やっとテストが完全に終わりました!!
今回結構長いです。
八神はやてが艦長を務めるヴォルフラムの処女航海は当初、現在管理世界の彼方此方で襲撃事件を起こしているフッケバインの手掛かりが掴めないが平穏な航海であったが、ひょんなことから密輸品の取引現場に遭遇した。
そして犯人を追跡する際、ヴォルフラムと犯罪者たちの艦は防衛軍の哨戒網に飛び込んでしまい、哨戒中の次元潜航艦、SS伊14に発見された。
SS伊14は哨戒網に入って来た所属不明艦へ警告文を送る。
はやては防衛軍の存在を知っていたので、その指示に従い停船するも犯罪者たちの艦は管理局以外に宇宙を航行する船何て存在しないと判断し、警告を無視。
その結果、SS伊14は犯罪者たちの艦を魚雷により撃沈した。
追跡してきた犯罪者たちの艦がSS伊14によって撃沈されてしまい、追跡の意味を失ったはやては密輸品を輸送していた貨物船の護送に取り掛かる為に撤退した。
そして、はやてが送った報告書は当然、本局‥“海”の上層部を驚愕させるには十分であった。
だが、管理局にもう一つの地球をどうこう出来る力はなく、しかも管理局のエースの一角とも言えるフェイトがもう一つの地球に居る事から下手な手出しも出来なかった。
「それよりも問題は、押収品について‥ですな」
「む?」
「ん?」
現状、もう一つの地球に対しては手が出せないので保留となり、次の話題はヴォルフラムが押収したバンビーノ・ムースの毛皮と角である。
自然保護世界にてこういった密輸品を押収した時は、その世界にて毛皮や角は焼却処分している。
しかし、押収品が見つかったのは宇宙空間上での貨物船の中‥‥
そして、その貨物船はヴォルフラムが近くの管理世界へと護送した。
ならば、その世界にて毛皮と角は焼却処分されるのが筋である。
「ご禁制の品とは言え、バンビーノ・ムースの毛皮と角はなかなか手に入らない品‥‥ならば、毛皮や角と言えど、ロストロギアに匹敵するのではないでしょうか?」
『っ!?』
“海”の幹部のこの発言にて、他の幹部も目を見開く。
「そ、そうだ。ロストロギアだ!!」
「ロストロギアならば、我々管理局が保管しなければならない品だ!!」
「急ぎ、ヴォルフラムの八神艦長へ伝えたまえ!!押収品が処分されてからでは遅いのだ!!」
「はっ!!」
幹部たちはその貴重性と処分方法から今回密輸されていたバンビーノ・ムースの毛皮と角をロストロギアに指定して、焼却処分される前にはやてに本局へ持ってくるように命じた。
しかし、これはどうみても屁理屈であった。
とある管理世界 ヴォルフラム 艦橋
「艦長、本局より通信が入りました」
「本局から?それで、内容は?」
「はっ、『今回の押収品をロストロギアに認定する。ヴォルフラムは押収品を本局へ輸送せよ』‥‥以上です」
「はぁ?あの毛皮と角がロストロギア?本局の連中は一体何を考えているんや?」
はやてとしては確かにバンビーノ・ムースは保護動物なので、普通ならばその毛皮と角は貴重品かもしれないが、たかが毛皮と角がロストロギアに指定するには無理があるのではないかと思った。
「しかし、本局の指示ですから‥‥」
本局には何かしらの意図があり、こうした内容の通信を送って来たのだから、此処はその指示に従わなければならない。
グリフィスもその点は理解しているのか、はやてに諭すように言う。
「‥‥まぁ、本局の指示ならしゃーない‥か‥‥」
「ひとまず、本局には『了解しました』と返信を送ってや」
「はい」
通信士は本当に先ほどの命令を実行する旨を返信する。
バンビーノ・ムースの毛皮と角は密輸していた貨物船に積まれていたので、貨物船の船倉からヴォルフラムの船倉へと積み込まれていく。
作業中にネコババされないよう監視をして、積み込みが終わった後、貨物船のリストと照合して数に間違いがないかの徹底ぶりであった。
こうしてヴォルフラムの処女航海は終わり、押収したバンビーノ・ムースの毛皮と角を積み込み本局へと帰還した。
そして、ヴォルフラムが輸送したバンビーノ・ムースの毛皮と角は本局の保管庫へと収納された‥‥
後日、“海”の幹部の何名かの口座には使途不明な大金が振り込まれていた‥‥
また、本局の保管庫からは押収した筈のバンビーノ・ムースの毛皮と角が消えていた。
