内惑星艦隊の奮闘   作:島田愛里寿

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第百五十二話 送還準備

ティアナ、神堂、シャルロットの三人がミッドチルダに帰還しないという決断をした翌日。

 

束とディアーチェは三人以外の管理局員たちの送還準備を行っていた。

 

「はい‥はい‥いえ、ですから‥‥はい、はい‥ええ、ではそう言う方針で‥‥はい、よろしくお願いします」

 

束は司令部にてとある所へ何度も電話を行っていた。

 

「束、随分とお疲れのようだな?それで今度はどこからだったのだ?」

 

「ロシアからだよ‥‥」

 

今回の時空管理局員らの送還に際して地球連邦の旧列強国を始め、各管区が独自艦及び管区所属艦隊から艦艇を数隻だけでも同行させてほしいという申し出が急増していたのだ。

 

「他の星間文明に交渉レベルで対話可能な存在は初めてだからね。外交面では断交一歩手前レベルとはいえ、最初から戦争にならないというのは貴重な物だし‥‥願わくば、管理局と密かに交渉して地球には無い資源を有する惑星の利権を狙っているのかもしれない」

 

「確かに我が地球連邦においてはそんな存在は出会ったことが無かったな?」

 

ディアーチェの言う通り、地球連邦にとって交渉から始められる星間国家は初めてだ。

 

ガミラスとの接触の際は国連であったことやこちらから警告目的とはいえ撃ってしまったという不手際から即座に地球人類初の星間国家との戦争に発展してしまうという始末。

 

※最も、先に手を出させて大義名分を得てから侵攻を開始するのが当時のガミラス帝国のやり口だったので仕方がない面もあるが…。

 

ガトランティスの場合も突然始まった輸送船団への攻撃・第十一番惑星占領、太陽系侵攻と言う感じで対話の『わ』の字もない。

 

暗黒星団帝国に至っても電撃的に地球を占領してきたので『外交?対話?何それ??』という展開である。

 

それに比べたら断交寸前とはいえ、多少は…本当に多少は話せそうな相手である。

 

各管区出身の外交筋関係者が希望を見出すのも無理はない。

 

とはいえ、既に断交レベルの通告を送っている。

 

しかも、これまで管理局が地球連邦に対して行って来た行動は当然看過できない。

 

なので‥‥

 

「全く、黒船じゃないんだからさぁ‥‥」

 

「砲艦外交になりかねんな‥‥しかし、その一方で、お前の言う管理局との密約か‥‥考えられなくもないな。アメリカ、中国、ロシアはこれまでの星間国家との戦争で被害だけを出してコレと言った実績を出していないからな‥‥」

 

「万が一にも管理局に波動エンジンの技術が渡りでもしたら、それこそ第二の彗星帝国のような侵略組織を生み出す事になるかもしれない‥‥」

 

「見返りの内容次第ではあるが、確かに何処かの国はそれをやりかねないな‥‥」

 

「見返りね‥‥まぁ、向こう側の見返りとしてパッと思い浮かぶのはやっぱり魔法技術の提供‥‥代わりに地球には波動エンジン、宇宙艦船の設計技術‥って所からな?」

 

「だろうな‥しかし、魔法技術と言っても一体何を提供するのだ?」

 

「高町なのは、八神はやてを始めとして、地球には潜在的な魔力保持者が居る。本人が自覚していないだけで、強力な魔力を秘めている者がいるかもしれない‥‥そう言った人物を探し当てる方法や魔法による戦闘訓練、デバイス製造の方法とかね」

 

「なるほど、魔法と言えばおとぎ話に登場する魔法を連想するが、実際に管理局で使用されている魔法の類は、魔法というよりもドラ〇ンボールのかめ〇め波の類だからな‥兵器としての転用、利用も可能だろうな‥‥」

 

