内惑星艦隊の奮闘   作:島田愛里寿

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第百四十六話 敵本星の正体

暗黒星団帝国の地球占領における切り札とも言える重核子爆弾がパルチザンたちの手によって、占拠されて、地球における重核子爆弾の起爆装置が解除されただけではなく、地上における地球占領軍総司令官代理であるアルフォンがパルチザンとの戦いで、戦死したことによってアルフォンに地球占領軍総司令官代行を押し付けた地球占領軍幹部らがいた衛星軌道上に展開している占領軍司令部は大混乱となる。

 

本星防衛の為に当初までいた戦艦や火力が高い巡洋艦・空母は既にヤマト追撃の為に引き上げており、占領軍艦隊に残存しているのは巡洋艦や駆逐艦、ヒアデス級護衛艦にタイゲタ級大型輸送艦や補給艦ぐらいである。

 

司令部の中には残存する戦闘艦による衛星軌道上からの砲撃で重核子爆弾を起爆させてパルチザン諸共、地球人を全滅させることも検討したが、重核子爆弾のバリアは強固であり、二基で飛来した際には片方を撃破するのにホワイト艦隊の火炎直撃砲を奇策で直撃させるぐらいしかできなかったほどだ。

 

そもそも本星の許可なしに勝手なことをすればそれこそ処罰は免れない。

 

かといってこれほどの大敗北を正直に報告すればそれこそ代行を任命した彼らも処罰される。

 

パルチザンにビビり、此処までの失態の責任を恐れて、アルフォンに占領軍総司令官代行の任を押し付けた彼らがそんなことを決断する勇気もなかった。

 

おまけに、重核子爆弾占領後に世界各地の残存防衛陸・空・海軍が総決起して各地の首都や主要都市の奪還を行っており、一部の地域では抵抗した占領軍現地司令部が文字通り血の海になる程の反撃を受けたほどであった。

 

その他にも各地では降伏した占領軍兵士に対する虐殺行為も発生している。

 

地球占領当日に彼らが行った殺戮の代償を彼らは今まさに払っている状態となっている。

 

こんな状況で軌道上に残っている残存兵力を増援として地球本土に送り込んだところで、戦況を好転させることなど出来ないし無駄死にしかならない。

 

結局、幹部たちは占領軍艦隊共々本星に向けて撤退することを決めた。

 

地上に残る同胞を幹部たちは見捨てたのだ。

 

しかし、結論を言うと彼らは本星に帰ることはできなかった。

 

そもそも、太陽系外縁部のオールトの雲の中には次元潜航艦部隊が潜んでいた上、火星と木星の間にある小惑星帯に存在していた宇宙要塞アクシズにはティアンム提督率いる内惑星系艦隊第二連合艦隊とホワイト艦隊が残存していた。

 

これらからの猛追と度重なる襲撃を占領軍艦隊は受け、オールトの雲を突破した際には巡洋艦三隻と大型輸送艦一隻、その他駆逐艦と護衛艦が数隻しか残っていなかった。

 

幸いというか、幹部らが乗っていた巡洋艦は生き残った艦の一隻であったので生き残ったことを幹部らは喜んだが、目の前に多数の地球艦隊がワープアウトして来たのだ。

 

これはシリウス恒星系から重核子爆弾占領・地球各地の都市奪還が始まったことを知って急行してきた艦隊であり、アンドロメダ級二番艦『ネメシス』以下、巡洋艦・駆逐艦・護衛艦・補給艦・工作艦に加え、暗黒星団帝国による地球占領時に生き残った主力戦艦群もいた。

 

ワープアウトした直後に占領軍の残存艦隊を発見した彼らは晴風型重雷装駆逐艦四隻による切り込みを皮切りとして猛砲撃を浴びせかけ、文字通りハチの巣にした為に一隻も生きて帰ることはなかった。

 

地球連邦政府の要人たちもアルフォンが事前に手を回しておいたのか、地上の施設に収監されていたのを西住まほ率いるガーディアン連隊が無事に救出した。

 

とはいえ、地球連邦政府が市民に対して地球解放宣言はまだ行わなかった。

 

