内惑星艦隊の奮闘   作:島田愛里寿

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次回あたりで第十一番惑星奪還の予定です!

更新が遅れてすみません!


第百十二話 慣熟訓練

防衛軍初となる次元潜航艦、SS伊400は試験航海と乗組員の熟練訓練を兼ねて母港である横須賀を出航して、まずは搭載機であるコスモセイランを受け取る為に月基地へとやって来た。

 

そこで、コスモセイランの機体とパイロットと合流する事になったのだが、伊400の艦長、西住みほは合流したコスモセイランのパイロット、逸見エリカに抱き着いた。

 

「に、西住殿~!?」

 

みほの行動に秋山は声が裏返りながら驚愕する。

 

「っ!?」

 

エリカと同じコスモセイランのもう一人のパイロットも目を見開いて驚いている。

 

「エリカさん、久しぶり~!!元気だった!?」

 

「あぁ~もう、久しぶりに会ったのは分かるけど、ちょっと離れなさいよ~」

 

一方、みほに抱き着かれたエリカの方は若干うっとおしい様子でみほを引きはがそうとする。

 

「えぇ~でも、こうして久しぶりに会えたんだし‥‥」

 

しかし、みほはエリカをギュッと抱きしめて離れようとしない。

 

「あのねぇ~今の貴女は艦長で、今の私は貴女の部下。艦長がそんなんじゃあ、大勢の部下に対して示しがつかないでしょう」

 

「うぅ~分かった‥‥でも、後で沢山お話しようね?」

 

エリカの指摘を受けてみほは渋々と言った様子でエリカから離れた。

 

「はい、はい、休憩時間になったらね。では改めて、コスモセイランのパイロットの逸見エリカです」

 

「お、同じく赤星小梅です」

 

エリカは姿勢を正してみほに敬礼し、役職名と氏名を申告する。

 

エリカに続き、彼女と同じコスモセイランのパイロットである赤星小梅もみほに申告する。

 

「次元潜航艦、伊400艦長の西住みほです。よろしくお願いします」

 

コスモセイランとパイロットとの合流を果たした伊400は月基地を出航する。

 

なお余談であるが、沙織はコスモセイランのパイロット二人が同性であったことにガッカリしていた。

 

 

月基地を出航して、通常空間を航行中、秋山はどうしてもみほとエリカとの関係が気になっていた。

 

あのみほが嬉々として誰かに抱き着くなんて、これまでみほと行動を共にしてきた秋山でも初めて見た光景であった。

 

とは言え、今は公務中なので私的な会話は出来ない。

 

みほと秋山は宇宙服を着て現在、伊400の司令塔外部に居る。

 

月周辺は地球の絶対防衛圏なので、敵影は当然ないがコスモセイランを積んだ今、既に伊400の訓練は始まっている。

 

「敵機襲来、戦闘配置のまま六十秒で急速潜航」

 

「‥急速潜航、総員潜航準備!!」

 

秋山は身に着けていた咽頭マイクにてみほの指令を艦内に伝える。

 

「急速潜航。亜空間断層発生装置作動!!」

 

「亜空間断層発生装置へエネルギー注入!!」

 

「波動エンジンから次元ヴァルター機関へ切り替え!!」

 

亜空間に潜航している時は通常の潜水艦の様に波動エンジンから亜空間を航行する為の別の機関へ切り替える。

 

その為、波動エンジンはエネルギーの消費を抑えるために停止する。

 

「波動エンジン停止、急げ!!」

 

機関室では機関長の中嶋が機関部員の鈴木真莉阿、星野慶子、土屋夢屯の三人に指示を出す。

 

「機関停止っと‥‥」

 

「ねぇ、ヴァルター機関の始動レバーってどっち?」

 

「こっちだよ」

 

事前に伊400のマニュアルを読み、疑似ヴァルター機関の実習を熟していても疑似物と動いている実物とでは勝手が違うのか機関部員たちは戸惑いながらも機関の切り替え作業を行う。

