今回、宮藤の性癖が出るシーンがございます。
さて、月面ではガルマン・ガミラスとの外交交渉に地球連邦が頭を抱え、ボラー連邦側では、帰国の途上であるボローズが頭を抱えていた頃。
極東管区の宇宙戦士訓練学校(宇宙防衛大学)では訓練生たちの卒業式が行われていた。
極東管区宇宙戦士訓練学校 講堂
「本日、この宇宙戦士訓練学校を卒業する若き宇宙戦士の諸君はこれから宙を飛ぶ船の乗員となる者も多いことでしょう…」
数日前にようやく辞令が来たことで正式に校長となった宗谷真雪は訓示を伝える。
「しかし、今の宇宙情勢は苛烈を極めます。つい先日も、哨戒艦隊が謎の領海侵犯艦隊を迎撃したとの情報がありますが‥‥」
(ついに卒業ですね。ティアナさん)
(そうね)
真雪の訓示の最中、ティアナは念話でシャルロットと神堂と共に話していた。
(にしても、ガンビア・ベイでの実習訓練の後も大変でしたね…)
神堂はそうぼやく。
古庄教官のクラスはガンビア・ベイの遭難事故の後、身体検査期間分の研修や訓練期間を取り戻さんとする勢いで教育が進められたのだ。
各種射撃訓練や近接格闘、整備、哨戒方法など…、
その中でも特に各訓練生たちが悪戦苦闘したのはIS(インフィニット・ストラトス)の運用訓練であった。
暗黒星団帝国による地球占領とそれに伴い発生していたパルチザンやレジスタンスによる抵抗運動の際に試験配備されていたISを持ち出したパルチザンやガーディアン連隊によって実戦投入されたISは多大な戦果をもたらし、地球解放の一翼を担ったと言っても過言ではなかった。
最も、ISの開発者である出雲梨花(篠ノ之束)は大いに不満げであったが、月村束やディアーチェがなだめると共に防衛軍の関係各所が説得しまくって、作業用だけでなく正式な軍用としてもISの採用が決定したのだった。
兎も角、この世界にて開発されたISは重要箇所にコスモナイト90を使用しているおかげで男女関係なく使用可能となっているが、なにせこれまでも防衛軍内でも一部の部隊や空間騎兵隊で試験運用されてきた代物だ。
結果、古庄クラスにおいて最初から上手く運用出来ていたのはシャルロットと神堂だけであった。
ほぼ全員が二人の操縦テクニックに仰天していたが、ティアナと古庄はその理由を知っていた。
なんせ、二人はパルチザンに参加していた時からIS隊の一員として最前線で戦っていたのだ。
そりゃ訓練生とはいえ、初めて扱う新人とは実績や経験の差が出ると言うわけだ。
一応、ティアナも操縦訓練を行うために装着したが、
(自由に空を飛べるなんて夢みたいだったわね‥‥)
ティアナはISを装着した時のことを思い出していた。
宇宙戦士訓練学校に訓練用として回されてきたのは、最新型であり、軍にも正式採用されたラファール・リヴァイヴである。
出雲と防衛軍技術研究所が悪ノリで大量に武装を用意したせいで、多数の武装の整備に整備班が追われて猛抗議があったというが、ティアナとしては、新鮮な体験であった。
なんせ彼女は魔導師ではあるが、飛行特性がないため機動六課の際もスバルの協力かヘリに乗らないと空に上がれなかったのだ。
※というか、本来当たり前なのだが…
しかし、ISを装備してみれば、自由自在に飛行が出来たのだ。
聞くところによると、基本的に戦術科が中心となるが、これまでの艦やこれからの艦の乗組員たちからもISの適正が高い者を中心に艦載IS隊を編成していくとの話らしいが、今回の訓練生たちの中から初の正式なIS部隊の編成も視野に入れているのだと言う。
ティアナ、シャルロット、神堂の三名の中でのIS適正はティアナと神堂はどっこいどっこいで高くもなく、適性外というわけでもなかった。
しかし、シャルロットは別であった。
(にしても、まさかシャルロットがIS適正でクラス一位だなんて驚きよね…)
(な、なんでなんでしょうか…?)