重核子爆弾の占拠には成功したが、地球側の起爆装置の解除は終わったが、起爆装置はまだ暗黒星団帝国の本星にもう一つ残っていた。

 

その起爆装置が存在している限りは下手に地球側の情報を世界に公開するわけにはいかなかった。

 

暗黒星団帝国がどこで聞き耳をたてているか分からなかったからだ。

 

暗黒星団帝国本星が地球占領軍の壊滅を知ったら、即時重核子爆弾を起爆させる可能性が高かった。

 

またヤマトら地球艦隊の動向がつかめず、暗黒星団帝国の本星の起爆装置の状況がどうなっているのか?

 

それらの情報を掴むまでは解放宣言を控えようと大統領が判断したのだ。

 

 

地球にて、事態が好転した時、太陽系から遠く離れた二重銀河にある暗黒星団帝国本星、デザリアム星では‥‥

 

 

グロデーズとの一騎打ちに勝利することは出来たヤマトであったが、こともあろうにグロデーズの破片が暗黒星団帝国本星に降り注ぎ、波動融合反応によって星が誘爆を起こしてしまった。

 

暗黒星団帝国本星に残った真田澪こと、サーシアの生存が絶望視されたかと思いきや、崩壊するその星の中から巨大な機械とパイプで出来た骨組みのような姿の星が出現したのだった。

 

彗星帝国の正体であった人工要塞都市のように明らかに人工的に造られた惑星なのだろうが、彗星帝国と比べて規模があまりにも桁違いであった。

 

 

内惑星艦隊総旗艦 武御雷 艦橋

 

 

「な、なんだ!?あれはっ!?」

 

ディアーチェは敵本星が誘爆を起こした際に唖然としていたが、その中から出てきた骨組みのような姿の星に驚愕した。

 

「おそらくあれが敵本星の正体だろうね?あの地球そっくりな星はただの見せかけで、あの中心部の核から各パートにエネルギーを伝達しているんだと思う。あの巨大なパイプや中心部の構造も多分こちらの攻撃での破壊は難しいんじゃないかな?」

 

『それは正しいぞ、束。今しがた観測と分析を終えたが、あのパイプから中心部の構造体に至るまで外殻のすべてが未知の力場でコーティングされた超宇宙金属から成っている。おそらく波動砲の直撃にも耐えることが出来るだろうな…』

 

 

束は予想を言うが、千冬からの報告を聞いて艦橋内は絶望的な空気になる。

 

 

「は、はぁ!?波動砲が効かない!?」

 

「ま、まぁ波動融合反応を起こすってえんだから自分たちの拠点だけは対策はしているとは思っていたがぁ‥‥」

 

「は、早く逃げましょうよ~~~」

 

各員は動揺し、航海長の知床に至っては最近鳴りを潜めていた逃げ癖の口癖が再発するレベルであった。

 

束は原作を知ってはいるので皆よりは内心で落ち着いていたが本当に原作通りに進むかは分からないので、不安ではあった。

 

その直後、ヤマトに向かってサーシアから敵本星の住民が無傷であることや人工中心都市部への攻撃の旨が伝えられた。

 

当然、武御雷にも内容は伝わっていたので一縷の望みが生まれることとなった。

 

しかし‥‥

 

『地球人たちよ、悪あがきは止めたほうがよい‥‥』

 

「あ、あれは誰ですか!?」

 

「多分、敵の頭目‥スカルダートとか言う聖総統閣下だ‥‥」

 

「最初、映像で見た時とは随分と姿が違いますが‥‥」

 

古代たちが最初にスカルダートと謁見した時、彼の姿は金髪で掘りの深い顔立ち、肌の色も地球人と同じ色をしていた。

 

しかし、今モニターに映るスカルダートは身に纏っている衣装は同じであるが、顔立ちは頭に何本もの血管を浮き出したスキンヘッドで、肌の色もこれまで戦って来た暗黒星団帝国の人間と同じ色をしていた。

 

「我々を油断させるために変装していたわけか‥‥」

 

