内惑星艦隊の奮闘   作:島田愛里寿

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白色彗星帝国の影が見えてきます。

そしてリリカルなのはの次元もそろそろクロスしてきます。



第十六話 暗雲来たり

(うーん‥‥ちょっとコレ、恥ずかしいかも‥‥)

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地球防衛軍女性隊員用の制服を着たギンガは、まじまじと今、自分が着ている制服を見て、頬を少し赤らめる。

 

女性用のこの服は体にフィットするデザインに作られており、制服を着ると、ボディラインがもろに出てしまうのがギンガにとっては玉に傷で、ソレを隠すためにジャケットが欠かせないのだが、この制服、実は簡易宇宙服の機能も兼ね備えているだけあって、極めて軽量かつ丈夫で、結構激しい運動にも対応できる等、実用性が高い感心な一品だった。

 

 

 

(まぁ、他の防衛軍の女性軍人達も着ているし、ようは慣れだよね、慣れ)

 

 

 

乗艦前にこの制服に慣れなければと思うギンガだった。

 

しかし、ギンガのその様子を見て、

 

 

 

(マスターのバリアジャケットも似た様なものではないだろうか?)

 

着替えが終わったギンガは艦橋の自分の持ち場に向かった。

 

 

 

 

 

「束、これから艦橋の点呼をt「おうさまー!」どわぁ!!レヴィ!離さぬか!!」

 

「えー久しぶりの再会なのに~」

 

「場をわきまえんか!」

 

「あーレヴィ戦術長?いちゃこらはあとにして?」

 

「まったく!ではこれから点呼を行う!レヴィ・ザ・スラッシャー戦術長!」

 

「はーい!」

 

「月村 ギンガ通信長!」

 

「はい」

 

「朝田 詩乃砲雷長!」

 

「はい」

 

「柳原 麻侖機関長!」

 

「おう!」

 

「知床 鈴航海長!」

 

「はっはい」

 

「いやなぜそんなに怖がる?」

 

「なっ何でもないです~」涙目

 

「(そんなに我は怖いか?)よし、束、艦橋人員が全員いるのを確認したぞ。」

 

「ありがと、ディアーチェ。さて、こちら艦橋、各科異常は?」

 

『こちら機関部。第四エンジンがちょっとぐずってるけど何とかするよ。』

 

「え、大丈夫なのそれ。」

 

『えーと〔おーい。おわったよー〕あ、りょーかい。いま直ったようです』

 

「だ、大丈夫ならいいけど」

 

『こちら格納庫。コスモタイガーⅠの搭載も終了。人員も問題ありません。』

 

『こちらCIC。こちらも問題ないぞ束。』

 

「了解。さて、我が内惑星系第一艦隊はこれより航海演習を開始する!各員配置につけ!」

 

「「「「「「「了解!!!」」」」」」

 

そうして月面基地より内惑星系第一艦隊が出撃していった。

 

 

内惑星系第一艦隊の現時点での編成

 

アナンケ級アナンケ

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マゼラン級 長門改・陸奥改・ガングート・摂津

 

トラファルガー級 トラファルガー

 

サラミス級 ジャンヌダルク改

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・ヴァリャーグ

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アトランタ級 アトランタ

 

レパント級砲撃型 占守改・国後改・択捉改・松輪改

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レパント級砲撃特化型 佐渡改・日振改・大東改{IMG95831}

 

コロンブス級空母型 ワスプ・フォーミタブル

 

内惑星系第一艦隊が地球を発し、星の海で幾日も訓練に明け暮れて居る頃、かつて地球を救った英雄艦、宇宙戦艦ヤマトは退役することなく現在も現役であった。

 

最も今の地球にとって、艦隊の再編成が進んでいるとは言え、大型の宇宙戦艦を遊ばせる余裕なんてなかった。

 

しかし、地球を救ったにも関わらずヤマトは防衛軍連合艦隊旗艦の役目も日本連合艦隊旗艦の役目も与えられず、閑職とも言える辺境パトロール艦隊旗艦の役目が与えられていた。

 

だが、この閑職配置にヤマトの乗員は不平不満を漏らす事は無かった。

 