「地球は魔法と言う新たな力を得て、管理局は波動エンジン技術を得る‥‥互いにWin-Winと思っているけど、どう見ても目先の利益ばかりに釣られている‥‥管理局は正直信用できないよ。それこそ獅子身中の虫を自ら体内に飲み込むのと同じだ‥‥力を付ければ、管理局は地球を裏切って植民地化を目論んでいることは目に見えている‥‥」

 

「大国の高官連中は例えそうなってもそれは跳ねのけると思い込んでおるのだろう」

 

「暗黒星団帝国との戦いが変な自信をつけさせたか‥‥でもね、こういった戦果がこの先何度も続くとも限らない‥‥装備は兎も角、兵力に関しては多分、管理局の方が上だよ」

 

管理局が管理する管理世界が幾つ有るのか正確な数は分からない。

 

それでも、その管理世界の人間全てを徴兵して地球に送り込めば、宇宙で食い止めるのは難しい。

 

そうならない様に管理局に対して先に釘を刺すつもりで、各管区の威信をかけて建造された独自艦を送還と対話交渉の場に連れて行って各管区の‥‥もとい地球連邦の象徴的艦艇を見せて外交交渉で良い結果につなげさせたいという思惑が入り交じり、束やディアーチェに皺寄せが来ていたのだ。

 

「まぁ、フェイトちゃんたち以外の管理局員たちはコロンブス級多目的輸送艦『氷川丸』で輸送する予定だったから護衛は必要だったし、渡りに船ではあるんだけどねぇ‥‥」

 

「やむを得んだろうな‥‥各管区の独自艦を一隻ずつ連れていけばよかろう‥‥」

 

「だよねぇ~‥‥」

 

結局、各管区の稼働可能かつあまり威圧感を与えないような独自艦を一隻ずつ連れて行くことに決定した。

 

この連絡に各管区は整備中だった艦艇の修理を急がせることになった。

 

 

束とディアーチェが管理局員らの帰還作業で悪戦苦闘している中、視点を変えて月村邸へと移る。

 

 

「リンネちゃん、ちょっといいかしら?」

 

「は、はい!なんでしょうか?」

 

いつも通り月村邸の地下で特訓を終えたリンネは突然、ギンガに呼ばれて、彼女の下に向かった。

 

そこには何故かリニスもいた。

 

「リンネちゃん。以前、貴女にも魔導師の素質があるっていう話をしたのは覚えているかしら?」

 

「は、はい。でも、デバイスって言う機械が無いから魔法は使えないって‥‥っ!?も、もしかして!!」

 

リンネはギンガの言葉を聞いて何かを察した。

 

魔導師にとってデバイスはあくまで補助機能の機械であるが、魔導師としての素質を覚醒させるにはデバイスを使用するのが手っ取り早い。

 

管理局でエース・オブ・エースの肩書を持つ高町なのはもユーノ・スクライアから齎されたレイジングハートを手にした事で魔導師としての一歩を踏み出した。

 

「ええ。完成したから渡しに来たのよ」

 

そう言ってリニスはリンネにデバイスを渡した。

 

「えっ?ぱ、パンダの‥ぬいぐるみ??」

 

リニスがリンネに渡したデバイスの形状は蝶ネクタイを着けたパンダのぬいぐるみそのままであり、何処かのおもちゃ屋で売っていそうなぬいぐるみだ。

 

リンネは当然、デバイスがどんな形状をしているのか分からない。

 

漫画・アニメによく登場する魔法少女が変身する際に使用するステッキやコンパクトのような形を想像していたのだが、実際に手渡されたのはパンダのぬいぐるみ‥‥

 

リンネが唖然とするのも理解できる。

 

そんなリンネにリニスはこのパンダのデバイスの説明をする。

 

「ぬいぐるみの中にデバイスの本体が組み込んであってね、ヴィヴィオちゃんとアインハルトちゃんのデバイスを参考にさせてもらったのよ。外見がぬいぐるみならデバイスって事を上手く隠す事が出来るでしょう?」

 

