内惑星艦隊の奮闘   作:島田愛里寿

75 / 212
今回は短いですがご勘弁を。


第五十五話 発進

 

雷王作戦への参加を命令された。アマテラスは、至急予定を変更して戦闘準備を終えてヤマトが止まっている港に到着していた。

 

 

アマテラスは港に桟橋し、待機しているところにある人物達が飛び込みで乗船することになった。

 

「さてと、私たちが来る必要あるのかな?」

 

「まぁ上層部の命令ですし」

 

「致し方なし」

 

それはIS第一人者の出雲梨花とその補佐のクロエ・クロニクル、そして、防衛軍最年少の医学官である鏑木 美波である。

 

「お待たせ」

 

「やーひさしぶり!」

 

「お久しぶりです」

 

出雲が内惑星系艦隊総旗艦に乗るのはこれで二度目だが鏑木 美波は初めて見るので・・

 

「・・・瓜二つ」

 

「あ、鏑木 美波だね?私が月村束総司令だよ。よろしく」

 

「ん・・・」

 

一方そのころ、ヤマトの方では、

 

ヤマトに一番先に近づいている内火艇は宇宙戦士訓練学校の機関部卒業生を乗せた内火艇だった。

 

「新しい乗組員がやってくるわい」

 

「昔の古代君たちを見る様だわ‥‥」

 

ヤマトのウィングデッキから佐渡と雪が新人たちを乗せてヤマトへ近づいて来る内火艇を見ながら呟く。

 

これからヤマトへの乗艦を控えた新人たちは海上に浮かぶヤマトを見て、興奮している。

 

何せ、地球を二度も救った英雄でもあり、彼ら宇宙戦士にとってヤマトはまさに憧れの艦でもあった。

 

その艦にこれから自分たちは乗れるのだから、興奮するのも無理はない。

 

「これがヤマトか!!」

 

「まるで海に浮かんだお城だな、まったく」

 

新人たちがヤマトに見とれていると、

 

「ハッ!?」

 

ヤマトに見とれていたため、内火艇はヤマトの至近距離に来ていた。

 

彼らの目の前にはヤマトの分厚い装甲板がある。

 

「ウワッ!!」

 

内火艇を操船していた太助は慌ててハンドルを切るが、急ハンドルをきった為、内火艇はバランスを崩し、転覆した。

 

幸い内火艇がヤマトにぶつかる事は無かったし、乗っている新人たちも全員海に投げ出されたが、怪我人や行方不明者、死者を出す事も無かった。

 

「何たることじゃ先が思いやられるわい」

 

と、必死に泳ぎながら転覆した内火艇の底にしがみついている新人たちを見て、佐渡は呆れ、雪は苦笑していた。

 

出発前に余り幸先の良いとは言えない出来事であったが、死傷者や行方不明者が出なかった事だけは奇跡と言うしかなかった。

 

ヤマト機関部の乗った内火艇転覆の様子は、アマテラスの方でもモニターを通して伝わっており、

 

「・・・・」(;゚Д゚)

 

「・・・・」(;゚Д゚)

 

「・・・・」(;゚Д゚)

 

「・・・・」(;゚Д゚)

 

「・・・・」(;゚Д゚)

 

『・・・・』(;゚Д゚)

 

『・・・・』(;゚Д゚)

 

「あれは機関部のやつらのようだな」

 

「まったく、大丈夫なのかよ。あんなんで?」

 

アマテラスの柳原機関長もこれには流石に頭を抱えていた。

 

「うちはくろちゃんと中島たちのおかげで何とかなってるが今度新米連中を鍛えなおそうかねぇ?」

 

機関部員の新米員は若狭麗緒・伊勢桜良・駿河留奈・広田空・和住媛萌・青木百々だが、かなりきついしごきが待っているようだ。

 

 

その後ヤマトの新米たちの配置が完了したとアマテラスに通達が入り、出航することになったが、この時にヤマトが一時エンストするというトラブルがあったが新米機関員たちのヒューマンエラーだったことが判明した。

 

そうしたゴタゴタがありつつも雷王作戦に参加すべく宇宙に舞い上がっていった。




次回 雷王作戦前合同訓練

護衛戦艦アリゾナを早めに登場させようかと思うのですがいつ頃がいいですか?

  • イスカンダル星救援後すぐ
  • イスカンダル星救援作戦中
  • 暗黒星団帝国戦後
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。