彼らにしてみれば、慣れ親しんだヤマトに乗れることだけでもありがたかったのだろう。それ故、艦隊の役職など二の次なのであった。

 

そして今、ヤマトは太陽系外周のパトロール任務の任期を終え、地球へと帰還する途中であった。

 

 

 

「まもなく冥王星宙域に入る。相原、地球到着は航海日程で立てた予定通りの日時だ。地球防衛司令部に報告しろ」

 

 

 

ヤマトの第一艦橋にて、ヤマト艦長代理を務める古代進がヤマト通信長、相原義一に命令する。

 

古代はイスカンダルへの航海の折、沖田が病で指揮を執れる身体でなくなった為、沖田から直々に艦長代理の任を任されていた。

 

その後、地球へ無事に帰還し、沖田が病死した後もその任は解かれておらず、沖田の他に解任権を持つ藤堂からも解任命令を未だに受けておらず、そのまま艦長代理の任を受け継いで、古代はヤマトの指揮を執っていた。

 

 

 

「了解、報告します」

 

 

 

古代の命を受け、防衛軍司令部へ通信準備をする相原。

 

しかし、彼は司令部へ回線を開く前に古代へと訊ねた。

 

 

 

「報告するのはソコ(防衛軍司令部)だけで良いんですか?」

 

 

 

「ん?他に何処が有る?」

 

 

 

司令部以外に帰還報告する場所など無いだろう?と思い古代は相原に訊ねる。

 

 

 

「雪さんには良いんですか?」

 

 

 

「バカ野郎、こんな話をもし沖田艦長が聞いていたらぶっ飛ばされている所だぞ。余計な事は考えず、さっさと報告しろ!!」

 

 

 

相原に茶化され、照れ隠しなのか少しムキになる古代だった。

 

 

 

「了解」

 

 

 

古代に怒鳴られながらもそれが照れ隠しなのだと分かっている相原は苦笑しつつ防衛軍司令部へ報告を入れた。

 

 

 

順調に地球への航路を辿っていたヤマトであったが、その途中でソレは起きた。

 

 

 

「六時の方向にデータにない未確認飛行物体を発見!!」

 

 

 

ヤマトのコスモレーダーがヤマト率いるパトロール隊の後方から接近してくる未確認飛行物体をキャッチした。

 

 

 

「なあに、どうせ迷子のスペースカーゴか何かだろう?気にするな」

 

 

 

と、古代は民間の輸送船だと思い当初は問題ないと判断したが、次のレーダー手の報告を聞き、真剣な表情となった。

 

 

 

「いえ、違います。速度二十一宇宙ノット、我が艦隊を追尾してきます!!」

 

 

 

「何!?パネルに映せ!!」

 

 

 

第一艦橋天井部に装備された大パネルにはカブトガニに似た艦載機の姿が映っていた。

 

その機影は現在、地球で採用された新型艦載機、コスモタイガーとは違うし、今まで確認されてきたガミラスのモノとも違う。

 

 

 

「距離二万!!国籍、認識番号、共に不明!!」

 

 

 

「万が一の事もある。相原、地球防衛軍本部に緊急連絡だ」

 

 

 

古代の中の宇宙戦士としての勘がザワつく。

 

相原はこの未確認飛行物体の接近の報を司令部に送るが、突然の通信障害で通信機が使用不能となった。

 

その間にもカブトガニは艦隊に接近し、最後尾の駆逐艦に向けて突如、ミサイルを放った。

 

突然のミサイル攻撃に駆逐艦はなす術なく被弾した。

 

 

 

「こちら最後尾駆逐艦、疾風。敵ミサイルの攻撃を受け被弾!!」

 

 

 

友軍の突然の被弾報告に『ヤマト』の艦橋要員は動揺した。

 

しかし、被害は駆逐艦、疾風だけでなく、

 

 

 

「此方、パトロール艦、黒潮!!敵ミサイルを受け、艦中央部を損傷!!」

 

 

 

パトロール艦、黒潮も続いて被弾した。

 

やがて、ヤマトも敵ミサイルを数発受け、左舷後方部を被弾した。

 