 

「機関切り替え完了しました!!」

 

「潜航準備完了!!」

 

「艦長、潜航準備完了しました」

 

「うん。じゃあ戻ろうか?」

 

「はい」

 

みほと秋山は司令塔外部から艦内へと戻る。

 

「潜航開始」

 

伊400は潜水艦が水の中に潜る様に宇宙空間から亜空間の中に潜っていく。

 

そして宇宙空間には潜望鏡だけが浮かんでいる。

 

みほはヘルメットを脱ぎ、潜望鏡で周囲を見渡した後、

 

「潜望鏡を下げて、完全潜航」

 

「了解」

 

潜望鏡も下げた。

 

これで完全に伊400は宇宙空間から姿を消す。

 

そして艦内マイクを取ると今回の伊400の航海目的を乗員たちに伝える。

 

「全員、そのままで傾聴。私たちの任務は火星圏~木星圏までの間に熟練航海を続け、その後に第十一番惑星近海まで進出して、現在、同惑星を占領している彗星帝国残党軍の動向を探る為の哨戒任務です」

 

『‥‥』

 

『っ!?』

 

伊400の任務内容を聞いて若干の緊張とどよめきが伊400の艦内に起こる。

 

土星圏で防衛軍が厳戒態勢を敷いている様に第十一番惑星近海でも彗星帝国残党軍は警戒網を敷いているだろう。

 

そんな中に伊400は単艦で第十一番惑星近海まで潜入し、彗星帝国残党軍の情報収集を行うのだから緊張をするのは当たり前だ。

 

いくら亜空間に潜む事が出来る次元潜航艦とは言え、元々この技術は彗星帝国のモノなので、当然彗星帝国残党側にも潜宙艦が居る事も十分に考えられる。

 

数の上では残党とは言え相手の方が上なのは一目瞭然だ。

 

「慣れない艦に危険な任務であり、皆さんの動揺も当然の事でしょうけど、地球が未だに抱える脅威を完全に晴らすには私たちの双肩にかかっています!!私は皆さんの力を信じています。そして任務を遂行し、必ずこの艦は地球へ帰還します」

 

艦内放送を終えた後、みほは、

 

「秋山さん」

 

「はい」

 

「さっきの訓練終了時間は?」

 

「はっ、六十二秒であります」

 

「‥‥では、それを四十五秒まで短縮する事を目標とします」

 

「はっ!!」

 

「続いてはワープ訓練、通常空間へ浮上」

 

「はっ!!航海長、通常空間へ浮上」

 

「了解、通常空間へ浮上」

 

潜航訓練を終え、宇宙空間から亜空間へ潜航するまでの時間の短縮の課題が判明した後、次に伊400はワープ訓練を行う為に亜空間から宇宙空間へと浮上する。

 

「機関を次元ヴァルター機関から波動エンジンへ切り替え!!」

 

「エンジン切り替え‥‥切り替え完了。波動エンジン異常なし」

 

「ワープ準備」

 

「ワープ準備、各自ワープ態勢。ベルト着用」

 

「ワープ十前‥‥九‥‥八‥‥七‥‥六‥‥五‥‥四‥‥三‥‥ニ‥‥一‥‥ワープ」

 

「ワープ」

 

通常の宇宙空間へ浮上した伊400はそのまま月軌道の沖合で火星圏までのワープ試験を行う。

 

「通常空間を確認ワープアウト成功」

 

「機関部、機関に異常は?」

 

「ありません。波動エンジン、順調に稼働中」

 

「現在地を確認」

 

「了解‥‥現在地、火星軌道手前、P450地点、誤差0.25‥‥許容範囲です」

 

冷泉がみほに伊400の現在地を報告する。

 

「続いて航空機の離発着訓練をします、パイロットは機体へ搭乗、整備員は発艦作業始め」

 