後日、本局側の説明では、
「再度検討した結果、やはり獣の毛皮と角はロストロギアに成り得ず、押収品は焼却処分した」
と説明されたが、はやてたちヴォルフラムの乗員たちは納得できず、上層部に対しての不信感を強める結果となった。
それから二週間後‥‥
視点はミッドチルダからもう一つの地球へと移る。
その頃、地球各地の造船所は湧き上がっていた。
北米管区 フィラデルフィア宇宙海軍工廠
「いや~やりましたね!チーフ!アリゾナ級七番艦『ケンタッキー』就役!建造工程70%で建造中断命令が出た時はどうなるかひやひやしたもんですが、よほど
「うむ!」
(ようやくこいつを仕上げてやれた!別に
「ノーフォーク宇宙軍工廠の方でもアリゾナ級の最後の艦となる八番艦『イリノイ』の建造も着々と進んでいるそうですよ!!」
「『イリノイ』か‥‥確かあっちは建造工程23%の段階でストップ状態だったな」
「それに極東管区のシュンラン級が完成…!我がアメリカ…いや地球防衛軍は安泰ですな!!」
「ウム!!だが我が北米管区の誇る独自戦艦はアリゾナ級だけではないぞ!」
「へ?………って言いますと!?」
「聞いた話だと十一月の悲劇ののちにニューヨーク宇宙海軍工廠から南米管区のジャブロー要塞工廠に移されたもののこのアリゾナ級をはるかに超える超弩級戦艦がすでに起工されておりすでに建造工程が九割がた完了しているそうだ!その名もモンタナ級!」
モンタナ級戦艦
アリゾナ級護衛戦艦の拡大発展型として計画・建造された超戦艦である。
もともとは純粋にアリゾナ級の拡大型として建造する予定だったが日本が防衛軍艦隊総旗艦として春藍級・同級の簡易型の建造を開始しているのとアンドロメダ級の増産を検討しているという話を聞き慌てて拡大発展型に変更したという。
なお実はこの建造計画は春蘭が建造開始されるより前のアリゾナ級一番艦アリゾナがイスカンダル星へ援軍に向かってからアリゾナ級の二番艦・三番艦・四番艦の建造が開始されたころにすでに設計立案が行われていた。
北米管区はアメリカの威厳を示すべく連邦政府から得ていた許可より多い五番艦・六番艦・七番艦・八番艦も同時に建造を開始させて世界の度肝を抜いてやろうと画策しており、その一環でモンタナ級の元となる拡大型の建造式典も開かれようとしていた。
ところが、二番艦『ペンシルバニア』三番艦『アイオワ』四番艦『ミズーリ』の同時進宙式の後に建造予算などを確認した連邦政府財務省にばれ、完成目前だった五番艦『ニュージャージー』と六番艦『ウィスコンシン』の保有は認められたが建造工程70%だった七番艦と23%だった八番艦の建造作業は中断命令が下って当時の北米管区行政庁の主要なメンバーが更迭される事態に陥った。
このためモンタナ級も先代と同様に再び歴史の闇に埋もれていくかと思われたが歴史の荒波はそんなことは許さなかった。
第十一番惑星に居座っていたガトランティス残党軍による地球侵攻、いわゆる第二次ガトランティス戦役だ。
これにより艦艇不足が深刻であると認識した防衛軍首脳部と地球連邦政府による第二次護衛戦艦建造計画で七番艦と八番艦の建造続行が許可されると同時にモンタナ級の建造も渋々という形で認められた。
<兵装>
・ロケットアンカー×二基 (左右一基ずつ)
・特型波動砲×二基 (上下×一基)
・51㎝三連装陽電子衝撃砲×五基 (前部×三基 後部×二基)
・12.7㎝連装陽電子衝撃砲×四基 (左右二基ずつ)
・煙突ミサイル一基
・多連装式ミサイルVLS×二基
・四連装パルスレーザー×四基
・その他ミサイル・魚雷発射管多数
ちなみに主砲の51㎝三連装陽電子衝撃砲は春藍級に搭載予定だった物の流用品で副砲の12.7㎝連装陽電子衝撃砲も巡洋艦やパトロール艦が使用している物であり、装備の互換性を持たせるように指示が出ていたことと春蘭級と春蘭級簡易型の武御雷の進宙式に間に合わせる為に急いで決められたという裏話があったりする。
「も、モンタナ級っ!?」
「さらにすでに二番艦となる『フロリダ』の建造も決定し、建造工事が開始されているそうだ!!」
「すっ、すごい!!そんな大戦艦が勢ぞろいした日にゃあ極東管区のヤマトも目じゃあありませんな!!」
「ああっ!そして我が偉大なる北米管区の生産力・技術力は一年でその奇跡を達成することだろう!!」