古代はコスモゼロにて迎撃に上がるが、敵機の撃墜には至らず、しかも原因不明の入力エネルギーが飛び込み、ヤマトの通信機器が一時的とは言え、完全に使用不能となった。

 

古代はやむを得ず、ヤマトに帰還した。

 

その間にあのカブトガニの艦載機も何処かへと消え去った。

 

原因不明の入力エネルギーは通信回路の中を走り回り、通信機器はオーバーロードを起こし煙と火を上げ始めた。

 

相原は消化器を使い消火していたのだが、古代は「それ(消火器)じゃあ間に合わんぞ」と言って、何と通信機の配線自体を引きちぎり、これ以上艦の機能が低下するのを防いだ。

 

ヤマトが原因不明の入力エネルギーを受信した時、地球防衛軍司令部でもそのエネルギーを受信し、大変な騒動となっていた。

 

 

 

「エネルギーカウンターは!?」

 

 

 

「まったく作動しません!!」

 

 

 

「よし、エネルギーカット、全動力の起動を停止、再起動させろ!!」

 

 

 

「そ、それが止まらないんです!!」

 

 

 

「動力を切ったのにかぁ!?」

 

 

 

「はい、回路に入ったエネルギーがシステムの中を勝手に駆け巡っています!!」

 

 

 

宇宙艦艇の管制用に設置されている空間送受信機に突如巨大な量のエネルギーが飛び込んできたかと思うと、そのエネルギーは防衛軍のメインコンピューターの回路の中を駆け巡り、コンピューターは許容量を超え次々とショートしていった。

 

 

 

「動力回路の配線を全部切れ!!スイッチをOFFにするんじゃない!!配線を引きちぎるんだ!!」

 

 

 

真田はスタッフに古代同様、配線を物理的に切る様に命じ、エネルギーの暴走を防いだ。

 

 

 

(地上最強、最大のコンピューターを勝手に起動させるエネルギー‥‥このエネルギーは一体何処から来たんだ?)

 

 

 

真田は配線を引き千切りながら今回の原因不明の事態が何故起きたのかを考えた。

 

 

 

ヤマトが謎のカブトガニからの襲撃を受ける少し前、予定通り訓練航海を続けていた内惑星系第一艦隊の旗艦アナンケ艦橋にて、

 

「そういえば・・」

 

「うん?どうした束?」

 

「今日は防衛軍総旗艦の進宙式じゃん!」

 

「なぬ?おお、そういえばそうであったの。手が空いているものには映像を見せてやるか。」

 

「そうだね。あ、ギンガ通信長、手が空かなかった子ように録画も忘れずに。」

 

「はい。」

 

訓練も現在は大休止の最中なので地球で行われる新造艦の進宙式の中継を見ても何ら問題はなかった。

 

中継チャンネルを開くと、新造艦の進宙式の様子がパネルに表示された。

 

 

 

「へぇーあれが新造艦か‥‥」

 

 

 

「いやー格好良いですねぇ」

 

 

 

パネルに映る新造艦を見て、思わず感想が出る。

 

雲一つない青く晴れ渡った空に花火が十数発打ち上げられ、開会の挨拶に地球連邦大統領のスピーチが始まった。

 

 

 

「全地球市民のみなさん!!私は地球連邦初代の大統領として今日、この記念すべき日にご挨拶を出来ることを無上の光栄とするものであります!!  宇宙の平和、それを齎しそれを守るリーダーとなるのが我が地球であります。 地球はこれからも永遠に宇宙の平和を守るリーダーであり続けるでしょう。その名誉ある地位のシンボルとして私はここに最新鋭艦、アンドロメダの完成をご報告するものであります!!」

 

 

 

大統領のスピーチが終わると、観客からの拍手喝采が会場を包む。

 

やがて紐で吊るされたシャンパンが新造艦の左舷にある波動砲の発射口にぶつけられ、瓶が割れる。

 

そして久寿玉が割られ、船体を固定していたガントリーロックが外され、新造艦、アンドロメダが空へと舞い上がって行った。

 

 

 

アンドロメダの進宙式の様子を見ていたギンガは大統領のスピーチを聞いて、

 

 

 