地球人と似た姿で古代たちの前に現れれば自分たちが未来人である事を印象付けやすいと考えた末の変装だったのだろうが、正体が未来人ではなく暗黒星団帝国の人間であることを見抜かれた今、変装の必要も無いので、素顔を晒した訳だ。

 

『今、私がこのスイッチを押すと地球時間で五分以内に重核子爆弾が爆発する。爆発すれば、当然地球人類は絶滅することになる‥‥諸君、考え直して降伏したまえ。フフフフ‥‥あと五分だけ猶予を与えよう。それが、私が諸君らに与える最後の慈悲だ。賢明に考えることだな。ハハハハハ‥‥』

 

暗黒星団帝国聖総統スカルダートは地球選抜艦隊に一方的かつ高圧的に通信を送りつけてきたと思ったらすぐに通信を切って来た。

 

「あのボタンを押されれば地球人は五分後に全滅か‥‥これでは手も足も動かせぬではないか」

 

流石にこれでは即座に行動を起こせない。

 

「くそっ、人質をとるたぁ汚ねぇことをするじゃねぇか」

 

ディアーチェも柳原も現状に憤る。

 

サーシアからの情報と彼女の工作で南極側のゲートから侵入するにしても起爆スイッチを押されては守るべき地球市民が全滅しては御話にならない。

 

現状に誰もが悩んでいたその時‥‥

 

「…え?つ、月村司令!地球からの通信です!!」

 

「「「なにぃ!?」」」

 

(よかった。地球側の起爆装置は解除で来たみたいだ‥‥)

 

ギンガが言ったその言葉にディアーチェ達は驚愕したが、束は安堵した。

 

森雪からの通信により、地球全土での抵抗運動が成功したことや重核子爆弾の起爆装置の解体がすでに終わったことなどが伝えられた。

 

「あ、あの~。司令に副司令…」汗

 

「ん?どうしたの?航海長」

 

「これって敵の通信機を使っているんですよね?っていうことは敵にも聞かれているんじゃあ‥‥」

 

「「‥‥‥‥‥‥‥‥あっ」」

 

雪は重核子爆弾の内部になる通信施設を使って選抜艦隊に地球の現状を報告した。

 

当然、それは暗黒星団帝国製の通信機器なので、スカルダートも受信していても何らおかしくはない。

 

しかし、地球から遠く離れたデザリアム星付近に居る選抜艦隊へ通信を送るには地球製の通信機器ではとても届かない。

 

なので、暗黒星団帝国の物を使うしかなかった。

 

 

暗黒星団帝国本星 デザリアム 聖総統室

 

「ふん…愚かな地球人共め‥‥まぁよい。新鮮な肉体が手に入らないのは惜しいが、もはや放っておくわけにはいかぬからな。死ねぃ!!」

 

スカルダートは雪からの通信を傍受し、地球がすでに地球人の手に取り戻されたことを知り、即座に重核子爆弾の起爆スイッチを押すが‥‥

 

 

カチ!カチ!カチ!

 

 

「ん?ぬっ?くっ!!どういうことだ!?作動せんぞ!!」

 

なんと起爆スイッチを押しても空音がするだけで起爆装置は作動せず、スカルダートは必死に何度もボタンを押すがその殺意は無に帰していた。

 

そこへ、

 

「聖総統閣下!サーシアが起爆装置の回路を破壊したようです!!さらにこのデザリアム星の一部システムまでもが‥‥!!」

 

スカルダートの側近であるサーダが慌てて報告に来た。

 

なんと惑星に残って先ほど通信を送ったサーシアが機械にまかせっきりな暗黒星団帝国らしく、ほぼ無人であった制御室に潜り込んで、起爆装置の回線を見つけ出して破壊したのだ。

 

「なに!?あの小娘は今どこにいる!!」

 

「おそらく制御室にいると思われます。しかし、破壊されたシステムや回路はほんの一部ですから今少し時間をいただければ復旧自体は可能と思われます」

 

「よし、直ちに制御室を奪還し修理を行え。小娘も捕えよ!いや、殺せ!!」

 

「分かりました。それで、外に居る地球艦隊に関しては…」

 

「攻撃しろ!!奴らも生きて帰すな!!」

 

「承知しました」

 