そう言いながら建造主任は『ケンタッキー』を眺めつつこう言った。
「フフフッ…。極東管区のヤマトには無論感謝しているが我々造船技師としてはあのヤマトを越える戦艦を作らなきゃならんからなぁ。とはいえ今更航空機主兵論者の言う空母機動部隊なんぞに後れを取るわけにもいかん!我らもさらなる新型艦の設計案を練り上げ、EU管区が設計したドレッドノート級を超える量産型戦艦を設計せねばならんのだ!!」
大気圏内の主力は航空機に奪われ戦艦は衰退の一途をたどったが、星の海ではまだまだ戦艦は主力と成り得る戦力である。
建造主任は強力な戦艦を建造すれば、星の海でも戦艦は最強の艦であると言う揺るぎない信念を持っていた。
EU管区 イギリス軍区
「我が大英帝国は今後も地球連邦の一員として地球防衛の先駆けたり得なければならない!そしてその防衛には強大な艦隊戦力が無くては御話にならん!諸君!我らがなさねばならないことは何か!!それはかつての我らの先祖が有していたような無敵艦隊とはいかずともヤマトに匹敵する戦艦を建造することである!!」
『『『『オオオォォォ-!!』』』』』
パチ、パチ、パチ‥‥
そう議会で演説し、歓声と拍手が鳴り響く議会の同意を得ていたのはEU管区イギリス軍区首相のエンリー・チャーチルであった。
(これでよし!これでプリンス・オブ・ウェールズ級護衛戦艦をはるかに超えるバーミンガム級戦艦四隻の設計案が承認された!!)
・バーミンガム級戦艦
イギリスがプリンス・オブ・ウェールズ級に次いで建造した宇宙戦艦。
アメリカのアリゾナ級、モンタナ級、日本の春藍、簡易型指揮戦略戦艦アンドロメダ改級の建造を目の当たりにし、量産性と汎用性に重点を置きすぎたプリンス・オブ・ウェールズ級では英国の威信にかかわると言う事でイギリスの権威の象徴として建造した大型戦艦。
特徴として艦の制御を司る主艦橋とは別に艦隊指揮を目的とした司令艦橋が設けられている。
艦載機の運用に関してもこれまでの防衛軍の艦艇の様に艦載機発進口を艦底部に設置するのではなく、艦首部前甲板‥第一砲塔と第二砲塔の間の左右に有している。
<兵装>
・40.6㎝連装陽電子衝撃砲×五基 (船体上部に三基、船体下部にニ基)
・30㎝単装陽電子衝撃砲×四基 (船体両舷に二基、エンジンブロック側面に二基)
・51cm単装陽電子衝撃砲×一基 (船体底部に一基搭載されている)
・連装対空パルスレーザー砲塔×十二基
・十二連装ミサイル・ランチャー×二基
・連装型次元波動爆縮放射機(波動砲)×一門
〔同型艦〕
・一番艦 バーミンガム
・二番艦 ノッティンガム
・三番艦 ネルソン
・四番艦 ロドニー
(すでに地球連邦の勢力図は極東管区と北米・豪州管区とユーラシア管区が優勢となっている!故に我がEU管区も遅れを取っているわけではないが相も変わらずドイツとの足並みがそろわず形勢を覆しえない‥‥!!)
(なればこそ軍での派閥では我がEUの中でも我がイギリスの勢力を強くしなければならない!!いずれ連邦政府内でも巻き返しを図るつもりだけど、政府の権限を太平洋方面の面々に握られ続けるのはどうもね‥‥)
と男勝りな彼女はブリカスらしく企みを企てつつも憂国の心意気を持つ愛国者でもあった。
更にイギリスは今回のバーミンガム級の他に高速巡洋戦艦の設計にも着手していた。
イギリスが急遽高速巡洋戦艦の建造に着手したのは彼女が、足並みが揃っていないと懸念しているドイツがビスマルク級以降、新型戦艦の建造が止まっているかと思われたが高速巡洋戦艦の建造に着手していると言う情報を手に入れたからであった。
ユーラシア管区 ロシア軍区 サンクトペテルブルク宇宙海軍工廠
『ただいまをもってキーロフ級五番艦・六番艦・七番艦・八番艦の同時就役を宣言する!!』
サンクトペテルブルク宇宙海軍工廠にてロシア大統領のユリス・ゴルチャコフが新造艦の就役を高々と宣言する。
『『『『『おおおおおーーー!!!!』』』』』
パチ、パチ、パチ‥‥
ロシアでもさらに四隻のキーロフ級が同時就役していた。
五番艦 アドミラル・ウシャコフ
六番艦 アドミラル・ラーザリェフ
七番艦 アドミラル・ナヒーモフ
八番艦 ユーリ・アンドロポフ
(フフフ…我がロシアもようやく栄光の時代を勝ち取るのだ!!)