艦内に警報が鳴り響き乗員たちはバタバタと艦内を速足で駆け抜ける。

 

「小梅、ヘルメットの機密チェックはちゃんと確認しなさい」

 

「はい」

 

パイロットスーツにヘルメットを被ったエリカは同僚である赤星にヘルメットの機密チェックを促し、それぞれの機体に搭乗する。

 

「作業員は宇宙服を着用!!」

 

「格納庫エリアの気密チェック及びエアーロック閉鎖を確認!!」

 

「格納扉開口!!」

 

「一号機は射出位置へ!!」

 

エリカが搭乗しているコスモセイラン一号機は射出機に乗せられて格納庫から船外のカタパルトへと移動する。

 

「一号機、射出位置固定」

 

「主翼展開」

 

「射出機、固定良し!!」

 

「ディフェンサー固定良し!!」

 

「エンジン点火」

 

「射出機チェック完了」

 

「コスモセイラン一号機発進!!」

 

「一号機発進」

 

 

バシュン!!

 

 

伊400のカタパルトからコスモセイラン一号機は勢いよく射出していく。

 

「二号機発艦準備急げ!!」

 

一号機を出した後、整備員たちは直ぐに二号機の射出準備を行う。

 

やがて、一号機同様、二号機も射出準備が整うと二号機も射出する。

 

コスモセイランの航空機操縦についてはエリカも赤星も月基地にいる際に熟練飛行は行っているので、コスモセイランの飛行については問題なかった。

 

コスモセイランはある程度の試験飛行と武装のチェック、通信機のチェックを終えると伊400の傍に降りて来る。

 

伊400は格納式のクレーンでコスモセイランを吊り上げてカタパルト上の射出機に設置する。

 

「一号機を射出機上へ降ろせ‥‥焦るな」

 

このコスモセイランの射出と収納の時間が伊400にとって最も無防備になる時間であり、この火星圏は月同様、防衛軍の勢力下であるが、この先、第十一番惑星付近でコスモセイランによる哨戒を行うとすれば訓練期間内にどれだけこれらの作業時間を短縮させるかが今後の課題となる。

 

「一号機、格納完了。二号機、格納作業開始!!」

 

潜航訓練時同様、みほと秋山は射出時間と格納時間をストップウォッチで測って訓練を重ねるごとに何秒縮めることが出来るかを記録する。

 

「二号機格納完了!!」

 

「格納ハッチ閉鎖!!」

 

「閉鎖後は気密チェックを急げ!!」

 

「副長、格納終了と同時に急速潜航」

 

「了解!!艦載機格納完了と同時に急速潜航!!」

 

コスモセイランを格納した伊400は再び亜空間の異次元へとその姿を没した。

 

伊400はこうした訓練を続け、乗員たちの熟練をはかった。

 

熟練訓練とは言え24時間ずっと訓練を行っている訳ではない。

 

食事や睡眠等での交代の合間に乗員たちには休息の時間もちゃんと設けられている。

 

休憩と言う事で秋山はみほに月から気になっていた事をようやく聞くことが出来た。

 

「あの‥西住殿‥‥」

 

「ん?なに?」

 

「その‥パイロットの逸見殿とは一体どんな関係なのでしょう?」

 

「えっ?私とエリカさんの関係?うんとね‥‥」

 

みほは秋山に自分とエリカとの関係を話した。

 

みほとエリカは同郷‥‥九州・熊本県の出身であり、高校時代に知り合った。

 

その後、ガミラスが地球に対して遊星爆弾による攻撃を仕掛け始めると、二人はみほの姉であるまほを追いかけるように宇宙戦士訓練学校へと進んだ。

 

訓練校時代でもみほとエリカは寮の同室であった。

 

訓練卒業後、みほは士官学校に‥‥

 

そしてエリカは飛行科のパイロットコースへと進み、二人の進路は分かれることになった。

 

