リニスsido
「警戒しなくても大丈夫、貴女のマスターを治療するだけだから」
意識を失っている女性に話しかけるリニス。
それは警戒心を解くように語る。
すると、女性の服装が変わり、紫の半袖のジャケットに上下一体の白いアンダーウェアーの服装から茶地にダブルの四つボタンのジャケットに同じく茶地のタイトスカート姿に変わった。
そして首には紫色の水晶のようなペンダントをかけていた。
「やっぱり、バリアジャケットだったのね」
リニスは自分の予想通りだった結果に特に驚く様子はなかった。
(それにしても、この人、あの人にそっくりね)
寝台で眠る女性を見て、この女性が自分のマスターの母に似ている事に少し疑問を持つリニスであった。
その後、リニスはまず頭の傷の治療にあたり、その後は他に異常がないかレントゲンで彼女の体を調べた。
幸い彼女は頭の傷以外、特に目立った外傷もなく、後は自然に目が覚めてくれるのを待つだけであったが、もう一つ、リニスには調べることがあった。
「やっぱりデバイスを持ってるのなら魔力も調べたほうがいいわね」
そういって彼女がこの世界で作ったデバイスを取り出した。
「バルニフィカス、お願い」
リニスは自身が首から下げている蒼い水晶のペンダントに魔力を吹き込むと、リニスの両手に蒼白い光が灯る。
そしてリニスその手で、寝台の上で眠っている女性の体に触れると、女性の体の上に藍色の球体が浮かび上がった。
リニスはその球体に触れ、目を閉じる。
この浮かび上がってきた球体こそ、魔導士の魔力の源‥リンカーコアだった。
リンカーコアには魔導士それぞれの魔力の量などの情報が詰まっており、リニスはそのリンカーコアを調べることにより、この女性の魔力レベルを調べたのだ。
「なっうそ、これって・・」
女性のリンカーコアを調べていたリニスが突如、驚きの顔を浮かべる。
(この人、骨や臓器にまるで溶け込むような‥自然な形で彼方此方に機械の様なモノが埋めこまれているわ。過去に大けがでもしたのかしら? いや、まって、確かフェイトを生むきっかけとなったプロジェクトFATEの他にもう一つ、Dr J・Sが提唱した論文が有った筈‥もしかしてこの人‥‥)
そして壊れ物を扱うようにリンカーコアを女性の体に戻した。
そう、この女性のリンカーコアは普通の魔導士のリンカーコアとは少し違う造りをしていたのだった。
更には普通のレントゲンでは分からないが、リンカーコアを調べるため、検査魔法を使用したところ、魔法に反応するかのように彼女の体には特殊な機械の様なモノがいたるところに埋め込まれていたのだった。
その後、リニスは医務室に常備されていた健診衣を着せ、女性が目を覚ますのを待った。
ギンガ side
「‥‥ぅう‥‥こ、此処は‥‥?」
目を開けると、目に入ってきたのは見知らぬ天井だった。
此処が何処なのか確認しよと、起き上がろうとしたら、頭にズキッとした痛みが襲った。
「っ!?」
私は痛みに顔を歪め、再びベッドに身を沈めた。
「あら?気が付いたみたいね?」
私の様子に気が付いた様で、人の声がして、誰かが私に近づいてきた。
その人物は黒いズボンに赤い十字マークが書かれている白衣を着ている女の人で、その女性の格好から医師だとわかった。
ただ、医師なのに頭にはナースキャップの様な帽子を被っている。
「はじめまして、私は軍医の月村 リニス。貴女は、さっきこの艦の艦長に救助されたのよ」
(艦ってことは次元航行艦の事よね?)
(って!?あれからどうなったんだろう!?)
(そうだ!!窃盗団は!?)
(それよりもこっちの情報が筒抜けだったことを父さんに急いで伝えないと!!)
「ところで、貴女の名前は?」
焦っている私にリニスさんが名前を聞いてきたので、
「失礼しました。陸士108部隊所属のギンガ・ナカジマ陸曹です。あの‥‥」
「なんです?」
「急ぎ、108部隊のナカジマ三佐にお伝えしたいことがあるんですけど‥‥」
「‥‥」
私が父と連絡を取りたいことを言うと、リニスさんは少し怪訝な顔をして、
「ナカジマさん、大変言いにくいことなんだけど‥‥」
「なんですか?」
その後、リニスさんの口から衝撃的な一言が発せられた。
「此処は、管理局の次元航行艦じゃないの」
「えっ!?」
リニスさんのこの一言に私は衝撃を受けた。
ギンガ side out
リニスside
(まあ驚くわよね・)
リニスのこの言葉にギンガは衝撃を受けた様で、そのまま体を硬直させた。
(管理局の次元航行艦じゃない?それじゃあ此処は‥‥?っ!?まさか!?)