何と古庄クラスにおいてトップの適正をたたき出したのだ。
これには古庄も仰天したのは言うまでもない。
※ちなみに古庄クラスの既存生徒達は可もなく不可もなくと言った適正であった。
「‥‥よって諸君らは宇宙戦士として…、防衛軍軍人としての誇りと自負、人として当たり前の精神を忘れずに軍務に就くことを願います」
『全員、宗谷校長に敬礼!!』
ザッ!!
学年主席の合図を受け、全卒業生たちや後輩たちは敬礼をした。
無論、ティアナとシャルロット、神堂も敬礼をした。
その啓礼はかつての時空管理局の物ではなく、堂々とした軍人の物であった。
さて、その頃、横須賀のとある特大ドックでは、今まさに建造が進められている巨艦の姿があった。
横須賀 宇宙艦艇建造ドック
「ジュピター級超大型調査採掘艦の建造がやっと七割終わったのか…」
「いや、八割じゃなかったか?」
「兎に角、科学技術局から急遽提示された特殊コーティング作業に時間がかかったんだよな‥‥」
「まぁ、船体がこれだけの巨体だからな‥‥」
そう作業員たちが愚痴り合いながら眺めるのはジュピター級超大型調査採掘艦の『マーズ』である。
なんせ、船体そのものがバカでかいのだ。
作業を進めても、進めても終わりが見えなかったのだ。
愚痴りたくもなる。
その『マーズ』を造船所の展望室から眺めるとある女性士官が居た。
「これが、ジュピター級ですか‥‥大きさや性能は立派ではあります。ですが、運用のことを考えているのでしょうか?」
そう無表情に近い顔をしながら言うのは星野ルリである。
彼女は欧州管区出身のノルウェー人の母と火星生まれで日系の父を持つ女性であり、元は星野家の娘であったが、地球・ガミラス戦争によって父と母を失い戦災孤児になってしまった。
その後、天河夫妻(天河アキト 天河ユリカ)に引き取られた後に極東管区に引っ越し、宇宙戦士訓練学校に入校。暗黒星団帝国による地球占領の直前に卒業していたために配属先に向かう前に捕虜となってしまい、最近まで暗黒星団帝国によって収監されていた。
天才肌の人物であるが、訓練学校時代は、目立つことを嫌ってその本質を見せることはなかった。
そんな彼女としてもこのジュピター級の大きさには内心頭を抱えているようだ。
「これほどの大きさの船を多数つくる地球の復興具合と技術向上には喜ばしいと言うほかありませんが…。次元世界への探査計画。『マーズ』が完成次第実行に移されるそうですから、内惑星艦隊総司令官である月村束氏とも話を詰めましょう」
そう言って彼女はその場を後にした。
彼女を見送る形となった『マーズ』の船体は期待に応えて見せようと言う威容が見えたが、ルリは気づかなかった。
その頃、卒業式を終えた極東管区宇宙戦士訓練学校の校庭では、真新しい地球連邦軍の制服に身を包んだ卒業生たちが、互いの門出を祝って歓声を上げていた。
「終わりましたね……私たちの、訓練校生活」
桜の木の下で、シャルロット・デュノアは手渡されたばかりの卒業証書と配属先が記された辞令の入った封筒を胸に抱きながら、ほっとしたような、どこか寂しそうな笑みを浮かべた。
「ええ。長かったような、短かったような……でも、ここからが本当の始まりよ」
ティアナ・ランスターは、きゅっと口元を引き締め、自分の手にある封筒を見つめた。
時空管理局の執務官補佐だった彼女が、次元の波に飲まれ、この地球に流れ着いてからの日々は、まさに波乱万丈だった。
暗黒星団帝国との絶望的な戦い、パルチザンとしての抵抗、そして宇宙戦士訓練学校での過酷な再教育。
すべては、自らの信じる正義と、大切な人々を守る力を得るため。
「ティアナさん、シャルロットさん。そろそろ開けましょうか。私たちの行き先を」
神堂慧が、静かな声で促す。彼女の瞳にも、これから始まる未知の任務への緊張と期待が入り交じっていた。
「そうね。せーの、で開けましょうか」
「「「せーの‥‥!!」」」