ヴィヴィオのデバイス、ハイブリッド型インテリジェンスデバイスのセイクリッドハート‥通称『クリス』は外装がうさぎのぬいぐるみで、インテリジェントデバイスだが、AIが未発達のため喋る事が出来ない。

 

なので、外装のうさぎのぬいぐるみが手足を使ってジェスチャーを行い持ち主であるヴィヴィオに意思を伝えている。

 

セットアップ時にはヴィヴィオと融合して魔法制御をサポートするようになっており、運用体系はむしろユニゾンデバイスに近い。

 

アインハルトのデバイス、アスティオン‥通称は『ティア』はセイクリッドハートを参考にして八神家がアインハルトのために開発したデバイスであり、クリスの他にもリインフォースⅡがユニットベースを、はやてがAIの仕上げと調整を、アギトが外装を担当して作り上げた。

 

外装は雪原豹をモデルにしているとの事だが、見た目は完全に子猫のぬいぐるみとなっている。

 

この点はクリスを参考にしている。

 

AIは人格型だが、行動パターンは猫そのもので、言語も喋れず猫の鳴き声を発する。

 

そのため、使用していない時は猫のように何かにいたずらしたり遊んだりしている。

 

このデバイスを持っているからこそ、アインハルトはヤマトに居る間、佐渡先生の愛猫であるミーくんを愛撫していたのだ。

 

これらのヴィヴィオとアインハルトのデバイスがあったのだが、リニスは最初、フェイトのバルディッシュや星奈のルシフェリオンのようにインテリジェントデバイスを考えていた。

 

フェイトのデバイスであるバルディッシュを作ったのはリニスだったからだ。

 

しかし、ヴィヴィオのクリスやアインハルトのティオのように人形の外装を持ったデバイスと出会った事で、ミッドチルダと違って、魔導師が少ないこの地球においてデバイスはやや目立つので、デバイス本体をぬいぐるみの中に隠すことになったのだ。

 

「な、なるほど‥‥」

 

(でも、どうしてパンダなんだろう?)

 

リニスの説明を聞いてリンネも納得した。

 

確かに人形の見た目なら飛び回らない限り、周囲をごまかせる事が出来る。

 

「す、すみません‥‥」

 

「ん?どうしたの?」

 

自分専用のデバイスを貰えたのは嬉しかったのだが、それが何故パンダなのか気になったリンネは、

 

「どうしてパンダのぬいぐるみなのでしょう?」

 

リニスに尋ねてみた。

 

「忍さんから、以前リンネちゃんは田鶏のお肉を美味しいって食べていたって聞いて、中国が好きなのかと思って‥それで、パンダのぬいぐるみにしたのよ」

 

「は、はぁ~‥‥」

 

外見がパンダのぬいぐるみである事を聞いてまたもや納得するリンネであった。

 

まぁ、作ってもらった手前、『パンダではなく他の動物がいい』 とは言えないし、リンネ自身、パンダは嫌いな動物ではないので別に文句はない。

 

「それじゃあ早速起動してみる?」

 

「は、はい!」

 

そう言って早速、リンネはデバイスを起動させようとするが‥‥

 

「あ、あの‥‥」

 

「ん?どうしたの?」

 

「デバイスの起動ってどうやってやるんですか?」

 

「そ、そうね、ちゃんと説明しないとね。まずは、デバイスの使用者の登録とデバイス自体の名前を決めるのよ」

 

「デバイスの‥名前‥‥」

 

「ええ、その子はこれからリンネちゃんのパートナーになるの‥だから、そのパートナーの名前はリンネちゃん自身が決めるのよ」

 

「は、はい」

 

(名前‥この子の名前‥‥パンダだから中国っぽい名前が良いよね)

 

「それで、魔導師はバリアジャケットって言う魔導師それぞれの戦闘服を纏うの‥」

 

