内惑星艦隊の奮闘   作:島田愛里寿

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どうもお待たせいたしました!

最近感想の返信ができてませんがしっかり見させていただいております!


第八十四話 イスカンダル星沖海戦 後編

 

イスカンダル星沖にて海戦が始まって数時間後。

 

戦況は地球・ガミラス連合艦隊有利になっていた。

 

デーダー率いる採掘艦隊の主力艦はそのほとんどが戦艦アリゾナとアマテラス・ヤマト・ガミラス艦隊の砲撃で沈み、小型艦艇も雪風改と無人重駆逐艦五隻、ガミラスの巡洋戦艦と駆逐艦の突撃による一撃離脱戦法によってそのほとんどが大破・轟沈しており、現在健在なのはデーダーが座乗している旗艦・プレアデスと護衛艦数隻のみであった。

 

「損害が各部で出ています!」

 

「うぬぬぬ…おのれぇ!偏向バリアー出力最大!自動修復機構も限界まで稼働させよ!」

 

「は!?し、しかしそれではシステムがオーバーロード(過負荷)して…」

 

「構わん!やれと言ったらやらんか!」

 

「はっはい!!」

 

この時のデーダーの判断がのちに彼の運命を決定づけた。

 

偏向バリアーは陽電子衝撃砲やガミラスの陽電子ビーム砲の跳ね返すことができ、船体の修復を自動で行う自動修復機構も大変優秀な機構であるが、その肝心の管制するシステムが過負荷でオーバーヒートし、破損してしまえば意味がなくなるのだから‥‥

 

『束!大変だ!』

 

「んお?どったの?ちーちゃん」

 

『敵旗艦へ与えた攻撃の結果生じたレーダー反射率をリインフォースが計測していたのだが、異常が生じたんだ!』

 

「む?+方向に変動しておるのか?それならよいことではないか??」

 

『そうじゃない!とにかくデータを送る!!』

 

そうしてCICから千冬がリインフォースとともにまとめたデータを送って来たのだが…

 

「こ、これって!」

 

「数値が-方向に向かって変動している!」

 

「ちょ、ちょっと待ってください!それって…私たち砲術科が必死に当てた攻撃で生じた損傷が勝手に直されていっているってこと!?」

 

この事態に砲術を担当している朝田は驚愕した。

 

なにせただでさえ砲撃を跳ね返すバリアー相手に必死に同じ個所に当てて無理やり貫通させるというスナイパーじみた行為を強いられていたのに必死に当てた攻撃が無意味になるということなのだから

 

「『自動修復機構』ってわけか…なんてこった!!」

 

とはいえあきらめるわけにもいかない。

 

ここで諦めたらイスカンダル星さえも盗掘艦隊の魔の手に落ちるのだ。そんな事態はイスカンダルに多大な恩がある地球人類としてもイスカンダル星を信仰の対象としてきたガミラス人民としても許容できるわけはなかった。

 

そうしてプレアデスとの交戦を続けていたがどうしても損害は発生するもので…

 

「左舷タキオン粒子増幅システム損傷!主砲の速射力が落ちます!」

 

「左舷三番主砲大破!」

 

「右舷格納式一番対空パルスレーザー砲塔損傷!」

 

「医療班急げ!!」

 

「技術班、応急修理急げ!!」

 

 

戦艦アマテラス 医務室

 

「ハラオウン氏!そこの包帯を取ってくれ!」

 

「はっはい!」

 

「ランスターさん!その薬を取って!」

 

「はい!」

 

「神堂さん!レーザーメス取って!」

 

「こっ、これですね!」

 

医務室では戦傷を負った隊員の治療に追われていた。

 

医務室には鏑木美南と医務室室長の月村リニスが医務官としており、なおかつ看護師担当の衛生士らがいるが衛生士たちのほとんどが現場で応急処置を行い、重傷者の判別を行って重傷者判定を受けた乗員を陸戦隊がストレッチャーで医務室へ搬送してくるというありさまであったので、医務室の手が足りず、イスカンダル星の航空優勢確保のための空戦で機体に損傷を負ったために帰還してきた医務官の資格を持っていた宮藤芳香とフェイトたちが手当の手伝いをしていた。