ティアナの合図で、三人は一斉に封筒の封を切り、中に入っていた辞令のペーパーを引き出した。
そこに記されていた文字を見て、三人は揃って目を丸くした。
「えっ……これって……」
「ウソでしょう……?」
「私たち、いきなりこんな大役……!?」
そこには、こう書かれていた。
ティアナ・ランスター 第一次次元世界探査艦隊旗艦 調査戦艦ラボラトリー・アクエリアス戦術長
神堂慧理那 第一次次元世界探査艦隊旗艦 調査戦艦ラボラトリー・アクエリアス機関長
シャルロット・デュノア 第一次次元世界探査艦隊旗艦 調査戦艦ラボラトリー・アクエリアスIS部隊・隊長
神堂が信じられないというように、文字を読み上げた。
新米の士官が配属されるのは、通常であれば後方の警備艦隊か、既存の哨戒部隊の末端である。
しかし、彼女たちに下されたのは、現在防衛軍が総力を挙げて建造し、次元世界への探査計画の要となるであろう最新鋭にして規格外の超巨艦への配属だった。
しかも、シャルロットに関しては正式採用されたばかりのISを運用する専門部隊の初期メンバーとしてである。
「古庄教官が言っていた『初の正式なIS部隊の編成』って、こういうことだったのね……」
ティアナは驚きを隠せないながらも、ふっと口角を上げた。
(次元探査……つまり、外の宇宙、別の次元世界へ赴く任務。なら、あるいは……なのはさんやフェイトさんたち、機動六課のみんながいる世界へ繋がる道が見つかるかもしれない!)
胸の奥で、希望の炎が熱く燃え上がるのを感じていた。
「私たち、一緒に配属なんですね! よかった……ティアナさんと神堂さんが一緒なら、どんな任務でも頑張れます!」
シャルロットが安堵の表情で二人の手を握る。
パルチザン時代から共に死線を潜り抜けてきた彼女たちにとって、これほど心強いことはなかった。
ええ、気合い入れていきましょう。地球の……ううん、全宇宙の平和のために!」
ティアナの力強い言葉に、シャルロットと神堂も深く頷き返した。
一方その頃、防衛軍内惑星艦隊総司令部の執務室。
「失礼します。内惑星艦隊総司令官、月村束閣下。ジュピター級『マーズ』の運用計画について、進言に参りました」
星野ルリは、無表情のまま敬礼をビシッと決め、執務机に向かっている月村束へと声をかけた。
「ああ。星野艦長。ご苦労様。マーズを見てきたんでしょう?どうだった?」
月村束は、書類から顔を上げてにこやかに笑いかけた。
「……大きいことはいいことだ、とは昔の人は言ったそうですが、あれだけの質量を持つ艦を次元航行させるとなれば、莫大なエネルギーと、それを護衛するための随伴戦力が必要です。現在の地球連邦の疲弊した戦力状況で、あのような『的』になりかねない巨艦を未知の次元へ送り出すのは、リスクが高すぎると具申します」
ルリの冷静かつ容赦のない指摘に、束は苦笑しながら一枚のデータパッドをルリへ向けて滑らせた。
「まぁまぁ、そう固いことを言わないで。技術局と梨花ちゃん(篠ノ之束)が徹夜で調整してくれた新型のエネルギーシールドと、護衛戦力についてのプランがこれさ。それに、優秀な『盾』と『剣』になる子たちを、マーズの専属部隊として引っ張ってきたんだから」
ルリはデータパッドに視線を落とす。
そこにリストアップされていたのは、先ほど卒業式を終えたばかりの宇宙戦士訓練学校の新人たちの名前だった。
「‥‥新人ばかり‥ですか‥‥いくらISの適性が高く、非正規の実戦経験があるとはいえ、軍の連携という点においては未知数です。それに、問題を起こしそうな経歴の持ち主も散見されますが?」
ルリは淡々とデータを分析し、ため息をついた。
「馬鹿ばっか……にならないといいですが」
「あはは、ルリちゃんのそのセリフ、久しぶりに聞いたよ。でもね、未知の次元に挑むには、型にはまったベテランよりも、型にとらわれないイレギュラーな力が必要になる時が必ず来る。私はそう信じているよ」
束の言葉に、ルリは小さく息を吐き、再びデータパッドの画面に目を落とした。