(管理局の‥‥本局の高官が聞いたら憤慨するわね)

 

 

 

と、内心でそう思った。

 

本局の高官‥‥特に管理世界拡大・拡張派や魔導師至上主義の局員にしてみれば、「魔法も使えず質量兵器に頼る野蛮人が何を言うか!!」と言い出すだろう。

 

しかし、管理局が採用している次元航行艦の魔力炉機関や魔導砲、アルカンシエルと防衛軍が採用している波動エンジン、ショックカノン、波動砲装備の戦艦、どちらが強いかと言われれば実力的には防衛軍の艦艇の方が圧倒的に強力だろう。

 

だが、この事実に管理局が気づくのはまだまだ先の事であった。

 

 

その放送ののち内惑星系第一艦隊が木星宙域から月軌道へ帰還していた時緊急通信がはいった。

 

それは近くの内惑星系艦隊所属の輸送隊が所属不明の部隊の攻撃を受けているというものであった。束は演習を取りやめて艦隊を急行させコロンブス級のセイバーフィッシュ隊とアナンケ航空隊のコスモタイガーⅠを全機先発隊として向かわせたが結局間に合わなかった。

 

その輸送隊の遺体やブラックボックスを可能な限り回収したのちに通信機に膨大な通信内容が送られてきて第一艦隊全艦の通信機が破損し発火信号でやり取りする羽目になった。

一応内容は保存できたので束は帰ったら真田に解析してもらおうとおもい全艦を月面基地に帰還させた。

 

ここで時系列は一年前の過去のミッドチルダに時間と次元を戻す。

 

 

 

新暦75年 三月 ミッドチルダ中央区画 湾岸地区

 

 

 

 

 

ミッドチルダ中央区画 湾岸地区‥‥此処は八神はやてが部隊長となる機動六課隊舎建設地区だった。

 

外装は既に完成し、後は内装のみとなっていた。

 

建設中の隊舎をはやてとシャマルは外から見学していた。

 

 

 

「なんや、こーして隊舎を見ていると、いよいよやなーってきになるな‥‥」

 

 

 

「そうですね、はやてちゃん‥‥いえ、八神部隊長」

 

 

 

それから二人は隊舎の敷地内を散策した。

 

 

 

「それにしても、いい場所があって良かったですね」

 

 

 

「交通の便は不便やけど、ヘリの出入りにはちょうどええ、六課にはええ隊舎や」

 

 

 

「何となく海鳴に似ていますものね」

 

 

 

シャマルが隣接する海岸を見ながら、はやての故郷、海鳴とこの場所が地形的に海鳴に似ている事を示唆する。

 

 

 

「そう言えば、そうやな」

 

 

 

はやては、新築の隊舎と海を見比べながら来月から始動する自分の部隊、機動六課に胸を躍らせていた。

 

しかし、その最中に自らの師でもあるゲンヤ・ナカジマの娘、ギンガ・ナカジマが任務中に殉職した知らせを聞いた。

 

ギンガが、任務中に殉職(管理局の正式記録ではそうなっている)してしまったが、はやては部隊の設置を戸惑うことなく、機動六課を設立し予定通りに六課は起動した。

 

 

 

そして試験運用期間の一年の間、様々な事があった。

 

起動した最初の月は、出動の機会は無く、訓練校と変わらず、教導官である高町 なのはと八神 ヴィータが、FW陣の訓練をする日々が続いた。

 

主に魔力効果を減少させるAMF状況下の戦闘訓練と敵の尖兵ともいうべきガジェット・ドローンと呼ばれる機動兵器との模擬戦闘が行われた。

 

この起動最初の月は平穏な一ヵ月だった。

 

翌月になり、FW陣に新たなデバイスが支給されたその日、機動六課は初出動を迎えた。

 

山間部を走るリニアレールにレリックが運び込まれていたのだ。

 

直ちに機動六課は出動し、レリックの回収へと向かった。

 

現場に向かう途中のヘリの中で、新人FW陣の一人、キャロ・ル・ルシエ三等陸士は不安にかられていた。

 