 

医務室でも負傷者の治療で戦場のようになっていた頃、艦橋では敵旗艦であるプレアデスへの打開策が検討されていた。

 

「アマテラスのみに搭載されている改良型波動防壁を艦首に集中展開して敵旗艦にラムアタックするのは?」

 

体当たりをして敵艦の艦橋を吹っ飛ばす案も出た。

 

指揮官が居るであろう艦橋を吹っ飛ばせば、自然と艦の機能も失われる。

 

「んなことしたら敵艦に到達する前にハチの巣になるであろうが馬鹿者!!」

 

「それに体当たりをしたところで敵艦の艦橋を吹っ飛ばせる保証もないしね」

 

敵艦到達前にこっちが撃沈される可能性が高く、撃破できる保証もないので却下された。

 

「あ!そうですよ艦長!三式弾改は!」

 

「‥‥ない」

 

「へ?」

 

「ディアーチェたちに怒られた後にヤマトの技師長の真田君からも怒られて追加分作ってないの!しかも七色星団での戦いでほとんど使っちゃったし!!」

 

そう、実はあの三式弾改は一応はまだ試作段階の代物で数も少なく、束は後で追加分を作ろうと思っていたのだが同期のディアーチェと真田の両名から勝手に作ったことを怒られて作成していなかったのだ。

 

「なんてことしてくれたんですか!副長!!」

 

「わ、我のせいなのか!?」

 

三式弾改を気に入った朝田は束の増産意欲をなくさせたディアーチェに『階級の差なんて知るか!』の勢いで怒って怒鳴り散らしたがどうにもならない。

 

「はぁ~どうしたらいいんだかこのままじゃあ被害が拡大する一方だしなぁ‥‥」

 

「…あ、あの~」

 

「む?どうした航海長」

 

そこに航海長の知床が意見具申を行った。

 

「じ、実弾のミサイルならどうでしょうか?」

 

波動砲は敵がイスカンダルを背にしている為、撃てない。

 

体当たりも危険度と撃破の保証がないので却下。

 

三式弾改は残弾ゼロのせいで使用不可。

 

ショックカノンは敵の偏向バリアーで防がれるので無意味。

 

ならば残った攻撃手段は実弾による攻撃しかなかった。

 

「「「「それだ!!」」」」

 

知床の意見を聞いた艦橋メンバーは大声を上げる。

 

「ぴぃ!?」

 

いいアイデアであったので艦橋要員の全員が賛成であったが大声だしたので知床はビビったようだ…。

 

そうして各艦に連絡が行き、全艦艇によるプレアデスへの魚雷・ミサイルによる飽和攻撃を行ってプレアデスへのダメージを狙った。

 

するとすぐに効果が表れた。

 

 

暗黒星団帝国 第一艦隊 旗艦 プレアデス 艦橋

 

「デ、デーダー司令!敵艦隊のミサイル攻撃により偏向バリアー装置と自動修復機構が大破いたしました!」

 

「なにぃ!?い、今すぐになんとかしろぉ!!」

 

「そ、それがオーバーロード状態で装置を無理やり稼働させていたせいで被害がすさまじく…もはや原型をとどめぬほどに破壊されておりまして………」

 

「ばッ、馬鹿者!!!」

 

…‥‥自分で命令した結果なのに実に都合の良い責任転嫁である。

 

しかし、これによりプレアデスは偏向バリアーも修復も不可能な状態で、本国のドックにてフルメンテナンスをするレベルの損害を内部で負った。

 

 

アマテラス 艦橋

 

『敵旗艦のエネルギーが急速に低下し始めたぞ!』

 

「バリアー装置、もしくは自動修復機構を破壊できたのかもしれぬな!」

 

「よし!アリゾナに通信!」

 

 

護衛戦艦アリゾナ 艦橋

 

「月村司令から連絡!『イスカンダル星に対して横を向けている本艦は試験もかねて特型波動砲を使用し敵旗艦を沈めるベシ!ただし友軍艦艇が射線上にかぶらないように十分に注意せよ!もしガミラス艦を巻き込めば軍法会議送りにする!』と!!」