「……分かりました。データ上は確かに優秀な人材のようです。彼女たちが『マーズ』の巨大な船体を守り抜けるかどうか、せいぜい艦橋から見学させてもらうことにします」
「うん、よろしく頼むよ。君も、マーズの艦長兼メインオペレーターとして重要な役目を担うんだからね」
「了解しました。司令官の期待に、沿えるよう尽力します」
ルリは束に敬礼をして執務室を後にした。
宇宙戦士訓練学校の卒業式が行われ新人たちの人事が発表されていたのと同時に、地球連邦軍の各部隊でも、来たるべき「次元世界探査計画」に向けた大規模な人事異動が発令されていた。
宇宙戦艦武御雷 通信室。
「えっ?……嘘でしょう!?」
自室の端末で届いたばかりの辞令データに目を通したギンガ・ナカジマは、目を丸くして完全に固まっていた。
何度も画面をスクロールし、自分の名前と新しい役職をまじまじと見つめ直すが、記載されている文字は一向に変わらない。
【辞令:ギンガ・ナカジマ特務大尉】
【前職:宇宙戦艦『武御雷』通信長】
【新職:第一次次元世界探査艦隊旗艦 調査戦艦『ラボラトリー・アクエリアス』副長】
(副長……!? 私が!? しかも、次元探査部隊の旗艦のナンバー2!?)
ギンガは頭を抱え、深いため息をついた。
確かに彼女は時空管理局時代からの経験もあり、宇宙戦士として白色彗星戦役、暗黒星団帝国との戦いを経験し今日まで生き残って来た。
武御雷での通信長としての職務も誰より完璧にこなしてきた自負はある。
だが、一介の通信部の長から、未知の次元世界へと赴く大艦隊の旗艦――それも最新鋭の調査戦艦の副長(艦長に次ぐ指揮権を持つ要職)への大抜擢は、いくらなんでも飛び級が過ぎる。
「司令部は、一体何を考えているのよ……あっ、もしかしてこの前の艦長研修をうけたせいかな?」
ギンガはこの抜擢理由に心当たりが無いわけではなかった。
この人事と次に乗艦予定の艦の任務に不安がないと言えば嘘になる。
未知の次元、見知らぬ宙域で、数千人の命と艦隊の命運を左右する判断を迫られる立場になるのだ。
しかし、ギンガの脳裏には、離れ離れになっている妹のスバルや、機動六課の仲間たちの顔が浮かんだ。
(……次元探査の先には、スバルや父さんがいるミッドチルダに行くかもしれない。なら、どんな重圧だろうと、受けて立つしかないわね)
(でも、もしミッドチルダへ辿り着けたとしても管理局がどんな対応をしてくるだろう‥‥)
これまでの時空管理局の対応からもしも、地球防衛軍の艦艇がミッドチルダや時空管理局が管理している管理世界の近くを航行していたら、そのままスルーする訳がない。
ギンガはいきなりの抜擢人事ともしも次元世界での調査航海の際に時空管理局と遭遇した時の事を思うとどう対応すべきなのだろうと悩んだ。
未知の次元へ向けた探査艦の建造と人事。
その巨大なパズルは、今まさに完成の時を迎えようとしていた。
次元探査の準備が着々と進む中、月の表側にある月基地(ルナベース)の女性用大浴場では、また別の意味で「激しい攻防戦」が繰り広げられていた。
「はぁ~……あれはまさに極上だったなぁ~……」
湯船に首まで浸かりながら、宮藤芳佳は虚ろな目でポツリと呟いた。
彼女の脳裏に焼き付いて離れないのは、数時間前にグラナダドックの連絡通路からこっそりと覗き見たガルマン・ガミラス帝国の特使・ジュラの姿‥‥いや、正確には彼女の胸元である。
気高く、しなやかで、重力に逆らうかのような完璧な黄金比率は、まさに宇宙規模の神秘を秘めた「極上のおっぱい」。
触りたくて、触りたくて仕方がなかったが、相手は星間国家の国家元首の御令嬢‥‥
一本でも触れようものなら、坂本少佐に物理的に斬られるどころか、地球連邦とガルマン・ガミラスの間に全面戦争を引き起こしかねない。
(あの柔らかさはどうなっているんだろう……お肌の弾力は……ああああっ、触りたかった! 触りたかったよぉぉ!!)