「バリアジャケットは魔法攻撃や衝撃、温度変化に耐える防護服の役目を持っていて、魔力によって構成されているのわ‥リンネちゃんの魔力レベルなら十分にバリアジャケットを構成出来るわ‥バリアジャケットの形状はデバイスの使用者のイメージを基に形状や性能が決まり、一度作成した後は瞬時に装着する事が出来るわよ」

 

(イメージ‥‥私の戦闘服のイメージ‥‥)

 

「わ、分かりました。やってみます」

 

「うん、頑張って」

 

「頑張ってね」

 

「えっと‥使用者‥リンネ・ベルリネッタ‥デバイス名は‥‥シャオメイ‥愛称は『シャオ』‥‥い、いくよ‥シャオ‥‥バリアジャケットイメージは‥‥」

 

リンネは自分が纏う戦闘服‥バリアジャケットの形状をイメージする。

 

すると、リンネの服装はジャージからリンネがイメージしたバリアジャケットへと変化した。

 

「おおー!似合っているよ、リンネ!!」

 

「あ、ありがとう!」

【挿絵表示】

 

中華服をイメージしたのか、デバイスがパンダだからなのか、リンネはカンフー風のバリアジャケットを纏っていた。

 

手には手甲、足には脚甲を装備している。

 

リンネの魔導師デビューを見ていた昴は似合っていると絶賛しており、箒や星奈も感心した顔をしていた。

 

「わぁー。私たちの知っているリンネさんとは全く違うバリアジャケットだから、なんか新鮮ですね~」

 

「はい。まさかカンフー服とは‥‥」

 

ヴィヴィオとアインハルトは自分たちの知っているリンネがバトルドレス姿であったことから違和感と新鮮さが入り交じった感想であった。

 

「どう?違和感があったら言ってね?」

 

「は、はい!!‥‥大丈夫です!」

 

リニスは違和感がないか心配していたが、リンネ曰く特に問題はないとのことだ。

 

「そういえば、こっちのリンネさんは大人モードにはならないんですね?」

 

「えっ?なんですか?それ??」

 

ヴィヴィオのふとした一言にリンネは頭を傾げた。

 

ヴィヴィオ曰く、ヴィヴィオたちの世界に同姓同名の自分がいるらしく、そっちの自分はヴィヴィオやアインハルトのように大人モードに変身して試合などに出ているとのことだ。

 

「大人モードになれば、幼少の身体よりも力が上がりますし、手足のリーチも伸びるので、便利ですよ」

 

「まぁ、先日はあのシグナムさんのそっくりさんにボコボコにされちゃいましたけどね」

 

「ああ、あの時の‥‥」

 

リンネは先日のシュベルトとの模擬戦を思い出す。

 

「そう言えば、あの時、ヴィヴィオさんとアインハルトさんは大人の姿になっていましたけど‥もしかしてアレが‥‥」

 

「うん、そう‥あれが大人モード」

 

「大人の姿になれば、八神さんにも勝てるかな?」

 

「いや、流石にそれは難しいと思う」

 

「うん。ヴィヴィオさんとアインハルトさんも大人の姿になっても勝てなかったし‥‥」

 

昴と箒もリンネが大人の姿になっても今のシュベルトには勝てないと予想する。

 

「でも、多少なりとも戦えるのではないでしょうか?」

 

星奈は大人モードになれば、瞬殺はされず多少ではあるが、戦う時間は増えるのではないかと予想する。

 

「リンネもその大人モードはできるんですか?」

 

「ど、どうなんでしょう?」

 

昴とリンネがなんとなくそんな会話をしている傍らでは‥‥

 

(ルシフェリオン、私もできるんでしょうか?)

