをしたところで急激に強くはならないのは分かります。」

 

「だけど、一つだけ急激に強くなる方法がある。それは闘争本能を目覚めさせる(リミッターを解除)ことだ。やり方は簡単だし、理由なんて何でもいい」

 

「そんな方法があるのですか?」

 

「まーね。理由は人それぞれだから、何でも良いんだけど、例えば後で食べようと思っていたショートケーキが冷蔵庫から無くなっていたら年頃の女の子だったらブチ切れるだろ?で、それをやったのが目の前の人だと思い込めれば完成だ。」

 

「た、例えが微妙だよ銀次君」

 

「いや、本当に理由なんて何でも良いの。高級車を乗り回してるあいつが憎いでも毎日フォアグラを食べてるからだとかそんなんでも良いんだ。それを業界用語ではスイッチって言うんだけど、要はそのスイッチを入れることで相手を0.1秒でブチ殺したくなる殺人マシーンになる方法だ」

 

「とんでもない八つ当たりなの」

 

「ただ一つ欠点があってね慣れてないと感情に振り回されて相手の事を本当に殺しかねないから、そこだけが注意が必要だね。」

 

「ちなみに銀次君はどんなスイッチがあるの?」

 

「俺は明確に殺意を受けたらだね。素手で来る分にはまだ大丈夫だけど、武器の使用はほぼほぼアウトだね。」

 

「あれ?じゃあ魔導士はアウト?」

 

「非殺傷設定を解除したらアウトだね」

 

 

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