自らの企みの邪魔をされ、激高したスカルダートは制御室を占拠したサーシアを殺して排除し、回路を復旧させて地球人を滅ぼそうとするとともに、自ら提示した五分を待たずに攻撃を指示した。

 

彼の指示によってデザリアム星各所に設置されている砲台から砲撃が行われた。

 

 

武御雷 艦橋

 

「敵本星より砲撃を確認!!」

 

「回避行動!!」

 

砲撃を確認した武御雷は束の指示で即座に回避行動をとった。

 

選抜艦隊各艦も同様に回避行動をとり始めていたが、先陣に位置していたヤマトは避けられず‥‥。

 

「ヤマトに複数の被弾を確認!!」

 

「ヤマトより古代守艦長が重傷!古代進戦術長が指揮を代行するとのこと!!」

 

「おのれぇ!!まだ五分もたっておらんではないか!!」

 

「敵は最初っから守る気は無かったってことだよ。ディアーチェ」

 

ディアーチェは敵の首領が約束すら守らなかったことに激高したが、束は前世の知識から覚悟していたので落ち着いていた。

 

その後、サーシアから再度通信が入り、起爆装置と一部の回路を切断した旨や南極の出入口を開けるからと突入してほしいという旨が伝えられた。

 

「月村司令!ヤマトより、ヤマト単艦で突入を行うので選抜艦隊各艦は星外部で待機してほしいとのことです!」

 

「は!?いや…。本艦も続こう!!その方が成功率は高くなる!!」

 

「「「「「応!!」」」」」

 

 

束のこの発言に艦橋要員は全員が賛同し、ヤマトにその旨を伝えた。

 

進としては一瞬躊躇したが、この成功率が高くなるという意見は正しい。

 

内部には何があるのか分からなかったからだ。

 

その為、武御雷も同行することとなったが、無人艦の雪風・改も連れて行くとトチローが言ったことで本来の歴史とは異なり、ヤマト、武御雷、雪風・改の三艦で突入することとなった。

 

ヤマト、武御雷、雪風・改はデザリアム星の南極部に向かって突き進む。

 

その間、デザリアム星からの砲撃があるが、波動防壁を張り、ひるむことなく突き進んでくる。

 

 

暗黒星団帝国本星 デザリアム 聖総統室

 

 

「地球艦隊の一部が接近してきます!!」

 

 

「撃滅せよ!!内部に侵入を許すな!!」

 

スカルダートやサーダも地球艦隊からヤマト、武御雷、雪風・改が突進してくるのを見て直ちに攻撃を命じた。

 

 

暗黒星団帝国の南極部にある巨大なシャッターらしき構造物を確認出来た。

 

「見つけた!!あれが南極の出入口だ!!」

 

「で、でも!!まだシャッターが閉まっていますよぉ!?」

 

朝田砲術長の言葉に知床航海長はそう返す。

 

そう。南極側の入り口は未だ閉じたままなのだ。

 

「このままだと体当たりすることになっちゃいますってぇ!!」

 

「てぇやんでぃ!!航海長!!サーシアを信じなくてどうすんでぃ!女は根性だぁ!!突っ込めぃ!!」

 

「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

それに対し、柳原機関長は江戸っ子気質全開で知床を鼓舞するために喝を入れた。

 

※ちなみに元ネタ同様、柳原機関長は千葉県銚子市出身であるので江戸っ子ではない。

 

 

南極の出入り口のシャッターにぶつかるのではないかと思ったその時、

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴ‥‥‥‥

 

 

柳原の喝に呼応するかのようなタイミングで南極の出入口を塞いでいる分厚いシャッターが左右に開いた。

 

「シャッターが開きはじめました!!」

 

「よし、このまま突入!!」

 

ヤマト、武御雷、雪風・改は南極の出入口のシャッターの開口部から内部へと侵入した。

 

各艦が狭いパイプの空洞を出しうる限りの速度で航行し、ついに空洞を抜けた。

 

そこは巨大なからの空間が広がっており、その空間の中心部に宙に浮くイガグリ状の超近代人工都市が存在していた。

 

