内惑星艦隊の奮闘   作:島田愛里寿

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うーむ、こんな感じでいいのか?


第四十五話 突入作戦開始!

 

白色彗星帝国の彗星都市は降伏調印のために首都近海の洋上にいたが降伏反対派による猛反撃により、宇宙空間に上昇していったがそこにはア・バオア・クー要塞残留艦隊と合流したアナンケ率いる残存連合艦隊が待ち構えていた。

 

「ヤマトがすでにコスモタイガー隊と共に既に都市帝国との戦闘状態に入っている模様です!!」

 

 

「此方も攻撃に参加する!!全航空隊発進!!」

 

土方からの指示に基づき各航空母艦や戦闘空母から、セイバーフィッシュやコスモファルコン・コスモタイガーⅡが出撃していった。そしてヤマトと共に戦闘に参加しているコスモタイガー隊とセイバーフィッシュ隊には、国籍、所属に関係なく、補修、補給が必要な機体は改コロンブス級空母への着艦を許可する旨を伝えた。

 

都市帝国は、上部はガスバリアで守られ、その回転履帯に砲塔が上げられ、下部の小惑星部分にある艦載機射出口からは迎撃戦闘機のパラノイア戦闘機が射出され、コスモタイガー隊やコスモファルコン隊と激しいドックファイトを繰り広げている。

 

だが、パラノイア戦闘機の戦闘よりも都市帝国の対空砲火の激しさに、コスモタイガー隊はもとより他の航空機部隊も次々と撃ち落とされる。

 

「駄目です!!攻撃隊が!!」

 

「くそ!!」

 

ある攻撃隊の隊長は、悪態をつきながらも、回転履帯へミサイルを撃ちこむ。

 

すると、命中した回転履帯に装備されていた砲台を破壊する事が出来た。

 

破壊された砲台の砲手には数名が負傷しながらも生きている者がいたが砲台の残骸と共に宇宙空間へ放り出される。

 

「う、うわぁぁぁぁぁぁー!!」

 

その中で、一人の砲手は必死に回転履帯にしがみついていたがやがて力尽き宇宙空間へと投げ出された。

 

「ア・バオア・クー要塞所属部隊から、パブリク大型ミサイル艇部隊が出撃しました!」

 

 

パブリク大型ミサイル艇

 

【挿絵表示】

 

 

 

「彗星都市下部に対する攻撃を開始するとのことです!」

 

「都市帝国下部のドックと思われる場所から敵艦隊の出航を確認しました!」

 

さすがにこれ以上の回転履帯への攻撃をさせるわけにはいかないと判断したゲーニッツとザイゼンによって、ドックにいた艦が出撃してきたのだ。

 

「リオ・グランデ旗下のア・バオア・クー要塞守備隊が対応するとのことです!!」

 

「うむ」

 

 

リオ・グランデ艦橋

 

「敵艦隊の出撃を確認しました」

 

「うむ」

 

「司令官。敵艦隊にワープ砲搭載艦を複数隻を確認しています、ここは一気に接近してワープ砲を使わせないようにして撃沈しましょう」

 

「そうじゃな。それに接近したほうが支援もしやすいじゃろうし・・」

 

「一部の訓練艦隊が攻撃を開始しました!!」

 

「なにぃ!?まだ命令は下していないぞ!!」

 

「閣下・・・」

 

「訓練中の艦隊まで根こそぎかき集めて防衛艦隊を編成したのが裏目に出たか・・・やむおえん。全艦隊攻撃開始!!」

 

そうしていままで実戦経験がなかった防衛艦隊は初の戦闘に突入した。

 

第一訓練艦隊旗艦 アナンケ級戦艦<ロスタム>艦橋

 

「敵艦確認!ワープ砲搭載戦艦です!!」

 

「主力艦隊を壊滅させた艦か!」

 

「閣下!」

 

「全砲門開け!!主砲も魚雷もミサイルも打ちまくれ!あの艦を撃破ないしワープ砲を使用不可にさせないと一気に壊滅するぞ!!砲撃だ!砲撃ぃ~!!」

 

同艦隊マゼラン級戦艦<ベレノス>

 

「撃て!撃て!!」

 

 

