ドゥーエと出雲、クロエが地球防衛軍軍人となった数日後
ヤマトは第十一番惑星近海まで進出していた。
第十一番惑星には大規模な駐屯基地はなく、まだ小さな観測基地があるぐらいで、艦隊や戦闘衛星、無人攻撃ステーション等は配備されておらず、地表に空間騎兵隊が基地の守備に就いているだけで、ヤマトにとっては何の妨害もなく、無事に通過出来る筈だった。
しかし、そこへ突如SOS信号がヤマトに入った。
信号を逆探すると、そのSOS信号は第十一番惑星から発信されていた。
ヤマトは針路を変更し、第十一番惑星救援に向かった。
救援に向かったヤマトに何時ぞやのカブトガニが襲い掛かって来た。
この事実により、地球がガミラス以外の他の星間国家から侵略を受けている事がはっきりした。
カブトガニは見たところ艦載機なので、艦載機が居れば当然それを搭載、運用する空母が居る。
ヤマトは襲い掛かって来たカブトガニを撃破し、残ったカブトガニは撤退していく。
周囲を警戒しながら第十一番惑星救援に向かった。
その第十一番惑星の基地は、コズモダード・ナスカ率いる白色彗星帝国ガトランティス、太陽系侵攻前衛艦隊の猛攻を受けていた。
ナスカは当初、ヤマトを一目見て、「ひ弱そうな艦だ」と、甘く見ていた。
しかし、ナスカの誤算は最初の邂逅時と異なり、ヤマトが改良工事を受けパワーアップしていた事、
ナスカ自身がヤマトを甘く見ていた慢心、
率いていた艦隊が強硬偵察用の艦隊だった為、旗艦とする空母の他は機動性を優先した護衛の巡洋艦や駆逐艦しか連れていなかった事だった。
数の上ではナスカ艦隊はヤマトに勝っていたが艦船の火力と慢心から案の定、護衛の駆逐艦、巡洋艦の大半をヤマトとコスモタイガーの攻撃により撃沈され、ナスカが座乗する中型高速空母、エウレカもヤマトの砲撃を受け、中破した。
ナスカは急ぎ、艦を反転させ、残存艦と共に第十一番惑星宙域から撤退した。
ナスカ艦隊を退けたヤマトは第十一番惑星に降下、敵の地表部隊を撃破し斎藤始を隊長とする空間騎兵隊第十一番惑星守備隊の生き残りを収容した。
本来ならば生存者は地球へ後送されるのだが、現地指揮官の斉藤始 以下、生き残った空間騎兵隊員はヤマトへの乗り組みを強硬に希望した。
如何やら、かつて地球を救った艦に乗艦できるなんて、この機会を逃したらもう二度とないだろうと思い希望したようだ。
意外とミーハーな所がある。
それに彼は、ヤマトを一度見た事が有る。
それはイスカンダルへと旅立って行く、ヤマトを今回同様、自分が守備する月面の駐屯基地がガミラスの攻撃にあい、壊滅しかけた時だった。
あの時、イスカンダルへ向かって地球を離れていくヤマトを斎藤は破壊されかけた基地の見張り台から見ていたのだ。
空間騎兵隊生存者のヤマト乗艦の件に関しては、藤堂が許可を出した為、空間騎兵隊の生存者はヤマトと共にメッセージの発信源の星へ向かう事となった。
負傷した空間騎兵隊隊員を医務室に運んだ古代はそこで、地球に残ったと思っていた雪の姿を見て驚愕した。
負傷者の治療があらかた終了した後、古代は雪に役職と名前を訊ね、乗組員名簿に載っていない筈の雪にどうしてヤマトに乗艦しているのか?と問い、
そして、艦の規律維持の為、雪に退艦を命じた。
すると、雪は古代の言う事を真に受け、突然来ていたナース服を脱ぎ出し、宇宙服に着替え始めた。
しかも古代の目の前で‥‥
幾ら古代が自分の婚約者とは言え、実に大胆な女性である。
古代が慌てて雪に何をしているのか?と問うと、宇宙遊泳をして地球に帰ると言い出したので、古代はまたもや慌てて雪の乗艦を認め、旧役職のヤマト船務長兼レーダー手の役職に就かせた。
あのままでは本当に雪はヤマトを退艦し、宇宙遊泳をして地球を目指していきそうだったからである。古代もまさか、本当に雪が宇宙遊泳をするとは思ってもみなかったからだ。
雪が落ち着いた所で、古代が雪に何故この様な危険な旅に紛れ込んだと問うと、
「私もヤマトの仲間の一人よ‥皆が行くなら私も一緒に‥‥古代君の傍に居たかったのよ‥‥」
と、涙目でそう言って思わず古代の胸に飛び込む。