地表はガラスかクリスタルみたいな水晶の様なもので構成されていた。

 

人工で作られたものとはいえ、それは目を奪われるほど美しい人工都市だった。

 

「こ、これは‥‥」

 

「こう言っちゃなんですけどあの顔に似合わないような奇麗な都市ですねぇ‥‥」

 

敵の中枢の目前なのにこんな気の抜けたセリフが出るくらいには‥‥。

 

「っ!?人工都市表面に熱反応を確認!!」

 

「はぁ!?」

 

突然、人工都市からビルの何本かが突然、都市部を離れると物凄いスピードでヤマト、武御雷、雪風・改の三隻に迫ってきた。

 

そう、人工都市のビルはガミラスの天井都市同様、迎撃ミサイルとしての機能も有していたのだ。

 

「迎撃!!撃ち落として!!」

 

「朝田ぁ!!敵都市への砲撃を認める!!構わんから次弾発射を許すな!!」

 

束が迎撃を命じる傍らでディアーチェは朝田砲術長に敵都市への砲撃を命じた。

 

暗黒星団帝国の民間人が住んでいるであろう都市への砲撃は気が引けるが、地球を救うために彗星帝国の要塞都市へ砲撃した経緯もあり、今更であった。

 

「了解!!」

 

ディアーチェの指示を受けた朝田砲術長は直ちに51㎝四連装収束圧縮型衝撃波砲を発砲するが…。

 

「はぁ!?ショックカノンが消えた!?」

 

『束!人工都市周辺にバリアを確認した!!』

 

「バリアだと!?」

 

なんとショックカノンがバリアによって中和されて消滅してしまったのだ。

 

「え?ちょっとまって?完全に中和したの!?」

 

『ああ、偏向型バリアどころの話ではない。完全に中和して攻撃を消失させていた』

 

「ちょ、ちょっと待てぃ!すると何か!?ミサイルや実弾攻撃も‥‥」

 

『おそらく効果はない。無尽蔵に近いほどのエネルギーがあるからこそ出来る力技だがな‥‥。最悪、波動砲も中和しかねん』

 

「波動砲も!?」

 

千冬とアインスからの報告に艦橋は絶望感に包まれた。

 

波動砲が効かないと地球を救う手段がない。

 

しかし…

 

「いや、まだ手はあるはずでぃ!」

 

「機関長?」

 

柳原機関長がその空気を変えた。

 

「あの都市は独立して浮いている!って、こたぁエネルギーは外部から来ているはずでぃ!なら中継器やら何やらがあるはずでぃ!!」

 

「っ!!そうか!それを破壊すれば…!!」

 

「エネルギーが切れてバリアも消える‥‥!!」

 

その言葉に艦橋内の雰囲気も変わった。

 

(言われちゃった…( ̄▽ ̄;))

 

なお、束は言うつもりだった内容を言われたのでちょっと困っていたが‥‥。

 

「よし!千冬!!直ちにそのたぐいの衛星か装置を探せぃ!!」

 

『分かった!!』

 

ディアーチェの指示を受けた千冬は急ぎ、周辺宙域の探査を始めた。

 

「あ、あの、艦長」

 

「ん?なに?」

 

エネルギー伝達ユニットを捜索している中、ギンガが束に質問をする。

 

「サーシアちゃん、まだあの人工都市かこの星の何処かに居るんですよね?」

 

「うん。そうなるね」

 

「このまま人工都市に波動砲を撃てばサーシアちゃんを吹っ飛ばしてしまうのではありませんか?」

 

「波動砲を撃つ前にサーシアちゃんを助ける事が出来れば‥‥それを実行する前にまずはエネルギー伝達ユニットの破壊を優先する」

 

束は方針を立てる。

 

『束、見つけたぞ!!伝達ユニットらしき構造物を!!左右にそれぞれ二基ずつ存在している!!』

 

千冬がエネルギー伝達ユニットを発見した。

 

「よし、ヤマトに通達!!ヤマト、雪風・改は右翼側を!!本艦は左翼側のユニットを攻撃目標とする!!」

 

暗黒星団帝国との決着も間近となっていた。




次回 都市攻略

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