(これ以上、日本とアメリカが権力を持っては我が国の威厳に関わるからな‥‥)
(今後の世界情勢に対して睨みを利かせるには強力な軍備が必要となる!!)
(故に打つべき手は打っておかなければならない!!)
さらにタイフーン級次元潜航艦という地球防衛軍でも有数の大きさを誇る艦の完成も間近であり、戦艦に関してもキーロフ級を上回る戦艦、ジェルジンスキー級の四隻の建造にも着手しようとしていた。
ジェルジンスキー級は彗星帝国の鹵獲戦艦、ホワイトハンター級大型戦艦とキーロフ級を併せ持った様な外見をしており、波動砲を艦底部に釣り下げているような外見を持っているのが特徴的な戦艦である。
艦橋に関しても他国の戦艦の様に塔状ではなく、どちらかと言うと潜水艦のように低い。
これは艦橋が被弾して艦の運用をする乗員たちが戦死ないし負傷して運用不能になる確率を少しでも低くする狙いがあった。
<兵装>
・大口径波動砲×一基
・40.6cm三連装主砲×三基
・15.2cm連装副砲×四基 (左右に二基ずつ)
・10㎝連装パルスレーザー×十基 (左右に五基ずつ)
・その他ミサイル・魚雷発射管多数
〔同型艦〕
・一番艦 ジェルジンスキー
・二番艦 ジダーノフ
・三番艦 スヴェルドロフ
・四番艦 ジェレスニャコフ
・タイフーン級次元潜航艦
そして束たちの極東管区でも動きがあった。
神奈川県 横須賀 ヨコスカ宇宙海軍工廠
『本艦を『春藍』と命名する!!』
パチ、パチ、パチ‥‥
藤堂長官の発表とともに艦名のところに掛けられていた幕が降ろされ『春藍』と書かれた艦名があらわとなった。
拍手と共にくす玉が割られ、軍楽隊は『艦隊行進曲』を演奏する。
そして春藍は後ろから海へと進水していった。
「いや~今日は大忙しだね~」
「呑気に言っている場合か?あと六隻も就役式があるのだぞ?」
束は既にクタクタなようで疲れた顔をしていたがディアーチェは束の尻を叩くように立たせて隣の式典会場に束とともに移動した。
実は今日の極東管区は本当に大忙しなのだ。
先程就役式と進水式を終えた連合艦隊総旗艦『春藍』の他にも先日の第十一番惑星奪還作戦に式典前にも関わらず動員された『武御雷』。
そして束が上層部を説得して起工させた重雷装駆逐艦『晴風型』が四隻同時に完成し、防衛陸軍製の砲撃型輸送次元潜航艦も就役することになっていたのだ。
・晴風型重雷装駆逐艦
秋月型駆逐艦とレパント級ミサイルフリゲートをニコイチしたような艦である。第二次ガトランティス戦役ののちに旧作ヤマトを思い出した束のごり押しでジャブロー基地にて建造され、極東管区で就役式を迎えることとなった。
艦級名は第二次ガトランティス戦役において戦勲をあげつつも大破して乗員全員の脱出後に轟沈した護衛艦猿島元艦長の岬明乃の提言によって決められた。
多数の大型魚雷発射管やミサイル用VLSを装備していることによって実弾攻撃能力は元の秋月型駆逐艦やレパント級ミサイルフリゲートを上回っており、速力もレパント級ミサイルフリゲートよりは、マシになっている。さらに主砲は秋月型の12.7㎝連装陽電子衝撃砲二基となっており初期型のレパント級ミサイルフリゲートよりは威力が高くなっている。
同型艦
・沖風
・時津風
・天津風
・防衛陸軍船舶隊所属 砲撃型輸送次元潜航艦 まるゆ
宇宙の各拠点に基地を持つ防衛陸軍が輸送を宇宙海軍に全部任せるのは不安なのと独自に砲撃を行える艦を欲し、同時に見つからないような輸送艦を求めた結果誕生した砲撃型次元潜航艦。
特徴的な砲はプランツ級護衛艦や秋月型駆逐艦の主砲を流用している。
名前の元となった旧陸軍の輸送用小型潜水艦のまるゆ(㋴)よりかはましな状況で建造されたため、魚雷も無論装備している。*1
