内惑星艦隊の奮闘   作:島田愛里寿

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PS2ゲーム版のストーリーになってきます。

2205版だとハッピーエンドにならんので。


第五十四話 雷王作戦通達

 

アマテラスの訓練航海が終わったのち束とディアーチェはすぐに防衛軍司令部に呼ばれた。それは白色彗星帝国軍残党に対する対策会議であった。

 

 

その白色彗星帝国残存艦隊の対策についての会議が開かれている防衛軍本部の大会議では、

 

 

「―――――と言う訳で、パトロール部隊がカイパーベルト外周部で中隊規模の艦隊を確認したそうだ。また未だ敵の兵站基地となっている第十一番惑星で、高度の熱反応をキャッチしている」

 

「第一の目標は、我々の太陽系の共有財産である、この第十一番惑星を取り戻すことだ。彗星帝国残党軍がここを失えば、太陽系への侵攻の足掛かりを完全に失うことになるだろう。だが、我々がまずしなければならんのは、土星圏に集結し、戦力を増強しつつある敵残存艦隊の一掃だ」

 

 

と、大モニターにて、彗星帝国残党軍と第十一番惑星周辺の宙域海図が映し出されている。

 

 

「各艦の作戦内容は配布した資料に明記してある。よく目を通しておいてくれ。以上だ‥‥解散!!」

 

会場に居た将校たちが全員立ち上がり、敬礼して会議は終了した。

 

 

「雷王‥‥作戦‥‥?」

 

配布された資料の作戦名を見てディアーチェは首を傾げつつ、中身を見た。

 

「ふむ、ヤマトとアマテラス‥それに数隻の主力戦艦とアナンケ級・マゼラン級のみで敵を中央突破、一点集中攻撃か‥‥頭の固い防衛軍にしては、中々奇抜な作戦だな」

 

ディアーチェは頭が硬い面々が多いと思っていた防衛軍参謀本部にしてはなかなか奇抜な作戦だと感心していた。

 

「ああ、それなんだけど。土方教官から聞いた話では士官学校を主席で卒業したばかりの新人が原案を書いたんだって」

 

「なに!?新人!?」

 

さすがにディアーチェも驚いた、こんな重要な作戦を士官学校をでたばかりの新人が書いた物を参考にして大丈夫か?いや普通作戦立案まで任せるか?

 

「まぁディアーチェ。驚くのは理解できるけど、私たちだってメ一号作戦に大した実戦経験ないのに参加してたじゃん。人のこと言えないよ?」

 

「ま、まぁ確かに。しかしこの『雷王作戦』とはずいぶんとものものしい名を付けたな新人は」

 

「雷神ゼウスからとったんでしょ。ゼウスは雷を持って万物に罰を与える神だからね、『ガトランティスに天罰を!』なんて勢いで付けたんじゃない?」

 

「まさかなぁ」

 

いやまあ、まったくその通りであったのだが。

 

 

(ちなみに土方提督はアンドロメダがジャブロー基地にて修理の真っ最中であるのとヤマトを見逃した件でアンドロメダが復帰するまで謹慎中であることから、山南校長が現役復帰してしまった士官学校で、たまに臨時教師を務めている)

 

 

「あ、そうそう!今旧列強国だった各管区内でヤマトみたいな独自建造艦を建造しようって動きもあるみたい」

 

「なに?本当か?」

 

「うん。それで北米管区から設計がまとまったらジャブロー基地のドック使わせてくれって頼まれてんだけどいいよね?」

 

「いやまぁ別に構わんと思うが、どのくらいの管区が参加するのだ?」

 

「北米・イギリス・ロシア・ドイツってとこかな?中国は遊星爆弾の被害復旧が終わってないとこにガトランティスからの砲撃の被害がきてアフリカの次に被害が甚大になっちゃったから今回は見送るそうだよ」

 

「まぁ旧政府時代の愚行は繰り返さぬといったところか」

 

ちなみにこの時代の中国管区はガミラス戦時に一般市民の人命を軽視し続けた共産党政府が地下都市内での革命運動により倒されて民主化。そののちに地球政府中国管区となったのである。

 

「そういうこと。さ!アマテラスに戻って出撃の調整だね」

 

「うむ」

 

こうして内惑星系艦隊臨時総旗艦アマテラスの実戦参加は雷王作戦となった。

 

 

 

この時は誰も気付かなかった。この作戦で二つの世界が交差し、イスカンダルを救うために大マゼラン銀河に赴くことになるとは。




独自艦を考えてみました。

睦月型次元航行艦
地球初の次元航行戦闘貨物艦。魔導炉を搭載し、次元世界を悠々と航行できる。貨物艦としての性格が強い艦だが、一応武装はしっかりと搭載しているし波動エンジンは標準装備なので時空管理局艦よりも速度も戦闘力も段違い。

[武装]
30.5サンチ三連装短砲身陽電子砲一基
対空パルスレーザー砲塔(連装型)4基

[搭載機]
騎兵戦闘艇×3艇
コスモシーガル×2艇
試作次元航行艇コスモハウンド×1艇

元ネタ 宇宙貨物船きさらぎ

次元潜航艦

イスカンダル星救援直後に行われたガミラスとの技術交流にて地球が送った光粒子攪乱剤と試作段階だった波動防壁の見返りに送られた次元潜航艦技術を用いて地球が初めて建造した艦。見た目は旧大日本帝国海軍が使用していた伊号潜水艦のそっくりの艦が多いが原潜のような艦も建造され始めている。ちなみにこの艦の成功により『通常の戦闘艦艇にも次元潜航能力を付けたらどうか?』という意見も出ている。

見た目 伊号潜水艦伊99

[武装]

艦首魚雷発射管左右に4つ 計8門

船体前部魚雷発射管左右に4つ 計8門

船体後部魚雷発射管左右に2つ 計4門

艦尾魚雷発射管左右に4つ 計8門

ロケットアンカー左右に1つ 計2基

4連装対空パルスレーザー砲 1基

船体後部機雷射出口左右に3つ 計6門

船体中央部機雷射出口左右に3つ 計6門

[搭載機]
コスモセイラン3機

[コスモセイラン] 

パルスレーザー砲 左右に3つ 計6門

中型対艦ミサイル 左右に一本 計二本装備可能


【挿絵表示】


次回 発進

護衛戦艦アリゾナを早めに登場させようかと思うのですがいつ頃がいいですか?

  • イスカンダル星救援後すぐ
  • イスカンダル星救援作戦中
  • 暗黒星団帝国戦後
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