ギンガは此処が管理局の次元航行艦じゃないという言葉を聞き、此処が、自分たちが追っていた窃盗団の船かと思った。
しかし、リニスのこの言葉で、別の意味で困惑した。
「ここは国連宇宙軍予備役艦隊の臨時旗艦『長門』の医務室よ」
(国連‥宇宙軍――?一体どういうこと!?)
ギンガ自身、管理局が認識している地球という世界については、いくつか覚えがあった。
父、ゲンヤの先祖も元は地球出身者であり、今度出向予定だった六課部隊長の八神 はやて、そして管理局のエース・オブ・エース、高町 なのは も同じく地球出身者だったため、管理局内ではたまに地球の事が取りざたされていた。
その事は当然、管理局員であるギンガの耳にも届いていた。
しかし、聞いた話では地球はミッド程、宇宙開発技術は進んでおらず、ようやく、衛星である月にたどり着いたとか、宇宙ステーションを開発し始めたというレベルで、宇宙防衛を専門とする組織が存在していたなんて聞いていない。
「この制服とさっきの108部隊って事は貴女、管理局の関係者よね?」
リニスの問いにギンガの疑問はますます深まる。
「え、ええ、そうですけど‥貴女は管理局を知っているんですか?」
「私も昔、ミッドに住んでいたから」
「そうなんですか!?」
思わぬところで同郷の人と会い、声をおもわずあげてしまうギンガだった。
「それと、さっき貴女のリンカーコアを一応調べさえてもらったのだけど、貴女‥普通の魔導士じゃないわね?」
「っ!?何故、そのような事を?」
初見で自分の正体を見破ったリニスにギンガは驚愕しつつ少し警戒した。
「これも昔の事なんだけどね、私がデバイスを作ってあげて、魔法の使い方を教えた子と貴女のリンカーコアの造りがとても似ていたのよ。その子は普通の魔導士じゃなかったから‥‥だから、貴女ももしかしてと思って‥‥」
すでにバレているのであればもう言い逃れは出来ない。
ギンガは観念するかのように、
「はい‥私は人造魔導士です。それも戦闘機人と言う‥‥」
俯き、絞り出す様な声で自らの出生を語った。
自分達姉妹が母の遺伝子を元に造られたクローンである事を。
「そう‥でも此処(地球)では、人造魔導士だろうが、魔導士だろうがそんなの関係ないけど、あまり自分が魔導士だと言う事を言い触らさない方が身のためよ。まして貴女は地球人からみれば異星人に当たるのだから。まぁ、私もそうだけどね」
「はぁ‥‥」
「この後、艦長に事情を話してもらうけど、いいわね?」
「はい」
そうしてリニスは臨時司令官にしてマスターの束と臨時副司令官のディアーチェを呼びに行った。
束sido
「やあやあ、君がその生存者だね?」
「はっはい!時空管理局の陸士108部隊所属しているナカジマ・ギンガです。」
(にしたってお母さんにそっくりな人だなぁ・・)
「あ、あの何か?」
「あ、いや何でもないよ。」
「そういえば、ディアーチェ副司令は?」
「ああ、『腹が減っとるだろうから飯を作って持っていく!』って言って厨房に」
「あの人らしいですね。」
「まあそんなことより君の話を聞かせてもらえないかな?所属してた組織についても」
「あ、はい」
そうしてギンガは話を進めていった
「・・・というわけです」
「・・・・・・・」呆れ顔
時空管理局についての説明を聞いたとき束は呆れ顔だった
「あのなにか?」
「その時空管理局って組織はかなり独善的な支配組織だね。」
「え?」
「その世界だっけ?まあ治安維持できている一部のところはいいだろうけど魔法概念のなかった世界にいきなりずかずか入り込んで勝手に管理するってのは植民地支配とあんまり変わらないし時空管理局では魔法のランク?が高いほうが出世しやすいんでしょ?」
「え、ええそういう傾向はあります」
「じゃあ一部の高ランク魔導士が低ランクや魔法非保持者に『自分たちの言うとおりにしないと逮捕する』って言ってるようなものじゃん」
「あ・・。」
「まあここで組織批判しても意味がない。この艦隊は地球に帰還しないといけないから来てもらうしかないけどいいかな?」
「は、はいわかりました。」
なんかかなり似てしまった・・・(ディアーチェは次の話に出てきます)
再びリリカル世界のキャラを地球側につかせる予定なのですが誰がいいですか?戦闘機人らは確定しているのですが‥‥
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Dr.スカリエッティ
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エルトリア組
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アインハルト&ヴィヴィオ友御一行様