初めての現場と言う事もあるが、彼女は竜召喚士として類稀な素質を持って生まれたが、その力が強過ぎることを危惧した長老から故郷の集落を追放された経緯があり、魔法の使用に関して、消極的だったのだ。

 

そして、現場には、レリックを狙うガジェットと呼ばれる謎のロボットが襲撃してきた。

 

その襲撃により、同僚のエリオ・モンディアル三等陸士がピンチに陥った中、キャロの使役竜であるフリードリヒの完全制御に成功し、キャロは自分の殻を破る事が出来た。

 

その後、無事にリニア内にあったレリックは無事回収され、破壊されたガジェットから一連のガジェットによる襲撃犯の黒幕が判明した。

 

黒幕は管理局が指名手配しているジェイル・スカリエッティと呼ばれる科学者であった。

 

犯人が分かり、六課のその後の方針はレリックの回収と共にスカリエッティの逮捕に決まった。

 

その後、八神 はやて、高町 なのはの故郷である地球でロストギア反応があり、六課のメンバーは地球へと向かった。

 

なのは、フェイトは中学校卒業後、嘱託から正規の局員となり管理局に就職し、居住も地球からミッドへ移したので久しぶりの帰郷となり、昔の学友と再会し懐かしんだ。

 

幸い地球で発見されたロストギアはレリックでもなく世界を破壊する程の危険物でもなく無事に回収された。

 

 

 

六課の稼働が進んでいく中、FW陣の一人、ティアナ・ランスターは焦りを感じていた。

 

彼女は殉職した兄の意志を継ぎ、将来は執務官になると言う夢を抱き、管理局へと入局したが周りが自分よりも魔力レベルが高い上司や相棒で囲まれており、更には自分よりも若く才能の開花が大いに秘められているキャロやエリオに嫉妬の様なモノを抱いていた。

 

そんな中、六課はホテル・アグスタにおいてロストギアのオークション会場の警備を依頼され会場警備を行った。

 

そしてオークションの最中、予想通りガジェットが突然出現しホテルへと迫ってきたので警護任務を任された六課の面々はその迎撃にむかった。

 

その中で、ティアナは焦りの余り相棒のスバルを誤射しそうになるミスショットをしてしまった。

 

その後、ティアナの焦りは益々募り、早朝訓練が始まるより前に起き、自主練をする日々が続き、後日、行われた模擬戦でティアナの危険行為になのは、オーバーキル並の方法でティアナを叩きのめした。

 

隊長陣とFW陣の間に深い溝が生まれるかと思ったが、FW陣に隊長陣が経験した過去の出来事を知り、「強さ」の意味を知り、ティアナとなのはは衝突することなく、無事に和解した。

 

 

 

夏の終わりにミッドの首都、クラナガンで一台の輸送トラックが突如ガジェットの襲撃を受けた。

 

現場に着いた捜査官が見たのは破壊されたガジェットの残骸と空になった生体ポッドだった。

 

その日、六課のFW陣は久しぶりの休日を満喫していたのだが、キャロとエリオがマンホールの近くで両足にレリックの入ったケースを鎖で括り付けた少女を保護した事から事態は一変した。

 

今までガジェット以外姿を見せなかったジェイル・スカリエッティの軍勢‥‥ギンガやスバルと同じ戦闘機人たち、ナンバーズとの戦闘に入った。

 

結局、この時は戦闘機人たちの逮捕もスカリエッティの詳しい情報も得られなかったが、レリックの回収と少女の保護は出来た。

 

後日、保護した少女に事情を聞くと彼女は自らをヴィヴィオと名乗った。

 

そして、彼女の正体は古代ベルカ時代の人物、「最後の『ゆりかご』の聖王オリヴィエ」のクロ-ン体「聖王の器」であった。

 

同じ、クローン体であるフェイトと彼女の親友であるなのはに保護され、検査入院していた病院で初体面をして、そこで懐かれたなのはとフェイトの二人はヴィヴィオの後見人となり事件解決のあかつきには、この子を養子にしようと思った。

 

しかし、九月に地上本部ビルで行われた公開陳述会にて、今までなりを潜めていたスカリエッティ一味は一気に攻勢へと出た。

 