ガミラス戦役、彗星帝国戦役の戦いでも二人は再会することはなく、みほはエリカの事を案じつつも目の前にある自分の職務を全うする日々を送っていた。

 

そして、今回伊400の艦長に就任し、月基地でコスモセイランを受領する際、エリカと久しぶりの再会を果たしたのだった。

 

「そ、そうだったんですか‥‥」

 

(逸見殿は高校時代、訓練校時代の西住殿を知っているようですが、任官時代の西住殿を知っているのは私であり、その点では逸見殿よりも私にアドバンテージがある筈‥‥)

 

みほの昔話を聞いて秋山はエリカを密かにライバル視していた。

 

そんなこんなで艦内の一部が多少微妙な雰囲気になったが航行には全く支障はなく、第十一番惑星近海まで順調に伊400は進出していた。

 

「さてと、ここからは完全にガトランティスの支配領域だね。秋山さん、各員に通達。これより次元潜航にて第十一番惑星に接近して、哨戒と情報収集を実行。各部の責任者は至急会議室に集合」

 

「了解であります!!」

 

哨戒前にみほは各部署の長を呼び、会議室にて哨戒活動についての会議が行われたがその会議は紛糾することになる。

 

「ですから!ここは完全潜航したまま哨戒を行った方が安全であります!!」

 

「何を言っているの!?元々次元潜航艦はガトランティスの技術なのよ!?当然相手も対策ぐらいはしているでしょう!?相手に探知される可能性が高いって言うのにそんなことをして初航海兼初任務で大事な艦を沈める気!?それなら私たち航空隊が強行偵察を行うわ!」

 

「たった二機の機体で一体何が出来るのでありますか!?それに機体を射出するのと格納する作業の間、本艦は無防備状態になるのですぞ!?宇宙空間には残党軍の戦艦もまだ居る筈です!!艦砲射撃を受ければ、それこそ本艦は木端微塵になります!!」

 

偵察方法について秋山と逸見が真っ向から対立したのだ。

 

秋山としてはエリカへのライバル感情もないわけではないが航空隊の損害と敵に察知される可能性を考慮して潜航状態での偵察を提言した。

 

しかし、エリカからすれば元々次元潜航艦の技術を持っていたのはガトランティスであり、当然次元潜航艦を探知する方法を持っている可能性が高い上に周辺には残党軍の潜宙艦が哨戒している可能性もある。

 

初任務で艦を轟沈したなんて失態を親友に背負ってほしくないという気持ちもあった。

 

その関係からコスモセイランによる強行偵察を提言したのだ。(内心空間爆弾をガトランティス艦にぶつけたいという気持ちがあるようだが…)

 

おかげで会議は紛糾状態である。

 

かといって潜航状態とはいえいつまでも敵前で立ち往生しているわけにもいかないのでみほは決断を下さなければならなかった。

 

「ふ、二人とも落ち着いてください!と言うかエリカさん!!威力偵察はともかくとしても艦載機で出撃したら落とされちゃうよ!」

 

「今回の任務は死をも辞さぬということよ!!私も小梅もそれくらいの覚悟は出来ているわ!!」

 

「いやいや!逸見殿、いつの時代の考えでありますか!?我々は帝国海軍じゃないんですよ!!」

 

「じゃあ、一体何のための航空隊よ!?」

 

その後も秋山とエリカの言い合いは続いたが、みほは最終的にエリカの意見を採用してコスモセイラン隊による威力偵察が行われることとなってしまった。

 

「それじゃ行ってくるわ」

 

「うん…というか複座にも換装できるのは知っていたけど秋山さんも一緒に行って大丈夫?」

 

「大丈夫であります!!万が一に備えて救難装備や白兵戦用装備一式に至るまで装備しておりますので!!」

 

「‥‥それって私の腕を信用してないって事かしら?」

 

「勿論信頼はしています。ですが、備えあれば患いなしと言うヤツです」

 