とはいえ陸軍が次元潜航艦をつくるというのは無理な話ではあったので防衛宇宙海軍から次元潜航艦建造経験のある技術士官を防衛海軍からは潜水艦設計者を呼んで何とか完成させた。
試験次元潜航時に次元空間に潜航したままなかなか上がってこずに救難艦が出動する騒ぎも起こしたが何とか問題点を解決して完成したという悲しい裏話があったりする。*2
「ああ、あと晴風型は全艦
「うへぇ~。エナドリがぶ飲み確定か~」
月村邸
「…す、すごい」
「こんなに強そうな戦艦がこんなにたくさん‥‥」
管理局の面々はテレビで流れる世界同時就役式・起工式の映像に唖然とするしかなかった。
管理局でも新型艦の建造は進められているだろうがこのような強力な戦艦が多数完成し、運用を始めている地球防衛軍の艦を見てしまっては沿岸警備隊程度としか思えない。
しかも先日の伊14との接触の件から管理局との交信は先送りにされている。
地球と管理局の関係性が悪化すれば開戦してしまうかもしれない‥‥
(本局の人たちが変なことしないといいけど‥‥)
‥‥実はフェイトたちの不安は杞憂であった。
確かにここ二週間交信ができていないのは事実だが単に担当の束が大忙しで交信の時間が取れなかっただけである。
重雷装駆逐艦晴風型の各艦の乗組員予定のリストには以下の軍人の名前がリストアップされていた。
晴風
艦長 岬明乃
副長兼航海長 宗谷ましろ
砲術長 小笠原光
水雷長 西崎芽衣
機関長 若狭麗緒
通信長 八木鶫
炊事長 伊良子美甘
船務長 等松美海
医務長 ウルスラ・ハルトマン
沖風 (晴風級重雷装駆逐艦)
艦長 知名もえか
副長 村野憧子
機関長 角田夏美
航海長 吉田親子
船務長 小林亜依子
通信長 犬柴初美
砲術長 眉墨明女
水雷長 諏訪真寿々
時津風 (晴風級重雷装駆逐艦)
艦長 榊原 つむぎ
副長 長澤 君江
砲術長 玉田環
水雷長 大谷由美子
航海長 賀茂つつじ
機関長 長谷川タツ
天津風 (晴風級重雷装駆逐艦)
艦長 高橋 千華
副長 山辺 あゆみ
砲術長 大指紀子
水雷長 黒田那佳
機関長 加藤 小百合
就航式が終わり、隊舎にある執務室にて束とディアーチェは書類と睨みあいをしていた。
そんな中で晴風級の乗員リストに目を通した。
(なんか癖のある人ばかり集めたな‥‥)
束は晴風級重雷装駆逐艦の乗員たちについての印象を心の中で呟く。
「この晴風級の連中はどうも癖の強い者たちばかりだな」
ディアーチェも束と同じ印象を持ったのか、束と同じ印象を口にする。
「あっ、やっぱりそう思う?」
「晴風の艦長である岬明乃は先日、撃沈された猿島の艦長を務めており、奇策を思いつく柔軟な発想の持主だが、行動的‥‥猪突猛進な部分がある‥‥天津風の高橋艦長もその気がある‥‥」
「反対に沖風艦長の知名もえか、時津風の榊原艦長は冷静に物事を判断できる人物‥‥攻めを岬艦長、高橋艦長、守りを知名艦長、榊原艦長と訓練次第では意外と良いチームになるかもしれないよ」
「他人事みたいに言うが、その連中を指揮するのがお前である事を忘れるなよ」
「りょ、了解」
ディアーチェに現実を突きつけられて束は顔を引き攣らせつつ再び書類仕事へと戻るのであった。
次回 訓練艦隊編成・来訪者あり?
次回からデザリアム編の始まりですよ~~!!
ホワイトハンター級大型戦艦の設定が出ましたが次回に詳しい説明がありますので…。
銀河鉄道物語の小説を一話試し書きしたのですが読みたいですか?
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読みたい!
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別にいい