古代は飛び込んできた雪を優しく抱きしめる。
幸いその場には、古代と雪以外誰も居なかったため、二人の熱愛ぶりは他人に露見する事はなかった。
雪が正式にヤマト乗組員となった後、作戦室にて今後の航路設定の会議が行われ、メッセージの発信源の星が正確な位置はまだ不明だが、牡牛座ヒアデス星団の付近にあると判明し、航路は小犬座プロキオン、双子座ポルックス、カストル、牡牛座アルデバランを通る事となった。
敵の脅威が一時的であるが太陽系から去り、空間騎兵隊の生存者を収容したヤマトは早速、第十一番惑星宙域での出来事、回収した敵の残骸のデータを地球へと送った。
ガミラスとは異なる他の星間国家からの地球侵略‥‥。
古代や真田、そして束とディアーチェがが恐れていた事が現実のモノとなったのだ。
当初、この報告を聞いた地球連邦政府高官や防衛軍幕僚はヤマトが苦し紛れに行った偽装だの出鱈目だの喚いたが、ヤマトが送って来た敵艦との戦闘映像と残骸のデータ、現場指揮官の斎藤の証言から、決定的な証拠となり、ヤマトに着せられた反逆者の汚名はそそがれ、地球はガミラスとは異なる新たな侵略者に狙われているとの見解で一致した。
新たな侵略者の存在が明らかになったすぐ後、西郷が藤堂の下に辞表を提出した。
理由は、古代らが懸命に新たな侵略者の存在を訴えていたにも関わらず、自分はその事に耳を傾けず、それどころか彼らの行動を妨害をし、戦闘衛星、無人艦隊等、防衛軍側にも物的、金銭的に大きな被害を出した責任を取るとの事だった。
しかし、藤堂は西郷の出した辞表は受け取らず、
「敵の存在が明らかになった今、君を辞めさせる訳にはいかん。此より軍、政府とも大荒れの嵐の中に投げ込まれる。辞めるのであれば、この難局を全て乗り切ったあとにせよ」
と、言われ、西郷は現在の職務を継続する事となった。
連邦政府、そして防衛軍が敵の存在を認め、防衛体制の見直しを行っていたころ、冥王星沖にてある一隻のアナンケ級がパトロール艦4隻とアトランタ級5隻を率いて第十一番惑星に向かって急行していた。
その艦の名はアナンケ級戦艦ユリシーズ
アナンケ級戦艦ユリシーズ
アナンケ級の中では特異的な性能を持ったアナンケ級の最新鋭艦。
外見上は他のアナンケ級と変わらないが索敵用の機器はアンドロメダ以上の高性能であり航続距離もヤマト以上を目指して伸ばせるだけ伸ばされた。
「ふむ。司令官たちが警戒していた通りになったなぁ」
「政治家連中が怠けてるのはいつの時代でも一緒ってことでしょうねぇ」
艦橋にてユリシーズ艦長と副長が愚痴を言っていた。(ちなみにこの光景はユリシーズではいつものことである。)
ピーピーピー
「うん?・・・あっああ!!え、えーっぜっ前方の空間にゆがみが発生!!何かがワープアウトしてきます!!」
「なに!?急速後退しろ!!全艦後退!!衝突するぞ!!急げ!!」
そうしてユリシーズ率いる艦隊が急速後退をした5秒後に所属不明の艦が転移してきた
「あ、あれは?」
「じゅ、巡視船か?」
そこには所属不明の宇宙船が鎮座しており船体には英語表記らしき文字で『ノア』と記されていた。
「・・・司令部に報告しろ。『ワレ、所属不明ノ艦ヲ確認セリ。反応見ラレズ、至急病院船ト工作艦ノ支援ヲ求ム』とな。」
「了解!」
こうして時空管理局と地球の遭遇の日は確実に近くなっていた。
時空管理局艦がなんで反応がないのかは次回に
ちなみにユリシーズ艦橋員メンバーは旧作銀英伝とおんなじ感じです。
再びリリカル世界のキャラを地球側につかせる予定なのですが誰がいいですか?戦闘機人らは確定しているのですが‥‥
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Dr.スカリエッティ
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エルトリア組
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アインハルト&ヴィヴィオ友御一行様