公開陳述会が開かれた地上本部ビルと六課の隊舎が同時襲撃を受け、多くの局員が負傷しヴィヴィオはスカリエッティ一味に攫われてしまった。

 

ヴィヴィオを手に入れたスカリエッティ一味は古代ベルカの戦艦 ゆりかご を浮上させ、同時に地上に設置されていた砲台施設 アインヘリアル を破壊した。

 

六課は破壊された隊舎の代わりに廃艦予定だった次元巡航艦 アースラ に司令部を置き、スカリエッティとの決戦に臨んだ。

 

その結果、なのはは無事にヴィヴィオを保護し、フェイトはスカリエッティを逮捕、FW陣はそれぞれ相手をした戦闘機人達との戦いに苦戦しながらも勝利し、彼女らを捕縛した。

 

復活した ゆりかご も管理局の次元航行艦隊のアルカンシェルの一斉射撃を受けて消滅した。

 

後にこの事件はJS事件と呼ばれ管理局史上ミッドで起きた大規模テロ事件としてその名を後世の歴史に名を残した。

 

そしてこの事件を解決に導いた六課も奇跡の部隊として管理局の歴史にその名を残した。

 

その中で、スバルは姉であるギンガの名誉を回復しようとしたが、それについては、未だ賛否両論となっており、ギンガの名誉は未だに回復はしていない。

 

そして今日、機動六課の運用期間が終わりの日を迎えた。

 

終わりは六課らしいFW陣対隊長陣との全力全開の模擬戦で終わりを告げた。

 

 

 

六課卒業後、FW陣はそれぞれの夢に向かって新たな一歩を歩んだ。

 

ティアナは執務官を目指す為、まずは執務官補佐として六課卒業後もフェイトの下で働く事となった。

 

スバルは“陸”所属の部隊の一つで、災害救助のエキスパートである特別救助隊からスカウトが来て、そのまま特別救助隊に入隊し、任務をこなすと同時にギンガの名誉回復のための活動を続けている。

 

キャロとエリオの二人は自然保護官となり、ミッドから離れた自然世界で暮らしている。

 

スカリエッティとその配下の戦闘機人、ナンバーズには管理局が司法取引を持ち掛けたが、スカリエッティ本人とナンバーズの内、ウーノ、トーレ、クワットロ、セッテの四人は取引を拒否しスカリエッティと共に刑務所へ服役した。

 

ナンバーズ唯一の死亡者であるドゥーエを除く、残りのナンバーズは皆、この取引を受け、海上隔離施設で更生プログラムを受けた。

 

プログラムの担当には108部隊とマリエル・アテンザ技術官が主に担当した。

 

その理由は、108部隊の部隊長ゲンヤ・ナカジマが戦闘機人である娘を育てた経験からでゲンヤ自らがこのプログラムの担当に志願した。

 

マリエルの方はギンガとスバルの健康診断を何度も行ってきた事から、スカリエッティに次ぐ、戦闘機人の権威でもあったからである。

 

更生プログラムが終了した後、司法取引を受けたナンバーズの内、チンク、ディエチ、ノーヴェ、ウェンディの四人はナカジマ家の養子となり、セイン、オットー、ディードの三人は聖王教会が引き取り、彼女達は教会の修道女となった。

 

そして、聖王のクローンであるヴィヴィオはなのはが養子として引き取り、フェイトもヴィヴィオの後見人となった。

 

 

 

一緒に過ごした時間と受け取った思い出があるなら、それはきっと「お別れ」ではなく、新たな旅立ちである。

 

終わりのない夢の途中ならば、きっとまた再会出来る。

 

駆け抜けた日々はまた会う日まで大切に抱きしめる。

 

愛しくて優しい宝物として‥‥。

 

六課の皆はそう思いながら新たな未来へと夢を抱いて旅立って行った‥‥。

 

 




次かその次がヤマト追跡になると思います

(もしかしたらドゥーエが復活するかも?)


再びリリカル世界のキャラを地球側につかせる予定なのですが誰がいいですか?戦闘機人らは確定しているのですが‥‥

  • Dr.スカリエッティ
  • エルトリア組
  • アインハルト&ヴィヴィオ友御一行様
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