この第一訓練艦隊はまだ一か月程度しか艦隊行動訓練を積んでいない艦隊であり、三か月ほどの訓練を積んでいた<パトロクロス>旗下の第二訓練艦隊よりも練度が低かったのだ。ちなみに先ほど勝手に発砲したのも、この第一訓練艦隊の艦であったのだ。

 

 

「ひ、土方提督・・・」

 

「束」

 

「ぴ!はっはい」

 

「あの訓練艦隊の司令官がこの戦闘後に生き残っていたら私のところに連れてこい」

 

「はっはい!!」

 

(((ああ、あの訓練艦隊司令官死んだな・・・・)))

 

ちなみにこの第一訓練艦隊がやけくそ気味に突撃を行った際にワープ砲搭載艦のメダルーサ級殲滅型重戦艦複数隻を中破ないし大破させることができ、さらに船体や武装の状態が良好な状態であったため鹵獲にも成功したのであるから運がいいのか悪いのか。

 

 

「地球艦隊、要塞都市の直下に向かいます!」

 

「小癪な虫けら共が!下部砲座を出して砲撃しなさい!!」

 

 

こめかみに血管を浮き立たせながら、サーベラーは対艦戦闘を命じた。

 

本来であれば、回転装甲帯砲やミサイルで迎え撃つのが基本であったが、地球艦隊は艦載機を発進させながら一気に艦首を下に向け、射界の外に出てしまった。

 

土星の時と同じ轍は踏まない。

 

だからこそ、武装が無いと思われる下部へと潜り込んだのだ。

 

しかし、都市要塞ガトランティスに隙は無かった。

 

下部の小惑星部分のクレーター部分からは無数の回転式の砲塔が出てきた。

 

回転式砲は長砲身なので、戦艦の装甲をも貫徹する威力を誇っていた。

 

「地球艦隊、下部に回り込んできます」

 

 

「砲撃開始!やっておしまいなさい!!」

 

「はっ!!」

 

長砲身を四本スクエアに配置した回転式砲からは、ビームの矢が地球艦隊に対し、雨の様に降り注いだ。

 

「都市帝国の下部から砲撃が始まりました!!」

 

「アナンケ級<パトロクロス>が被弾!されども戦闘続行可能とのこと!!」

 

「ドックの位置把握完了!!」

 

「<イオージマ>から、配置と物資・兵員・兵装も準備完了とのこと!!」

 

「よし、第一宙雷戦隊突入!!ドックへの突入口を切り開け!!」

 

[第一宙雷戦隊]この戦隊は磯風改型宇宙突撃駆逐艦とパブリク大型ミサイル艇で編成された切り込み部隊である。

 

 

パブリク大型ミサイル艇1号艇

 

「くそ!!鬼竜め!!相変わらず無茶苦茶なことを注文してきやがる!!」

 

「まったくですね!!」

 

このパブリク大型ミサイル艇というのはそもそも対要塞用に第一次内惑星戦争時に建造されていた大型艇であった。大型ミサイルの威力については文句なしの威力を有していたものの艇自体の戦闘力は本当に最低限しかなく、装甲もあってないようなものである。とはいえ、速力については文句なしの速度を出せるので一撃離脱を徹底されている。

 

「敵機が来たら、すぐに教えろ!!この機体でドックファイトなんてできないんだからな!!」

 

『アイサー!!』

 

「艇長!目標のドックを目視しました!!それと敵機と敵駆逐艦も数隻確認!!ただ駆逐艦はまだ出航中の模様です!!」

 

「ああ!磯風改型のTF-144が大破してしまいました!!」

 

「くそ!射手!弔い合戦だ!絶対に大型ミサイルを叩き込め!!」

 

「了解!!ちょい右・・ちょい戻せ・・よし!発射ぁ!!」

 

一号艇から大型ミサイル二発が放たれると同時に第一宙雷戦隊各艦艇から大型ミサイルや対艦砲・主砲が放たれていった。

 

 

「敵小型艇部隊から放たれたミサイル群がドックに向かっています!!」

 

「叩き落しなさい!!」

 

「無理です!!間に合いません!」

 

そうして復讐の怨念がこもったかのような大型ミサイル群はドックに到達し、ドックの隔壁を出航中だった駆逐艦3隻を巻き込んで吹き飛ばした。

 

 

「提督!!ドック破壊部隊から、連絡!トラ・トラ・トラです!!」

 