「兎に角、みんな気を付けてね。偵察はただ情報を伝えるだけではなく、戻って来るまでが任務だからね」

 

「遠足に行くわけじゃないのよ、みほ」

 

そうして秋山を乗せたコスモセイラン一号機は射出され、第十一番惑星へと近づいていった。

 

「目標が見えてきましたね」

 

「ええ。ここからでも敵がうじゃうじゃ見えるわ。随分と警戒しているわね」

 

「えっと、ここから確認できる敵の総数はメダルーサ級が五隻、カラクルム級が十五隻、ナスカ級が二十五隻、ミサイル戦艦が七隻、その他軽巡・駆逐艦が多数と言ったところでしょうか?」

 

「再建中のうちの艦隊よりも多いじゃないの?一体あいつらの戦力はどれだけあんのよ‥‥」

 

「元々、彗星帝国はアンドロメダ星雲の有人惑星をいくつも植民地にしているみたいですから、恐らくアンドロメダ星雲から援軍を送ってきたのかもしれません」

 

秋山はこれまでの彗星帝国との戦いから得られたデータにおける彗星帝国の情報をエリカに伝える。

 

「植民地を持っているなら、さっさとアンドロメダ星雲に帰ればいいのに‥‥」

 

エリカは秋山からの報告を受けて気が滅入ると同時にアンドロメダ星雲にある植民地へ帰れば良いものをと忌々しさを感じる。

 

防衛軍側も必死に艦隊を再建させているが、トンデモ艦や独自艦を含めても百五十隻いくかどうかの宇宙艦船有しているものの既に国家元首も本土も失っており、アンドロメダ星雲を制圧している事から後方支援があるとは言え、未だに太陽系内にこれほどの艦隊を有しているガトランティスには驚愕するしかない。

 

「‥‥ところで聞きたかったんだけど私が艦に来てから貴女、私のことを何か目の敵にしてない?」

 

エリカは月基地を出てから今日までの自分に対する秋山の行動を尋ねる。

 

「うぇ!?」

 

「‥図星みたいね」

 

エリカの鋭い指摘に秋山は少々狼狽していた。

 

「大方みほのことでしょう?私は別にみほのことについて、彼女を独占しているわけじゃないわよ?実際に訓練校を出た後はお互いに会ってもいないし、連絡もとってなかったんだから」

 

「い、いやそういうことでは‥‥っ!?後方!敵機接近!!」

 

何とか言い造ろうとする秋山であったが、此処が敵中であることを思い出させるかのようにコスモセイランの後方から残党軍の機体が接近してきた。

 

「ちぃ!!早速のご挨拶って所かしら?ちょっと荒っぽくなるけど、舌噛まないようにね!!」

 

遠方からの哨戒を行っていたもののガトランティスの哨戒部隊に見つかってしまい、パラノイア迎撃戦闘機に追われることとなったコスモセイラン。

 

このパラノイアという機体は白色彗星帝国帝都防空師団所属の専用の機体であるが本土失陥の際に近郊にいた艦にたどり着いた機体が第十一番惑星防空隊を組織していたのだ。

 

「副長!!後部銃座で応戦!!」

 

「りょ、了解!!」

 

一応複座時のコスモセイランには後部銃座がしっかりと用意されており、敵機の迎撃に使用できる。

 

 

ダダダダダ‥‥!!!

 

 

「一機撃墜であります!」

 

「もうちょっと頑張りなさい!‥小惑星帯に突っ込んで敵機をまくわ!」

 

そう言ってエリカは小惑星帯に入ると巧みな操縦技術で追跡して来る敵機を撒くか小惑星にぶつけて撃墜させ、伊400へと帰還した。

 

その後、心配していたみほに二人は抱き着かれたのであった。

 

とはいえこの危険な偵察によって第十一番惑星の防衛体制が明るみになり、第十一番惑星奪還作戦への大きな助けとなったのは言うまでもない。

 

 




次回 第十一番惑星奪還作戦

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