 

「OK!!各員!特型波動砲発射用意!レーダー手、敵艦以外が居ないかちゃんと観測しなさい!!」

 

『『『yes, mam!!』』』

 

そうしてアリゾナは地球防衛軍最新鋭かつ試作段階の特型波動砲を実戦で使用することとなった。

 

初めての実戦使用なので、少々のリスクがある為、プレアデス麾下の敵艦隊との戦いでは使用が見送られたが、現在の戦況では出し惜しみをしている余裕がない。

 

 

〔特型波動砲〕

 

白色彗星帝国のメダルーサ級が搭載していた火炎直撃砲の機構を解析して波動砲のチャージ時間と収束波動砲の加害範囲の拡大を狙って試作された新型波動砲。

 

通常の波動砲はチャージから発射に一分を要し、その間に敵に接近されかねないという問題を抱えていたが、この特型波動砲はチャージから三十秒という短時間で発射が可能となったのだ。

 

しかし、いまだ試作段階な上に試射すらしていなので威力・破壊範囲は未知数であった。

 

ちなみに拡大波動砲の原型となったのがこの特型波動砲である。

 

なお、余談であるがアリゾナ級や改良型のモンタナ級の波動砲部分には余裕をもって作られており改良を行うことが可能であった。これによって暗黒星団帝国戦後に拡大波動砲を搭載することが可能となったのだ。

 

 

「艦首特型波動砲へエネルギー充填!」

 

アリゾナ艦内の照明が暗くなる。

 

「薬室内タキオン粒子圧力上昇!!」

 

機関音が大きくなり、振動が少々起こり、アリゾナの艦首にある波動砲の発射口には光の粒子が集まり始める。

 

「友軍艦艇の射線上からの退避を確認!」

 

「総員、対ショック・対閃光防御!」

 

「特型波動砲…Fire!」

 

「Fire!」

 

エネルギーが十分に溜まるとアリゾナの艦首から特型波動砲は発射された。

 

 

暗黒星団帝国 第一艦隊 旗艦 プレアデス 艦橋

 

「て、敵のタキオン波動砲が来ます!!」

 

「な、なに!?か、回避しろ!」

 

「もう無理です!間に合いません!!直撃です‥‥」

 

「う、うわぁぁぁぁ!!」

 

偏向バリアー発生装置が破損していた事により、プレアデス本体を守る術がなく、流石のプレアデスも偏向バリアーの守りが無ければ波動砲の直撃には耐える事が出来ず、プレアデスは爆沈し、司令官であるデーダーを含め、生存者はゼロであった。

 

こうしてイスカンダル星沖海戦は地球・ガミラスの連合艦隊の勝利で終わった。

 

 

プレアデスが撃沈された頃、イスカンダル近海の某宙域では‥‥

 

「メルダース長官、イスカンダルにて戦闘中だったデーダー司令のプレアデスからのシグナルがロストいたしました」

 

「何?ロストだと?」

 

「は、はい。恐らく撃沈されたものかと‥‥」

 

「‥‥残存艦は?」

 

「そ、それがデーダー司令の艦隊全ての艦のシグナルもロストしておりますので、プレアデスを含め全滅したものと思われます」

 

「むぅ‥‥」

 

イスカンダルへ向かったプレアデス率いる第一艦隊全滅の報告を受け、デーダーの上官であるマゼラン方面軍総司令のメルダースは顔をしかめる。

 

「長官、ただいまイスカンダル方面へ向かわせた偵察艇より映像が届きました」

 

「モニターに出せ」

 

「はっ」

 

モニターには第一艦隊と戦闘を繰り広げる艦船の映像が映し出される。

 

「それで、敵勢力の分析は出来ておるのか?」

 

「はっ、ガミラス星及びイスカンダルにて交戦した勢力は旧ガミラス帝国の残党であることが判明いたしました。そして第一艦隊を撃破したもう一つの勢力は敵の通信を傍受した結果、銀河系宇宙のはずれにある第30等級太陽系の惑星、地球に所属する艦隊でした」