叶わぬ欲望に悶え苦しむ宮藤。
このままでは、モヤモヤして今夜は一睡もできそうにない。その時、彼女の視界に、シャワーを終えて湯船に向かってくる見慣れた親友の姿が入った。
「ふぅ。今日の訓練も疲れちゃったね、芳佳ちゃん」
ふんわりと微笑みながらお湯に入ってきたのは、リネット・ビショップ(リーネ)だった。
湯船の縁に寄りかかった彼女の胸元には、ジュラとはまたベクトルが違う、豊満で暴力的なまでのボリュームを誇る「果実」が、たわわに揺れている。
宮藤の瞳孔が、スッと開いた。
(……そうだ。宇宙の神秘には手が届かなかったけど、私の目の前には、世界(地球)の宝があるじゃないか!)
(リーネちゃんのおっぱいで、あのモヤモヤを上書きするしかない……ッ!)
「……ねえ、リーネちゃん?」
「ん? どうしたの、芳佳ちゃ……ひゃあっ!?」
突如、湯船の中で宮藤の手がリーネの豊満な双丘を背後からガシッとロックした。
絶妙な力加減による揉みほぐしが、リーネの肌に吸い付くように這い回る。
「よ、芳佳ちゃん!? ちょ、ちょっとお風呂の中だから声が響く、んっ、んんっ……!」
「ごめんねリーネちゃん。私、今どうしてもこの感触が必要なの……!」
「あはは! 宮藤、やっぱり考えること同じだね!」
バシャァッ!
そこへ、湯船の反対側から潜水して急接近してきた影が一つ‥‥フランチェスカ・ルッキーニだった。
彼女もまた、宮藤と同じ様にジュラの「宇宙のおっぱい」を目の当たりにしてモヤモヤを募らせていた一人である。
「ちょっ、ルッキーニちゃんまで!? ひゃあああっ、下から、だ、ダメぇっ!!」
ルッキーニの手が、容赦なくリーネの無防備な谷間へと潜り込んでいく。
上からは宮藤の精密なマッサージ、下からはルッキーニの無邪気な揉みしだき。
行き場のない欲求を抱えた「二匹のおっぱい魔獣」によって、リーネは完全に逃げ場を失っていた。
「わ、わかった! わかったから二人とも落ち着いてぇっ! んぁっ、芳佳ちゃんそこはダメって言っているのにぃっ!」
「リーネちゃん、ありがとう……これで、私、明日も頑張れるよ……!」
「あたしも!!リーネのおっぱいは宇宙に十分対抗できるおっぱいだぞー!」
「誰か、誰か助けてぇ~~っ!!」
涙目で助けを呼ぶリーネの悲鳴は、無情にも大浴場の高い天井にこだまするだけだった。
宇宙の平和を守るための巨大な歯車が回る裏側で、リーネ・ビショップの貞操と尊厳は、二匹の魔獣の手によって無残にも(そして平和的に)揉みくちゃにされていたのである。
次回 次元世界探査艦隊編成会議