「本当か!ギンガ通信長!」

 

「はい!ディアーチェ副総司令補佐!間違いなくトラ・トラ・トラです!!」

 

ディアーチェとしては複雑な気分である。シュベルトのことを考えるとまだ納得していない。しかし、こうでもしないと勝てないのだから。

 

「っく。<イオージマ>に連絡!『突入セヨ!!』とな!後、防空援護機隊をしっかり付けてから突入させよ!!」

 

「はい!!」

 

 

改コロンブス級強襲揚陸艦<イオージマ>右舷側コンテナ型格納庫内

 

『シュベルト戦隊長!アナンケのディアーチェ副総司令補佐から突入許可がでました!援護機の完全な援護体制が整ったら即座に突入し、敵彗星都市の機関部を破壊せよと!』

 

「うむ!了解した!」

 

そういってシュベルトは部下の強襲揚陸戦隊や黒ウサギ隊(シュヴァルツェ・ハーゼ)中隊ならびに各艦の陸戦隊や保安隊隊員らに対して・・

 

「諸君!!我々のモットーはなんだ!!」

 

『サーチアンドデストロイ!!』(見敵必殺!!)

 

「諸君!我々が今すべきことは!!」

 

『キルガトランティス!キルガトランティス!!キルモアガトランティス!』

 

「よーし!各員、空間機動甲冑を装備している者やIS(不知火)を装備しているものは直ちに着装!!それ以外のものは突入に備えて対ショック姿勢をとれ!!」

 

そう言ったシュベルトは戦闘服やヘルメットをかぶっただけであった。

 

「あれ?シュベルト戦隊長殿?ISや空間機動甲冑はどうされたのですか?」

 

そういったのは黒ウサギ隊の副隊長のクラリッサ・ハルフォーフである。

 

「ああ、まだ私はISとやらを完全に乗りこなせていないし、空間機動甲冑も周りが見にくいことこの上ないからなあまり好かんのだ。それよりお前らは大丈夫か?納入されたばかりのISと修理が終わったばかりで調整が済んでいない空間機動甲冑で出て」

 

「はい!ア・バオア・クー要塞にて最終調整中にISを届けてくださった出雲博士がすべての機体の調整を30分で済ましてくれました!!」

 

「・・・カスペン大佐」

 

「は!」

 

「彼女らを可能な限り生還できるようにしっかりと見ていてください」

 

「うむ、よかろう。確かにこいつらにすべて任せると全滅しかねんしな」

 

さすがにISを開発した博士がチェックしてくれたとはいえ、さすがに心配になったシュベルトは、教導官のヘルベルト・フォン・カスペン大佐に黒ウサギ隊のメンバーのお守をお願いした。

 

「・・ところで更識」

 

「はい?」

 

「アナンケにいなくてよかったのか?お前の乗艦は旗艦だ。そっちの方が安全だと思うが・・」

 

「いいのよ。助けてもらえた恩をここで返しておかないと」

 

「そ、そうか」

 

この更識という女性は戦闘機人であり、アナンケ保安隊副隊長のドゥーエである。彼女も月村家が預かることになったのだが、イタリア語で2番という意味の名はさすがに忍も納得せず、ガミラス戦争が起きるまえに途絶えた諜報を得意とした更識家の苗字を彼女に与えて2の意味をなくしたくないドゥーエの意向を反映した二乃という名前を与えられて、更識二乃と名乗っているのだ。

(ちなみに<イオージマ>に乗り込んだ際にシュベルトがシグナムにあまりに似ていることに驚愕したという)

 

『シュベルト戦隊長!』

 

「どうした!」

 

『ヤマト航空隊がドック内に突入していっていると艦橋から報告が!!』

 

「なにぃ!くそ、出遅れたか!!今すぐに続け!!」

 

『は!』

 

その一声を待っていたかのように<イオージマ>はぐんぐんスピードを上げて彗星都市のドックに向かって突っ込んでいった。

 




次回 地獄

ISが空間機動甲冑とともに本格的に活躍しますよ~!

再びリリカル世界のキャラを地球側につかせる予定なのですが誰がいいですか?戦闘機人らは確定しているのですが‥‥

  • Dr.スカリエッティ
  • エルトリア組
  • アインハルト&ヴィヴィオ友御一行様
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