 

幕僚から第一艦隊と交戦した敵勢力の報告を受けている中、

 

「ちょ、長官、本国より謁見通信が届いております」

 

「謁見通信‥‥」

 

オペレーターからの報告を受けたメルダースは顔を引き攣らせる。

 

この謁見通信はただの通信ではなく、自分たちの本国の国家元首直々の通信なのだ。

 

「わ、分かった‥‥」

 

メルダースは席を立ち、急ぎ通信室へと赴く。

 

「メルダース、進捗状況を聞こう」

 

サウンドのみであるが、スピーカーからはある人物の声がした。

 

その声は間違いなく、自分たちの本国を治める国家元首の声だった。

 

「せ、聖総統閣下‥‥誠に申し訳ありません‥‥デーダー旗下の我が遊動艦隊が不覚にも全滅した模様です」

 

メルダースは包み隠さず現状を本国の国家元首である聖総統へ報告する。

 

「全滅だと?」

 

「はっ、ガミラス星において遭遇した敵に加え、新たな敵が現れたとのことで‥‥」

 

メルダースは少し声が裏返り、冷や汗をかきながら状況報告を行う。

 

現状、これは大失態とも言える。

 

ガミラス星は爆発し、ガミラシウムは採掘不可能となり、残るはイスカンダルにあるイスカンダリウムしかないが、その採掘をしようとしたら、自分たちに刃を突きつける勢力が現れ採掘の邪魔をし、叩き潰そうとしたら返り討ちに遭うと言う結果になった。

 

「新たな敵?して、その正体も分からぬと言うのか?」

 

聖総統は採掘を邪魔した敵勢力について尋ねる。

 

「あっ、いえ、判明したしました。ガミラス星の敵は旧ガミラス帝国の生き残り‥‥新たな敵の方は銀河系宇宙のはずれ、第30等級太陽系の惑星、地球に所属する戦闘艦でございます」

 

メルダースは敵勢力について説明をする。

 

タッチの差で敵の勢力が判明していたことで多少は失態を取り戻せたかもしれない。

 

「地球か‥‥ふふ‥‥いずれ見る事もあるだろうよ、メルダース」

 

聖総統なる人物は、地球に対して含みのある言い方をした。

 

「それにデーダーは尊大で自分の力を過信しすぎる男‥‥敗れ去ったとて驚くにはあらたん‥‥ところでイスカンダリウムはどうなっておる?」

 

そして臣下であるデーダーの死を悼むことなく、まるで彼が敗北することは当然と言わんばかりの口調でイスカンダリウムについて尋ねてくる。

 

「あっ、はい。かくなる上は、私がこのゴルバをもって小癪な敵共を撃滅し、必ずや採掘を完了して御覧に入れます」

 

艦隊戦力がもう自分だけになった事で、メルダースは自身がイスカンダルへ赴いて敵勢力の排除とイスカンダリウムの採掘作業を行わなければならず、その旨を聖総統に伝える。

 

「うむ、吉報を待っているぞ」

 

「はっ」

 

臣下の礼を取り、通信が切れた後、メルダースは通信室を出ると外で待機していた幕僚に命じた。

 

これ以上の失敗は許されない。

 

イスカンダリウムの採掘を行わなければ、自分は生きて本国へは帰れない。

 

状況はまさに崖っぷちであったが、メルダースにはそんな崖っぷちな状況を覆せる自信があった。

 

「これよりゴルバは速やかにイスカンダルへと赴き、イスカンダリウム採掘の条件を整える!!機関最大!!全速力でイスカンダルに向かえ!!」

 

「はっ!」

 

特異な形状(地球人視点)をした一基の機動要塞が加速してイスカンダルを目指す。

 

イスカンダルをめぐる争乱はまだ終わっていなかった――。

 

 

此処で時間は若干過去に巻き戻し、視点は七色星団へと移る。

 

七色星団にて、機関の総チェックを行っているクラウディア。

 

クロノは機関のチェックが終わるまで周囲の警戒を命じ、ブリッジにて待機していると、

 