 

(分からん‥‥試したことがないからな‥‥)

 

星奈がこっそり、ルシフェリオンと念話で相談をしていた。

 

どうも彼女もヴィヴィオとアインハルトの大人モードを見てからオトナモードには興味があったようだ。

 

(後でリニスさんとギンガさんに相談しましょう‥‥)

 

どうも、星奈自身も暗黒星団帝国の地球占領を経験してから子供の姿のままだと皆を守れないと内心不安になっていた模様で、ヴィヴィオとアインハルトの大人モードに希望を見出していたようだ。

 

最初は二人のデバイス専用の機能だと思っていたようだが、彼女たちの星では似たようなモードを持つ者たちが複数居るとのことなので、自分にもできないことはないんじゃないかと思い始め、後でこっそりとリニスとギンガに相談する腹積もりのようだ。

 

「それってどんな感じにやるんですか?」

 

「えっとね‥‥」

 

興味津々なリンネにヴィヴィオは冗談半分で大人モードのコツを教えた。

 

その結果‥‥

 

「うそぉ‥‥」

 

「えええぇ‥‥?」

 

「‥…」(唖然)

【挿絵表示】

 

リンネはデバイスを手に入れてから直ぐに大人モードが出来てしまった。

 

「えっ?えぇぇぇー!?ど、どうしよう!?こ、これって元に戻るの!?」

 

大人姿のリンネは元の姿に戻れるのかとあたふたする。

 

「だ、大丈夫だよ。私もアインハルトさんも元に戻っているし‥‥」

 

「ま、まぁ。出来ても困らないだろうし、モードを発動しなければ問題ないんじゃない?」

 

リンネは結構慌てたが、ヴィヴィオとギンガからのフォローで何とか落ち着いてモードを解除した。

 

何とか事態は落ち着いたが、リンネ自身としては親や祖父に話すか悩んだがしばらくの間は月村邸でのみ変身することにした。

 

親を驚かせるわけにはいかないし、まだ病み上がりの祖父に余計な心労を掛けて祖父の身に何かあったら事だからだ。

 

(おじいちゃんの体調が落ち着いたら、伝えよう‥‥)

 

リンネは内心そう思ったとか‥‥。

 

ただ祖父にしてみれば、孫の成長した姿を見る事が出来るので、嬉しいと思うが‥‥

 

 

さて、視点を戻して司令部で送還の際の艦艇の手配をしている束とディアーチェであるが‥‥。

 

 

「まぁ、そりゃそうだよね‥‥」( ̄▽ ̄;)

 

「それは仕方なかろうて‥‥暗黒星団帝国の本星への遠征を兼ねた特別選抜演習艦隊の編成の際に稼働可能かつ即応可能な艦艇は総動員したからな‥‥」

 

暗黒星団帝国との戦いで各国の独自艦の中で即応可能な艦は特別選抜演習艦隊と言う体で動員したことやドック入り中であった艦はジャブロー基地に移動させていたが、それらすべての艦が再整備のための作業中であるので、どうにもならない。

 

ユーラシア管区ロシア軍区にて建造中だったジェルジンスキー級戦艦や中国管区の定遠級戦艦に関しては未だ就役していないので、動員するわけにも行かない。

 

「一応、現時点で動員が間に合う艦としては欧州管区のポーランド軍区から装甲巡洋艦の『ワルシャワ』が、同じく東南アジア管区のタイ軍区所属の装甲巡洋艦の『トンブリ』が間に合ったみたい」

 

・金剛改型装甲巡洋艦

【挿絵表示】

 

「まぁ、良くも悪くも大人しそうな国の代表でよかったではないか‥‥」

 

「あとは‥‥あっ、ついでに完全自立型無人戦闘機の管制AIが載っているアンドロイドの『フギン』『ムニン』もつれて行こうよ、あの二体の内、特にフギンが対人関係のデータが不足しているって苦情が来ていたし」

 

・フギン

【挿絵表示】

 

・ムニン

【挿絵表示】

 

「よいのではないか?」

 

そんな感じの会話を交わしながら、二人は黙々と準備と手配を進める。

 

そして明日は現時点では実質、管理局との最後の交信となるのだった‥‥

 

それはティアナにとって、なのはやスバルとの別れを意味していた‥‥




次回 最後の交信
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