「どうぞ」

 

副長がクロノにコーヒーを差し入れる。

 

「ああ、ありがとう」

 

副長と共に七色星団の景色を見ながらカップに入ったコーヒーを飲むクロノ。

 

こうして星々を見ながら一時のコーヒーブレイクを出来るのも次元航行艦乗りの特権だろう。

 

「副長」

 

「はい」

 

「そういえばあの七色の星々なのだが、あれらの星に生物は住んでいるのか?」

 

クロノは副長に七色星団にある七つの星に生物の有無を尋ねる。

 

「機関のチェックの間に光学測定を行いました」

 

「それで結果は?」

 

「残念ながらあの七つの星には生物は住んでいません。それにめぼしい鉱物や資源もありませんでした」

 

「ふむ‥‥」

 

副長はクロノに七色星団にある七つの星の光学測定の結果を記した報告書を手渡し、クロノはコーヒーが入ったカップを置くと早速その報告書に目を通す。

 

七色星団にある七つの星はそれぞれ惑星の大気の成分と環境が異なっている星で、大気が薄い星、重力が強い星、惑星の温度がとても高い星、反対に惑星の温度がとても低い星など生物の生存条件が満たされる星は七つ中、一つもなかった。

 

「こうして見ると、これだけ広い宇宙に人類や生物が住めるのはほんのごく一部なのだと思い知らされますね」

 

「ああ‥‥我々管理局が管理世界とする世界が限られているのも頷ける」

 

管理局が管理世界として認識できる星は魔法文明がある事、または幻獣生物として認識している生物が生息している星であり、例え人類が居る星があってもそこに住む人類が非魔導師ならば、その星は管理世界に値しない。

 

その例がなのはやはやての故郷である第97管理外世界の地球だ。

 

ただ、例外として今回フェイトたちを救助したもう一つの地球に関して管理局は何が何でも管理世界に組み込みたいと言う節がある。

 

それが、管理局の次元航行艦の性能を上回る波動エンジンに波動砲だ。

 

これまで管理局が発見した管理外世界は管理局や管理世界よりも文明が遅れている世界ばかりで魔法文明も無く、文明レベルも遅れているからこそ、管理外世界のカテゴリーに入れていたが、管理局や管理世界の文明よりも優れている技術を持つ世界との邂逅は管理局の歴史史上これが初となる。

 

自分たちの技術よりも優れた技術を持った世界が存在した。

 

その技術がいつ自分たちに牙を向けるのか分からない状況で管理局が放置するわけがなかった。

 

「だからといって無意味に戦線を拡大するような真似はしてもらいたくはないのだがな‥‥」

 

もう一つの地球の様に今後も管理局の技術よりも上の世界が見つかるかもしれない。

 

いや、実際にもう一つの地球以外にも彗星帝国も管理局の技術よりも上で実在したのだから、この先管理局以上の技術力を持った世界との邂逅は高い確率で実現するだろう。

 

そうした世界に対して上から目線の態度を取り、ましてや自分たちの下に『降れ』なんて言えばその世界との戦争は必至となる。

 

管理局よりも技術が上なのだからそんな世界と戦争を行えば管理局側の敗北は火を見るよりも明らかである。

 

仮に勝てたとしても管理局側が被る被害は甚大であり、戦争相手の世界の技術力を接収すれば短時間で復興できるとでも上層部は思っているのだろうか?

 

「いかんな‥どうも最近、マイナスな事ばかり考えてしまう」

 

報告書を置き、再びコーヒーカップを手に取り、コーヒーを飲むクロノ。

 

ここ最近は次元航行艦の遭難事件やフェイトたちの遭難、そして今回のもう一つの地球の捜索任務‥‥

 

暗い事件や成功率が極めて低い仕事にクロノがややネガティブになってしまうのも無理はない。

 




次回 頑固者たちと漂流者?の回収

再びリリカル世界のキャラを地球側につかせる予定なのですが誰がいいですか?戦闘機人らは確定しているのですが‥‥

  • Dr.スカリエッティ
  • エルトリア組
  • アインハルト&ヴィヴィオ友御一行様
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